緊急事態宣言が解除された関西へ　京都旅行を堪能しよう　安井金比羅宮　建仁寺　AKAGANEリゾート　中編

2021/03/11 - 2021/03/11

京都旅行2日目は祇園からAKAGANEリゾートで昼食、八坂の塔を眺め安井金比羅宮、建仁寺で風神雷神図を堪能。
新しい襖絵や双竜図など非常に満足度の高い寺です。
周辺では八坂の塔から高台寺がSNS映えするから、京都初心者の若者中心に混んでいます。
大人は建仁寺に行きましょう(笑)

エリア 東山・祇園・北白川(京都)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

八坂神社から東大路通りを南下し、高台寺南門通りの鳥居まで歩く。
ここを上ると維新の道に行く、高校生の時に司馬遼太郎氏の『竜馬が行く』にハマって何度ここに来たことか…当時は龍馬さんの墓も無料で入れたんだよね。

今日は違うところですが、母も娘も歴女じゃないんで興味はないでしょう。
前田珈琲の角を曲がって路地に入ります。

フォートラでも何度か登場した『AKAGANEリゾート』、鉄鋼会社の経営者宅を改装してレストランとして営業しています。
恐らく側の庚申堂で賜った、赤い括り猿が吊るされています。

ルアン アカガネリゾート京都東山1925 グルメ・レストラン

瀟洒(しょうしゃ)な日本家屋で、いかにも女性好みな外見(勿論、中もそうですよ)
母は若い時からこういう贅沢な雰囲気が大好きな人なので、喜びそうな所をピックアップして連れていくことにしています。

ルアン アカガネリゾート京都東山1925 グルメ・レストラン

席が用意できるまでの待合室、お金持ち宅には必ずあるマントルピース。

ランチをいただくお部屋は、内容によって変わるようですが、我々は最も軽めの物で吹き抜けの美しいこちらの部屋に通されました。

ルアン アカガネリゾート京都東山1925 グルメ・レストラン

庭園の傾斜を生かした窓辺の席、実家のある箕面にも日本家屋を利用した河鹿荘という有名レストランがある。
そこと似ていると母は何度も言っていました。

前菜のサラダは紋甲イカのマリネとパテ・ド・カンパーニュ　根菜のサラダ仕立て

日吉豚のロティ　軽いジュのソースと山菜のコンデュマン、
私は日吉豚のロティ　軽いジュのソースと山菜のコンデュマン

パティシエ特製デザート

パン・食後のお飲み物

ちょっとしたお茶菓子、クッキーと抹茶のマドレーヌ。
おいしゅうございました、ごちそうさまでした。

たっぷりした空間、スタッフの方々も美男美女ばかりでした。
東京では考えられないリーズナブルな値段で利用出来ます。
さすが関西はしまりやさんが多いわぁ(^o^)

受付の天井細工、支配人さん曰く、これは京都を表しています。
鴨川や醍醐寺の桜、北山の風景などがデフォルメされて描かれています。

八坂の塔から直ぐのレストランでした、ここが撮影のベストスポット。
着物を着た若者の観光客がチラホラ、清水寺から高台寺へ、まあ王道の観光コースですね。

法観寺 (八坂の塔) 寺・神社・教会

庚申堂のくくり猿、ここも混んでいました。
大昔に買った物が我が家にもありますが、並んで買いたくないなあ。
捨てられず未だに持ってるしね。

八坂庚申堂 寺・神社・教会

坂を下りると安井金比羅宮、良縁、悪縁切りのご利益で有名です。

安井金比羅宮 寺・神社・教会

祭神は保元の乱で皇位争いに敗れた崇徳天皇。
それだけでおどろおどろしい因縁を感じますね。

縁切り縁結び碑 - 悪縁を断ち切り、良縁と結ばれようとする人によって、石の表面にはたくさんのお札が貼られている。
でも独特の空気があるので、私は札を貼ったことはありません。

安井金比羅宮 寺・神社・教会

ここも御朱印やお守りを買っている方で盛況でした。
書置きではなく、直接書いてくださり達筆でした。

安井金比羅宮 寺・神社・教会

本殿前の拝殿、平日ですが観光客はほどほどいました。
待つことなく観光出来て、一時期の京都とは別物ですが、高齢者連れには最適です。

民家を抜けて建仁寺まで歩く途中、家の軒先には『蘇民将来子孫者也』の粽札。
これは祇園祭で配られるもので、まさに疫病退散の意味があります。
八坂神社や祇園祭の創建は牛頭天王と蘇民氏の関係が、大きく起因しています。

建仁寺の北門に到着、臨済宗京都五山の第三位の寺格とします。
因みに第一位　天龍寺
　　　第二位　相国寺
　　　第三位　建仁寺
　　　第四位　東福寺
　　　第五位　万寿寺(非公開)
別格として第一位の上に南禅寺があります。京都検定の試験問題に出たので覚えています。

建仁寺 寺・神社・教会

建仁寺と言えば、俵屋宗達の風神雷神図。
勿論レプリカですが、これを玄関に堂々と飾ってあるのは満足度が高いですよね。

広い渡り廊下、お土産コーナーには風神雷神図の御朱印帳が置いています。
ここだけのオリジナル、値段も手ごろだし買いです。

建仁寺 寺・神社・教会

他の寺社と違い撮影可なのもいい。
マナーの悪い観光客もいるでしょうが、拝観料払っているんだから撮影したいですね。

箱庭と白洲、この風景落ち着きますね。
〇△□乃庭と名付けられた此処は、宇宙の根本的形態を示すという。
でも私が子供の頃はそんな名前ついてましたっけ？
枯山水を考え出した方は天才だとは思いますけれどね。

潮音庭、
中央に三尊石、東に座禅石、周りに紅葉を配した禅庭です。
いかに自然にいかに美しくがモットーですね。

ダウン症の書家、金澤翔子さんの『風神雷神』
一昨年、鎌倉の建長寺でも拝見しましたが、今は京都にきていたのですね。
建長寺も同じ臨済宗の寺院で、鎌倉五山の第一位に置かれています。

鎌倉の建長寺でもこんな風に大広間で拝見しました。
https://4travel.jp/travelogue/11360403
あの時は後造りの会館でしたから、こうして本坊の中で見ると感慨深いです。

この襖絵は令和に入ってからの新作、鳥羽美香さんという染色家の作品です。

ベトナムのハロン湾をモデルにしたと言われています。
鮮やかな青が印象的です。

こちらはモノトーンの作品、実物を見るまでは邪道だと思っていましたが、とにかく心を鷲つかみされること間違いなし、
ここまで突き抜けているとすがすがしいです。

斬新な襖絵と古典的な丸窓から見える古刹感。
芸術に長けた方とか、大人に好まれるのではないでしょうか？

納骨堂 大哉心寺～ここにいるだけで、こころ静かに自らと向き合える。

方丈の襖絵、デジタル複製されたレプリカですが。
建仁寺と言えば雲竜図が有名ですが、この竹林七賢図は好きなものです。

こうしていつまでも座っていたいですね、今の京都ならこれも可能です。

大雄苑と呼ばれる大きな前庭。
だだっ広い枯山水は潔く、建仁寺そのものですね。

方丈にあるご本堂？朝のお勤めはここでやるのだろうか？

そして少し離れた法堂、建仁寺と言えばこれこれ、
天井の『双竜図』ですね。

建仁寺 寺・神社・教会

平成に入ってから小泉淳作によって、描かれました。
鎌倉の建長寺の雲竜図も同じ作者です。
先にこっちを見ていたので、鎌倉で見た際とても懐かしい気がしました。

本当はもっと時間をかけて見たいのですが、高齢者連れはこの辺で帰りましょう。
無理せずメインは1日1か所と決めて、休憩を入れます。
1日１万歩前後、それでも母は80過ぎにして健脚だから助かります。

帰りの花見小路もこの通り、土日は混雑するのかな？
河原町周辺に行くと混雑しているのですが、繁華街は人の流れが多いのは東京も一緒です。

花見小路 名所・史跡

大石内蔵助が遊んでいたというお茶屋一力さん。
京都には歴史上の人物が関わった老舗が現存している。
ここからホテルまで戻って、夕食まで一休みです。

一力亭 名所・史跡

ホテルに戻って昼寝して、晩御飯は周辺に食べに出かけます。
河原町から徒歩1分の立地は素晴らしい。
寺町通りでもメジャーな錦天満宮は、繁華街のど真ん中にあるので、鳥居がビルにめり込んでいます。

錦天満宮 寺・神社・教会

菅原道真公ゆかりの寺社は京都にはたくさんありますが、北野天満宮まで行かなくても、河原町から直ぐのここでも大丈夫。
私は北野天満宮で貰ったお守りより、ここで貰ったお守りが効きました。

明日は日本が世界に誇る京都迎賓館を観光します。
本日の歩数は17187歩、母が頑張ってるね。

錦天満宮 寺・神社・教会