5歳娘を連れて年末年始マルタ+シチリア10日間14-静かな元日のチェファルー

2020/01/01 - 2020/01/01

ヨーロッパの暖かい場所を探して決めた地中海の小国マルタ。ついでに近いしシチリアも行くことにしました。

マルタは正直小さい。のどかで治安もよさそう。
シチリアは一つの国の中にある島とは思えないくらい広い。治安が悪いイメージ満載でしたが、そんな感じはありませんでした。

欲張って二か国行ったため、マルタはゴゾ島には行けず、シチリアはパレルモ周辺のみになりましたが、どちらか一か国だと飽きたと思うのでこれでよかったと思います。

コロナ前、最後の海外旅行です。

*********************************************

年末年始のヨーロッパ旅行でいつも悩まされるのは1/1をどう過ごすかです。博物館系はほぼ休館、教会系はミサがあったりで開いていても変則的、交通機関は減便もしくは運休。今までは移動日にあてることが多かったのですが、今回はそれも出来ないスケジュールのためパレルモから１時間程度のチェファルーへ行くことにしました。一番の目的は町並みを楽しむためで、入場スポットが開いていなくてもあまり惜しくない場所ということで選びました。

エリア チェファル(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: 中国国際航空 マルタ航空 スイスインターナショナルエアラインズ ターキッシュ エアラインズ

今日も朝食は甘いパンメインです。

ホテル メディテラネオ ホテル

誰もいなかったので撮影しました。娘にとってはこの甘いパンだらけの朝食が天国だったようで、帰国後も時々イタリアの朝食が最高だった話をします。

ホテルはモダンな雰囲気なのに、地下の朝食会場はレトロでした。特にこの椅子。

7：40　この日はパレルモ駅からチェファルーへ行くのですが、元日の朝ということで路線バスは走っていなさそうなので、徒歩で駅へ向かうことにしました。駅までは1.8キロほど。街並みを見ながら歩くとしましょう。

写真はホテル近くのマッシモ劇場です。

マッシモ劇場 劇場・ホール・ショー

マクエダ通りからトラビーア通りへ。

ちょっとガラが悪そうなエリアもありました。

30分近く歩いて、やっとパレルモ中央駅が見えてきました！

パレルモ中央駅 駅

8：10　パレルモ中央駅に到着し、窓口で切符を買います。

往復チケット３人で31.20ユーロでした。娘の料金は大人の半額でした。

このカラーリングの鉄道チケットを見るのも久しぶりです。

乗車前に忘れずに刻印機に通します。

解放的なホームです。

トイレは１ユーロでした。

8：32　チェファルー行きの電車に乗ります。終点はメッシーナでした。

元旦の朝なので空いていますが、車内には明らかに昨晩から遊び明かした若者がうるさかったです。発車すると寝たので静かになってよかったですが。

9：15　チェファルー着

チェファル駅 駅

駅舎はちょっと寂れています。

でも反対側を見ると奇岩に圧倒されます。

まずはあの岩山のある方向へ。

このRoccaの看板で曲がります。

住宅街の坂を上っていきます。写真は振り返って撮ったものです。

段々岩山が近づいてきます。

Rocca（要塞）の入口に到着。ちょうど先客が下りてきて、closeと言われました。
まあ、元旦なので覚悟はしていましたが。

城砦 史跡・遺跡

ここからの眺めもなかなかきれいでしたよ。

本当ならあの上まで登って行けるのですが、かなりハードな道のりでしょうね。

ちなみに上には遺跡があるんです。遺跡はそれほど保存状態がいいわけでもないようで、お目当ては景色だったんですけどね。

このまま大聖堂方面へ歩きます。

日本人としては地震などで岩が落ちてきたら・・と考えてしまいます。

かわいい民家。

9：40　大聖堂着

岩山とのアングルがすごいです。

こちらは開いていました。よかった・・。

チェファルー大聖堂 寺院・教会

全能のキリストとセラフィム

セラフィムとはキリストの上にいる鳥のことで、最上級の天使なんだそう。

ステンドグラスは小さめです。

モザイク部分以外はシンプルな教会です。

白を基調とした祭壇。前日に行ったエリチェを思い出しますね。

装飾が華やかな部分もありました。

こういうモザイクはアラブの影響を受けていそうですね。

チケット売り場がありましたが、無人でした。キオストロのかしら？

大満足で外へ。

ここに入れたことで、モンレアーレの大聖堂行きはやめようと決めました。

このアイアンの門、かわいいな。

多分マンドラリスカ通り

この階段を下りていくと・・

中世の洗濯場です。

隅にはゴムボートに乗った赤ちゃんのキリスト人形？

たくさんの管が出ています。

Googleマップの写真を見ると、夏場は足湯のように観光客が足を入れて涼んでいるようです。

路地の隙間から見える岩山。

次は海岸へ向かいます。岩山のふもとと海岸までの距離はほんの200ｍくらいでしょうか。

海に出ました！

チェファルー海岸 海岸・海

まるでディズニーシーのメディテレーニアンハーバーみたいです。

ここで娘のお楽しみ、貝殻拾いタイムです。

私はここで貝と間違えてカモメの糞を触りました・・。

段々晴れてきました！やはりさっき撮った曇り空の写真とは雰囲気が変わりますね。

海・大聖堂・岩山が一枚の写真に収まりました。

晴れてきたこともあって、もう少し海沿いを散策することに。

ペスカラ門（マリーナ門）

夏は大混雑なんでしょうが、元旦はほぼ貸し切り状態でした。

この人の頭の陶器、シチリア名物のテスタ・ディ・モーロ（Testa di Moro）です。出発前に世界ふしぎ発見！でやっていました。

由来は諸説あるようですが、その昔切り落とされた外国人の男の生首を植木鉢に入れてバジルを育てるとよく育った・・みたいな感じです。なので頭部分が植木鉢になっています。

居住者専用の電気カートもあるようです。高齢者にこの坂道はきついですもんね。

Chiesa di Santo Stefano Protomartire del Purgatorio

中には入っていませんが、入口のファザードが素敵です。

Chiesa di Santa Maria al Borgo

階段のタイルがとってもとっても素敵です。

レストランが開くまで少し時間があるので、中に入ってみることに。

こじんんまりとしていますがとてもきれいな教会でした。

12：00　triscele restaurant　

ちょうどアジア系観光客が入っていったため、私たちも中へ。

団体の予約が入っているようで、とっても長い座席がつくられていました。後から年配のグループが来店されました。

コペルト2ユーロ×2
水3ユーロ
グラスワイン3.50ユーロ

娘はTAIANUというチェファルーのパスタ　12ユーロ

トマトソースにチーズがかかった食べやすい味でした。この蓋付きのお皿がかわいいですね。

私はイワシのブカティーニ　10ユーロ

お手頃価格なのにとても美味しかったです。

夫はイカフライ　15ユーロ

滞在中どこかでイカフライが食べたいと言っていたので、やっと食べられたようです。

食事がとても美味しかったので、デザートも注文してみました。

ピスタチオのブリュレ6ユーロ

チョコレートケーキ
6ユーロ

お店もきれいだし、スタッフもとても感じがいいし、味もいいし、とてもいいお店でした。

他のメニューはこんな感じです。

トラックの荷台ににゃんこ。

13：00　このかわいい町とお別れして、駅へ向かいます。

Googlemapを頼りに歩いたのですが、こんな団地の歩道橋みたいなところを通りました。

地図では見えないアップダウン。（写真は振り返って撮影したものです）

階段を上りきると駅前にでました。

チェファル駅 駅

ホームもかわいいです。

13：18　パレルモへ戻る電車に乗車。

チェファルー、とてもいいところでした。

行きと違って随分レトロな車両でした。

14：12　パレルモ着