2020/11/21 - 2020/11/23
34位(同エリア319件中)
ろきさん
この旅行記スケジュールを元に
日本を全然旅行していなかったので、北海道に行ったことがない。
とりあえず、この時期に北海道に行っておかなきゃ、ということで3連休でサクッと行くことに。
この時期はGotoもあったので2泊で17000円程ととてもお得だった。
とりあえず初心者は札幌市内かなーと思って色々知らべると。
札幌&小樽が定番コースみたい。
でも日帰りで小樽って結構ハード?
余市が近いし、ココも行ってみたい、ということで札幌素通りで小樽&余市にすることに。
初めての北海道はグルメに観光に満足の旅になりました。
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余市編①からの続きです。
https://4travel.jp/travelogue/11709461
福原漁場を出たら目の前が海!
いつでも海に出れるくらいすぐの場所。旧余市福原漁場 名所・史跡
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雨の中20分歩いて辿り着いた先は旧下ヨイチ運上家。
めっちゃ素敵な建物。
この下ヨイチ運上家は、江戸時代、松前藩が行っていたアイヌ民族との交易を請け負った商人たちが、経営の拠点とした建物。
1853年に建てられた現存する唯一の運上家です。
ちなみに冬季は休業になるので、訪れるのは11月末くらいまでと思っておいた方がいいかも。
ギリギリだったー。旧下ヨイチ運上家 名所・史跡
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ちなみにこの運上家、入口が2つある。
実は裏手にもあり3つあるのですが、身分によって入る入口が異なっていたとのこと。
身分によって門の造りも違うという。
昔は大変…というより面倒くさいですねw -
中は先ほどの福原漁場とそこまで変わらない?
土間があって囲炉裏があって…という造りで、交易の場なのかな?と思いましたが。
なんか色々な役割があったそうです。
もちろん、アイヌとの交易の場でもあるのですが。
幕府役人が視察等に訪れたり。
江戸時代だと日帰りってわけにはいかないのでココで寝泊まりしたり。
ニシン漁が栄えた時代はその関係者が利用したり等々。 -
広い土間。
奥に見えている入口が一番身分が低い人が利用したものらしい。 -
土間には臼や杵、その他色々な生活用品が並べられている。
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食器もたくさんも並べられていた。
シンプルなものから豪華なものまで。
コチラも身分に合わせて出されたのでしょうね。 -
お酒のお部屋も。
お酒はお祝いの席ではもちろん、ココでは網おろし、初上げ、あと交易時の接待の場等には欠かせないもの。
菊正宗は灘のお酒で、松竹梅も伊丹発祥の銘柄。
家の近くの酒蔵のお酒があるのはなんだか感動。
関西から北海道まで船で運んでいただろうけど、当時は相当大変だったのでは。 -
お手洗い。
このようなお手洗いにだいたい使用禁止との張り紙があるのですが。
見学者でトイレと思って使用する人いるのだろうか?
ちなみにコチラは一般人用。
身分の高い人は別の場所に。 -
この時見学者は他にもいないのでとても広い空間を思う存分見ることができた。
この写真ではわかりづらいのですが、この板の間段差になっていて。
座る場所も身分によって違っていたのです。
ちなみに上流階級の人たちは畳に座れます。 -
コチラは入ってすぐの場所にあった船主居間。
船主になると1部屋、畳敷きの間が与えられる。 -
一般の人たちはコチラの大広間ですが、ココも身分で座る位置が決められていた。
でも、様々な身分の人が同じ屋根の下にいたというのは運上家ならではだったらしい。 -
入って一番に目に止まるのが大きな神棚。
ここには五柱の神が祀られている。
下には賽銭箱まであって、まるで建物の中にある神社のよう。
奥の赤い絨毯が敷かれている場所は武士に用意された部屋。
この場所に神棚があるのは、どのような身分の人にもお祈りができるように、とのこと。 -
武士の間の近く、祭壇の右手前部分にある帳場。
この帳場ではアイヌ人との交易の他にも、漁業の事務的作業も行っていた場所。
帳場の左側には何かあった時に逃げれるように、と隠し部屋があるそうですが。
おそらく財産の隠し部屋じゃないかと。
逃げる場合は隠し部屋なんて必要か?と思っちゃうのですが。 -
帳場の対面に飾られていた絵。
コレはアイヌ絵。
松前藩の絵師が描いたもので、源義経が平泉で死なず蝦夷地に渡りその地で大王として仰がれた伝説を絵にしたもの。 -
もう1つ掲げられていた絵。
ビニールがかかっているので見にくいですが。
こちらは武者のぼり。
明治時代のもので1583年の賤ヶ岳の戦いで活躍した武士を描いたもの。
端午の節句に子供の成長を願い掲げられていたのだとか。 -
板の間は漁師や使用人、親方等が過ごしていましたが、武士が訪れた際には、板の間よりも二段高い畳の間が用意されました。
外観や板の間から想像できないくらい豪華な造り。 -
ここには武士専用の入口である上手玄関も。
幕府の役人や松前藩士等、いわゆるお偉いさんのための玄関。 -
障子や襖も豪華。
奥の金の襖は波と千鳥が描かれている江戸時代のもの。 -
廊下を挟んで4つの畳のお部屋がある。
コチラは腰元とありましたが。
腰元とは身分の高い人に仕える侍女なんですが、当時ここには女性は入れなかったそうで。
江戸時代にこんな人いたよ、的な感じでしょうか。 -
勘定吟味役の村垣左太夫定行が滞在したのを再現したもの。
幕府より西蝦夷地巡見を命じられ、1806年に松前から余市に到着。
その後石狩方面へ出発した記録がある。 -
こちらは目付、遠山金四郎景晋が滞在した時の様子。
どこかで見た名前…と思った方もいるかも?
遠山の金さん!
のお父さんらしい。
1806年に13日間滞在し、山道切開きの策定と北方警備の調査をおこなったとか。 -
この部屋は勤番詰所。
知行主や藩士が役所的な業務を行っていた部屋とのこと。 -
畳の間から板の間を見る。
板の間と畳の間は別世界ということがよくわかる。 -
何やらお手紙?役所の手続き書類?的なものも残されていましたが。
達筆すぎて全く読めませんw -
畳の間にある縁側。
縁側からは中庭が見える。
やっぱり板の間とは別世界だな。 -
武士が利用するお手洗い。
板の間とそこまで変わらない気もしますが…。
違うところと言えば、手を洗う場所があるってことくらいでしょうか。
ん?じゃあ、板の間の方たちは手を洗わなかったのでしょうか…? -
わかりにくいですがお風呂場。
といっても湯船があるわけではなく。
お湯をかけて洗っていたらしい。
冬寒そう…。 -
この運上家は2階もある。
板の間に2カ所階段が。 -
2階部分は広い板の間が続く。
こちらは板の間で過ごす人たちの宿泊所。
特に布団とかもないそうで…。
冬寒いんじゃ(こればっかりですがw)と思いましたが、囲炉裏の熱が上に上がるので意外に温かかったらしい。
といっても、絶対寒いと思う。 -
運上家の裏手には小さな神社。
この神社は茂入(モイレ)神社。
どうやら余市には願いが叶う幸福運巡りというのがあるらしく、この神社はその一つ。 -
裏庭から見た畳の間。
入館料300円でとっても楽しめました。 -
建物で見ておきたいのが屋根。
屋根は檜皮と呼ばれるヒノキの皮を使い、余市川の石で屋根を押さえているちょっと変わった造りになっている。 -
旧下ヨイチ運上家のすぐ近くの海。
確か海水浴場との案内があったんですが。
北海道にビーチってあんまりピンとこないけど、夏はもちろん暑いし、海もあるからビーチはあるよね。浜中・モイレ海水浴場 ビーチ
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さてここから次の目的地、余市水産博物館へ。
位置的にはすぐそこなのに、丘の上にあるからかぐるりと回らなきゃいけない。
旧下ヨイチ運上家から15分くらい? -
途中この壁にあった絵が可愛い。
ウイスキーの絵だとか余市の名物が色々描かれている。 -
緩やかな坂を登ると見えてきた余市水産博物館。
結構年季の入った建物。 -
この博物館の前には何やら建物が。
こちらは漁場を眺めるための望楼だったとか。
何やら長い説明が書かれていましたが、長くてよくわからずw
元々漁場にあった望楼を移築して、多少装飾を加えたらしい。 -
博物館の隣にはこれまたレトロな郵便ポスト。
こちらはオブジェとして置かれているらしく、郵便機能はありません。 -
さてコチラも入ってみよう。
博物館というよりも年季の入った工場のよう。
ここも入館料300円。
本来は今まで訪れた福原漁場、旧下ヨイチ運上家とのセット券があるらしい。
コロナ?で訪れた時は販売していませんでしたが。
何故かコロナになるとセット券は販売されず。
セット券を販売すると密になるから?余市水産博物館 美術館・博物館
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1階には大きな船の展示。
コレは山形でも見た北前船。
松前藩にもきていたみたいですね。 -
中にはお酒が積まれている。
こちらも銘柄は旧下ヨイチ運上家にあったのと同じ。
関西で積まれたお酒は船で揺られることで美味しさがアップしたらしい。 -
その他にもカヌーっぽいのも展示。
これはカヌーではなく、保津船と呼ばれるニシン漁で使われていたものらしい。
てか、ニシンってこんな船で行くの?
大丈夫? -
他にはポットスチルも。
元々、ニッカウヰスキー余市蒸溜所にあったもの。 -
その他はキュンキュンするような看板が多数。
私、年季の入った…というかレトロな看板結構好きなんです。 -
札幌オリンピックのポスターも。
結構前だと思っていましたが、1972年だったんだ。
その後長野もあったから、結構日本で開催されているな。
その他に北海道100年というポスターもあった。 -
2階に上がってすぐの場所は土器スペース。
こんなに土器を見ることあるのか?ってくらいすごい展示量。 -
様々な時代のものが展示されている。
そして状態がかなりいいんですけど。
土器みるならここが一番じゃないかってくらいすごい。 -
大きさも大小いろいろ。
そして鍋系、壺系等にわかれて展示されているのがわかりやすいし面白い。 -
コチラは縄文土器を再現したもの。
模様も凝っているし、かなりうまい。
作った人は縄文時代でも生きていけそう。 -
余市やアイヌ民族の紹介コーナー。
スペースは小さいですが、民族衣装や刀、道具類等色々な展示が。 -
その中で気になったのが大きなパチンコ。
ではなくて墓標。
地域によって違うらしいのですが、これは余市の男性の墓標。 -
シャチの頭骨。
アイヌの人々は鯱を沖の神、ヒグマを山の神と敬っていたそうな。
このシャチは豊浜神社というところに奉納されていて、祈りを捧げていたらしい。 -
コレはカムイギリの本体という説明があった。
おそらく下がホンモノで上が再現したもの。
雄のシャチで透かし彫りでアイヌ文様を表現しているんだとか。
下部に6カ所の穴があって木彫魚等が吊り下げられていたとか。
用途は何なんだろう。 -
その奥には当時の人々の生活を知ることができるような展示物。
主に漁業に関する展示物が多いのですが。 -
その中で興味を引いたのがコチラ。
なんとニューヨークのパンフレット!
左下にあるのは船での朝食メニュー。
今善作氏という余市出身の方が昭和12年に世界の水産市場調査のため世界一周の旅に出た時のものらしく。
とても興味をそそる品々でした。 -
こちらも興味深かった薬箱。
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りんごラベルの数々。
明治時代に持ち込まれたりんごの苗が順調に実り、余市のリンゴ栽培は拡大。
今はりんごはあまり聞かない気がしますが、栽培されているんでしょうか。 -
その他生活用品等もありとても興味深く見ることができた。
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続いてはニシン漁のコーナー。
ニシン漁に使われた道具が色々展示。
ニシン漁の豆知識等も紹介されている。 -
船やニシンを運ぶための道具。
ニシンを捕獲し陸揚げするまでの沖揚げ。
夜中から早朝にかけてがニシン漁の時間らしく、ニシンを海中にぶら下げられた網の中に取り込むそうです。
船が岸に着くとモッコと呼ばれる背負い具で労家まで運びこまれていました。
写真の右側にあるのがモッコ。 -
ニシンの身欠の道具。
ニシンは数の子や白子等部位によって分けられたそうで。
身欠は数の子等を取り除いたニシンを乾燥させ、包丁で剥がした身をさらに乾燥させたもの。 -
角胴、丸胴等の道具。
シメ粕はニシン釜という大きな鍋で海水と一緒にに挙げて圧搾器にかけて搾り、砕いて乾燥させたもの。
それに使われていた角型と丸型の胴が展示。 -
ニシン釜。
ニシンを1000尾を程入れて煮上げていた釜。
コレにそんなに入るんだ。 -
かぐらさんという船を陸あげするときに使う道具。
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きつという数の子を洗って塩水につけておくのに使うもの。
隣にあるのはコレは粕くだき。 -
ニシン漁に使われた道具。
ニシン漁は夜から早朝の仕事になるので、海の上で待機していたらしい。
冬に海の上って寒いな…。 -
ニシン漁のジオラマ。
ニシン漁最盛期だった大正8年頃の余市のニシン漁の様子を再現したもの。 -
仕事着。
普通に寒そうなんですが…。
その他にも色々展示があり、かなりの時間をココに費やしてしまった。 -
最後にわざわざバスでフゴッペ洞窟に行ったのですが。
見学場所を制限しているため無料!と喜んだのも束の間。
肝心の洞窟内はコロナ影響で入れなかった…。 -
余市からはいったんホテルへ。
ホテルに隣接しているイオンモールの中の六花亭でお菓子を買ってみた。
お土産明日帰る前に買うのですが、他の物も食べてみようかな、と思って。
定番バターサンドの他にもお試しで。
お昼食べる時間がなかったのでお腹も空いていたのでw
醍醐というチーズスフレは濃厚なチーズクリームがサンド。
期間限定の君が家というりんごパイはリンゴの赤ワイン煮がサンドされている。
どれもとっても美味しいけど、結局お土産はバターサンドのみにした。 -
本日の夜はお寿司。
このろまん横丁ってとこにある彩華というお店で。
小さなお店なので予約必須かな。 -
まずはビール。
この時期ビールはちょっと寒いんだけどね。
塩辛っぽいアテが美味しい。彩華 グルメ・レストラン
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ってことでさらにアテw
どれもお酒が進む味で美味しい! -
お寿司を食べる前に、色々頼んでみた。
まずはホッケ。
結構ホッケは好きで、家でも食べたりする。
北海道のホッケは肉厚ホクホク。 -
追加でホタテ。
コレもめっちゃ肉厚でウマウマ。
ホタテが何気にヒットだった。 -
〆はお寿司10貫。
お手頃5貫セットと迷ったけど、せっかくなので10貫を。
てか、食べ過ぎでしょうかw
ランチを食べれなかったのでいいんです。
こんな時期なのでお金も落としたほうがいいし。
海鮮丼も美味しかったけど、やっぱりお寿司の方が好きかなー。
ここのもめっちゃ美味しかった。
最後にお味噌汁のサービスもあり、大満足のディナー。
この日は1日余市を歩き回ったので疲れたので、ホテルに戻って爆睡…。
小樽編②に続く。
https://4travel.jp/travelogue/11711171グランドパーク小樽 グルメ・レストラン
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旅行記グループ 小樽&余市
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