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24年前に出版されたコロナブックスの小さくて贅沢な宿」という本があり、月刊太陽の編集部がまとめた日本全国の小さな宿が紹介されています。その中のいくつかは妻と一緒に泊ったり、食事に行ったりして思い出深い場所があります。その中に東京から一番近い埼玉県の寄居に「京亭」という料理旅館があります。何度か行きたいと思って連絡するのですが、6月に電話しても「鮎の時期はすべて予約で埋まってます。」とのことでした。母が元気だった数年前もトライしてダメだったので、京都に行く際に鳥居本の「平野屋」へ行ったほどです。今年は還暦という事もあり、妻がどこかへ食事に行こうと提案してくれましたが、都内は緊急事態宣言下でお酒も飲めません。特に行きたい店も無かったので「京亭ならいいよ。」と言うと、その場で電話してくれました。すると「少し前にキャンセルが出たので、7月15日の12時からなら予約できます。」とのことでした。誕生日から1日遅れますが、2つ返事で予約してもらいました。寄居までのルートをグーグルで検索してみると、長瀞が近いので長瀞で舟に乗って、秩父から帰ってこようということになりました。行きは有楽町線で朝霞台まで出て、川越と小川町で乗り継ぎ、寄居まで行くことにしました。ところが前日の14日に大雨が降り、15日の長瀞の川下りは営業していませんでした。2週間前に名古屋からフェリーを乗り継いで苫小牧を往復し、仙台の松島で船に乗り、木曽川の鵜飼いもクリアしたのに、最寄りの荒川がダメでした。「京亭」は埼玉なのでお酒が飲めたのと、お客は1日4組が最大な上に、座敷と座敷は廊下で10メートルくらい離れているのでソーシャルディスタンスはしっかり取れていました。結果お昼を食べるだけで1日仕事になりました。

還暦の祝いに東上線に乗って寄居にある佐々紅華の屋敷だった料理旅館「沈流荘 京亭」で天然アユを楽しみ、西武秩父から西武線で帰る。

12いいね!

2021/07/15 - 2021/07/15

798位(同エリア1856件中)

旅行記グループ 2021還暦

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kojikoji

kojikojiさん

24年前に出版されたコロナブックスの小さくて贅沢な宿」という本があり、月刊太陽の編集部がまとめた日本全国の小さな宿が紹介されています。その中のいくつかは妻と一緒に泊ったり、食事に行ったりして思い出深い場所があります。その中に東京から一番近い埼玉県の寄居に「京亭」という料理旅館があります。何度か行きたいと思って連絡するのですが、6月に電話しても「鮎の時期はすべて予約で埋まってます。」とのことでした。母が元気だった数年前もトライしてダメだったので、京都に行く際に鳥居本の「平野屋」へ行ったほどです。今年は還暦という事もあり、妻がどこかへ食事に行こうと提案してくれましたが、都内は緊急事態宣言下でお酒も飲めません。特に行きたい店も無かったので「京亭ならいいよ。」と言うと、その場で電話してくれました。すると「少し前にキャンセルが出たので、7月15日の12時からなら予約できます。」とのことでした。誕生日から1日遅れますが、2つ返事で予約してもらいました。寄居までのルートをグーグルで検索してみると、長瀞が近いので長瀞で舟に乗って、秩父から帰ってこようということになりました。行きは有楽町線で朝霞台まで出て、川越と小川町で乗り継ぎ、寄居まで行くことにしました。ところが前日の14日に大雨が降り、15日の長瀞の川下りは営業していませんでした。2週間前に名古屋からフェリーを乗り継いで苫小牧を往復し、仙台の松島で船に乗り、木曽川の鵜飼いもクリアしたのに、最寄りの荒川がダメでした。「京亭」は埼玉なのでお酒が飲めたのと、お客は1日4組が最大な上に、座敷と座敷は廊下で10メートルくらい離れているのでソーシャルディスタンスはしっかり取れていました。結果お昼を食べるだけで1日仕事になりました。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
グルメ
5.0
ショッピング
4.5
交通
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
私鉄 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 有楽町線で朝霞台まで行き、次は東上線で川越行きに乗り継ぎ、さらに小川町行きに乗り継ぎます。東上線でこんな奥地まで来るのは中学校のイベントで森林公園に来た時以来かもしれません。

    有楽町線で朝霞台まで行き、次は東上線で川越行きに乗り継ぎ、さらに小川町行きに乗り継ぎます。東上線でこんな奥地まで来るのは中学校のイベントで森林公園に来た時以来かもしれません。

  • 小川町行きの特急列車に乗り換えです。

    小川町行きの特急列車に乗り換えです。

  • 特急列車はこんな座席でした。名古屋から犬山へ行くときに乗った名鉄の特急を思い出しました。この特急はふじみ野という駅までは有料のようです。

    特急列車はこんな座席でした。名古屋から犬山へ行くときに乗った名鉄の特急を思い出しました。この特急はふじみ野という駅までは有料のようです。

  • ここでも電車はガラガラでした。この1年以上都心に出る気がしないので、空いているところはありがたいです。

    ここでも電車はガラガラでした。この1年以上都心に出る気がしないので、空いているところはありがたいです。

  • 小川町からは寄居へ行く列車に乗り換えです乗り継ぎが良かったのですぐに出発しました。

    小川町からは寄居へ行く列車に乗り換えです乗り継ぎが良かったのですぐに出発しました。

  • 小川町から寄居までは6駅ですが、聞いたことも無い駅が続きます。鉢形と玉淀の間で荒川を通過しました。目的の「京亭」はこの上流に見える橋の少し先です。

    小川町から寄居までは6駅ですが、聞いたことも無い駅が続きます。鉢形と玉淀の間で荒川を通過しました。目的の「京亭」はこの上流に見える橋の少し先です。

  • なんだかんだ家を出てから2時間以上が過ぎています。

    なんだかんだ家を出てから2時間以上が過ぎています。

  • 寄居駅に着きました。昔見たことのある秩父鉄道ヲキ形貨車が停まっていました。35トン積みのボギー式石灰石バラ積みホッパ車で、ここを走っているのは秩父の武甲山で採れた石灰岩を運んでいるわけです。改めて秩父が近いなと思います。

    寄居駅に着きました。昔見たことのある秩父鉄道ヲキ形貨車が停まっていました。35トン積みのボギー式石灰石バラ積みホッパ車で、ここを走っているのは秩父の武甲山で採れた石灰岩を運んでいるわけです。改めて秩父が近いなと思います。

  • 終点の寄りいですが電車を降りた人はいくらもいませんでした。

    終点の寄りいですが電車を降りた人はいくらもいませんでした。

  • 寄居は東上線と秩父鉄道とJRの八高線が交差する駅です。多分ここへ来たのは初めてだと思います。駅を出てとりあえず荒川に向かって歩くことにします。

    寄居は東上線と秩父鉄道とJRの八高線が交差する駅です。多分ここへ来たのは初めてだと思います。駅を出てとりあえず荒川に向かって歩くことにします。

  • 駅前は工事中でしたが、全く何もないに等しい寂れた街でした。駅に隣接して大きな建物があったので調べてみたら元々はスーパーのライフがあったようですが、2013年に閉店したままになっていました。荒川の近くまで行くと寄居町に鎮座する宗像神社の例大祭の山車の蔵がありました。

    駅前は工事中でしたが、全く何もないに等しい寂れた街でした。駅に隣接して大きな建物があったので調べてみたら元々はスーパーのライフがあったようですが、2013年に閉店したままになっていました。荒川の近くまで行くと寄居町に鎮座する宗像神社の例大祭の山車の蔵がありました。

  • ほんの10日前に名古屋郊外の犬山の城下町で犬山祭りについて学んだばかりだったのでとても興味が湧きました。そなまま荒川の河岸まで出てみます。

    ほんの10日前に名古屋郊外の犬山の城下町で犬山祭りについて学んだばかりだったのでとても興味が湧きました。そなまま荒川の河岸まで出てみます。

  • 川下には先ほど通過してきた東上線の鉄橋が見えました。前日の大雨のせいで増水しているのが感じられました。

    川下には先ほど通過してきた東上線の鉄橋が見えました。前日の大雨のせいで増水しているのが感じられました。

  • 例大祭は毎年春と秋に行なわれますが、山車の出る寄居秋祭りは11月第1日曜とその前日の土曜に行われるそうです。付祭りの際は寄居市街(本町から武町の間)が歩行者天国となり、本町、中町、栄町、武町、茅町、宮本、常木の山車の曳きまわしを行なわれるそうです。機会があったら見てみたいものですが、その日のうちに帰ってこれるのかが疑問です。秩父の夜祭りでも帰りのレッドアローが予約できなくて困ったことがありました。この時は偶然目の前でキャンセルされた方がいて買うことが出来ましたが。

    例大祭は毎年春と秋に行なわれますが、山車の出る寄居秋祭りは11月第1日曜とその前日の土曜に行われるそうです。付祭りの際は寄居市街(本町から武町の間)が歩行者天国となり、本町、中町、栄町、武町、茅町、宮本、常木の山車の曳きまわしを行なわれるそうです。機会があったら見てみたいものですが、その日のうちに帰ってこれるのかが疑問です。秩父の夜祭りでも帰りのレッドアローが予約できなくて困ったことがありました。この時は偶然目の前でキャンセルされた方がいて買うことが出来ましたが。

  • 普通の街並みの中にこんもりとした木々の庭園が見えてくると「京亭」に到着したのだと分かりました。母も連れてきてあげたかった料理屋さんです。

    普通の街並みの中にこんもりとした木々の庭園が見えてくると「京亭」に到着したのだと分かりました。母も連れてきてあげたかった料理屋さんです。

  • 「京亭」は草オペラの創始者として、また「君恋し」や「祇園小唄」や「唐人お吉の唄」等を作曲した佐々紅華(さっさこうか)が、かつて訪れたこの地の美しい山河の姿を忘れられず、昭和7年にここを永住の地と定めて自ら図を引いて建てた建物だそうです。

    「京亭」は草オペラの創始者として、また「君恋し」や「祇園小唄」や「唐人お吉の唄」等を作曲した佐々紅華(さっさこうか)が、かつて訪れたこの地の美しい山河の姿を忘れられず、昭和7年にここを永住の地と定めて自ら図を引いて建てた建物だそうです。

  • 「枕流荘」虚羽亭「京亭」と号し、完成するまでに5年とも6年とも言われていますが、実際はなお未完成のままです。京亭の設計図は紅華自ら引き、現場の監督までしています。

    「枕流荘」虚羽亭「京亭」と号し、完成するまでに5年とも6年とも言われていますが、実際はなお未完成のままです。京亭の設計図は紅華自ら引き、現場の監督までしています。

  • 佐々紅華は浅草区蔵前にあった旧制の東京高等工業学校(現在の東京工業大学)工業図案科に進学しているので、造作ないことだったのではないでしょうか。

    佐々紅華は浅草区蔵前にあった旧制の東京高等工業学校(現在の東京工業大学)工業図案科に進学しているので、造作ないことだったのではないでしょうか。

  • 妻はとっとと玄関の扉を開けて奥に声を掛けています。

    妻はとっとと玄関の扉を開けて奥に声を掛けています。

  • 表からちょっと見ただけでもその細かいデザインのこだわりが感じられます。建物を見学するのも楽しみになってきました。

    表からちょっと見ただけでもその細かいデザインのこだわりが感じられます。建物を見学するのも楽しみになってきました。

  • 現在の「京亭」は1階に3部屋(正確には継ぎの間が付いた2間)と2階に1部屋の4部屋で営業しているようです。偶然とはいえよく予約が出来たものです。この日のお昼は1階の3部屋だけが使われているようでした。

    現在の「京亭」は1階に3部屋(正確には継ぎの間が付いた2間)と2階に1部屋の4部屋で営業しているようです。偶然とはいえよく予約が出来たものです。この日のお昼は1階の3部屋だけが使われているようでした。

  • 妻は「京亭」について事前に調べていたようで、「この部屋が一番良い部屋じゃない。」と言い出します。確かに一番奥の座敷で、次の間まで含めると20畳くらいの広さになります。

    妻は「京亭」について事前に調べていたようで、「この部屋が一番良い部屋じゃない。」と言い出します。確かに一番奥の座敷で、次の間まで含めると20畳くらいの広さになります。

  • 一番良い部屋だろうという理由はまた後で説明します。埼玉県はまん延防止ではありましたが、この料亭ではお酒は3名までは出せるけど。それ以上の場合は出さないとのことでした。我々は2名なのでまずはビールをお願いします。

    一番良い部屋だろうという理由はまた後で説明します。埼玉県はまん延防止ではありましたが、この料亭ではお酒は3名までは出せるけど。それ以上の場合は出さないとのことでした。我々は2名なのでまずはビールをお願いします。

  • 料理は6,500円の天然アユのコースでお願いしていました。冬季には河豚料理やすっぽん料理もやっているそうです。その前に落ち鮎の季節にもう一度来てみたいです。

    料理は6,500円の天然アユのコースでお願いしていました。冬季には河豚料理やすっぽん料理もやっているそうです。その前に落ち鮎の季節にもう一度来てみたいです。

  • 最初に出てきたのは一見すると甘露煮ですが、こちらでは「煮びたし」と呼ばれます。9時間焚くそうですが、型崩れも無くて甘露煮のような強いベタッとした甘さもありません。これは美味しいので、お土産にも用意してもらいました。

    最初に出てきたのは一見すると甘露煮ですが、こちらでは「煮びたし」と呼ばれます。9時間焚くそうですが、型崩れも無くて甘露煮のような強いベタッとした甘さもありません。これは美味しいので、お土産にも用意してもらいました。

  • テーブルに横並びで座るので床の間を背に美しい庭園が見渡せます。敷地の庭園の先は先ほどの荒川の谷で、その奥には借景で鉢形城址の森が見えます。荒川の崖に反射する川のせせらぎが座敷にまで届くので、それだけでも涼しい気分になれます。

    テーブルに横並びで座るので床の間を背に美しい庭園が見渡せます。敷地の庭園の先は先ほどの荒川の谷で、その奥には借景で鉢形城址の森が見えます。荒川の崖に反射する川のせせらぎが座敷にまで届くので、それだけでも涼しい気分になれます。

  • 苫舟の形の器を開けるとうるかが入っていました。ここで日本酒を1本お願いしました。

    苫舟の形の器を開けるとうるかが入っていました。ここで日本酒を1本お願いしました。

  • 前菜はコーンの擂り流しと叩きごぼうと枝豆と白身魚のしんじょと茄子の煮びたしで、どれも美味しいです。擦り流しとい函館の谷地頭温泉にあった「池の端」でいただいたフキの擂り流しの味が忘れられないのですが、それ以降いただけないでいます。

    前菜はコーンの擂り流しと叩きごぼうと枝豆と白身魚のしんじょと茄子の煮びたしで、どれも美味しいです。擦り流しとい函館の谷地頭温泉にあった「池の端」でいただいたフキの擂り流しの味が忘れられないのですが、それ以降いただけないでいます。

  • 飲みきれなかったら持ち帰えれると聞いたので冷酒をお願いしました。京亭のオリジナルラベルですが、長瀞の藤崎摠兵衛商店で醸造されたものです。使いやすい片口に移していただきました。

    飲みきれなかったら持ち帰えれると聞いたので冷酒をお願いしました。京亭のオリジナルラベルですが、長瀞の藤崎摠兵衛商店で醸造されたものです。使いやすい片口に移していただきました。

  • お造りはもちろんアユの洗いです。

    お造りはもちろんアユの洗いです。

  • ガラスの受け皿と青竹の器が涼しげです。これは日本酒が進みます。

    ガラスの受け皿と青竹の器が涼しげです。これは日本酒が進みます。

  • 表ではもうヒグラシも鳴いているようです。

    表ではもうヒグラシも鳴いているようです。

  • 続いて山芋と鰻にお出汁のジュレとポン酢のジュレが添えられています。これもさっぱりして美味しかったです。今年は熱田のひつまぶしに始まって鰻づいています。

    続いて山芋と鰻にお出汁のジュレとポン酢のジュレが添えられています。これもさっぱりして美味しかったです。今年は熱田のひつまぶしに始まって鰻づいています。

  • 家でだとここまでの料理は食べられないですからね。

    家でだとここまでの料理は食べられないですからね。

  • そして炭火で焼かれたアユの塩焼きがやってきました。京都の吉兆とかで竹籠に笹を敷き詰めた趣向も良いですが、これはこれで美味しそうです。

    そして炭火で焼かれたアユの塩焼きがやってきました。京都の吉兆とかで竹籠に笹を敷き詰めた趣向も良いですが、これはこれで美味しそうです。

  • 小ぶりのアユは見ただけで頭からバリバリいただけるのが分かります。

    小ぶりのアユは見ただけで頭からバリバリいただけるのが分かります。

  • 串から抜いていただきお皿の上に盛られました。これはタデ酢でいただきますが、香ばしくて熱々の焼き立てですから美味しくない訳がありません。大きさもちょうどよくてて苦みもお酒に合います。

    串から抜いていただきお皿の上に盛られました。これはタデ酢でいただきますが、香ばしくて熱々の焼き立てですから美味しくない訳がありません。大きさもちょうどよくてて苦みもお酒に合います。

  • 妻がアユを残さないかなと思いましたが、美味しいものを残すわけがありません。4合瓶を片手に日本酒もガンガン進んでいます。

    妻がアユを残さないかなと思いましたが、美味しいものを残すわけがありません。4合瓶を片手に日本酒もガンガン進んでいます。

  • 紅華が晩年に地元紙の埼北新聞に書いた、七代目松本幸四郎についての記事があります。それによると「高麗屋松本幸四郎の別荘が寄居の雀宮公園にあったという話はもうひとつの語り草に終わっているようだ。私は蔵前の学生時分当時(明治42、3年頃)ワグネルソサイティに集まる慶応ボーイなどと共に幸四郎がまだ高麗蔵と言っていた頃のこと、ハイカラハンサムだった彼の演ずる珍妙な和製オペラの助演歌手として歌舞伎座へ25日ぶっ通しで通いつめた。

    紅華が晩年に地元紙の埼北新聞に書いた、七代目松本幸四郎についての記事があります。それによると「高麗屋松本幸四郎の別荘が寄居の雀宮公園にあったという話はもうひとつの語り草に終わっているようだ。私は蔵前の学生時分当時(明治42、3年頃)ワグネルソサイティに集まる慶応ボーイなどと共に幸四郎がまだ高麗蔵と言っていた頃のこと、ハイカラハンサムだった彼の演ずる珍妙な和製オペラの助演歌手として歌舞伎座へ25日ぶっ通しで通いつめた。

  • それが奇縁で幸四郎マニアになって今でも私の床の間には八代目団十郎に扮した幸四郎の隅押し(芝居の面写)が懸けてあるが、その落款には大正甲寅9月於帝劇七代目松本幸四郎雀亭、と印してある。昭和27年1月<br />正にその掛け軸のかかった座敷なので、この部屋が一番良い部屋かなと思ったわけです。

    それが奇縁で幸四郎マニアになって今でも私の床の間には八代目団十郎に扮した幸四郎の隅押し(芝居の面写)が懸けてあるが、その落款には大正甲寅9月於帝劇七代目松本幸四郎雀亭、と印してある。昭和27年1月
    正にその掛け軸のかかった座敷なので、この部屋が一番良い部屋かなと思ったわけです。

  • 焼きアユと日本酒を楽しんでいると鉄鍋が届きました。中居さんは「女将が来て仕上げますので、絶対に開けないでください。」と言い残して障子を閉めて行かれます。

    焼きアユと日本酒を楽しんでいると鉄鍋が届きました。中居さんは「女将が来て仕上げますので、絶対に開けないでください。」と言い残して障子を閉めて行かれます。

  • しばらくすると小柄な女将さんがやって来て、楽しいお話と共にアユご飯を仕上げてくださいます。

    しばらくすると小柄な女将さんがやって来て、楽しいお話と共にアユご飯を仕上げてくださいます。

  • もちろん写真も撮らせてくれます。

    もちろん写真も撮らせてくれます。

  • 話しをされながら手際よく頭と骨とヒレを取り除きます。そして刻み葱を混ぜて出来上がりです。

    話しをされながら手際よく頭と骨とヒレを取り除きます。そして刻み葱を混ぜて出来上がりです。

  • アユご飯ときのこの椀とお漬物です。

    アユご飯ときのこの椀とお漬物です。

  • このアユご飯は絶品でした。あまりのおいしさに2人共黙っておかわりし続けます。それでも食べきれないので持ち帰りにしてきました。そんなこともあろうと妻は保冷バックと保冷剤を持ってきていました。

    このアユご飯は絶品でした。あまりのおいしさに2人共黙っておかわりし続けます。それでも食べきれないので持ち帰りにしてきました。そんなこともあろうと妻は保冷バックと保冷剤を持ってきていました。

  • 最後に白玉とあんことフルーツのデザート。母の新盆でお迎え団子を作ったばかりだったので、母を連れて来たかったと改めて思います。

    最後に白玉とあんことフルーツのデザート。母の新盆でお迎え団子を作ったばかりだったので、母を連れて来たかったと改めて思います。

  • 食事の後は邸宅の中を見学させていただきました。庭に面して広い廊下があり、内側にも細い廊下があります。

    食事の後は邸宅の中を見学させていただきました。庭に面して広い廊下があり、内側にも細い廊下があります。

  • その廊下沿いには中庭がありますが、池までありました。

    その廊下沿いには中庭がありますが、池までありました。

  • 座敷は建物が雁行していて動線も分かれているので人の気配はしますが、出会う事はありませんでした。真ん中の部屋の方が出られた後で見せていただきました。

    座敷は建物が雁行していて動線も分かれているので人の気配はしますが、出会う事はありませんでした。真ん中の部屋の方が出られた後で見せていただきました。

  • こちらも次の間があってゆったりした雰囲気です。このスペースに2名から3名なので贅沢と言えば贅沢です。

    こちらも次の間があってゆったりした雰囲気です。このスペースに2名から3名なので贅沢と言えば贅沢です。

  • 外廊下のガラス戸を開けると栗の木らしい濡縁(ぬれえん)がありました。竹を間に入れて軽ろやかな雰囲気にしています。

    外廊下のガラス戸を開けると栗の木らしい濡縁(ぬれえん)がありました。竹を間に入れて軽ろやかな雰囲気にしています。

  • 荒川側の庭は明るく開けていますが、こちらにも池が設けられています。奥に見える石橋の先が荒川の崖になっていて、対岸の鉢形城址の森が借景になっています。

    荒川側の庭は明るく開けていますが、こちらにも池が設けられています。奥に見える石橋の先が荒川の崖になっていて、対岸の鉢形城址の森が借景になっています。

  • 庭先から建物を見ると3段にクランクした雁行(がんこう)のデザインになっています。これはそれぞれの部屋から庭が良く見えるようにしたのだと思います。

    庭先から建物を見ると3段にクランクした雁行(がんこう)のデザインになっています。これはそれぞれの部屋から庭が良く見えるようにしたのだと思います。

  • サンダルが置いてあるので庭を歩くことが出来ます。前日は大雨でこの日も曇ったり晴れたりの日でした。

    サンダルが置いてあるので庭を歩くことが出来ます。前日は大雨でこの日も曇ったり晴れたりの日でした。

  • 石橋の先の鉢形城址の森がきれいに望めます。ここに建物があったらこの庭は台無しになりますね。

    石橋の先の鉢形城址の森がきれいに望めます。ここに建物があったらこの庭は台無しになりますね。

  • 対岸の岸壁に反射した荒川の流れの音が涼しさを感じさせます。

    対岸の岸壁に反射した荒川の流れの音が涼しさを感じさせます。

  • 日差しが記通なってきたので妻は部屋に戻ってしまいました。

    日差しが記通なってきたので妻は部屋に戻ってしまいました。

  • 一番奥の部屋はお客さんが出たばかりだったので見には行きませんでした。

    一番奥の部屋はお客さんが出たばかりだったので見には行きませんでした。

  • 階段を上がった2階の部屋も見に行きました。

    階段を上がった2階の部屋も見に行きました。

  • 佐々紅華(さっさ こうか)の存命中にこの邸宅は完成していないので、漆喰の塗壁などは仕上がっていないまま現在に至っているそうです。

    佐々紅華(さっさ こうか)の存命中にこの邸宅は完成していないので、漆喰の塗壁などは仕上がっていないまま現在に至っているそうです。

  • 階段を上がった右に2間が続き、こちらでも食事が出来るようです。

    階段を上がった右に2間が続き、こちらでも食事が出来るようです。

  • 床の間の設えは完成されているのか未完成なのか…。

    床の間の設えは完成されているのか未完成なのか…。

  • 2階の座敷からの眺めは荒川までが見渡せるので良いですね。

    2階の座敷からの眺めは荒川までが見渡せるので良いですね。

  • もう少し前だったらツツジかサツキの花がきれいだったのだと思います。稲妻のような形につなぎかけた橋は「八橋」と呼ばれるもので、愛知県知立市の八橋町に由来するものです。見たところ庭には燕子花(かきつばた)は無さそうです。

    もう少し前だったらツツジかサツキの花がきれいだったのだと思います。稲妻のような形につなぎかけた橋は「八橋」と呼ばれるもので、愛知県知立市の八橋町に由来するものです。見たところ庭には燕子花(かきつばた)は無さそうです。

  • 2回にも1階と同じように外廊下が設けられています。眺めの邪魔にならないようにかなり大きなガラス窓になっています。

    2回にも1階と同じように外廊下が設けられています。眺めの邪魔にならないようにかなり大きなガラス窓になっています。

  • オーバーデザインのようにも見えますが、かなり凝った造りになっています。

    オーバーデザインのようにも見えますが、かなり凝った造りになっています。

  • 美しい枝振りの松が1枚の絵のようです。

    美しい枝振りの松が1枚の絵のようです。

  • 見送ってくださった女将さんは佐々の養女だそうで、料理長は弟さんが務めているそうです。近い将来にまた訪れたい料亭でした。ちなみに宿泊は年内全部予約でいっぱいだそうです。

    見送ってくださった女将さんは佐々の養女だそうで、料理長は弟さんが務めているそうです。近い将来にまた訪れたい料亭でした。ちなみに宿泊は年内全部予約でいっぱいだそうです。

  • 秋祭りの山車の蔵に見送られながら駅に向かいます。

    秋祭りの山車の蔵に見送られながら駅に向かいます。

  • 秩父鉄道のホームは昭和を感じる雰囲気が残っています。秩父方面への電車は下校時間の高校生でかなり混んでいました。何とか座れたのでお花畑まで乗りましたが、思っていたより時間がかかりました。

    秩父鉄道のホームは昭和を感じる雰囲気が残っています。秩父方面への電車は下校時間の高校生でかなり混んでいました。何とか座れたのでお花畑まで乗りましたが、思っていたより時間がかかりました。

  • お花畑駅で下車して西武秩父の駅に向かうと、武甲山がきれいに見えました。両親が結婚してすぐのころに、父が出掛けるからとワンピースにハイヒールでお洒落したら武甲山に連れて来られた母が怒った話を何度も聞かされたことを思い出します。

    お花畑駅で下車して西武秩父の駅に向かうと、武甲山がきれいに見えました。両親が結婚してすぐのころに、父が出掛けるからとワンピースにハイヒールでお洒落したら武甲山に連れて来られた母が怒った話を何度も聞かされたことを思い出します。

  • しばらく来ないうちに西武秩父の駅周辺は変わっていました。最後に来た秩父夜祭りからも12年も経っていました。

    しばらく来ないうちに西武秩父の駅周辺は変わっていました。最後に来た秩父夜祭りからも12年も経っていました。

  • 駅前温泉祭の湯にも入りたかったですが、すでに午後4時なので諦めました。これで長瀞に行っていたらどうなっていたでしょう。

    駅前温泉祭の湯にも入りたかったですが、すでに午後4時なので諦めました。これで長瀞に行っていたらどうなっていたでしょう。

  • フードコートで冷たいものをいただいてクールダウンします。

    フードコートで冷たいものをいただいてクールダウンします。

  • また近いうちに秩父へ来たい気持ちになりました。

    また近いうちに秩父へ来たい気持ちになりました。

  • お土産に豚肉の味噌漬けとか買い求めました。ここで懐かしいかごを見つけました。子供の頃に地方へ行くとこの緑色のビニールのバックにいろいろな名産品が入れられて売っていました。それはリンゴだったりミカンだったり、サザエだったり…。懐かしい気分になりました。

    お土産に豚肉の味噌漬けとか買い求めました。ここで懐かしいかごを見つけました。子供の頃に地方へ行くとこの緑色のビニールのバックにいろいろな名産品が入れられて売っていました。それはリンゴだったりミカンだったり、サザエだったり…。懐かしい気分になりました。

  • 特急ラビューの出発時間が近かったのでチケットを買って、買い物をしている妻を呼びに戻ります。

    特急ラビューの出発時間が近かったのでチケットを買って、買い物をしている妻を呼びに戻ります。

  • ラビューに乗るのは初めてなので、帰りを西武線にして良かったです。

    ラビューに乗るのは初めてなので、帰りを西武線にして良かったです。

  • 来るたびに武甲山の姿は変わっています。

    来るたびに武甲山の姿は変わっています。

  • 石灰岩の採掘はまだ続いているのですね。

    石灰岩の採掘はまだ続いているのですね。

  • この山に登ったのは50年くらい前になります。

    この山に登ったのは50年くらい前になります。

  • 通過するラビューを踏切で見ることはありますが、大きな窓に驚かされます。

    通過するラビューを踏切で見ることはありますが、大きな窓に驚かされます。

  • 池袋行きの特急ラビューもガラガラでした。しかし全体に黄色すぎて落ち着かない雰囲気です。建築家の先生がデザインしているようですが…。

    池袋行きの特急ラビューもガラガラでした。しかし全体に黄色すぎて落ち着かない雰囲気です。建築家の先生がデザインしているようですが…。

  • シートの座り心地は良かったです。

    シートの座り心地は良かったです。

  • 東上線と秩父鉄道と西武線を駆使した旅はお昼を食べるだけで丸1日かかってしまいましたが、長年の夢がかなったので妻に感謝です。

    東上線と秩父鉄道と西武線を駆使した旅はお昼を食べるだけで丸1日かかってしまいましたが、長年の夢がかなったので妻に感謝です。

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