2012/08/08 - 2012/08/08
815位(同エリア4665件中)
くわさん
京都の右京区で育ったものなら「愛宕山」と聞いてすぐに「ああ、あの山」とわかるでしょう。オッパイのような形をした愛宕山は嵐山からもよく見え、観光で訪れた方も印象に残っているのではないでしょうか。標高924mで京都市内では比叡山と対をなしています。
そんな愛宕山へは子供の頃から家族で何度か登り、そして中学生になったら学校行事で「愛宕登山」が毎年12月に開催され、私たちの年代の右京区民は絶対に忘れることができない山です。
この山頂には防火の神様を祀っている愛宕神社があり、ここのお札は京都の家庭ならどこでも柱に貼りつけられています。
近畿地方にはタイトルで書いた「伊勢に七旅熊野に三度、愛宕山へは月参り」という言葉があり、これは一生のうち伊勢神宮へは7回、熊野神社へは3回、愛宕神社へは毎月行くほど信心深い様を表しているそうです。
そんな愛宕山へ避暑を兼ねて登ってみました。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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2012年8月8日、朝7時。先ずは自動車で愛宕山の麓、清滝まで行きます。
写真は桂川の罧原堤から見た愛宕山。このオッパイのような形が印象的です。
その下には五山の送り火で最後に灯される鳥居が見えます。 -
嵐山から清滝へ行く道に入り、清滝への峠に小さなトンネルがあります。
このトンネル、幅が狭く車一台しか通れず、途中ですれ違うことができないので信号で交互通行になっています。
ちなみに右に見える坂は「こころみ峠」といわれる峠で、ここからも清滝へ出られますが、愛宕登山の前哨戦としてこの坂を登ってみて、次の愛宕山に登れるかどうかを試すことから「こころみ峠」と名付けられています。中学生のときの愛宕登山は、このこころみ峠経由でした。
登山と言っても、私たち陸上部は走って登っていました。スタートは嵐山の
清涼寺。清涼寺からだらだら坂で、ここまで来るだけでけっこうヘロヘロになります。 -
07:15、清滝の駐車場に車を停めます。有料駐車場ですが係員がいなかったので帰りに料金を払うつもりで停めさせていただきました。
清滝川を渡ります。 -
川を渡るとすぐに登山口。
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清滝へはバスも運行されていて、バス停から来るとこの道から来ることになります。
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この二の鳥居をくぐり登山開始です。
ちなみに一の鳥居は清滝トンネルの京都市内寄りにあります。 -
山頂の愛宕神社まで4.2キロ。結構あります。
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伊勢へ七旅の歌碑。
山頂までは50丁あり、一丁目毎にお地蔵さんが立っているそうです。 -
戦前、愛宕山にはケーブルカーが走っていて、その痕跡がまだ残っています。
今は嵐山で終わっている嵐電は、戦前、清滝まで走っていて、このケーブルカーに接続していたそうです。 -
愛宕神社へ2時間~2時間半。
現在時刻、07:25。 -
登り初めはケーブルカーの線路跡と並走していた登山道はここでケーブルカーと別れます。
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このような道が続きます。
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一丁目毎のお地蔵さん。
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給水所。コップが備え付け。
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道は一応コンクリートで舗装されています。
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と思っていたら階段が始まりました。
中学校の愛宕登山ではこのような階段も走って登ります。 -
嵯峨小学校清滝分教場跡。
こんなところに小学校があったのですね。この辺りに家があったのでしょうか。学校を造るのなら麓の清滝の方がいいと思うのですが・・・ -
しばらく階段が続きます。
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この木、焼けた跡がありますが雷が落ちた痕跡です。この木は私が子供の時からありました。
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この付近には各種神様の石碑や祠があり聖地化しています。
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登りを再開。階段が続きます。
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18丁目、壺割坂。三分の一ぐらい登ったのでしょうか。
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この辺りの坂が一番きつい。
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20丁目。一文字屋敷跡。
そういえば昔は登山道の途中に売店があり、パンを買った記憶があります。 -
お地蔵さん
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この辺りの階段は木製。
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この方は別の登山客。平日でしたが何人か登られていました。みなさん追い抜いていきます。
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登山道には1丁目毎のお地蔵さんと、このような10/40と書かれた看板も立っています。
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この看板は消防団が救助するための目印なんだそうです。
さっきの丁目表示ではだいたい3分の1登ったように思ったのですが、まだ4分の1? どっちが正しいのか? -
階段が段々緩やかになってきました。
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08:13、四阿が見えてきました。
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08:15、25丁目。
この「丁」は清滝からではなくその手前の鳥居本からなのですね。だから消防団の番号と異なるのですね。 -
25丁目には茶屋があったそう。
中学校の愛宕登山は鳥居本より更に嵐山寄りからスタートしたので、かなり長い距離を走っていたのですね。 -
茶屋は他にも何カ所かあったそうです。
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また坂がきつくなってきました。ガンバレ!
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階段は続く・・・
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08:43、ここにも四阿が。
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五合目休憩所。やっと半分。勿論休憩します。
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神社まで60~80分。
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08:46、再びスタート。
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ここも大木が祭られています。
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お地蔵さんに登山の無事を祈願。
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このあたり、急に視界が開けます。
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深い谷に川が流れています。
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保津峡です。山陰線の鉄橋も見えます。
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こちらは嵐山付近。
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その下流、桂付近。桂川が蛇行しています。
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08:53、再スタート。
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20/40、やっと半分。
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ここでがけ崩れ。登山道の半分くらいが崩れています。
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一応ロープが張ってありますが慎重に。
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がけ崩れ。範囲は狭く距離も幸い短かったようです。
写真で見ると分かりにくいですが、滑落すると一人では登れないでしょう。 -
さて、歩を進めます。この辺りでは坂は緩くなり階段はありません。
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"ゆう"は介助なしで登れるレベルの坂。
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巨大杉の木。付近は北山杉の産地です。
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と安心していたら09:15、再び階段。
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少し開けたところに出てきました。ここではかつて瓦投げが出きたそうです。
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当時の様子。
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こんな景色に向かって瓦を投げていたのでしょう。
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遠くには東山。
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四条河原町付近。たくさんのビルが建っていますがさすが景観を重視した京都、高層ビルがありません。
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こちらは京都駅。京都タワーが見えます。
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手前には広沢の池。
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この丘は花園の北の双ヶ岡。
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ここは私が生まれ育った場所。
左のこんもりした森は帷子ノ辻駅北側の垂箕山古墳。その右に我が母校蜂が岡中学校。 -
そしてこちらは太秦。東映撮影所のスタジオが見えます。
その南は広隆寺。 -
嵐山付近、その向こうが松尾。桂川が蛇行しています。
この旅行記の表紙の写真は、写真左端の桂川の罧原堤から撮影したものです。 -
嵐山拡大。渡月橋が見えますね。
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こちらは京都市の南部。宇治市あたりでしょうか。
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このこんもりした山は京都府八幡市の男山でしょうか。
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09:24、瓦投げ跡を出発。先は長い。
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真っ直ぐに伸びた北山杉。
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09:34、30/40、もう少しで水尾別れ。
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四阿が見えてきました。
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09:35、水尾別れに到着。
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ここで水尾側に下ると水尾という集落に出られるそうです。
水尾はJRの保津峡駅から車で15分程度かかる山間の集落です。
私が通っていた中学校にここから通っている人がいました。今思えば毎日通学が大変だったでしょう。 -
お地蔵さんに見送られて山頂へ。
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09:40、小屋が見えてきました。
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ハナ売り場。水尾からここまでハナを売りに来ていたそう。
水尾から蜂が岡中学校に通うのと同じくらい大変そう。 -
愛の石碑が愛おしい。
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お地蔵さんに見守られて。
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四十四丁目。あと六丁。もう少し。ガンバリ坂。
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ガンバリ坂。石段が続きます。
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倒木をくぐります。
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標高は800メートルくらいですが、まだまだ木は高い。
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木段は結構歩きにくい。
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もう少し。
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やっと黒門が見えてきました。
この門まで来るともう少し。 -
10:08、黒門通過。
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昔はお寺があったのですね。
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10:12、40/40に到着。しかしここは山頂ではなくあと300メートル先とのこと。
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もうほとんど平坦。
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いろいろマナーが悪い人がいるのですね。
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山頂の神社へ進みましょう。
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あれれ、ここにも40/40の標識。40/40は山頂一帯という事でしょう。
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完全に平たんになりました。
中学校の愛宕登山はこの付近がゴールで、最後の力を振り絞ってラストスパートしたものです。 -
周辺地図。愛宕山へはいくつかルートがあります。
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社務所。
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さて最後の階段です。
愛宕山を遠くから見ると山頂が乳首のようになっていますが、ここが乳首部分だと思います。 -
鳥居をくぐり。。。
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山門をくぐります。お寺の痕跡でしょうか。
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何か神聖なもの?
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なんの石でしょうか?
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最後の階段。
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社殿が見えてきました。
愛宕神社 寺・神社・教会
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10:28、登り始めて3時間で愛宕神社社殿に到着。
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バンザーイ、バンザーイ。。
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火事にあいませんように・・・火の用心。
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社殿を出ましょう。
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周辺にはいろいろな祠。
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ナニナニ、縁切り祈祷とな。
縁切りと聞いててっきりそっち系かと思いましたが、酒、ギャンブル、自分のひ弱さなどなど、いろいろなものの縁が切れるそうです。 -
境内にぶら下がっていた温度計、なんと20度。8月8日、京都市内は35度近いのに。15度の気温差があります。ああ、涼しい涼しい。
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帰りのバスの時刻表。
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さっき登った石段を降ります。慎重に慎重に。
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石灯籠。
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五十丁の石碑。
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ここで昼食。おにぎりにぱくつきます。
愛宕山 自然・景勝地
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登山・参拝記念撮影。
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境内からはあまり見晴らしはよくありませんが、一部京都市内が見えます。
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宇多野付近。小さくて見えませんが、金閣寺も写っているはずです。
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東山方向。御所も写っています。
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大文字山。この日の六日後に灯されます。
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京都市内の繁華街、四条河原町付近のその向こうに東山、更にその先に山科。
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船岡山、手前は立命館大学か。
金閣寺もこの方向ですが、山影に入り見えません。 -
そしてこちらは愛宕山と対を成す比叡山。
こちらは車やケーブルカーでお手軽に登れます。 -
11:04、下山開始。
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太い杉並木の参道。
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11:11、黒門通過。
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"ゆう"は下りが苦手なので、介助も慎重になります。
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11:25、休憩。
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亀岡方面が見えます。亀岡の篠地区。
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くだりとは言え、階段のくだりは膝がガクガク笑います。
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11:40、水尾別れ。
水尾方面にも行ってみたいものです。 -
明智光秀が愛宕山に参拝したときは水尾側から登ったのでしょうか。
私たちは清滝へ。 -
12:16、下山開始から1時間10分。やっと半分。
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さっき登った山頂が木々の隙間から見えます。まだ近い。
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四阿で休みます。
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四分の一降りてきました。
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下に降りるに従い気温は上がりますが、直射日光は当たらないのでそれほど暑くはありません。
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難敵の石段を降り切りました。
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お助け水で水分補給。
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ケーブルカー跡が見えてきました。ここまで来ればもう少し。
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1/40、あと少し。
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13:53、無事下山。バンザーイ。
やはり普通の人よりかなり時間がかかりました。 -
ここでかき氷をいただきました。ああ、しみる。
あたごみせ 智楽庵 グルメ・レストラン
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ケーブルカーの説明。
テレビ番組でこのケーブル跡を登るというのを見ましたが、トンネルが崩れていたりで、とても登れるような状態ではなかったようです。
グーグルマップを見ると、ケーブルの山頂駅の建物が見えます。
https://maps.gstatic.com/tactile/omnibox/search-nearby-2x.png -
水遊びをする人を見ながら清滝川を渡り駐車場へ。
この登山道、けっこう迷う人が多いらしく、この何日後かに水尾別れ付近で遭難した人がいたと新聞記事に書かれました。
ハイキング気分で登れるのですが、変な道に迷い込むと大変なことになるようです。
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