2021/11/13 - 2021/11/14
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Weiwojingさん
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松江から山陰本線に乗って温泉津( ゆのつ )へ出かけた。当初は行くつもりはなかったが、直前になって改めて旅行案内書やパンフレットを見ていると、なかなか面白そうな温泉なので行ってみることにした。しかも、ここは世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」の構成地として登録されていて、一層興味を覚えた。
石見銀山が世界遺産に登録されたのは2007年7月1日で、早や15年になろうとしている。今回の旅行では石見銀山を訪れてみたいと考えていた。そこでまずは温泉津温泉に行き、そこから銀山に行くルートを考えてみた。
温泉津は世界遺産石見銀山の外港として発達した温泉のある港町で、江戸時代以来の町割りをよく残し、町屋、廻船問屋、温泉旅館、寺社等の伝統的建造物が残っている。2004年(平成16)に、温泉町としては日本で唯一の「重要伝統的建造物保存地区」に選定された。
- 旅行の満足度
- 4.5
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松江から山陰本線に乗って温泉津へ向かった。途中小さな駅をいくつも通り過ぎたが、興味のある駅に停車した。
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駅の隅の方にこのような銅像(それとも記念碑?)が建っていた。しかし、十分確かめる間もなく電車が動き出した。
もしかしてこれは「因幡の白兎」を表したものだろうか。 -
出雲市駅で一度乗り換えた。この沿線ではかなり大きな駅のようである。待ち合わせの時間が少々あったので、駅のあたりをうろうろしてみた。
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ある駅に電車が到着すると、いきなり「まじ」という文字が目に入った。最初、これは駅の名前とは思わなかった。
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「馬路」と書かれた駅名の文字が目に入った。やはり駅の名前だった。
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電車が動き出した馬路の駅のホームには人の姿はなく、あっという間に遠ざかった。
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松江から2時間半位かかって「温泉津駅」に着いた。
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温泉津は「世界遺産と温泉とやきものの町」と書かれた案内板がある。まさにこれを目指してやって来た。
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ここは小さな駅で、下車した乗客は小生含めて4~5人であった。ここから前もってお願いしてあった送迎車で予約してあった旅館へ向かった。
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ここが宿泊した旅館で、「輝雲荘」という名前である。温泉津で一番大きく、老舗の旅館のようであった。
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玄関を上がると、このようなロビーがあり、すべて畳敷きであった。廊下もどこも畳敷きなのでスリッパは必要ないと説明してくれた。確かにスリッパなしでの移動は楽である。
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この部屋に案内された。10畳の部屋で、清潔しかも落ち着いていた。
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この部屋は山側に面していて、夜間雨の降る音がかすかに聞こえてきた。
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浴室に入ってみた。浴槽はそんなに広いほどではない。しかし、寛ぐことが出来た。
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露天風呂もあり、ここから周囲の山々を見渡すことが出来る。小生が利用した時は誰もおらず、気兼ねなくのんびり、ゆったり入って楽しんだ。
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入浴の後、しばらく付近を歩いてみた。公衆浴場がいくつかあるようである。ここは「泉薬湯・元湯温泉」という名前である。
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元湯の温泉の由来が書かれている。
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元湯温泉にこれまで湯治入浴した江戸時代の著名人の名前が記されている。
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ここは「薬師湯」といい、公衆浴場である。宿泊した旅館のすぐ近くにあり、夕方入ることにしてみた。入浴料は500円だ。温泉津にはもう一軒公衆浴場がある。
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薬師湯の浴室は大きな楕円形の浴槽がでんと構え、お湯は乳白色をしていて、かなり熱かった。しかし、何度も出たり入りして、温泉を満喫できたことは言うまでもない。
浴槽の周りの白いものは湯の花だそうだ。長い年月の間にこんなにも固まってしまったのだろう。 -
お風呂から出ると、2階に談話室があり、ここでしばしお茶を飲みながら寛いで、火照った体を冷ました。
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談話室の一角にはこんなコーナーもある。
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談話室から温泉津の温泉街が見える。狭い道が約500m位続き、両側に古めかしい旅館が連ねている。
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同じく談話室からとんがり屋根の建物が見えるが、これは隣にある薬師湯の旧館である。
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入浴の後は、隣の旧薬師湯を利用した「震湯Cafe内蔵丞」へ寄り、ここで夕食をとることにした。
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その前にカフェの建物の写真を撮ってみた。ここは旧薬師湯の建物で、大正時代の木造建築をそのまま利用したものである。
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建物の前面部にくぼみがあり、ここに花が飾られている。
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カフェの内部を撮ってみた。アンティック家具類が随所に置かれ、照明も落ち着いた雰囲気を醸し出している。こんな空間は好きである。
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注文したのは「奉行飯」というもので、右側四角の木の器に入っているものは温泉水を使った野菜蒸しで、お勧めの料理である。ご飯は鶏飯とでも言ってよい。
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カフェの外に出ると、すっかり暗くなっていた。
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明るい照明に浮かび上がる建物が美しい。
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右側の明るい建物は先ほど入った薬師湯の建物である。
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朝食はこんな具合であった。豪華の食材を使ったというものではないが、地の物を用いた食事で十分満足した。
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翌朝、少し雨が降っていたが、温泉街を散策してみた。
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古い蔵があちこちにあり、かつての港町の面影を感じる。
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この温泉地には商店もコンビニもなく、かろうじてこの店だけがあった。買いたいものがあったので中を覗いてみると、酒やラーメン、日常雑貨品などがあった。しかし、欲しいものはなく、仕方なくジュースだけを自動販売機で購入した。
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「長命館」という古めかしい3階建ての旅館があったが、今ではもう廃墟に近いような状態で、見る影もない。
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この長命館は今ではもう使われていないようだが、この地では一番大きな旅館だったのだろうと思われる。
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どんな風なのか中を見てみたいと思ったが、もはや不可能なのが残念であった。
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温泉街を歩いていると、江戸時代の雰囲気を色濃く残していて、随所にこんな建物や蔵が建っている。
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建物の2階部分にかつての商店名が書かれているのだろうか。
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「浅原才市像」があったが、どういう人物でどうしてに温泉街の真ん中にあるのか不思議であった。
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駅の近くに「浅原才市の家」というのがあるが、温泉街にある像の人物で、温泉津では著名人であるのだろうか。
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温泉街は静かな雰囲気で満ちていた。人の姿はなく、一昔前にタイムスリップしたようであった。
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こんな雰囲気が好きだ。
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温泉津の街外れに来た。
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「飲泉塔」があつたが、今はもう使われていないようだ。
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本当ならば、この日は温線津から石見銀山へ移動するつもりで、合同タクシーを予約していたが、朝雨が降っている状態いだったので、急遽取りやめた。その分旅館でゆっくりし、10時過ぎに駅まで送ってもらった。
昨日と同じ温泉津駅に出て、ここから最後の訪問予定地である米子に向かった。 -
ここは小さな駅で、乗客は数人という具合である。天気が良くなく、その上閑散とした駅の様子にはるか遠くに来たという思いが一層募った。
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しばらく待っていると電車がやって来た。近づく電車を見ていると、車体に何やら大きな絵が描かれていた。
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車体全面に大きな鬼の姿いくつも描かれている。こいう列車をラッピングというそうだ。初めて知つた。
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「出雲神楽」を描いた電車で鳥取県米子まで移動した。
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