2021/08/29 - 2021/08/29
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amstrobryさん
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2021/08/29
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5年ほど前まで年に2~3回は訪れていた北海道。その後、職場環境の変化などもあり、まとまった休みを取らなくなったこともありすっかり足が遠のいていた。まだまだ訪れたことのないスポットはあるが、当時やり残していたことのひとつとして日本百名山登頂があった。
まだ未踏の日本百名山のうち、幌尻岳とトムラウシ山は技術的に難しいので登る予定はないが、斜里岳と羅臼岳はいつか登りたいと考えていた。
山へのアクセスに適したホテルも予約でき、天気も晴マークが続いていた8月下旬、5年ぶりに北海道を訪れた。
初日は羅臼岳登山のための移動。女満別空港から川湯温泉に向かい、バイクをレンタル。ここから観光スポットを立ち寄りながら、知床半島の世界遺産区域、岩尾別温泉まで向かう。
羽田空港7:00(Ado075)→女満別空港8:45、9:00~網走駅前9:30頃
桂台10:27→川湯温泉駅12:00/12:05~相撲記念館(温泉街)レンタルバイク
来運神社~天に続く道~知床博物館~ウトロ地区~岩尾別温泉
ホテル地の涯宿泊
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー JRローカル 徒歩 バイク AIR DO
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
2021年8月、約5年ぶりの北海道旅行に出発。エア・ドゥ機に乗車するのも久しぶりだ。
まずは早朝の羽田空港から女満別空港を目指す。搭乗はバスで移動となった。 -
進行方向右窓側の席を確保したが、離陸後はすぐに眠ってしまった。
目が覚めたころには着陸体制に入っており、車窓からは屈斜路湖が。
このエリアにしては珍しく晴天で、もう少し早く目覚めていれば絶景の摩周湖も見られたと思われる。残念。
しかし車窓から広がる、いかにも北海道らしい広大な大地は良く訪れていた当時を思い出し、懐かしさがこみ上げる。 -
8時40分過ぎ、定刻より少し早く女満別空港に到着した。
雲の少ない空模様で、今日から登山できる日程にしておけば良かったとも感じた。女満別空港 空港
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女満別空港から網走駅まではバスで移動。このバス、時刻表では8時50分発となっていたが、飛行機の到着時刻にあわせ9時過ぎに発車した。
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網走までの道中、観光スポットを通過する。
こちらは女満別町の国道39号線沿い、メルヘンの丘。道の駅も近く、ちょっとした休憩スポット。
ものすごいいい天気、車窓からではなく下車して風を感じながら眺めたかった。メルヘンの丘 名所・史跡
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そして、網走市街地が近づくと道路に沿って網走川が見られる。石北本線の車窓からも見られる風景。
この付近の網走湖からオホーツク海に注ぐが、いつ見ても流れが穏やか。 -
9時30分過ぎ、網走駅前に到着した。
この後川湯温泉方面への列車に乗車するまでの約1時間、網走市郷土博物館と網走神社を訪れる。網走駅 駅
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網走市内で訪れる観光スポットは駅から約1キロの距離。右手に釧網本線の線路に沿ってしばらくは進む。
観光したのち網走駅の隣、桂台駅から列車に乗車する。 -
まずは郷土資料館がある桂ケ岡公園へ。
住宅街の裏手にある丘の上の公園。付近の道路はたびたび自動車が通過するものの、あまり人の気配がない。桂ヶ岡公園 公園・植物園
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さて、歴史を感じさせられる郷土博物館だったが、臨時休館中の貼り紙がしてあった。
感染拡大防止のため、やむを得ない措置ではある。
マスクに消毒、こまめな手洗い、他人と密にならないよう心がけているが、万が一のこともある。いつか出直して訪れたい。 -
郷土博物館は外観のみを見学し、続いては近くの網走神社を訪れた。
すでに列車の出発時間まで30分くらいになっており、そもそも博物館を見学する時間は厳しかったかも。
神社から桂台駅までは徒歩でだいたい10分くらい見ておけばよい。網走神社 寺・神社・教会
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赤い屋根が印象的な神社の本殿。
開拓の歴史とともに創建されたところが多いようで、こちらは1812年に創建されている。網走神社 寺・神社・教会
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網走神社は丘の上にあるが、麓側の住宅地と商業施設などが立ち並ぶ手前側には立派な鳥居が建っている。地域の有力な神社だとうかがえる。
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さて、列車出発の時間となり桂台駅から乗車する。
網走駅から一つ隣の駅だが、単線の板張りホームがローカル色を感じる。
住宅地や高校が近くにあり、学生利用もあるそうだがそれでも1日の乗車人数は100名程度だそうだ。
そして一両編成の釧路行き列車が時間通りやってきた。桂台駅 駅
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釧網本線の車窓から。知床斜里駅までは海沿いを走行。進行方向左手にはオホーツク海を眺めることができる。
この区間、冬の流氷観光時期にはタイミングが合えば、あたり一面びっしりと流氷に覆われた風景を楽しむことができる。
久しぶりの北海道のJR乗車。ディーゼルカーの音と駅間の長くひたすら原野を突き進むこの雰囲気が最高だ。 -
そして知床斜里駅を過ぎると列車は内陸方向へ進路を変える。
清里町の緑駅まで周囲は農村地帯となる。そして車窓からはあさって登山する予定の斜里岳がのぞめる。
山頂まで雲をかぶらずくっきり、今日登山できる日程にしておけばよかったかも。 -
途中駅の札弦駅を撮影。最近の1日当たりの利用者数は5人程度。
北海道といえば、駅名の板の下に「本場の味、サッポロビール」の広告がセットになっていたと思われるが、表示されていたところは真っ白になっていた。
スポンサー契約上の問題なのか経緯は不明だが、5年も経つとこういったところも変わる。
さて、札弦駅からは10分もかからない場所に、温泉を併設した道の駅がある。湯量豊富ないい温泉だった。ただ、列車本数がかなり少ないので、うまく計画を立てる必要がありそう。
道の駅の温泉は最終日に斜里岳登山の後、予定している。札弦駅 駅
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桂台駅から1時間30分強、川湯温泉駅で下車する。
隣接する網走管内の清里町から、川湯温泉駅のある釧路管内の弟子屈町へは峠をまたぐ。山沿いの街ということもあってか、網走市内と比べ雲が多い。 -
駅から温泉街までは3キロほど離れている。列車の到着に合わせ、路線バスが運行しており、約10分で温泉街に着くことができる。
時間があれば、硫黄山やつつじが原自然探勝路を通って徒歩でアクセスするのも良い。川湯温泉駅 駅
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そして温泉街にあるレンタルバイク店で原付を借りる。
こちらのお店、初めての利用から10年以上、何回もお世話になっている。
公共交通が厳しい道東エリアにあって、魅力的なスポットを回るのに大変ありがたい存在だ。EZOライダー川湯営業所 (レンタルバイク) 乗り物
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快晴のお天気なら摩周湖を訪れようと思ったが雲が多かったため、すぐに野上峠を越え、網走管内に入る。
本日は清里町と斜里町内のスポットを訪れたのち、知床半島のホテルを目指す。 -
野上峠を越え、国道391号線から清里町内への分岐道に入る。
しばらくすると町内の広大な農村地帯に出る。そして、道中には斜里岳を鑑賞できる駐車スポットがあった。 -
釧網線の車窓からも見えたが、改めて斜里岳をのぞむ。
沢登りのある、自分にとって未知数の山。本日は山頂までくっきり見えている。
実際に上るあさってもこの天気でのぞみたいと感じた。 -
さて、最初の目的地、来運公園に到着。
こちらは斜里町にあるスポットで特に湧き水が有名。
知床のホテルに宿泊したときに来運の水を提供しているところがあった。来運神社 寺・神社・教会
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境内にある池。透明度が高く、穏やかな水面だった。
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神社は境内奥の山道を少し登ったところにあった。
小さな本殿だが、集落の信仰を集めている感じがした。来運神社 寺・神社・教会
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そしてこちらが水汲み場。
パイプから勢いよく冷たい水が注がれていた。
地元の人たちなのか、多くの人がこの水を汲みに来ていた。 -
来運神社をあとにする。登山の時に運が来るようゲン担ぎをした。
次の目的地は朱円環状土篭。縄文時代のストーンサークルが見られるスポットである。
斜里町の中心地から約5キロ。国道から一本入った道沿いにあり、公共交通だとなかなか訪れづらいスポット。朱円環状土篭 名所・史跡
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敷地内には2か所のストーンサークルがある。円形に石が並べられたスポットになっていた。
ストーンサークルは全国的に見られるが、特に道内や北東北に多く見られるという。縄文期において、祭祀の場として利用されたとされ、風習が共通するのは当時から交流があったということなのだろうか。 -
朱円のストーンサークルを見学した後は、前から気になっていた場所である天に続く道へ。
ウトロ方面への国道がカーブする区間をそのまま直進する。分岐点にある亀のオブジェが目印。
天に続く道の起点の途中には展望台がある。まずはこちらに立ち寄った。 -
展望台からの風景。うねった畑の奥にはオホーツク海が見える。
この風景もなかなか絶景だと感じた。 -
展望台から天に続く道を眺める。
斜めのアングルになるがどこまでも伸びていく北海道ならではのスケールの大きな景色を見ることができた。 -
そして、天に続く道の起点に到着。
駐車場も確保されており、入れ替わり観光客が訪れていた。 -
駐車場から海の方に向かってはひまわりが見頃を迎えていた。
展望台が空くまではひまわりを鑑賞。 -
起点には写真撮影用にステージが設置されていた。
この道、長さはなんと28キロ。斜里町をこえ、小清水町までまっすぐな道が続いているという。天に続く道 名所・史跡
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アップダウンが絶妙で、本当に天に向かって伸びていくようなまっすぐな道になっている。
晴れていて、いいタイミングで訪れることができた。 -
さて、天に続く道のあとは、市街地に向かう。
以前から訪れたかった知床博物館を見学する。 -
世界遺産知床半島を有する斜里町の歴史、産業、自然など総合的に学ぶことができる博物館。
過去から将来に向かってどのような道を歩んできたかがとてもよくわかった。 -
2階は自然について。海と山に面した地形の町には数多くの動植物が存在していた。
隣接する建物には有効としてある青森県弘前市と沖縄県竹富町の展示もあり、なかなか充実した博物館だった。斜里町立 知床博物館 美術館・博物館
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博物館の後は約500メートルほど離れた斜里神社を訪れた。
1796年に創建された神社らしい。もともとは海の守り神として祀られ、明治以降天照大神を祀るようになったらしい。斜里神社 寺・神社・教会
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本殿はコンパクト。
ただ、赤い屋根は先に訪れた網走神社にも似ている。 -
時刻も16時前になった。
ホテルへは18時ごろ到着を予定するが、そろそろ世界遺産知床半島を目指していく。 -
道中は海岸沿いの道になる。オホーツク海が左側に迫り晴れた日は絶景のドライブとなる。
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冬は流氷が押し寄せ、夏は広大な海原を眺めることができた。
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さて、ウトロ温泉へはまだ10キロほど手前の区間であるが駐車場が設けられており少し休憩。
サケ・マスの遡上が見られる川のようだ。遠音別川 サケ・マス遡上観覧施設 自然・景勝地
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じっくりと見なかったせいもあるが、魚の姿は確認できなかった。
時期としては8月から11月にかけてのようで、シーズン中だったが。黒い魚体が川一面を埋め尽くすこともあるらしい。 -
ウトロ温泉の手前には亀の形をした岩が見られる。
木々に覆われた丸みを帯びた形状が甲羅のようだ。正式にはチャシコツ崎という場所らしい。 -
さて、ウトロ温泉の道の駅で少し休憩したのち、ウトロ温泉街を通過。
国道の坂を上るあたりで世界遺産区域に入る。本日の宿は世界遺産区域の中、岩尾別温泉のホテルである。 -
坂を上った付近には絶景スポットが。プユニ岬という場所でウトロ温泉の街並みや夕日の鑑賞スポットとなる。
プユニ岬 自然・景勝地
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駐車スペースもあるので、時間があればゆっくりと鑑賞できる。
本日の夕日は雲の中のようだ。 -
さて、知床自然センターを過ぎると道路は下りになる。
このあたりでは明日登山予定の羅臼岳を見ることができた。知床半島の山の中で最高峰なので高さがある。そして山の形も良く、やはり百名山だとうなずける。 -
知床五湖方面と岩尾別温泉方面への分岐。岩尾別温泉へは狭い一本道を3キロほど、突き当りまで進む。
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初日のホテルに無事到着。ここが羅臼岳の登山口になっており、大変便利な立地となっている。
温泉もかけ流しで鮮度の良いお湯を満喫することができる。日本で唯一の泊まれる世界自然遺産 秘境知床の温泉宿 地の涯 宿・ホテル
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夕食はさまざまなグレードが選べるようだ。
斜里、ウトロ、羅臼といった地元食材を多く取り入れ、なかなかの味わい。
久しぶりに訪れた北海道の食を味わうことができた。 -
明日は天気こそ晴れ予報だが、複数サイトの登山指数はいずれもいまいち。ただし、予定通り決行する。
早朝出発のため、朝食はおにぎりと携行食。そして、1000円(プラス預り金9000円)で熊撃退スプレーを借りた。
緊張感のある羅臼岳登山。無事に登頂したい。
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