2021/07/23 - 2021/07/24
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今回は遠野と三陸海岸を巡る旅。
青春18きっぷを使ってのんびり東北本線から釜石線、三陸鉄道リアス線、BRT大船渡線、JR大船渡線を乗り継ぎます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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旅行2日目の朝。
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まずは三陸鉄道で盛駅へ向かいます。
釜石駅 駅
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三陸鉄道を利用するのは初めて。
三陸鉄道 リアス線 乗り物
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2両編成で後部に少し変わった形の車両が接続されていました。
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中に入るとこんな感じ。
車掌さんに聞くと特に指定席券などの特別料金なしで乗車可能とのこと。
三陸鉄道HPによると昭和初期の優等車両をイメージしながらレトロ調とした車両で愛称は「さんりくしおさい」。 -
車両はほとんど貸し切り状態。
朝から気分が揚ります。 -
釜石・盛区間はリアス海岸を走るせいか体感でいうと6割以上がトンネル。
長いトンネルを抜けると一瞬海岸の絶景が広がり、またすぐにトンネルに入ります。 -
リアス海岸の入り江は波が低く風も穏やかで水深が深いため、古くから魚場や養殖場として活用されてきたそうで、入り江ごとに小さな集落が散在しています。
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豊かな海が広がる、のどかな風景。
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三陸鉄道終着の盛駅到着。
盛駅 駅
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ここからはBRT大船渡線へ乗り換え。
BRT大船渡線は東日本大震災で廃線になった鉄道跡をバス専用道路として整備した全国的にも珍しいBRT(バス高速輸送システム)路線。BRT大船渡線 (バス高速輸送システム) 乗り物
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以前BRT気仙沼線を利用したことがありますが、バス一台分の車線が延々と続く景色は何ともいえない不思議な感じ。
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バスは海岸沿いを走っていきます。
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海から雲が沸いて山を登っていきます。
これは東北太平洋沿岸特有の「やませ」という現象で、初夏から夏にかけてオホーツク海から冷たく湿った偏東風が濃霧を伴って吹き込んできたもの。 -
神秘的な風景ですが、かつては「飢饉は海から来る」とも言われ冷害・凶作の元凶となったそう。
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BRT陸前高田駅に到着。
陸前高田駅 駅
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少し高台にある駅から海に向かってちょっと異様な風景が広がっています。
広い更地に道路が何本か通り廃墟となった建物がいくつか残るだけ。
周りには人っ子一人いません。
写真の建物は「震災遺構 米沢商会」。 -
駅の隣にあった木造の大きな建物は、複合型コミュニティ施設「まちの縁側」。
中にはカフェや観光案内所が入っています。
案内所で観光マップをもらって高田松原津波復興祈念公園へ向かいます。 -
高田松原津波復興祈念公園
BRT陸前高田駅から20分ほど歩いて到着。
東日本大震災からの復興の象徴となる国営追悼・祈念施設。高田松原津波復興祈念公園 公園・植物園
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道の駅高田松原
高田松原津波復興祈念公園内にある道の駅。道の駅 高田松原 道の駅
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連休中ということもあって賑わっています。
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まつばら食堂
道の駅に入っている漁協直営の食堂で先ずは昼食。まつばら食堂 グルメ・レストラン
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道の駅の中にも飲食エリアがありますが、開放的なテラス席でいただくことにします。
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海鮮丼セット
ボタン海老やマグロ、イクラが入ってなかなか豪華。
メカブそばもツルツルしていて美味しい。 -
道の駅からまっすぐ伸びる白い道を通り、
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防潮堤に上ると献花台からは穏やかな海が広がります。
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海岸には津波で全滅した松原の再建のため松の苗が植えられています。
波ひとつない穏やかな海。 -
道の駅の建物自体も公園の一部として計算されて建てられているようで、防潮堤から振り返ると周りの風景と調和していて美しい。
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きれいに整備された広い公園は今では陸前高田市の観光の中心となっているようです。
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奇跡の一本松
津波に耐えて奇跡的に残った一本松奇跡の一本松 名所・史跡
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震災以前7万本と言われる松が植えられていた高田松原は人気の観光地であり、市民の憩いの場所であったそう。
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数年前に枯死したものを「奇跡の一本松保存プロジェクト」として寄付を募り、モニュメントとして保存しているとのこと。
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タピック45
旧道の駅高田松原。旧 道の駅高田松原 タピック45 名所・史跡
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たまたま外観が階段状に建てられていたおかげで、取り残された人たちが津波から逃れることができたそう。
建物の側面に赤く表示された津波の到達点を見ると、本当にぎりぎりで助かったことが分かります。 -
根元から折れた照明塔が残されていました。
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東日本大震災津波伝承館
高田松原津波復興祈念公園内にある入場無料の資料館です。東日本大震災津波伝承館 名所・史跡
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流出した気仙沼大橋の橋桁
津波の凄まじさが分かります。 -
被災した消防車
東日本大震災では水門閉鎖や避難誘導で地元消防団の活躍が大きく、その分犠牲になった消防団員も多かったとのこと。 -
他にも被害にあった方の生々しいインタビュー記事や映像記録など、かなり力が入った展示で震災の凄まじさを改めて実感することができます。
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公園内にある奇跡の一本松駅から再びBRT大船渡線に乗車。
気仙沼駅へ向かいます。 -
気仙沼駅。
気仙沼駅 駅
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ここからは鉄道に乗り換え、
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東北本線との合流駅の一ノ関駅を目指します。
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一ノ関駅
新幹線も停車する乗り換えでよく利用する駅なのに、一関自体はよく知らない町。
今回ちょっと寄り道してみます。一ノ関駅 駅
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あまり観光名所的なものはなさそうですが、少し町をぶらぶら。
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釣山公園
小高い丘がそのまま公園として整備されています。釣山公園 公園・植物園
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この丘は古くは坂上田村麻呂が陣を築き、戦国時代には葛西氏の支城があったとのこと。
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長い坂道を丘の上まで登ると千畳敷と呼ばれる広場があり、
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丘の西北に流れる北上川の支流や一関の町を一望することができます。
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なかなか良い眺め。
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旧沼田家武家住宅
かつて一関を治めていた仙台藩支藩の一関藩家老の住宅。旧沼田家武家住宅 名所・史跡
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武家というよりは庄屋屋敷といった感じ。
東北の武家屋敷は茅葺のわりと質素な建物が多いような気がします。
何か理由があるのかな。
中の見学もできるようですが、今回は時間が合わず外観のみの見学です。 -
今回の旅行はこれで終わり。
東北の太平洋沿岸部を旅行すると東日本大震災の爪痕が今も深く残っていることを改めて感じます。
さて次はどこへ行こうか。
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