2022/01/21 - 2022/01/21
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capiさん
〈大阪発〉京都散歩 2022年1月21日(金)
京都散歩(前編)では、三十三間堂の荘厳なる仏像群の圧倒的な様子を、そして、これぞ京都!と感嘆する老舗「澤正」の昼食を紹介させていただきました。
続くこの後編では、京都市山科区にある「随心院」をご案内いたします。
随心院は、絶世の美女であり、平安時代の優れた歌人でもあった小野小町ゆかりの門跡寺院です。
とりわけ恋愛成就の聖地として有名なこの寺院に、絶世の美女という小野小町との共通点はあるとしても、まったく恋愛体質ではない私と友人が訪ねることになったのは、しばらく前にテレビ番組でこの随心院の極彩色の襖絵が紹介されていたことがきっかけでした。それを見た友人(今回の旅のお供)が、観てみたいと言い出し、この小旅行の二つ目の目的地になったのでした。
大雪の中、バスを乗り継いでようやく辿り着いた寺院でひたすら凍えた私たち。やっぱりこんな日にここを訪れるなら、恋愛成就などの強い願いがなければくじけちゃうよね、と言いながら足早に去ったため、薄っぺらな旅行記にならざるを得ませんでした。あらかじめご了承ください。(または、随心院をとりあげた他の方の旅行記をご覧ください)。
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京都散歩(前編)で昼食をいただいたそば茶寮「澤正」を出て、最寄りのバス停「今熊野」から市バスで「五条坂」へ行き、そこで京阪バスに乗り換えて随心院に向かいました。所要50分ほど。
「小野」のバス停から徒歩10分ほどでお寺に到着です。写真が随心院の総門です。(工事中だったため、全体は写せませんでした)。
ちなみに、地下鉄東西線「小野駅」からも徒歩10分ほどです。随心院 寺・神社・教会
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門をくぐって進みます。この通りはではたくさんの野鳥の鳴き声を聴くことができますし、時には姿を確認できることもありました。
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拝観入口をくぐって庫裏(くり)に向かいます。
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こんなに寒い日でなければ、ここに座ってのんびりしたところですけどね。
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絵馬。やはり恋愛関係の願いごとが多いんでしょうか?恋愛にそれほど興味のない私たちはここをスルーしたので、ぶらさがった絵馬に書かれた文字をちらっと覗き見ることもなく、絵馬に何らかの願いを書き記すこともありませんでした。
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小野小町の歌碑もあります。
これは百人一首に収められた有名な歌ですよね。 -
花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせし間に
花の色は褪せてしまった。私が物思いにふけりながら長雨を眺めている間に。そして(かつては絶世の美女と謳われた)私の容色も衰えてしまった。
せつなく美しい秀作だとは思いますが、今の私たちの心に響く小町の和歌は、
岩の上に 旅寝をすれば いと寒し 苔の衣を 我に貸さなむ -
拝観受付のある庫裏(くり)。ここに入ったら靴を脱ぎ、お寺に上がります。正面に受付があるので、拝観料を支払います。御朱印が欲しい場合はこのときに伝えます。
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この日のお寺の床は氷のように冷たく、緩い装備(厚手のソックスに靴下カイロ)だと、つま先に痛みを感じるようになるのは時間の問題でした。午前中の三十三間堂でそのことは思い知らされていたのに、その後あったかいお店で昼食を食べてくつろいだために、すっかり忘れていました。途中どこかで靴下でも買ってくればよかったんですが....私たち、馬鹿でした。冬の寒~い日にこのお寺を訪れるときには、厚手のソックスの二重履き(間に靴下用カイロを二つはさむ)をおすすめします。
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随心院の見学は三十三間堂の見学よりも寒さが厳しい!だって見てください、ほぼ外ですから。
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とはいえ、古い歴史を持つこのお寺は、とっても趣きのある造りで、もっと気候のよいときに訪れたなら心酔したはずです。こんな雰囲気、大好きです。
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写経の部屋です。この日は時間がないので写経はあきらめましたが、部屋の中は暖房が効いてそうな感じでした。(注目はそこかい!)
写経・写仏は、拝観料500円を含む2000円です。 -
寺院の一番奥にある本堂が見えます。この景色。普段ならずっと眺めていたいはずなのに、早足に急ぎます。
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あら、素敵。
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本堂からみたお庭。天井の造りなど、注目すべきところは多かったはずですが、とにかく、廊下が冷たすぎて足裏が凍りそう~~
床の上 いと寒し 毛糸のくつした 我に貸さなむ! -
美しいこの庭園も、眺めること3秒。足裏の冷たさが痛みにかわり、そろそろ限界を迎えそうでした。
目的の襖絵がある「能の間」に急ぎました。(この広間は畳なので、少しは足に優しいはずですから!) -
これが目的の襖絵です。
【極彩色 梅匂小町絵図】(ごくさいしきうめいろこまちえず)
古めかしいお寺の印象が、一瞬で斬新なものに変わります。見事なコントラストです。
この極彩色の襖絵には、小野小町の一生が描かれています。
(左から、「生誕の図」秋田県で生まれ育った時代、「饗宴の図」宮仕えの時代、「伝承の図」宮仕えを引退して小野の地で過ごした時代、「夢幻の図」小野を出て諸国を放浪する様子)
わりと地味に生きてる私たち二人の前に繰り広げられた、ド派手な小野小町の生涯!
見応えがありました。 -
婚礼の記念写真(結婚式の前撮り)をこの襖絵を背景にして撮影する新婚さんが結構いらっしゃるようです。華やかでめでたい感じがしますね。私たちも互いに一人一人写真を撮り合って、この日の小旅行の記念にしましたよ。
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随心院の他の襖絵等の所蔵品は撮影禁止ですが、この「極彩色 梅匂小町絵図」だけは、撮影が許されています。
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さて、ワタクシのこの日の収穫をご覧ください。
写真の右が午前中に訪れた三十三間堂の御朱印。そして左がこの随心院の御朱印です。
随心院では拝観料を支払う受付で御朱印帳を預けると番号札を渡してくれます。お寺見学を終えて帰るときに番号札と引き換えに随心院の御朱印が記された御朱印帳を受け取ります。
随心院にお別れして、京阪バスで祇園に向かいました。この随心院では、小野小町が千通の恋文を埋めたという文塚や、化粧に使った井戸をうっかり見忘れた私たちですが、特に後悔はありませんでした(寒すぎて)。でも目的の襖絵はしっかり見ましたからね!暖かい日差しに恵まれた日に、また訪れるかもしれません。ちなみに、3月中旬には小野梅園が公開されます。随心院の小野梅園は京都の梅の名所として知られています。 -
随心院からバスに乗って30分ほどで祇園に着きました。祇園であれこれ買い物した後、そんなにお腹は空いてないけど、軽く食べながらちょっと飲んで帰ろうかということになり、京阪祇園四条駅のすぐそばの「ビストロ丸橋」に入店しました。京の町屋を改装した人気のフレンチビストロです。
祇園ビストロ 丸橋 グルメ・レストラン
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このお店はワインの種類が豊富なことで有名です。
私は分厚いリストに忙しく指を這わせ、本日のおすすめワインを注文しました(リスト見る意味なし)。実はワインに詳しくない私の指が辿ったのは、ワインの銘柄ではなく、値段のほうでしたけど。 -
付き出しのかわりにバゲットが出てきます。
一緒にオリーブオイルと塩も提供されます。 -
前菜には、キャロットラペをオーダーしました。
これを食べてるうちにやっぱりお腹空いてるわ、と気づき、おつまみ的なものではなく、ちゃんと夕食をとることにしました。 -
そして、オマールエビの入ったブイヤーベースをいただきました。
しっかりした濃いめの味付けです。
美味しかったです。 -
それから京都ポークのソテー。
どちらも友人とシェアして食べました。
柔らかくしっとりした食感の豚肉をトリュフのソースに絡めていただきます。ボリューム満点です。
お腹いっぱいになって、デザートは省略しました。 -
京阪祇園四条駅から徒歩1分のビストロ丸橋は、気軽に入りやすい雰囲気で、落ち着く店内、リーズナブルにフレンチビストロ料理を食べることができる点で、わりとおすすめです。
暖房のよく効いたお店でワインを飲んで、夕食を食べて、とっても心地よい時間を過ごしました。友人ともたっぷりお喋りして、寒すぎたこの日の旅も、結果的には大満足で終ったのでした。
ひたすら凍え続けただけの京都散歩(後編)にお付き合いいただき、ありがとうございました。次の旅でも、みなさまとお会いできますように!
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