2021/08/31 - 2021/08/31
27116位(同エリア56630件中)
amstrobryさん
- amstrobryさんTOP
- 旅行記262冊
- クチコミ6557件
- Q&A回答0件
- 570,791アクセス
- フォロワー7人
この旅行記スケジュールを元に
3日目最終日。本日は斜里岳登山。
ホテルから約15キロ離れた清岳荘がある斜里岳登山口より山頂まで往復する。
山頂までの距離は上り約4.4キロ、下り約5.4キロ、標高差は867メートルと昨日の羅臼岳よりはひと回り少ない。ただし、沢に沿って何度も渡渉があることと、知床半島のつけ根の山だけにヒグマとの遭遇に不安を抱えていた。
天気予報は晴れ時々曇だったが、予報サイトによっては10時過ぎより一時雨マークがついており、さらに雷注意報が気になるところ。加えて複数サイトの登山指数もいまいち。
とりあえず起床時点の天候により、判断することにした。
ホテル~斜里岳登山口 斜里岳登山
斜里岳~道の駅ぱぱすらんどさっつる~川湯温泉 レンタルバイク返却
相撲記念館(温泉街)15:20~川湯駅15:30
川湯温泉15:48→網走17:17/17:44→西女満別18:07~女満別空港
女満別空港19:00(Ado080)→羽田空港20:55
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー JRローカル 徒歩 バイク AIR DO
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
3日目最終日の朝、4時40分頃。ホテルから斜里岳をのぞむ。
雲は少なく、山頂までくっきり見える。天気予報は晴時々曇だが、山関連のサイトの天気はいまいち。おまけに日中にわか雨がありそうな予報になっている。
沢登りやヒグマなど不安要素は多いが登山口に向かうことにする。 -
ホテルは5時前にチェックアウト。まだ、日が登る前の道のりを斜里岳に向かう。
今日は14時ごろ、30キロほど離れた川湯温泉にバイクを返却。東京に戻る日程。
早めに下山するため、早朝から登り始める計画を立てた。
この天気、いつまでもってくれるか。 -
登山口のある清岳荘の手前8キロほどは砂利道だった。
深い砂利ではないが、バイクでは負担のかかる道。ただ、この林道でも標高を稼いでいるのでまあよい。 -
林道の終点、登山口のある清岳荘に到着した。
町営の山小屋だそうで、外観はなかなかきれい。内部もきれいだという口コミが多い。 -
5時30分、登山を開始する。
事前にきよさと観光協会作成の斜里岳登山コース案内をダウンロードし、登山をした。滝の場所やコースの特徴が分かりやすく記されており、登山中も大変参考になった。 -
登山口から登山道を少し進むと、林道に出る。
ここから数百メートルは林道歩き。
斜里岳は渡渉の不安もあるが、ヒグマも結構怖い。昨日は熊撃退スプレーをレンタルできたが、今日は丸腰である。気休めの熊鈴を鳴らしながら登山道をゆく。 -
山頂まで3.6キロの標識を過ぎると登山道が始まる。5時42分。
-
5時43分、登山道に入るとすぐに沢が近づいてくる。
斜里岳の特徴はこの沢を何度も渡渉しながら高度を稼いでいくこと。
これまでも川をまたぐ登山道はあったが、おそらくこの山は自分にとってこれまで経験のない渡渉があると思われる。 -
5時47分、最初の渡渉ポイントに着いた。
ザーっという沢の音がなかなかの緊張感。ピンクテープの誘導を頼りに、沢に浮く石を見つけ、進む方向を探る。 -
沢のそばをとおる登山道。頭上の木にも注意しながら沢をさかのぼっていく。
-
5時51分、渡渉は割と頻繁にある。
渡ったなと思ったらすぐに次の渡渉。今のところ大きな石があるケースが多く、沢に入らなくても渡れる。 -
登りはすべての渡渉地点を撮影していないので何カ所目か不明だが、渡渉の例。
対岸にピンクテープがありそれを目指す。段差があり沢の流れが勢いづいているところも多く、緊張感がある。5時55分。 -
6時2分、ここは左の壁にへばりつくように進むところだったと思う。
だんだんとワイルドなところもでてきた。 -
沢のすきまから山頂部分がみえる。おそらく斜里岳の山頂。
まだまだ遠い。 -
6時7分、渡渉地点。ここは沢に靴をつけないと進めない。
だいたい足首くらいまで水に浸かるが、防水のきいた登山靴の場合、少しの時間水に浸かっても中に浸水しなかった。不思議。 -
6時13分、旧道と新道を分ける下二股に到着した。
渡渉した回数は15回以上か。とにかく頻繁に沢を渡った。
登山開始から43分、手持ち登山本の標準時間は40分。少しオーバーした。 -
当初沢登りに恐怖を感じていた自分は、遠回りになるが新道コースで山頂を往復する予定だった。
しかし、すでに15回以上の渡渉で妙に慣れてしまったため、距離は短いが、引き続き沢の渡渉がある旧道コースを進むことにした。
ここからは傾斜を増し、8つの滝を見ながら山頂を目指していく。 -
6時16分、一つ目、水蓮の滝を通過。
このように登山道分岐からすぐに渡渉と滝が現れる。
ここから滝を紹介していくが、滝の名を示す標識がないところもあり、また撮影漏れもあるかもしれないので、画像が正確かどうかは自信がない。 -
旧道コースの登山道。下二股までよりもいっそうワイルドになっていく。
普通の登山道もあるが、沢を横切り、沢の縁を通るなどバラエティに富んでいる。 -
6時28分、二つ目、三段の滝を通過。
その名の通り、三段にわかれて落下していたが、写真では1枚に収められなかった。
ということで一段分。標識は確認できなかった。 -
6時31分、このように沢の脇を遡上していく。
これ、増水時は結構怖い登山道かも。 -
6時35分、三つ目、羽衣の滝を通過。
登山道上でいちばん大きな滝。岩の上を舐めるように落下していく滝が見事。
標識はたぶんなかった。 -
羽衣の滝を過ぎた辺りから傾斜が急に。帰りに経由する新道コースも急で登りはつらいと聞くが、傾斜で見たら旧道も相当きついと思う。
靴のせいかもしれないが、結構滑るし、ロープやくさりがないので枝につかまったりして這いつくばって何とか通過できた場所もあった。
一応、ピンクの丸で囲ったところにピンクテープがついており、この滑る岩を登っていくようだ。 -
6時40分、ここはまだ羽衣の滝の一部だと思う。
ここから次の滝までは少しだけ距離がある。その間、渡渉は何回かあり。 -
7時、四つ目、万丈の滝を通過。
途中、傾斜がきつく、ピンクテープも目立たなくコース取りに迷う箇所があった。
このあたりで旧道コースの沢登りの半分くらいを通過。まだまだ手ごわい。 -
万丈の滝は標識があった。左手に滝。登山道は沢と同じ材質の岩を登っていく。
ここも傾斜は急だが、ロープが設置されていて助かった。あまり登山道に手を加えるのも賛否あるが、ここ以外にもロープか鎖が欲しい場所がいくつかあった。 -
万丈の滝から次の滝までは少し距離が離れている。
高度はどんどんと上がり、登山道もなかなかワイルドな道。滑らないように注意しながら沢に沿って進む。 -
勢いよく流れる沢。滝のようであるが、特に名前は付けられていない。7時6分。
-
ピンクテープなく、コースがあっているのか不安になるがとりあえず沢沿いに進んでいるのと、近くに登山者が先導してくれ、何とか安心する。
-
7時11分、滝のような沢を横切る。次は見晴の滝だがこれではないみたい。
-
7時16分、五つ目、見晴らしの滝を通過。
ここは標識があった。 -
見晴らしの滝からの眺望。
奥にオホーツク海。清里町、小清水町、斜里町あたりの田園地帯が見られた。 -
7時18分、六つ目、七重の滝を通過。
標識がなく、はっきりしないが次の竜神の滝の直前にある落差のある流れはここしかなかった。
七重の名の通り、段々と落下している様子が見られる。そういえば川幅も狭く、下流部より少し川の勢いも弱まってきたようだ。 -
7時22分、七つ目、竜神の滝を通過(画像右側の滝)。
この滝は帰りに経由する竜神の池から注がれる沢より落下しているもの。
支流が一つ減る分、この先の沢の水も少し減っていきそう。 -
7時25分、八つ目、霊華の滝を通過。
これで旧道コースの滝はすべて通過。コースを見失った場所もあったが、難しい場所は無事通過できそうだ。このあたりは滝のすぐ左側を通過。 -
7時31分、滝を通過中。右岸を歩いていくが、まだまだ傾斜があるのと滑る危険がある。
-
ピンクテープの目印。滝の縁を登っていく。
いままで味わったことのない、スリルのある登山道だと感じる。 -
7時37分、最後の滝を過ぎ、上っていくとだいぶ沢の水量も落ち着いてきた。
-
7時38分、これがまたすごいコース。川の中にピンクテープが。
水量は少ないので、水にじゃぶじゃぶ浸かりながら歩いていきます。靴は防水が効いているので中にはしみてこないので安心。 -
7時46分、川の中のコースが断続的に続く。まもなく新道コースとの合流点である上二股に到着するはず。
-
7時47分、新道コースとの合流点、上二股に到着。
登山開始から2時間17分、標準時間が1時間50分。だいぶ離された。
コースを見失ったり、慎重に進んだせいもあるが、結構時間がかかった。
とりあえずもう沢の心配はありません。
上二股の標高は1230メートル。山頂まではまだまだあり、標高差にして317メートルほど登る必要がある。 -
上二股では沢の始まり、源頭を見ることができます。
途中、何本かの支流と合流するとはいえ、あれほど勢いのあった沢が、こんなちょろちょろとした湧き水になるとは。何とも不思議。 -
さて、沢登りを終え安心と行きたいところだが、引き続き傾斜がきつい登山道が続く。
足元は大小の石がゴロゴロしており、決して歩きやすくはない。
7時55分、胸突き八丁通過。 -
8時7分、ようやく樹林帯を抜けた。正面の山は斜里岳ではなく別の山。
斜里岳は中央のくぼんだ部分(馬の背)から左手に進む。 -
そして振り返ると麓の景色も見られるように。
左から摩周湖、硫黄山、屈斜路湖が見える。かつて逆方向から斜里岳を見てきたが、斜里岳側からこれらの風景が見られて満足。 -
8時15分、馬の背に到着。標高1430メートル。
登山開始から2時間45分。標準時間は2時間20分。
空模様の方だが、多少雲が広がり始めてきている。このあたり、周囲の眺望は良いが、山頂を急ぐことにした。 -
馬の背を過ぎてもまだまだ登りが続く。
昨日の羅臼岳よりは短い距離とはいえ、沢登りなどで体力と頭を使っているので、最後のひと踏ん張りは気力との勝負とも感じた。
標準時間は馬の背から30分で山頂となっている。 -
このようなガレ場の道もある。矢印を頼りに急斜面を登っていく。
-
雲は多いがオホーツク海側の眺望。
広々とした田園風景は北海道ならでは。一面青空だったら最高だったと感じた。 -
8時26分、いよいよ山頂がみえてきた。
ただ、まだまだ登りがあることに気合を入れなおす。 -
8時27分、山頂手前に斜里岳神社があった。ミニチュアの鳥居と本殿がなかなか良い。
-
8時32分、山頂に到着。
登山開始から3時間2分。標準時間は2時間50分。 -
天気も心配したほどではなく、山頂周辺もやや雲は多いものの青空が広がり、今回登山を試みて良かったと感じた。
不安だった旧道ルートも、手探りながら無事踏破することができて、思ったよりも楽しむことができた。 -
山頂からの風景。
左から摩周湖、硫黄山、屈斜路湖。そして硫黄山奥に雄阿寒岳がかすかに見える。
そして手前には新道コースである熊見峠までの尾根道が見える。ここは尾根上の眺望がすぐれた区間。登りは沢で苦労したが、帰りは熊見峠まで景色を楽しみながら下山できる。楽しみ。 -
こちらはオホーツク海側。
見事な田園風景。そしてところどころに集落が見え、北海道ならではの風景を堪能。 -
山頂では昨日、羅臼岳でも出会った登山者の方に周辺の景色について教えてもらい時間を過ごす。沢でコースを見失ってしまったときも先導していただき、大変ありがたかった。
-
8時50分頃、山頂をあとにした。
下りも大体3時間程度の時間を見込み、下山後の入浴や晴れていれば宇宙展望台か摩周湖に立ち寄りたいと考えており、少し余裕をもって下山を開始した。 -
8時59分、斜里岳神社。
なんだか先ほどよりも晴れている気が。もう一度上りなおす? -
斜里岳神社を過ぎ、馬の背まではハイマツ帯のガレ場を下っていく。
-
9時11分、馬の背に到着。山頂から約20分。おおむね標準時間。
ここを過ぎると上二股からの新道分岐までは樹林帯の斜面になる。 -
9時18分、どんどんと上二股に向かって下ってゆく。
若干雲が増えてきたような気がした。 -
そして樹林帯に突入して間もない9時30分頃、一瞬で霧が立ち込める。
先ほどまでのクリアな視界はなくなり、あたり一面は真っ白になった。
まあ、一本道の登山道で上二股までは迷うことはないが、これで尾根道の眺望はなくなった。 -
9時41分、上二股に到着。ここからは新道コースへ進む。
山頂から51分、標準時間40分。早くもオーバー。
旧道コースの下山は傾斜がきつく、すべるので危険とのこと。
霧が深まり、おまけに雨が少しパラついてきた。やはり10時ごろから雨という予報は的中してしまった。 -
さて、雨が降る中だが、幸い樹林帯のため雨粒は葉が受け止め、いまのところ霧以外は気にならない。このまま1時間1ミリ程度の小雨で済むことを祈る。
新道では竜神池を経由するコースが分岐。雨と霧で眺望は期待できない中、遠回りになるが、二度目はよほどのことがない限りはないので、あえて立ち寄ることにした。 -
若干雨が体に当たるようになってきた。雨脚が強まってきたかも。とりあえずレインコートを装着。
旧道コースと違い足元は泥。靴とズボンが汚れ始める。 -
9時47分、竜神池に。標高の高い場所に湧く水。不思議な自然環境。
ここから登りで見た竜神の滝につながる沢が流れている。池の水は澄んでおり、青空だったらきれいに見えそう。
周囲は霧で視界が狭い、足元はどろどろ。 -
池の脇からは勢いよく水が落下していた。
-
さて、新道コースに合流後しばらくするとハイマツ帯の尾根道となった。
本来であれば眺望が楽しめるのだろうが、霧がすごい。しかも雨もやや強く降り始める。1時間に5ミリくらいの雨脚の強さを感じた。
木々が無いところで強い雨。遠くでは雷鳴も聞かれた。怖い。 -
コースは一本道なのでほぼ遭難する心配はないが、霧で先が見えないのが不安。
特に分岐道もなかったので、たんたんと開かれた道を雨に打たれながら進んでいく。10時5分。
あとこの道、意外とアップダウンがあり、下山ルートながら登りがあった。 -
そして、笹でコースが隠れている区間も数十メートルほど。
霧と雨の中でこういう場所はどこかでコースを間違えたかと不安になった。
普段は服が汚れるので嫌なコースだが、もはや雨でずぶ濡れの体、とにかく無事に下山ができればよいという心境になっていた。
本州の登山だと直前まで天気予報を見てから判断するので、まず雨に当たることはない。こういう登山はかなり久しぶりだ。 -
10時23分、熊見峠に到着。道はあっていた。
山頂から1時間33分。標準時間は1時間20分。オーバーしているが多少縮まった。
熊見峠はハイマツが生い茂り眺望は少ない。その手前区間が晴れていれば周辺の景色が楽しめるコースになっている。標高は1230メートル。 -
熊見峠を過ぎてもしばらく下りが始まらなかったので不安だったが、やがてダケカンバの道となり、しばらくして比較的急な下りのルートが始まった。
雨は相変わらず、遠くでは雷。とりあえず雷の心配はなさそうだが、一歩間違えると怖い。こういう環境下では方向を示す標識が欲しいところ。 -
傾斜が急とはいっても、他の百名山でも見られる程度、極端に急なところはなかった。
雨のせいで登山道が川になっているところもあり足元はドロドロ。樹林帯の斜面を下るところはヒグマにばったりという雰囲気もあった。
しばらくすると沢の音が聞こえてくるが、下りの区間はなかなかしぶとく、旧道との合流点は思ったよりも遠かった。 -
11時16分、旧道との合流、下二股に到着。
山頂から2時間26分、標準時間2時間。再び差が開く。
雨も落ち着き、大きな下りも終了。ここは標高845メートル、登山口の清岳荘は標高680メートル。
下二股からは再び渡渉ルートが始まります。 -
帰りは15回以上にわたる渡渉ポイントをすべて撮影することにした。
すべて紹介するが、一部逆側から撮影したものなど重複しているものもあるかも。 -
11時25分、渡渉その1。
雨のため、水量が登りの時よりも明らかに増加していた。すでに靴はぐしゃぐしゃになっており、中に浸水していたためもはや濡れることを気にせずに沢の中を進んでいく。
岩の上を歩くと滑って、転倒しかえって全身を濡らす危険があると考えた。 -
11時27分、渡渉その2。
登りのときに顔を出していた石が水の中に入っているような気がする。
ここも水に浸かりながら進む。とにかく転ばないことが重要。転ぶと全身水浸しになる。 -
11時28分、渡渉その3。
大きな岩があるが、ジャンプすると転倒する恐れが。あきらめて川の中を歩く。 -
11時29分、渡渉その4。いったん左側に渡って、さらに画像奥に見える右側の登山道(ピンクのマルで囲っているところにピンクテープあり)にむかう。右奥に急流があり、手ごわい。次の画像参照。
-
11時29分、渡渉その5。その4の画像の右奥部分。ピンクのマルにピンクテープ。
ここが一番怖かった。明らかに雨の増水のせいで渡る部分が急流になっている。
急流部分に足をつけ、ずぶ濡れになりながら、足を取られないよう岩にしっかりつかまって渡った。水浸しの足元はさらに水浸しになった。
ちなみに左側の大きな岩から渡れそうに見えるが、川幅が広いのと、左付近も急流かつ川底が深かったので難しい。 -
11時32分、渡渉その6.
渡渉する場所の近くが滝のようになっているところが多く、大雨増水時は危険だと感じる。ここも沢の中をじゃぶじゃぶ。 -
11時33分、渡渉その7。
ここは石の上を歩くことができる。ただし、かなり滑るので転倒しないように注意。
どこだったか忘れたが、この区間で思いっきり転倒してしまいリュックサックとズボンを濡らしてしまった。 -
11時34分、渡渉その8。
とにかく渡渉頻度が高い。コースの作り方によってはここまで沢渡りしなくても良いような気もする。 -
11時36分、渡渉その9。
迷い込みやすいところにトラロープが張ってある。ただ、正規ルートも見つけづらかったような記憶が。 -
11時38分、渡渉その10。
通常時は岩の上を歩けば、あまり濡らさずに進めるが、転倒しかえってずぶ濡れになるリスクもある。あきらめて川の中を歩くのもこの山を安全に登るには合理的。 -
11時40分、渡渉その11。
ただし、替えの靴をもって来た方が良いと感じた。 -
11時43分、渡渉その12。
とにかくこれでもかというくらい沢を渡るのが、この山の醍醐味。 -
11時46分、渡渉その13。
ピンクテープが少なく、どっちに進めばよいか迷うところもあった。画像からだと先のコースがわからない。
この前後の画像、重複しているかも。 -
11時47分、渡渉その14。
-
11時47分、渡渉その15。
その13から15までがもしかしたら重複しているかも。 -
11時51分、渡渉その16.
最後の渡渉。迷い込まないように沢全体にロープが張られ進入を防ぐ。
泥まみれだった靴は、沢の水ですっかりきれいになっていた。 -
渡渉の難関も終え、登山道も残り1キロをわったところ。
増水の影響も深刻ではなく、まだ下山ではないがほっとした気分だ。 -
11時57分、登山道が終わり旧登山口の林道に出る。
-
林道の始まり。ここが旧登山口だったらしい。11時57分。
-
そして12時16分、無事に登山口まで下山することができた。
山頂から3時間26分。標準時間は2時間30分。だいぶ差をつけられてしまった。
斜里岳は眺望もさることながら、やはり沢登りが醍醐味。沢登りの世界では入門程度のレベルだろうが、いくつもの滝を見ながら登る登山はなかなか印象的だった。 -
清岳荘の目の前には展望広場が設けられていた。ややひらけた場所でオホーツク海方向の眺望にすぐれていた。雲が無ければ、なお素晴らしい景色だと思う。
-
さて、今回の北海道旅行、メインとなる羅臼岳と斜里岳の登山も無事完了。
あとはバイクの返却に向けて進んでいく。
8キロにわたる砂利道の林道も帰りは短く感じた。 -
麓に出れば、青空が広がる。確かに天気予報は晴時々曇だ。
ただ、山の天気は不安定だった。斜里岳も山間部は雲に覆われていた。 -
清里町には宇宙展望台という斜里岳をのぞむ展望台があるが、眺望が得られない本日は見送り。
道の駅ぱぱすらんどさっつるにある日帰り入浴施設で体を洗おう。道の駅 パパスランドさっつる 道の駅
-
温泉は道の駅物販レジの近くにある券売機でチケットを購入。レジにチケットを渡して入浴できる。
泉質はナトリウム硫酸塩塩化物泉。内湯と露天があり、共に湯量豊富。Phは8.9でアルカリ性。登山の後の入浴はさっぱりとできた。
そして、昨日の羅臼岳、今日の斜里岳でも出会った登山者の方と再会。斜里岳を案内してもらったお礼を伝え別れた。 -
さて、温泉入浴後は川湯温泉に戻る。温泉で体はさっぱりとしたが、水に浸かり切った靴はそのまま。靴下を取り換えても、足元はびちゃびちゃ。これは東京に戻るまで我慢。
そして、道の駅から外に出ると天気は曇、雨がぱらつく。着替えたばかりの服を濡らしたくないので、再びレインコートをつける。
道の駅からすぐのところに川湯温泉への分岐道がある。 -
無事に川湯温泉に戻り、バイクを返却した。
雨は途中野上峠の前後で本降りになった。晴れてはいるが不安定な空模様の2日間だった。 -
さて、川湯温泉といえば強酸性の名湯。まだ、バスの時間まで1時間近くあり、せっかくだから日帰り入浴をしていく。
選んだのは過去宿泊したホテルのなかから、お風呂が良かったところ。
川湯温泉もここ10年程度で多くのホテルが廃業してしまった。草津温泉に匹敵する強酸性の刺激的なお湯は効能も高そうで、もっと注目されても良いと感じる。お宿 欣喜湯 宿・ホテル
-
ここの大浴場は温度に変化をつけた湯船の豊富さがうり。しかもすべてかけ流しで湯量も豊富。2階建て構造になっており、上階は1つの階段を降りると3つの湯舟がある。かつてはすべて内湯だったが、改装したのか下の階は半露天のようになっていた。ほんのり硫黄臭と酸っぱい臭いのする温泉。Phは1.9とピリッとした入浴感がたまらない。
斜里岳の沢に浸かった足元もここで消毒。 -
久しぶりに川湯温泉にも入浴し、あとは女満別空港に向かうのみ。
バスの発車時間まで、川湯温泉を散策する。ここは足湯や温泉川が流れる川湯園地の一角。木道が整備され、強酸性の温泉川が流れる様子を見ることができる。 -
また、川湯温泉生成碑が設置され、そこから湧き出る温泉は木樋を通って川に注いでいる。温度の高い源泉に触れることができる。
-
さて、川湯温泉からバスに乗車し駅に到着。レトロな雰囲気のする無人駅。
駅舎にはオーチャードグラスという喫茶店が併設しており、ランチやソフトクリームが味わえるが、この日は休業日。ここ数年の1日の乗車人員は15名程度のようだ。川湯温泉駅 駅
-
列車は時刻通りに到着。網走に向け約1時間30分の旅となる。
あとは無事、ダイヤ通り運行してもらうのみ -
列車は網走駅に到着。石北本線の普通列車に乗り換え。
過去の北海道旅行において、ローカル輸送で重宝した画像の車両。老朽化で路線ごとに置き換えが進められている。
長く見られた北海道のローカル線の風景も変わりつつある。 -
ということで、本州ではなかなか見られなくなったレトロな車両。次は乗れないかもしれないので、あえて女満別空港に最も近接する西女満別駅まで乗車した。
西女満別駅は1日の駅利用者が5名程度とされ、空港利用者はまずいないと思われる。網走駅から女満別空港行きの路線バスが、飛行機の発車時刻に合わせて運行しており、通常はバスを利用すると思う。 -
西女満別駅は時刻通り18時7分に到着。空港までは約2キロ。網走駅で女満別駅近くを拠点にするタクシー会社に連絡しておいた。1台のみの運行なので、配車できるかわからないといわれ、駅からジョギングすることも考えたが、無事にタクシーが停車してくれ安心した。
西女満別駅 駅
-
晴れ予報をもとに訪れた5年ぶりの北海道。不安定な天気で雨のハプニングもあったが、2つの百名山を上ることができた。5年前と変わらぬ北海道の空気感も味わうことができてとてもよかった。また、コンパクトな日程で訪れることができたらいいと感じた。
女満別空港 空港
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
北海道 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 北海道旅行2021
0
112