2022/01/23 - 2022/01/23
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kojikojiさん
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ツアー3日目は鳥取からスタートです。宿泊した二―オータニのレストランで御前6時30分から朝食を摂ったあとは午前8時に出発します。まずは昨晩食事をした「砂丘会館」に向かいます。車窓からは鳥取城址が見えましたが、ずいぶん山の上にあるのだと思いました。15分ほどで到着した後は40分ほどの自由時間になります。鳥取砂丘には50年ほど前に隠岐の島からの帰りに少しだけ立ち寄ったことがありました。海に沈む夕日をギリギリ眺めて米子から特急「出雲」の寝台車に乗りました。鳥取を旅するのはその時以来になります。砂丘の丘に登ると一面の砂の世界が広がります。午前8時過ぎなので我々ツアー以外に観光客の姿はありません。皆さん我先に坂を下って海岸近くの丘を登りに行かれます。妻は歩きたくないというので1人で後を追います。ここ数日雪が降ったりしていたようで、砂が締まっていたので歩きやすいです。到着するころには皆さん戻り始めたので、周りには誰もいなくなってしまい、砂丘を独り占めしたような気分になります。さすがに海岸線まで降りると戻ってくるのが大変なので眺めるだけにしました。鳥取砂丘の見学が終わるとバスはまた山陰の海岸線に沿って西に向かって走ります。3日目も後方右側の座席に座ったので写真は撮りやすかったです。白兎海岸では沖に浮かぶ淤岐之島(おきのしま)もきれいに見ることが出来ました。反対側に座る妻は白兎神社の参道の白兎の像の写真を撮ろうと頑張っていましたが失敗したみたいです。しばらく走ると今度は左側の車窓に白い雪を頂いた山が見えてきました。位置的には大山(だいせん)だと思うのですが形は横に広がった姿です。そのうち添乗員さんがマイクで「左に見えるのは大山です。もう少し先に行くと富士山のような姿が見えます。」と説明されました。なるほど伯耆富士と呼ばれる美しい姿が見えました。バスは安来に近づき、足立美術館ももうすぐです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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ツアー3日目は午前8時出発なので午前6時30分の開店に合わせてレストランに向かいます。
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朝食会場は2階のパリエールというレストランでした。PARIER…ギャンブルが出来るのかと思ってしまいました。
ホテルニューオータニ鳥取 宿・ホテル
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鳥取らしいのは豆腐竹輪とデザートの梨くらいでした。
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ニューオータニの経営なのでそれぞれの料理は美味しかったです。ホテル自体が空いているようで、朝早い時間は我々ツアーのお客しかいませんでした。
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コーヒーマシンでカフェオレが造れるのはありがたかったです。それと100%のオレンジジュースも。何しろ部屋が異常に乾燥していて喉が渇きました。大山の牛乳も甘くておいしかったです。
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昨晩はスターバックスの看板しか見えませんでしたが、雪で白くなった山々が見えました。スタバの横には鳥取市役所の建物が見えます。
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鳥取市役所には「すなば珈琲鳥取市役所店」があったはずです。鳥取県知事が「鳥取にはスタバは無いけどスナバがある。」と言っていましたが、スタバはすなば珈琲を潰しにかかったのだろうかと思いました。
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御前8時に出発したバスは鳥取県庁の前を通りました。妻は広告代理店時代に何度もここへ来たそうです。その関係で山陰の温泉にも行ったことがあるようで、今まで山陰を旅しようという話になりませんでした。
鳥取城跡 久松公園 名所・史跡
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県庁の建物の後ろには「鳥取城跡 」がかすかに見えました。天球丸が見えないか目を凝らしましたが雪も積もっていて確認できませんでした。
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鳥取城は戦国時代の山城と麓の近世城郭からなる城で見事な高石垣も現存しています。特に「天球丸跡」の「巻石垣」は亀の甲羅のような形状に積み上げられ、鳥取城でしか見られない大変珍しい形の石垣です。近世城郭として整備する以前の鳥取城は歴史上忘れられない戦いの舞台となります。天正9年の1581年に織田信長軍として羽柴秀吉が鳥取城を攻めることになりました。2万の大軍を率いた秀吉は、吉川経家(きっかわつねいえ)が籠城する鳥取城を囲みます。約20キロにも及ぶ大包囲陣を敷き、救援と食料網を絶つ、徹底した兵糧攻めをおこないました。兵糧攻めが2ヵ月、3ヵ月と続く内に鳥取城内の食料は尽き、吉川経家は秀吉に降伏して自身が自刃することで兵と民の命を救いました。
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昨晩食事をした「砂丘会館」にバスを停めて砂丘の見学になりますが、その手前に「砂の美術館」がありました。サンドアートで有名な美術館で見てみたいと思っていましたが、ツアーに組み込まれていないのが残念でした。一応調べてみると新しいサンドアートを製作中で休みになっていました。
鳥取砂丘砂の美術館 美術館・博物館
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「砂丘会館」でバスを降りて40分の鳥取砂丘見学です。
鳥取砂丘ビジターセンター 美術館・博物館
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ここへ来るのは小学校6年生の時以来です。隠岐の島の旅の終わりに米子から寝台車に乗るわずかな時間を利用して家族5人でここまで来たことを覚えています。夕方の日が沈む前ぎりぎり間に合ったので砂の上に座って夕日を眺めるくらいの滞在でした。
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多くの方が海岸側の丘に向かって歩いて行かかれます。まずは記念写真を撮ります。
鳥取砂丘 自然・景勝地
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残られていた方にシャッターを押していただきました。コロナ禍になってシャッターを押していただくのが憚れるようになりました。
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妻は歩かないというので先に行った皆さんを追いかけるように坂を下りました。
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ここ数日雪が降っていたおかげで砂が湿っていて歩きやすいです。
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振り返ると防風林の手前に白いダウンを着た妻の姿が見えました。スマホを構えているのでポーズを取って写真を撮ってもらいました。友人とのLINEグループに送られたのですぐに確認できます。便利な世の中になったものです。
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周囲を見渡しても我々ツアーの人以外に観光客の姿はありません。
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午前8時20分に鳥取砂丘に来る酔狂な人も少ないのでしょう。
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砂丘の馬の背に登ると東側に岩戸海岸から浦富海岸がきれいに見渡せました。
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62年前にこの海岸線を両親が旅したのだと思うと感慨深いものがありました。
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砂丘の沖合には「海士島」が見えました。鳥取砂丘の馬の背から見るとクジラの形に見えるので「クジラ島」とも呼ばれているそうです。
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馬の背の頂上にたどり着くころには先に歩いた同じツアーの方は入れ違いに戻ってしまいました。広大なと鳥取砂丘にたった1人立っている状態です。
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心配性な妻はまだこちらを見守ってくれています。もう両親と旅をすることは出来ませんが、妻とはいつまでも一緒に旅したいと思います。
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砂丘越しに鉢伏山の姿が見えました。雪を被った姿がとても美しいです。
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こんな広大な景色を独り占めで来ている状態は奇跡に近いと思います。
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さすがに馬の背を下って海岸線に降りようとは思いませんでした。
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鳥取砂丘の成り立ちは中国山地の花崗岩質の岩石が風化し、千代川によって日本海へ流されたあと、海岸に集まったものが砂丘の主な砂となっているそうです。海中の砂を海岸に向けて流れ寄せる潮流と、海岸線に堆積した砂を内陸へ吹き込む卓越風の働きで形成されます。
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最大高低差は90メートルにもなり、擂鉢に似た形に大きく窪んだ「すりばち」と呼ばれる地形が作られており、特に大きなすりばちは40メートルの高さになるそうです。
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西側は白兎海岸辺りまでがきれいに見渡せました。12歳の夏休みに鳥取砂丘に来たときはここまで歩かなかったように記憶しています。ここまで来るのに50年かかったのかと思います。
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馬の背の手前のすりばちの最深部には「オアシス」と呼ばれる地下水が湧出している場所があり、浅い池が出来ていました。
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斜面には流れるように砂が崩れ落ちた形が簾を連想させる砂簾(されん)などの模様や、風紋(ふうもん)と呼ばれる筋状の模様が見られます。
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人が歩いた跡ばかりなのでなかなか砂簾や風紋を写真に撮るのが難しいです。
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北海道テレビ放送制作番組「水曜どうでしょう」のスタッフが砂丘に番組名を大書した件で環境省から厳重注意を受けたことがありました。大泉洋の足跡は砂丘で見つけることは出来ませんでした。
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最後は駆け足で坂を上って鳥取砂丘の見学は終わりました。靴に着いた砂を落としてバスに戻りました。
鳥取砂丘にいちばん近いドライブイン砂丘会館 カフェコーナー グルメ・レストラン
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鳥取砂丘を出たバスは安来市の足立美術館を目指して西に向かいます。
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国道9号線沿いに走るので海岸線がきれいに見えました。曇天なのが少し残念です。
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この辺りは波乗りのポイントのようで、真冬だというのにサーファーの姿が見えました。
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しばらくすると白兎海岸に差し掛かります。添乗員さんがマイクで因幡の白兎の話しをしてくれます。
白兎海水浴場 ビーチ
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淤岐之島(おきのしま)に兎がいたとは思えませんが、ここから鰐ざめの背を渡ってきたとのことです。久しぶりに古事記を読み返してみようと思いました。
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しばらく走るとバスの左手に雪山が見えてきました。妻に「あの山は何て名前?」と尋ねられますが「大山だよ。」と自信を持って言えませんでした。
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「道の駅琴の浦」が見えたので位置的にも間違いはありませんが、伯耆富士と呼ばれる姿とは違って見えます。
道の駅 琴の浦 道の駅
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しばらく走ると添乗員さんが「左に見えるのは大山です。もう少し先に行くと富士山のような姿が見えます。」とアナウンスしてくれました。
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昨年12月の鹿児島と宮崎の旅で都城市内から見た霧島連山も美しかったですが、大山のこの角度からの眺めも美しかったです。61年前に私が生まれた夏に父は母の妹を連れて大山を登っていました。その旅の話しは何度も聞いていたので、初めて見る大山に懐かしさも感じました。
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右手には境港から美保関の半島がきれいに見えました。隠岐の島へは境港からフェリーで渡った思い出があります。
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米子の辺りまで走るとバスの後方に大山が富士山のような姿を見せてくれました。
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伯耆富士とはよく言ったものだと思います。一昨日に富士山の上空を飛んだと気には得した気分でしたが、ここでまた得した気分になりました。
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大山を見送った後はバスは海岸線を離れて島根県の安来市に入ります。
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飯梨川に沿って寒々しい景色をバスは走ります。
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午前10時30分に足立美術館に到着しました。ここで食事時間も含めて2時間の自由時間になります。添乗員さんが「珍しいですね。観光バスが1台も来ていません。」とアナウンス。自家用車も少ないので美術館も空いていそうです。
足立美術館 美術館・博物館
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