2020/12/14 - 2020/12/18
2963位(同エリア3972件中)
実結樹さん
この旅行記スケジュールを元に
阪急交通社の「たっぷり5日間で美しき20景と4泊ともデラックスホテルを存分に楽しむ沖縄本島大縦断 ちょっと贅沢な旅」という長いタイトルのツアー参加3日目の後半です。
表紙写真は「果報バンタ」。
3日目 2020/12/16(水)曇り
09:00 オキナワマリオットリゾート&スパ発
09:45~10:00 読谷村「座喜味城跡」
10:25~10:40 黒糖工場の見学
11:05~12:00 恩納村「琉球村」
12:00~12:30 団体専用レストラン
きじむなぁ食堂でランチ
★13:30~14:00 うるま市「勝連城跡」
★14:10~14:15 海中道路
★14:30~15:00 ぬちまーす・果報バンタ
★15:25~15:35 伊計島の「仲原遺跡」
★15:50~16:00 浜比嘉島
★17:30 同上ホテル連泊
★がこの旅行記の範囲です
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス JALグループ JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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-
午前中、座喜味城跡・黒糖工場・琉球村を見て、村内のレストランで団体様御膳のランチでした。
琉球村 テーマパーク
-
その後、一時間バスに揺られ、沖縄本島中部の太平洋に突き出した与勝半島へ向かいます。
琉球村は本島西側なので、ほぼ本島を横断するような形です。
与勝半島は別名「勝連半島」ともいい、これから行く目的地はそこにある「勝連城跡」です。 -
13:30~14:00 うるま市「勝連城跡」見学。
2000年にこちらも世界遺産に登録されています。
向こうに見える小高い城壁跡まで、勝連城跡(世界遺産) 名所・史跡
-
ゆるい坂道を上ります。
「勝連城跡」は阿麻和利(あまわり)が居城した城です。
沖縄の城の中で最も古く、築城は12世紀頃から始まっていたと伝えられています。
現在の規模になったのは14世紀頃。
阿麻和利は国王の重臣の護佐丸を滅ぼし、
さらに琉球統一をめざし首里城を攻めましたが、
1458年に大敗して滅びたそうです。 -
途中には古城にまつわる史跡が点在しています。
これは麓の四の曲輪の「ウタミシガー」。
”お試し” という意の「ウタミシ」と泉を意味する「カー」の合体語。
元旦に、ここの水の量によって一年の豊作・凶作を占うことから「ウタミシガー」という名前が付いたと伝えられています。 -
その近くの「ミートゥガー」。
木立の根元の泉です。 -
かつてここは泉(カー)で男女の逢瀬の場であったという伝説があります。
「縁結びのカー」なので「ミートゥガー」。
女性が自由に外出できる口実は泉への水汲みくらいだったことに由来しています。
でも、周りに何も無くてこんな開放的な場所で内緒で逢う事なんて出来たのかな?
当時は建物が有ったのかも知れない、と余計な気を回してしまいましたよ (ー ー; -
上るに連れてだんだん視界が開けてきました
-
各曲輪を結ぶ石段は、敵軍侵入を防ぐ目的で城壁に沿うように右側から旋回して上る構造になっています。
この辺りは今は歩きやすいように木製の階段として整備されています。 -
「三の曲輪城門(四脚門)」
長い石畳道を上りつめた所に、かつては内郭の門がありました。 -
発掘調査で、三の曲輪城門は、四本の柱で屋根を支える四脚門(薬医門)であったと推定されています
-
三の曲輪の「トゥヌムトゥ」と
「肝高(きむたか)の御嶽(うたき)」の遠景
実際に行った時は下調べも無しだったし、ただ急いで撮って回っただけだったので的を得ていない写真です。
今調べたら「肝高の御嶽」って青い矢印の茂みの辺りのことらしい。
赤い矢印は「肝高の御嶽」の表示板です。
木の下には白い「トゥヌムトゥ」の説明板。
「肝高の御嶽」は三の曲輪で神人(かみんちゅ)と呼ばれる女性祭司を中心に行われる「ウマチー」という年中行事の拝所(うがんじゅ)だそうです。
旧暦2月と3月に「麦」、5月と6月には「稲」の豊作を祈りました。 -
「トゥヌムトゥ」
ウマチーの際、神人(かみんちゅ)たちが腰掛けたと言われる石列です。
青い矢印は「肝高の御嶽」。
赤い矢印は「肝高の御嶽」の表示板です。 -
「ウミチムン(火の神)」
三の曲輪内の城の台所。
3個のかまど石を意味します。 -
三の曲輪の広い空間は、政治的な儀式などが行われていたと考えられています
-
階段を上がり二の曲輪へ向かいます
-
二の曲輪には、間口約17m、奥行き約14.5mの長方形をした殿舎跡が残っています
-
これは一の曲輪から見下ろした二の曲輪。
-
一の曲輪への登り口です。
石階段ではなく歩きやすいように整備されています。
途中でこの階段は終わり、 -
その先はこんな急坂になります。
戦の際、城内に攻め入った敵が一挙に侵入できないよう、上るにつれて階段幅も徐々に狭まる構造となっています。
また、脇の城壁の上から敵の横腹を衝く役目も果たしています。 -
一の曲輪のほぼ中央にある「玉ノミウジ御嶽」
勝連を守護する大きな霊石を御神体とする御嶽です。
また、霊石脇の穴は、二の曲輪のウシヌジガマと繋がっており、有事の際の抜け穴として使用されていたという伝説が残されています。 -
最も高い一の曲輪からは、
北は遥か金武湾を囲む山原(やんばる)の山々や太平洋の島々が望まれ、
南は知念半島や中城(なかぐすく)湾、
それを隔てて護佐丸の城である中城城が一望できます。
海が近い勝連城は海外交易によって、本土の京都や鎌倉にも並ぶ繁栄をみせたそうです。 -
遠くから見ても美しいお城です。
14:00 30分の見学で勝連城を後にします。 -
14:15 「海中道路」通過。
本島東部の「与勝半島」と「平安座(へんざ)島」を結ぶ全長4.75kmの県道です。海中道路 名所・史跡
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橋ではなく、浅い海域に土手を築いて造られた道路で東洋一の長さを誇ります。
私、”海中” って言うから海の下を走る透明な海底トンネルみたいなのを想像していましたが全く違いました (ー ー; -
マリンスポーツのメッカでもあります
-
沖縄リピーターの旅仲間も海中道路はツアーでは滅多に通らないスポットだと言っていました。
-
14:30~15:00 「宮城島」にある観光製塩ファクトリー「ぬちまーす」見学。
「ぬちまーす」とは沖縄の言葉で「命の塩」という意味です。 -
見て、食べて、学んで、
-
買い物もできる観光施設です
-
まず工場見学です
-
崖下の綺麗な海から汲み上げた海水を使った「常温瞬間空中結晶製塩法」での海塩作りがガラス戸越しに眺められます。
スノーパウダーのようなきめ細かさが特徴です。
沖縄の雪景色にも例えられます。
売店で試食もできます。 -
その後、時間まで周辺のパワースポットを巡ります。
先ず、製塩工場の裏手の「龍神風道」へ。
敷地内で最もエネルギーの通りが良いパワースポットであり、竜宮神のエネルギーが龍神風道の入口を経て敷地内に広がると言われています。
健康祈願に御利益とか・・ -
一番の見所「果報(かふう)バンタ」は「幸せ岬」という意味。
これだけは是非見ておこうと走って行きました。
ファクトリーから5分程です。 -
眼下に見える「ぬちの浜」には満月の夜、ウミガメが産卵に訪れるそうです。
海抜60mの丘から浜に降りることは現実的には不可能なので、手付かずの自然が浜には残っているそうです。果報バンタ 自然・景勝地
-
「三天御座(ミティンウザ)」は仕事運のパワーを貰えるそうな。
天と地と海の三つの神様のパワーが集まる場所とされる小さな鍾乳洞です。 -
「はなり嶽(だき)」
三天御座と果報バンタを含む小山全体を「はなり獄」といいます。
一帯がパワースポットとされています。
霊感度のいい人は指先がしびれるそうですが、わたし、このテのものに対しては全く鈍感で、何~にも感じませんでした (u_u) -
無機質な景色ばかりなのでここでちょっと差し色です。
でも、何ちゅう花かいな?
15:00 30分の見学で「ぬちまーす」を後にします。 -
サトウキビ畑を車窓から見つつ、
-
15:25~15:35 隣の「伊計島」の「仲原(なかばる)遺跡」です
-
「イチハナリ」とよばれる伊計島の丁度中心に在ります。
「国指定史跡」になっています。 -
サトウキビ畑でしたが、1978年に発見され竪穴式住居跡が発掘されました
仲原遺跡 名所・史跡
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縄文時代後期から弥生時代前期にかけてのムラで、当時の集落が推定復元されています。
-
第11号復原住居
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案内表示
四辺に石灰岩の縁石があり、入口は南向き。
炉は無く、土器片が重なるように大量に出土している・・
雪深い青森の三内丸山遺跡なんかとは段違いで、沖縄だったら住居内に炉が無くても暮らせただろうなと思いました。
見学時間はほんの10分間でしたがそれで十分ですね。
普通の沖縄ツアーでは先ず訪れない場所です。
15:35 遺跡を後にします。 -
15分走って、
-
15:50~16:00 のここでも10分間、
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「浜比嘉(はまひが)島」です
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展望所から、
浜比嘉島 自然・景勝地
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今走って来た「浜比嘉大橋」を見ます。
浜比嘉島と平安座島(へんざじま)とを結ぶ沖縄県道238号(浜比嘉平安座線)の途中にある全長1.43kmの海上橋です。 -
このツアーは通常の沖縄2泊3日くらいの旅だと絶対に訪れないようなマイナーな場所に連れて行ってくれるので、沖縄リピーターの人も結構参加して居ましたね。
海辺のリゾートホテルで日がな一日のんびりするというスタンスのツアーではなく、私のようにほぼ沖縄初心者にとってはうってつけのコースだと思います。 -
駐車場のある「開通記念公園」には、橋開通の喜びを歌った人間国宝:島袋正雄先生の歌碑が建っています。
だんじゅかれよしの 浜比嘉の橋や
眺めてもあかぬ 四方の景色
いかにも縁起のよい浜比嘉の橋よ
四方の景色は見飽きることがない・・
島袋正雄先生は野村流琉球古典音楽保持者で三線(さんしん)演奏家。
平成12年人間国宝。
2018年に95歳で他界されています。
公園のトイレを使い、90分走って、 -
17:30 連泊の「オキナワ マリオットリゾート&スパ」に戻ります。
連泊って ”面倒な荷造りが無くてゆったり楽々” なんて旅行社はいうけれど、要は宿泊料金が割安になるからなんですよね。
行程的には行ったり来たりでかなりのロスタイムが生じます。オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパ 宿・ホテル
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明日、四日目は「知念岬公園」「斎場御嶽」「おきなわワールド」などを観光します
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