2022/01/21 - 2022/01/21
1750位(同エリア6949件中)
capiさん
<大阪発> 京都散歩 2022年1月21日(金)
最近は一人旅ばかりでしたが、この日は久しぶりに友人と日帰り旅行をしました。一ヶ月ほど前に互いに予定を合わせて日程を決定し、仕事の休みを取ってこの京都散歩を楽しみにしていたのですが、当日は京都市内が寒波の影響で5年ぶりの大雪(一時、大雪警報も発表されていたようです)。電車のダイヤも大幅に乱れていて、はたしてこれで無事に行き着くのかと不安になりましたが、せっかく休みも取ったのだし、とりあえず行ってみよう!ということになり、京阪電車で出かけました。(ちなみに、出発地の大阪市内は快晴でした)。
最初の目的地は三十三間堂です。私はこれで三度目ですが、友人はまだ訪れたことがなかったので、是非圧巻の仏像群を見てほしいと思い、ここに決めました。1001体の仏像が整列する三十三間堂の本堂の中は写真撮影禁止です。したがって、旅行記などを目的とする場合には不向きなところではありますが、ここでは写真を撮ることを忘れて(両手を自由にして身軽になって)、三十三間堂本堂の迫力に圧倒されるのが正解!ということで、紹介させていただきました。
昼食は三十三間堂から徒歩15分ほどの、そば茶寮「澤正」へご案内いたします。わかりにくい場所にある隠れ家的なお店なんですけど、三十三間堂や東福寺を訪れる際には、是非お食事にご利用ください。おすすめします。
-
京阪電車の七条駅を出るとすっかり冬景色でした。
三十三間堂への道のりは、駅を出て、川を背にしてまっすぐ進めばOK。徒歩5~6分、なんですが… -
こんなふうに凍った道を、何度も滑ってバランスを崩しながら歩く場合には、15分くらいかかります。
-
ああ、やっと着いた!
冬にお寺巡りをする際にいつも思います。寒空の下、凍えながらようやく辿り着いたお寺に駆け込んでも、そこは外と同じ寒さだと。お寺に着いたからといって、暖をとれるわけではないんですよね。涙三十三間堂(蓮華王院) 寺・神社・教会
-
同行の友人です。寒さにとりわけ弱い女子なので(私のほうはわりと寒さに強い女子)、この日の観光が途中で取りやめになるんじゃないかと心配でしたが...なんとか持ちこたえてくれました。
-
三十三間堂も思いっきり寒かったです。とくに足元。体の方は、風が吹きつけるわけではないのでそんなに寒くないのですが、靴を脱いで見学する本堂の床は氷のような冷たさです。それはわかっていたので、私が持ってる中で一番厚手のソックスを履き、足裏に靴下用のカイロを貼っていましたが、この日の寒さは私の想定を軽く超えました。こんな日にお寺で拝観する場合には、厚手のソックスを二重履きし、その間に靴下用カイロを挟んだりなどして、もっとしっかり防寒するべきでした。
-
三十三間堂の本堂を撮影するなら、普通、この図ですよね。私の写真は逆から撮ったものばかりだったので、おなじみの本堂の凛々しい景観は、この拝観券をお借りしてあらわすことにしました。拝観料600円という情報も載ってます。
-
さて、私の大好きな三十三間堂をご覧ください。本堂の中は撮影禁止のため、この写真は本堂入口付近に掲示してあったポスターを撮ったものです。ほぼ等身大(といってもすごく小柄ですが)の1001体の千手観音が、ずらーーーっと(100メートル以上、前後10列の階段状に)並んでいる様を想像してみてください。あり得ないほど圧倒的な光景です!!私はこの日で三十三間堂は三度目ですが、それでも衝撃を受けるほどです。
じっくり観音様を見るとそれぞれお顔がちがい、かすかに表情も異なっていることがわかります。 -
本堂の中央では御朱印をいただけます。達筆にさらさら~っと書いていただきました。私はまだ御朱印歴が浅いので、目の前で書いていただいたのは初めてだったんです。嬉しい~~
見学時間20分を経過したころには床の冷たさでつま先に痛みを感じはじめ、40分経過でそれが耐え難いものとなり、1001体の千手観音を背景に等間隔に安置された風神・雷神像などの二十八部衆像を一体一体見終えると、友人と私は逃げるようにして本堂を去りました。 -
お土産売り場は暖房が入っています。ここでつま先の感覚が戻るのを待ちながら、あれこれ土産品を見てると、何やら厳かな雰囲気のお菓子に出会ったのでした。
これは、1000年前から作られている「清浄歓喜団」(せいじょうかんきだん)という名のお菓子です。京都の老舗和菓子屋「亀屋清永」が販売しています。
お線香でも入ってそうなこの写真の箱に、小さな清浄歓喜団が一つ入っていて、値段は650円。高い~!と思いましたが、店員さんの説明(1000年の歴史を持つ由緒正しいお菓子)を聞いて、買ってみることにしました。 -
清浄歓喜団です。
丸い部分の大きさはゴルフボールを一回り小さくしたよりちょっと小さいくらいです(まわりくどくてわかりにくいけど、適当な表現が今思いつきません)。これで650円って、マジで高価すぎる!せめて2個入りにして!と、私は悲鳴をあげました。こんなに高価なお菓子は食べたことがありませんよ。で、食べてみると、ごま油で揚げた外側はカリッと硬く、ほのかに甘く、かりんとうのような食感です。中はこし餡ですが、このこし餡にはたっぷりお香が練り込まれています。まるでお香を食べてるような感じで、とても尊い気持ちになりました。650円。確かに高いけど、この尊い感じから、しぶしぶ納得せざるを得ませんでした。これ、帰宅してから食べたんですが、一口齧ると、お香の匂いが部屋に広がり、まるでお寺にいるような気分になったのでした。ともあれ、とってもありがたい感じがするお菓子であることは間違いありません。 -
お土産売り場には三十三間堂の絵葉書も売っています。最近は旅先で絵葉書を買うことがほとんどありませんでしたが、ここでは撮影禁止だったこともあり、拝観の記念に購入しました。(8枚入りで400円。6枚入りで400円のものもありますが、こちらは横長の大きなサイズです)
三十三間堂がもし撮影OKのお寺だったら、インスタ映えスポットとして大人気になることは絶対間違いありません。でも撮影禁止っていうのが、三十三間堂の価値を高めているんだなと感じました。
写真は撮れないけれど、絵葉書を買えば大丈夫です。(著作権の問題があるので絵葉書の画像をそのままインスタグラムに投稿することはできませんけどね)。この絵葉書、ハイクオリティで、めちゃくちゃ美しいんです。私なんかが撮るよりずっといいし、良い買い物をしました! -
庭園は見事な雪景色でした。木々の枝から時折雪の塊がどさっと落ちてきて、歩行者を直撃することもありました。(歩行者=私)
-
-
大雪警報が出てたせいか、だ~れもいません。
ほぼ貸切のお庭でした。 -
貸切の雪景色をもっと楽しみたかったのですが、昼食の予約時間が迫っていたため、三十三間堂をあとにしました。お店はここから徒歩15分ほどのところにあるそば茶寮「澤正」さんです。わかりにくい場所ですけど、剣神社を目指すとよいかと思います。
-
剣神社前の橋を渡って、
-
坂をのぼったところにある写真中央の建物が、そば茶寮「澤正」です。
-
この暖簾、みなさん、見覚えはありませんか?そうなんです、有名な「そばぼうろ」のお店なんです。
この日はお昼のそば会食4200円(税別)をいただきます。この他に、お昼のそば会食では6100円(税別)のものもあります。そば茶寮 澤正 グルメ・レストラン
-
案内されたテーブル席の和室(個室)はとっても落ち着くお部屋でした。
-
-
窓の外では降りしきる雪の中、野鳥が元気に鳴いています。
. -
手前は私(梅)、奥は友人(松)。「あたしの方が格が上だよ!」と、友人は上機嫌でした。
-
まあ、私は梅のほうが好きだし。
-
飲み物にはウーロン茶を注文しました。切子のグラスがかわいい~。
-
お料理が運ばれてきました。八寸です。
この日は雪のせいで、契約農家が野菜を持ってくるのが遅れたらしく、お料理が出てくるまで少し待ち時間がありましたが、待った甲斐はありました。どれも素晴らしい出来栄えで、美味しくいただきました! -
まずはフルーツ玉葱の和スープ
まろやかで、美味しゅうございます。 -
オレンジカリフラワー、ベーコン、キャベツの甘酢
-
りんごと白菜の白和え
-
写真上の赤いトマトソースが乗ってるのが、蕎麦パンのカナッペ。右の緑っぽいのが、蕎麦粉のチュイル・ブロッコリーマッシュ(??何なのかは私に聞かないでください。ふわっとしてて、素材の味が口の中で広がります)。左は八種具材の蕎麦かき揚げ。お塩でいただきました。すべてのお料理に蕎麦が使われています。
-
ちぢみほうれん草と椎茸のお浸し
-
これは蕎麦の実。プチプチして香ばしく、何にかけても合いました。すっごく好みです。
-
次のお料理(温鉢)のセッティング。
-
キラキラの千鳥がついてます!
ちなみに、私は愛鳥家です。 -
器にはこのお店が描かれてます。
-
鶏肉、海老芋、蒟蒻、蕎麦の実入りおこげの蕎麦餡仕立て
うま~い! -
友人の器は金閣寺でした。
私は遠くの輝きである金閣寺より、今いるこのお店に心を寄せます! -
続いて、小鉢です。
-
更科変わり蕎麦 赤白蕪のピクルス
コリコリの蕎麦とピクルスの酸味が妙に合うんです。 -
先ほどの蕎麦の実をたっぷりかけていただきます。酸味に香ばしさも加わり、最高!
-
ようやく、待ちに待った揚げ物。(ほんとはあっさりよりガッツリが好きよ)。
かしら芋のコロッケ、聖護院大根と人参の蕎麦衣揚げ
聖護院大根が何者なのか知りませんが、やわらかくてしっかり味がして、めちゃくちゃ美味しかったです。
そして、かしら芋がどんな芋なのかも存じませんが、このコロッケは私がこれまで外食したコロッケの中でナンバーワンの味!口の中でとけるようなポテトに玉ねぎとひき肉が練り込まれていて、素材が香る新鮮さです!
「うまい!!」(煉獄さん風に)
これを食べるためにまた来たい。昼食の内容は月替わりだから、毎月コロッケがあるかはわからないけれど。 -
こちらは友人のコロッケ。器が素敵だわ。
そうそう、写真手前に写ったお塩は、このお店こだわりのフランス産の揚げ物に合うお塩です。このお塩をつけて食べました。お塩がなかったとしても美味しいです。 -
手打二八蕎麦は、冷たい蕎麦か温かい蕎麦を選択できます。写真は友人の温かい蕎麦。写真はありませんが(すぐに食べたので)私は冷たい蕎麦を選びました。
-
炊き込み蕎麦ご飯
ほんの軽い量ですけど、ここまででお腹いっぱいに近かったため、ちょうどよい感じでした。赤だしが付いてます。
ところで、私はとことん梅で、 -
友人は、とことん松!
そりゃそうでしょうけど。 -
蕎麦茶をいただきました。
私は地味に打ち出の小槌かしら? -
友人は派手に七福神。
-
そして、デザートはこちら!
レアチーズの蕎麦焼き餅
蕎麦短冊を添えてあります。
これはもうたまらなく美味しかった!!
通販で販売してほしいです。 -
お店の方が「今日はお待たせしてしまったのでコーヒーか抹茶をサービスします」と言ってくださったので、普段はコーヒー党の私たちですが、このお店の雰囲気から抹茶を選びました。
-
友人の松
-
帰り際に見つけたのですが、こんなお部屋もありました。レトロで落ち着く雰囲気です。ここもいいな~
そば茶寮澤正さんは、予約の電話をしたときから、こうしてお店を訪れてお料理をいただき、ごちそうさまとお店をあとにするときまで、本当に心地よい時間を与えてくれました。
まず、予約の電話。お店に予約の電話をして、こんなにほっこりした気持ちになったことはなかったくらい、優しく感じのよい対応でした。がぜんお店に行くのが楽しみになったものです。
そしてお店では、手の込んだお料理の一品一品を、その素材や調理について丁寧に説明してくれて(その丁寧さがこの旅行記でまったく活かされなかったのは、ひとえに私のせいです)、優しく親しく接していただき、くつろいで美味しいお料理の数々をいただくことができました。是非また訪れたいです(コロッケあればいいな)。皆さまにもおすすめします。
ちなみに、旅行日時点のお店のホームページの情報では、お支払いは現金オンリー(私たちも現金でお支払いしました)、そして夕食のそば会席は5組までという予約制限があります。駐車場に関しては、2台分しかないので、事前予約必須のようです。 -
お店を出て、ワタクシ梅子が野鳥の鳴き声に耳を澄ませて木々の枝に目を凝らしているうちに、格上の松子はさっさと歩きはじめておりました。
私たちはこれから、雪の中を、極彩色の襖絵を観るために「随心院」に向かいます。
京都散歩(後編)ではその様子を紹介する予定ですので、よろしければご覧くださいね。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- takaさん 2022/02/09 13:05:54
- 圧巻の観音様。
- capiさん、こんにちは。
三十三間堂、凄かったでしょうね。是非、行ってみたいです。国宝の千体の観音像の並ぶ様は圧巻だったのでしょうね。私も大好きな京都は見たいところがいっぱいで、いつかはこの仏像の森にも行きたいものだと思っています。
冬の京都、お寺の中は本当に寒そうですね。ここは靴を脱いで鑑賞するんですね。想像しただけでも底冷えする雰囲気が伝わります。冬は相当の暖かい服装が必要だとわかりました。
清浄歓喜団というお菓子、初めて知りました。今は見た目に派手で華やかなスイーツが世にあふれているので、こういう歴史ある伝統的な素朴なお菓子、とても興味が湧きました。一度、賞味したいものです。
絵葉書の撮影も実は結構気を遣うんですよね。capiさんが仰る通り、著作権があるので1枚の写真で大きくド~ンと掲載はダメなんですね。私も過去に道内の遠軽町で影絵作家藤城清治さんの作品(館内撮影禁止)の絵葉書をお土産にたくさん買いました。ダメもとで学芸員の方に尋ねましたが、やはり1枚ごとに作品をアップするのはNGでした。お土産の一つとして何枚かまとめて撮影する程度なら許容範囲ということで、capiさんと同じような紹介をしました。
懐石料理澤正さんの、和の趣、器も素晴らしいですね。料理はもちろんですが、陶器も相当な目利きの方だと思いました。こんな落ち着いたお店の雰囲気でいただける京料理は憧れです。羨ましい。雅な京都に癒される旅行記でした。
後編の襖絵の随身院、ここも私がずっと行きたくて行きたくてウズウズしているお寺です。羨ましくて仕方ありません。楽しみにしています。ありがとうございました。
taka
- capiさん からの返信 2022/02/09 21:26:20
- Re: 圧巻の観音様。
- takaさん、こんばんは。
三十三間堂は冷え切っていました。でもよく考えると北海道のtakaさんには大したことはないのかもしれませんね。北海道の方は防寒についても詳しいでしょうから、私たちのような失敗はないでしょうし!
takaさんの表現、「仏像の森」って、まさに言い得て妙だと思います。ほんとにそんな感じです。京都にいらしたときには、是非ご覧になってください。
それから、私は清浄歓喜団を食べて、おいしいという言葉は出ませんでした(わりとおいしいんですけどね)。味の評価よりも、ただただありがたい気持ちになって、食後には静かに手を合わせました(笑)。
今回の旅行記のおすすめ「澤正」さんは、お料理の味もすばらしいですし、接客があたたかくて落ち着ける雰囲気のお店です。陶器も相当に目利きの方とtakaさんにおっしゃっていただいて、私の店ではないけれど、なんだか嬉しくなりました!
京都散歩の後編もご覧になってくださいね。この旅行の日の翌週から今日まで、毎日残業で仕事が殺人的に忙しくてなかなかUPできませんが、そのうちいい加減な内容で出来上がると思います!お待ちしています。
capi
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
この旅行で行ったグルメ・レストラン
東山・祇園・北白川(京都) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
51