2021/11/05 - 2021/11/06
106位(同エリア137件中)
ぱくにくさん
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紅葉の時期に合わせ、冬になると雪でクルマでは行きにくくなる東北地方を観光しました。
11/2夜 白石に移動
11/3 仙台市内
11/4 鳴子・鬼首→一関
11/5 中尊寺・毛越寺・気仙沼
11/6 大船渡・陸前高田
11/7 米沢・土湯温泉
11/8 福島浜通り
この旅行記は三陸海岸(気仙沼・大船渡・陸前高田)を訪れた際のものです。
気仙沼は少し前に来ているため、その際に見損ねた場所を中心に観光しています。大船渡・陸前高田は震災遺構や景勝地を中心にめぐりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 楽天トラベル
-
一関から、陸路気仙沼まで移動してきました。
ほとんど信号もない田舎道で、1時間ぐらいだったかと思います。
ここからは東日本大震災で大きな被災を受けた三陸海岸を巡っていきます。
向かったのは、前回来た時に休業日だったリアス・アーク美術館。リアス アーク美術館 美術館・博物館
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アーク、は「方舟」の意味だそうです。
そして、この美術館で一番力が入っている展示は、東日本大震災の津波に関する展示でした。
津波被害の遺構がそのまま展示されています。 -
津波被害の展示以外は撮影禁止だったかと思います。
その中で、気仙沼の漁師文化を展示している場所の上に休憩所があって、そこから撮影したものです。
残念だったのは、この美術館の屋上からきれいな海岸線が見えると思いきや、その屋上がコロナ(なのか違う理由なのか)で閉鎖されていたこと。 -
次は、同じく前回休館日だった気仙沼市の.震災遺構伝承館。
少し不謹慎な言い方になってしまいますが、被害の大きかった地域にある伝承館は展示の規模も力の入れ具合も違います。気仙沼市 東日本大震災遺構 伝承館 美術館・博物館
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最初、気仙沼市の津波の被害についてのビデオを見てから見学になります。
その間、休憩スペースで待ちますが、そこにも被災の状況が展示されていました。 -
伝承館は、実際に使われていて津波被害にあった高校の建物に合わせて作られています。その高校の中も実際に見学ができます。
教室に、流されてきた車が突っ込んでいます。
これ、学校の3階です。 -
学校の4階に上がると、一見被害は少ないように見えますが・・・
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4階の壁には、海沿いの冷凍工場がぶつかった際の跡があります。
津波はこの高さまであったということです。
冷凍工場がある程度津波を跳ね返してくれて、この高さで済んだとも言われています。いやはや・・・ -
工場がぶつかった場所を外から見るとこんな感じ。
ちょっと意味がわかりませんでした。 -
校舎と校舎の間には、流されてきたものがそのまま展示されています。
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気仙沼・海の市。
今回は単に食事しにきました。気仙沼 海の市 専門店
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加工品を中心になりますが、海苔だったり気仙沼のお魚の加工品だったり。
お土産屋さんとしてもかなり優秀です。 -
時間的に夜にかかる時間で、オープンしているお店の中からリアスキッチンDELIさんを選びました。
メニューも結構クローズしていて、そこで選べるものから。リアスキッチンDELI グルメ・レストラン
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マグロとたたき、いくらの3食丼。
観光地のレストランなので、そこそこ食べられればいいか、と考えていましたが、
期待は上回るものでした。満足。 -
この日は大船渡に宿泊。
大船渡駅前も津波で被害を受けて再開発が進んでいました。
かもめテラスさいとう総本店さんで、ホテルで食べるお菓子も含めてお土産を買いました。「かもめの玉子」で有名、大船渡駅前のお菓子屋さん by ぱくにくさんかもめテラス 三陸菓匠 さいとう総本店 グルメ・レストラン
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名菓・かもめのたまごの他、どら焼きなど。
ホテルで食べる用にはケーキを調達しました。 -
宿泊先の大船渡プラザホテルです。
高級感もあり、気持ちよく滞在できるホテルでした。
少し高かったけど。大船渡駅前の復興地域に建っています。ちょっと高めかな・・・ by ぱくにくさん大船渡プラザホテル 宿・ホテル
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部屋でケーキを食べて、翌日に備えます。
部屋で食べる機会が増えたのは、コロナ下の旅行ならではかなと。 -
ホテルの部屋からの景色です。
駅前ということを考えると、全てが流されたんだなってわかります。 -
この日の午前中はリモートで仕事の立ち合いがあったので、ホテルも午後1時のチェックアウトプラン。
仕事前に早起きして、近くを散策してみました。
こちらは大船渡駅。
線路がないのは、線路が流された後、専用道路によるバス輸送(BRT)に転換されたため。BRT用の専用道路が各所にできていて、これだとダイヤも維持できますね。
この場所も道路に見えますが、一般車両は入れません。BRTがどんなものかよくわかる by ぱくにくさん大船渡駅 駅
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ホテルの朝ごはんはつけなかったので、市場で朝食を探して丸清食堂。
丸清食堂 グルメ・レストラン
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お刺身や焼き物、あら汁などの魚市場らしい朝食です。
600円か700円か、そのぐらいでした。 -
サン・アンドレス公園。
名前の由来は、1611年に大船渡湾に入港したスペインの探検隊からだそうです。津波被害から復興した大船渡の海沿いの公園 by ぱくにくさんサン・アンドレス公園 公園・植物園
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公園の展望台に登ると、大船渡の港が一望できます。
この後ホテルに戻って仕事しました。 -
仕事を終えて、観光しながら南に進路を取ります。
まずは碁石海岸。
碁石のような石が転がる砂浜のところは車を停めにくかったので、そこは諦めました。碁石海岸観光案内所 名所・史跡
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碁石のような砂浜は少し離れた場所にあって、素敵な海岸線や岩肌の方を見ました。
綾里崎の景色です。碁石海岸 自然・景勝地
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リアス式海岸独特の断崖美が、駐車場から少し歩くだけで見られます。
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風が強いと荒々しくなるのかもしれません。
この日は穏やかな日でした。 -
穴通磯。
目の前の岩が、まぁ名前の通りですね。
海水の浸食によって岩に3つの巨穴が空いています。 -
次は陸前高田・奇跡の一本松です。
この場所は震災前は大きな松原になっていて、そこに道の駅がありました。
道の駅の建物は今も残っています。
この建物の一番上まで津波はきたそうです。
道の駅を訪れていた人が、屋根の一番上まで登って難を逃れたそうです。
建物には津波の到達場所も書かれています。旧 道の駅高田松原 タピック45 名所・史跡
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今は新しい道の駅が作られていて、そこに陸前高田の津波伝承館が併設されています。
道の駅 高田松原 道の駅
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道の駅の入り口には復興へのメッセージ。
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お昼少し過ぎたタイミングだったので、ここで食事にしました。
道の駅内のレストラン、
コロナ下の土曜日でしたが、咳がなかなか取れないほど混んでいました。
自粛で経済が回らないからGOTOとかアホなことは、もう言わないでくださいって感じです。旅行したい人は気をつけて観光しています。まつばら食堂 グルメ・レストラン
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三陸の海の幸で作った海鮮丼です。
帆立の天ぷらとかも入ってました。 -
もちろん、ここまできたら奇跡の一本松を見ます。
その一本松は、津波復興祈念公園の中にあります。
今の景色からは想像もつきませんが、ここには何千本もの松があったんですよね。高田松原津波復興祈念公園 公園・植物園
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その松原の復興作業も進められていました。
・・・けど、一本松はどこやねん・・・? -
一本松は、復興公園の端の方(道の駅から出て右奥)にいました。
「生命感の無さ」が震災の怖さを伝えている by ぱくにくさん奇跡の一本松 名所・史跡
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そのすぐ近くには、震災遺構として当時賑わっていたユースホステルが、そのまま残されています。
地盤の沈降などで多少地形も変わり、窪んだところに水が入り込んでいるのもわかります。 -
その奇跡の一本松。
実際には根が腐ってしまい、防腐処理をしたり枝葉を付け替えたりして、心斎モニュメントとして残されている性格が強いです。
なので、実際に見るとある種の不自然さ、人工感を感じるかとは思います。 -
当然、津波伝承館も見学です。
不謹慎ですが、津波の被害が大きかった場所ほど、伝承館も本格的です。
歴史は戻せませんので、せめて、伝承館を見た人は津波の恐怖を後世に残して行かねばならないのかなと思いますね。東日本大震災津波伝承館 名所・史跡
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津波のすさまじさを、津波の後に発見された流出物などを通じて知ることができます。
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世界で過去30日に発生した地震の展示です。
日本を含む環太平洋が自身の多発地帯なのが改めてよく分かります。 -
津波で流されてしまった消防車です。
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津波を実際に体験した人の声です。
少なくとも生きている間には想像もできない津波だったことが、生の声から分かります。 -
昔国道45号線を通った時に、「ここまで津波が来た」という標識があって、それも結構な高さに見えたのですが・・・
その標識も津波で流されてしまいました。
駅が流されて、流された駅名の掲示もありました。
一部撮影禁止の場所もあり、そこでは震災後ライフラインを急いで復旧するために国や民間が力を合わせて道を切り開いた展示もありました。
震災の当時は、被災者のために動く政府だったのだなと思わせます。
まだ10年なんですが・・・ -
奇跡の一本松のすぐ近くに、某社が立ち上げた農業テーマパーク「オーガニックランド」ができていました。
ここも、周りに何もなく。津波で被害を受けた地域だと思います。ワタミオーガニックランド グルメ・レストラン
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オーガニックランドから見た道の駅。
オーガニックランド自体も、設備はまだまだこれからという感じ。 -
施設内のカフェで、食事したばかりですが記念に一つ食べることにしました。
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ささみカツのバーガーとレモネードのセット。
普通に美味しかったです。
バーベキューなどもできるみたいですね。 -
次に気仙沼の対岸、唐桑半島に向かいました。
途中にも、震災遺構があります。
海沿いに建っていた、陸前高田市立気仙中学校です。 -
唐桑半島の先端、津波体験館です。
ビジターセンターも兼ねていて、少しお土産も売っていたり、唐桑半島の自然や観光地の案内もあります。唐桑半島ビジターセンター 津波体験館 美術館・博物館
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せっかく来たので、超微妙な津波体験をしてみましたw
元々は昭和59年に作られたもので、当時の最先端技術を駆使し映像・音響・振動・送風を組み合わせて津波を疑似体験できる施設だったそうです。
東日本大震災と老朽化を受け、2013年にコンテンツが入れ替えられています。 -
ビジターセンターを兼ねていると書きましたが、こんな感じで半島の自然などの展示もあります。
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夕暮れ近くなってきました。
まだ暗くて見えないわけではないので、急いで唐桑半島の名所を巡りました。
巨釜(おおかま)の折石。
明治29年(1896年)の三陸大津波の際、先端部分が2メートルほど折れたことから折石と名付けられたそうです。巨釜半造 自然・景勝地
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折石を角度を変えて。
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水取場。
入り江になっている左奥からは、海水の脇で真水が湧いているそうです。 -
気仙沼のイオンで買い物をして、この日の宿泊地の米沢まで走ります。
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夕食は、三陸道を抜け、利府を通って東北道に入ってから菅生PA。
菅生パーキングエリア 道の駅
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フードコートがあったので、ここで食べました。
菅生パーキングエリア(上り線)フードコート グルメ・レストラン
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大好き歴30年以上の、豚汁定食です。
お昼を2回食べたようなものなので、軽く食べました。 -
宿泊は、米沢の市街地にあるモントビュー。
翌日午前中に行くつもりの上杉城址に近いので選びました。
ただ米沢の場合、市街地のホテルは古く駐車場も狭め、しかも上杉城址にはバッチリ広い駐車場があるので、観光のために市街地に泊まる必要はないなという感じです。ホテルモントビュー米沢 宿・ホテル
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