2021/11/03 - 2021/11/03
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たびたびさん
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東広島と言えば中心部は西条。広島大学が広島市からこちらに移転して、これは明らかに大失敗だったと思いますが、それはそれとして。灘や伏見に次ぐ酒都西条と呼ばれる酒の街というのがよく知られるところ。
灘や伏見では湧水である硬水から作られる「辛口の酒(男酒)」。対して、広島では軟水を利用した「まろやかな酒(女酒)」が特徴なんですよね。そして、本来なら、毎年、10月に行われる酒まつりですが、この二年はコロナ禍で中止。残念なことになっている状況です。
さて、そんな中で、今回の主目的は、三ッ城古墳と東広島市立美術館の今井政之展。三ッ城古墳は、一度何かの写真でそのビジュアルの美しさがあまりにもインパクトがあって、これは見に行かないといけないなと決めていました。ところで、東広島には安芸国の国分寺跡があって、一応安芸郡府中町にあったとされている安芸国の国府ですが、もしかしたらここにあったのではないかという説もあるようです。同じく東広島にある南北朝時代の鏡山城も、大内氏と尼子氏が争ったのは、この城を安芸国支配の要と見たから。つまり、歴史的に見れば、安芸国における栄光の時代が何度もあったことを窺わせる感じかな。三ッ城古墳もこれだけのものですから、当時はこの地に有力な豪族がいたのは間違いない。出雲や吉備と比べれば規模は限られるかもしれませんが、そんなことに思いを馳せるのも悪くはないと思います。
もう一方の今井政之展。今井政之は大阪で生まれますが、幼い頃、父の故郷である竹原市に移り住む。その後、備前焼の岡山、京都で陶芸の道に進み、文化勲章を受章。広島県ゆかりの陶芸作家として、この人の右に出る人はいないという存在かな。ただ、私は特徴である面象眼という技法が前に出過ぎていて、あんまり美意識というか氏の表現をしたいものへの共感がイマイチだったんですよね。しかし、今回一連の作品を拝見し、そういう表面的な技法云々ではなく、的確な造形表現で対象物の美しさを真摯に追及している姿が感じられ、爽やかな印象が残った感じ。やっぱり、職人というより芸術家の匂いが強くて、イメージが改まったように思いました。
例えば、益子焼の島岡達三の縄文象嵌や笠間焼の松井康成の練上手とかも、私としては、まだ、技法の方のイメージが強すぎて、あんまり好きになれない。三代目徳田八十吉もそう。華麗な釉薬はすごくて人間国宝にまでなったのですが、正直、やっぱり初代八十吉の世界観のレベルには及んでいないように思います(参考まで:https://4travel.jp/travelogue/10734582)。まあ、どこかでそんなところもほぐれる日が来るといいんですけどね。
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西条の駅に到着。まずは、駅の周辺からもう一度チェック。
あれ。酒の神様の御健神社って知りませんでしたよ。じゃあ、これも確認しておきましょうかね。 -
御健神社は、西条駅のすぐ北側。
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緩やかな上りの参道を進むと
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一段高い場所に本殿が構えます。
創建は慶雲3年(706)。疫病が流行した際、素戔嗚命を祀ったのが始まりとされますが、その後、京都のこれも酒とかかわりが深い松尾神社から分霊を受けて、酒の神社へ。酒どころ西条にふさわしい鎮守となりました。
参道の付近も含めて、公園のようにきれいに整備されています。 -
さて、今日はレンタサイクルの旅。
西条駅の周辺でレンタサイクルの店を探したら、この広島西条駅前ユースホステルがレンタサイクルをやっているという情報。今日はここを利用してみます。
三永水源地や鏡山公園それに広島大学の辺りまで行くとなるとやっぱり歩いてはいけませんからね。
西条駅からはまあまあ近いし、利用料金は500円。予約をしておくと間違いがないと思います。 -
イチオシ
自転車で、出発です。
まずは、朝飯がてらあすなろベイキングカンパニーへ。こちらは、西条の市街の端っこ。バイパス沿いにある大人気のパン屋さん。
敷地が十分な広さがあるのに加えて、オープンテラスも悠々。 -
買ったパンをそこで食べれば、まるでピクニック気分ですよね。
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私は発酵バターを使ったクロワッサンをいただきましたが、何気に砂糖のコーティングがしてあって、それがまたいい感じ。朝からとっても楽しい気分になりました。
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今度は、南に向かってしばらく走ります。
さてさて。
この吾妻子の滝は、平家に叛旗を翻した源頼政の愛妾、菖蒲の前ゆかりの地。頼政が宇治川の戦いで自刃し、残された菖蒲の前は、頼政の遺児、種若丸を連れてここまで逃げ延びますが、種若丸はこの地で病死。菖蒲の前は滝のそばに我が子の遺体を埋めたというのです。 -
イチオシ
滝は平地からさらに落ち込むような形。周囲はきれいに整備されていて、公園のよう。幅広の滝を下から見上げる散策路と滝の上には観音堂もありました。
こうして伝承も残りますが、滝自体もなにか心に訴えるものがあるような雰囲気。逆に、それもあっての伝承なのかもしれません。 -
そばにあるのが三永水源地。
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黒瀬川の支流で、下三永川に造られた貯水池です。
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貯水量は264万t。貯水池周辺の藤は季節になると公開されるようですが、その時期以外はこうして木々の間からちらりと貯水池を眺めることができるだけ。飲料水として利用する大事な水源だけに、しっかりと守られているように感じます。
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また、しばらく走って。
鏡山公園は、もう広大も近い場所。国の史跡でもある鏡山城跡の周辺に整備された公園です。 -
ただ、景観としては、
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しっかりとした堤防で守られたため池が中心でしょう。周囲に小高い山が続く地形でも、このため池があることでそれなりに視界が広がる開放感が生まれていると思います。
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中央の広場から、
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続けて、そのまま国の史跡でもある鏡山城跡に上ってみます。
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鏡山城の築城は南北朝時代頃とされ、その後は、安芸支配の重要拠点として大内氏と尼子氏の攻防の舞台となりました。
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大内氏側の城であった鏡山城を尼子氏に従属していた毛利元就が落城させる鏡山城の戦いも有名。大内氏は再び鏡山城を奪還しますが、鏡山城は守りに弱いことから、新たに同じ東広島の槌山城へと拠点を変え、その役割は終わることに。ただ、その槌山城も大内氏が陶氏に滅ぼされると陶氏の命を受けた毛利元就が攻撃。落城により、その後は廃城となりました。
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周囲は鏡山公園として整備されていますが、城跡の方はちょっとした山登り。
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頂上付近には郭跡がそこそこ残っていますが、
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城跡としては、あまり迫力はないかもしれません。
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イチオシ
続いては、広島大学へ。冒頭、広島市内から東広島に移転したのは大失敗と言いましたが、なんでも法学部は28年ぶりに広島市に戻ってくるというニュースがあって。嬉しい限りですね。
今回、こうして西条駅から自転車でやってきましたが、改めて、距離も遠いし、アップダウンもあって、これはとんでもない。バスじゃないとほぼ無理。学生さんも大変ですねえ。
で、大学は、このぶっとい煙突のような構築物がシンボルなんでしょうか。 -
それ以外には目立つ建物はないし、景観的にイマイチかな。駐車場が広いくらいしか印象に残らないし、これでは志願者数が減っても仕方ないのかなあという感じです。
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広島大学の周辺も少しチェックしてみましょうか。
イメージとしては田舎で何もないと思っていましたが、それでも少しは賑わいもあって、その中心はこのゆめタウン学園店。ゆめタウンのお店としては少し規模は小さい方だと思いますが、ファストフードのお店とかショッピングモールの機能は基本的には備えています。この辺りではありがたい存在かと思います。 -
学生さんから仕入れた情報で訪ねたのは、このアマーレ。広大の学生さんに人気のパスタ屋さんなんだそうです。
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店内も明るくてちょっとおしゃれな内装ですね。
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いただいたのは、オリジナルミートソース。トマトの酸味が爽やかで、どうかするとスープスパにも近い感覚かな。パスタがモチモチしていて、本来はこういうパスタは私の好みではないのですが、ソースとの相性からでしょうか。あんまりいやな感じではない。むしろおいしくいただけました。人気なのは確かに分かる気がします。
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ここから、西条駅方面に戻りつつ。
旧石井家住宅は、駐車場もちゃんとある有料の施設。西条四日市の西国街道沿いにあった寛政7年(1795年)築の町家を移築したもの。 -
今はコロナ禍で公開していませんでしたが、その特徴である「錣葺下ろし(しころぶきおろし」という兜に似た形の大屋根は外観でよく分かる。まあ、ちょっと妙な感じではありますが。。
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さらに帰ってきて。
レヴェイユ ドゥ ラムールは、西条市街の南側。小さな焼き菓子のお店です。メインは、マカロンかな。色とりどりのマカロンが並んで、とってもきれいですね。 -
ピスタチオのマカロンをいただきましたが、持って帰ったらぺちゃんこになっていてがっかり。しかし、それでも口にすると、まあおいしいこと、おいしいこと。甘さがはっきりしているし、味わいの深さもある。これは絶品のマカロンでした。
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もうひとつのノエルは、ネットの評価がめちゃめちゃ高いんですよね。
確かにお店は立派な構えだし、けっこう賑わっていてこの辺りの洋菓子屋さんではちょっと別格かもしれません。 -
いただいたのは、アップルケーキ。
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イチオシ
しっかり甘さがあって、それでいてよく火の通ったリンゴの酸味もほどよく残っていて、りんごらしさのアレンジが最高。うーん。これはアップルケーキとしては私の理想とする味わいですね。そして、土台の部分のケーキもこれまた複雑系の奥深い味わい。あれもこれもがレベル高すぎって感じ。なるほど、ネットの評価の高さは納得です。
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さて、続いては一つ目の主目的、三ッ城古墳です。
あ、あれですね。 -
イチオシ
西条の市街地にあって国の指定史跡。1号から3号まで3基あるのですが、この1号墳は、墳丘長約92m。広島県では最大規模の大型前方後円墳であり、古墳時代中期、5世紀前半頃のものといわれています。
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葺き石を丁寧に積み上げて土崩れを防ぐとともに筒状の埴輪で周囲を囲む姿をきれいに再現していて、迫力と美しさを兼ね備えているのが素晴らしいですね。
中国地方の大型古墳だと岡山の方が中心になるのですが、広島にもここに前方後円墳があることですでに大和朝廷の勢力範囲だったことが窺えます。 -
古墳は墓であり、こうして大きなものを作ることで一般的には権威や権力を示すものといわれているのですが、最近、ちらりと読んだ本で例えば敗者への鎮魂も含めた鎮魂の意味もあったのではないかという説を知りました。
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つまり、古墳時代に多くの巨大古墳が造られたのですが、古代に仏教が伝わると今度は巨大寺の時代に入る。飛鳥寺とか法隆寺とか。法隆寺は蘇我氏に攻められ、聖徳太子の一族が滅亡した地。再建された現在の法隆寺は、為政者による一族への鎮魂の意味があったからこそこれだけの威容になったのではないか。そこからさらに考えを進めて、大寺が敗者に対する鎮魂といった役割を果たすようになったので、従来はそういう役割も持っていた古墳の時代が終わったのではないかというのです。
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死者を弔うという目的は勝者も敗者もないのでしょうが、いずれにしても、敗者も含めた鎮魂という考え方はニニギノミコトに国譲りをした大国主命が天に届くような神殿を造らせたとか。古事記の世界でもさりげなく語られていて、狭い国土で争いを繰り返す時、敗者への鎮魂がなければ遺恨を和らげ国をまとめていくことはできなかったというのです。そんな役割が古墳や古代の大寺にあったのかどうかは別にしても、菅原道真を祀る太宰府天満宮や崇道天皇(早良親王)の御霊神社、足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために建てた天竜寺とかそうした事例は枚挙にいとまがありません。
そして、始めは小さくて曖昧だった思いでもだんだんとそれが形を成してはっきりとした流れになって行くことはよくあること。古墳に秘められた小さな思いや動機がその後の日本の文化や風習につながっていないとも限りません。古墳から大寺へと時代が一気に変わったのは歴史の事実だし、そこにはなにかの必然があったのではないか。そうした視点はまったく突拍子もないことではないのではないかと思います。
なお、円丘の部分には窓があって -
覗くと石棺がはっきり見えています。
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隣りにある円墳が2号墳。崩れることなく、こちらも整った姿が残っています。
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2号墳に上って、1号墳を眺めた姿。
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さらに離れて、2号墳と1号墳が連なる眺め。
やっぱり、これだけのものを作るのにはそれ相応の動機があったはず。権威や権力を示すというそれだけの動機でもないような気がします。
せっかく残ったこれだけの遺産。古代の人々の心の内まで想像すればロマンの世界はもっともっと広がるのではないかと思います。 -
さて、そろそろ展覧会の方に行かないと。。
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ただ、その前に。
ドルチェシフォンは、東広島市立美術館の裏通り。小さなシフォンの専門店です。 -
いくつも種類がありますけど、いただいたのはプレーン。ふわふわで優しい味わいはシフォンなので当然ではあるんですが、なにかやっぱり個性があるような。感じのいい女主人でしたが、やっぱり人柄が現れるのかなあ。そんな感じのシフォンです。
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もう一つのメープルベーグルは、西条中央公園の西側の通り沿い。びっくりするくらい大人気のお店。開店前からけっこうな行列で、慌てて並びましたが、もうちょいのところで売り切れになってしまいました。大量買いする人もそこそこいて、これには参ります。広島市内にもベーグル屋さんがなぜか多いのですが、東広島でもそういうことが関係しているんでしょうか。それにしても、この異常人気はちょっとすごいです。
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イチオシ
さて、これが東広島市立美術館。西条駅から南に進んですぐの西条中央公園の一角。近代的でシャープなイメージの建物です。
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イチオシ
ロビーの巨大シーサーを過ぎて
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それでは、竹原市ゆかりの文化勲章受章者、陶芸家の今井政之の展覧会ですよ~
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なお、この日は文化の日で入場は無料。多くの人で賑わっています。
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イチオシ
さて、氏の特徴である面象眼という技法の作品は、色違いの土で文様をデザインするもの。一見シンプルな表現方法のようですが、土によって伸縮率が違うこととか確かな知識と技術が求められるのだそうです。
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これは伊勢エビのデフォルメ。
まだ、若い時代のチャレンジングな作品ですね。 -
赤志野みたいな
これも技法をいろいろ試していた頃の作品でしょう。 -
イチオシ
これも象眼なんですが、方向転換ですよな。
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沖縄のやちむんみたいな雰囲気のや
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コンクールの参加作品なども。
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面象眼だけではなくて、
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それなりにいろんな幅はありますね。
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ただ、代表作はこうした面象眼。これをどう見るかがポイントですよね。
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技法は高度かもしれませんが、第一印象は難解ではない。
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絵を描くのと比べれば、線と限られた配色で表現するしかありませんから、対象はシンプルな表現で落とし込むしかないですよね。
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ただ、そこには丁寧な写実性があって、リアルで活き活きとした動きも感じます。
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装飾性を基本としながらも
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表現対象の瑞々しさを土の上になんとか写し込もうとする姿勢。
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作品をじっくり拝見すると、その姿勢が貫かれていて、技法に溺れたりは全然していませんね。
この作品も、ひとつひとつの魚の捉え方。その本気度が素晴らしいです。技法なんか二の次ですね。作家は確かな技術を身につけなければどうにもならないんですが、最後は自分の表現したいものをどう追及していくかが問題。私は、この作品なんかにも、それがはっきりと表れているように感じました。 -
こちらは、竹原にある今井政之展示館内にある柳慶亭の襖。
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幕末、岡山藩池田家の家老で茶人でもあった伊木三猿斎の屋敷の「扇の間」にあったと伝わる襖なんだとか。
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イチオシ
牡丹、雉、菊。
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鶴に白波。
日常から離れた非日常の自由な美の世界で遊んでいる感じ。伊木三猿斎の少し激情を含んだ言動などからすると、これも英気を養う心の拠り所を想像できるような気がしなくもないですね。
今井政之も、技法にこだわりつつも表現せんとするものは自由で闊達。そうした芸術性に対する姿勢にも通じるものがあるような。展覧会の鑑賞の幅を広げてくれたのではないかと思います。 -
これも趣味の世界かな。白い雪のような釉薬が気持ちをほっとさせてくれるような茶碗ですね。
展覧会は以上です。目線が合うのに少し時間がかかりましたが、何とか最後は行き着けたようなことかと思います。 -
では、もう少しB級グルメチェックをして締めたいと思います。
BAGERI AELLINGは、外観からして、ちょっとあか抜けた感じのパン屋さん。 -
昭和な匂いのするショーケースには、慎ましやかに商品が並んでいます。ピーナツバターのミニフランスをいただきましたが、このクリームおいしいですね。ピーナツの粒々がけっこう残っていて、それが程よいアクセント。その加減がやっぱり老舗なのかなあという感じです。
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金井製菓は、西条市街なんですが、構えとしてはロードサイドショップみたいな感じ。駐車場が広くて、敷地の奥の方に店舗が建っています。
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看板商品のひとつ、栗饅頭をいただきました。ちょっと小さ目だなあと思いましたが、食べるとその小さな饅頭いっぱいに栗の粒。そして、その栗はいい感じで塩味が効かせてあって、なるほどこう来ましたか。個性があって、またとってもおいしい栗饅頭です。
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福富堂は、酒蔵通りにも近い西条の中心市街。外観はかなり寂れた感はありますが、それでもやっぱり老舗なのかな。
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いただいた酒まんじゅうは、皮も餡子もひたすら自然で穏やかな味わい。インパクトには欠けますが、これで十分いいんじゃないかなあと思います。
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珈琲と暮らしのいろいろ あ・うんは、くろんぼ屋の並び。くろんぼ屋を待っている間にちょっと覗いてみました。リサイクルというか品のいい古い食器とかを扱うお店なんですが、おいしいアイスありますの看板にもひかれた次第。
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そのアイスもいただきましたが、これは呉の巴屋のアイスですね。皮がパリッとしていて、爽やかな味わい。巴屋は呉だととっても有名。これはおいしいの当たり前ですよね。
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さて、遅い昼食はくろんぼ屋。西条酒蔵通りからもすぐの人気洋食店です。
メンチカツ、目玉焼きのAセット600円をいただきました。出てきた皿には特製ソースがひたひたに入っていてちょっと驚きましたが、このソースは少し酸味があって濃厚。本当に複雑で味わい深い不思議なソース。サラダのキャベツにもパスタにも、すべてにたっぷり絡めていただきましたが、このソースが一番のポイント。安さとおいしさで、なるほどけっこうインパクトあるお店です。 -
西条の街並の西側に足を延ばして。
山陽鶴酒造は、大正元年創業の老舗酒蔵。西条酒蔵通り沿いなんですが、西条駅からだと西側の方なので、観光客だとちょっと足が向かないエリアかもしれませんね。 -
入口から中に入ると石畳の通路が奥に続いていて、確かに酒蔵の雰囲気が匂いますね。
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限られたスペースですがちょろっと展示があって、「日本酒と書の関係」とか。ラベルに書いた書体のコレクションとか。
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まあ、何でもないような展示ですけど、それでも酒蔵の気分が少し出るような気はします。
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さらに足を延ばして。
ブーランジュリ シェ ジョルジュは、ネットの評判がけっこうよかったので訪ねてみました。周囲には何もないようなところにぽつんとある小さなお店。大丈夫かなと思いましたが、 -
お勧めというバケットを買って帰りました。
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全粒粉みたいに茶色の生地。それがこんがりよく焼けて、香ばしいし、味わいもありますね。派手ではないけど、じんわり沁みてくるうまさかな。丁寧な仕事ぶりが窺われるいいお店です。
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最後は、このサタケ広島本社。世界のサタケというキャッチフレーズで知られる精米機械の会社です。
カントリーエレベーターとかも手掛けているのでスケールは大きい。工場見学とかもやっているようですが、今はコロナ禍でお休み中。ただ、東広島というか広島を代表する会社なので、西条に来たらそういう意味でも少し気にかけてもらえればと思います。
さてさて、以上で東広島はおしまい。お疲れ様でした。
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