2018/02/10 - 2018/02/10
66位(同エリア67件中)
マギーさん
初日に2009年7月以来、8年7か月ぶり3度目の喜界島、2日目に同年4月以来8年10か月ぶり、同じく3度目の沖永良部島への上陸を果たしました。
初日は鹿児島空港が雨模様で、喜界島までの道中は気流不安定でそれなりに揺れましたが、島に上陸すると当初の曇のち雨予報が一転して晴れ模様。何かを羽織るどころか、ずっと長袖シャツの袖をまくっていられるくらい暖かく、素朴な海と青空がよく映えましたし、高台からの好眺望や牧歌的なシュガーロードもしっかりと堪能できました。
沖永良部島へ渡るには、喜界島からも奄美大島からも直行便がないため、鹿児島空港に一度Uターンして鹿児島市内へ出て1泊。天文館で空港リムジンバスから城山へ向かう周遊バスに飛び乗って、城山展望台からの夜景を初体験。晩ご飯は、元祖黒味噌ラーメンと卵かけごはんをいただき、バー魔の巣に再び絡め取られて終了。鹿児島市内も、袖をまくるなんてことはさすがにできませんでしたが、思いのほか寒くはなくて、むしろ暖かいくらいでした。
沖永良部島は喜界島とは打って変わって、曇時々小雨かつ強風というあいにくの天候で、外を歩く際はコートを手放せないほど。おかげで海と砂浜はいまいちでしたが、潮吹き岩のフーチャは逆に強風高波で迫力満点。見学した鍾乳洞2つはいかにも南国らしく生命力にあふれ、次回はケイビングをやりたくなりましたし、やはり島内泊まりにして、沖永良部出身の某同級生に教わった店にもぜひ行きたいな。
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喜界空港のターミナルは、ローカル列車の駅みたいな造りだ。
喜界空港 空港
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レンタカーを借りて島内ドライブ開始。早速、空港前に広がるスギラビーチへ寄る。
スギラビーチ ビーチ
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島を時計回りに一周を始めて、池治(いけじ)海水浴場のビーチ。奥の吹きさらしの樹木が何とも言えぬフォルム。
池治海水浴場 ビーチ
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坂嶺地区にある謎の像。
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なぜ、こんなのを造ったのか謎だ。
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その謎の像のそばにあるモリ商店で、マヨソーセージパンとバタークリームロールを購入しランチ。
バタークリームロールは別名「伐採パン」(下の写真の店先にも張り紙が)と呼ばれ、さとうきび伐採時期の1~3月限定で製造されるため名付けられたとか。 -
雁又の泉にはこんこんと湧水が流れ込む。保元の乱に敗れた源為朝が琉球に向かう際、喜界島の沖にて時化に遭い漂っているとき、島に人間がいるか確かめるために雁又の矢を放つと、そこから水が湧き出たという言い伝えがある。
雁股の泉 名所・史跡
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雁又の泉の上の高台から小野津集落を見下ろす。
雁股の泉 名所・史跡
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小野津海岸はこじんまりしながらも美しいビーチがある。
小野津海水浴場 自然・景勝地
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風にざわわざわわとさとうきびが揺れる。ちょうど1~3月が収穫期のよう。
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小さな離島なのに、一本道の牧歌的な光景のシュガーロード。晴れているからなおさら雄大。
シュガーロード (サトウキビ畑の一本道) 名所・史跡
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シュガーロードでは、傍を見るとこんな景色も堪能できる。
シュガーロード (サトウキビ畑の一本道) 名所・史跡
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喜界島北部にあるハワイビーチ。名前の由来はハワイで見たビーチに似ているからとか。
ハワイビーチ ビーチ
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志戸桶(しどおけ)海水浴場は、源平合戦で敗れた平家が流れ着いたとされる。
志戸桶海水浴場 ビーチ
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それを示す碑がある。
志戸桶海水浴場 ビーチ
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嘉鈍の巨大ソテツ。
嘉鈍の巨大ソテツ 自然・景勝地
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島の南東の阿伝(あでん)集落に広がるサンゴの石垣。以前訪れたときから比べて、大分なくなっていたような気がする。
サンゴの石垣(阿伝集落) 名所・史跡
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高台に向かう途中からの眺め。どこだっけな。
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島の高台から下りる途中にある夫婦ガジュマル…の傍から花良治(けらじ)集落を見下ろす。
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4枚目の写真の好眺望の傍にある、夫婦ガジュマル。どこまでが夫で、どこまでが妻かは分からない。一帯は土砂崩れで道もガタガタになり車は通行止めに。中西公園前から下る道を歩いて辿り着いた。
中西公園 名所・史跡
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ポイント211、喜界島最高地点駐車場到着。百之台公園の南端にある。
百之台国立公園 公園・植物園
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厳密には211.96mらしい。
百之台国立公園 公園・植物園
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解説板。年間2ミリの隆起は世界最大クラスらしい。
百之台国立公園 公園・植物園
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戦争の名残りも。日本軍のレーダー基地跡だとか。
百之台国立公園 公園・植物園
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蝶に超注意。蝶の道にて。
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島の北側を眺める。
百之台国立公園 公園・植物園
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だだっ広い菜の花畑の奥に孤高の煙突。
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島の西側にある荒木集落の海岸。
荒木中里遊歩道 名所・史跡
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島の南西、手久津久(てくづく)集落にある巨大ガジュマルはパワースポットらしい。たしかに、いかにもパワーみなぎる感じのガジュマルだ。
手久津久の巨大ガジュマル 自然・景勝地
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俊寛像。喜界島といえば俊寛。
僧俊寛の墓 名所・史跡
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レンタカーを返却し、喜界空港での待ち時間に、ごまかしなるお菓子を購入。
喜界空港 空港
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鹿児島市内に入ったときはすっかり夜に。標高107m、鹿児島市中心部を見下ろす城山の展望台からの夜景。
城山展望所 名所・史跡
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晩ご飯は、その城山の麓にある三平らーめん照国本店にて、黒味噌ラーメンと赤卵かけごはん。卵かけごはんには黒味噌スープをかけていただく。美味。
三平らーめん 照国本店 グルメ・レストラン
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三平らーめんから天文館に抜ける途中、またバー魔の巣に絡め取られてしまった。
魔の巣 グルメ・レストラン
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チャーム。
魔の巣 グルメ・レストラン
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自家製サングリア。
魔の巣 グルメ・レストラン
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これは水割りかな。
魔の巣 グルメ・レストラン
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2日目、沖永良部上陸。小雨まじりの天気だ。
沖永良部空港 空港
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レンタカーを借り、まずは空港に近い潮吹き岩のフーチャへ。大きくぽっかり穴が開いた中から荒波のしぶきが高く上がる。
フーチャ 自然・景勝地
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時化に近い波が岩肌に当たり大きく砕ける。
フーチャ 自然・景勝地
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フーチャから少し南下。国頭(くにがみ)集落にある小学校の敷地内に、樹齢100年オーバーのガジュマル「日本一のガジュマル」がある。
日本一のガジュマル 自然・景勝地
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さらに南下。和泊町の中心部にある西郷南洲記念館は、前回上陸時にはなかった資料館。西郷どんゆかりのものの展示とあわせて、西郷どんがかつて流刑時に収監されていた格子牢の模型がある。有名な象徴思想「敬天愛人」は沖永良部島での暮らしで生まれたとされる。
西郷南洲記念館 美術館・博物館
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格子牢の中の西郷どん。写真のような吹きさらしの格子牢で2か月、白飯と水だけの粗末な食事に加え誰とも口を聞かぬ生活を自らに課した結果、激しく衰弱し危うく死にかける。その姿を見るに見かねた地元の役人・土持政照(つちもち・まさてる、1834-1902)が上に頼み、私財を売って座敷牢を作りそこに西郷どんを入れると、劇的に西郷どんは快復したという。
西郷南洲記念館 美術館・博物館
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沖永良部島での西郷どんにとってのキーパーソン2人の胸像。左が操坦勁(みさお・たんけい、1847-1923)で、右が前の写真のキャプションにも出てきた土持政照(つちもち・まさてる、1834-1902)。土持の配慮により座敷牢に移り、その命を永らえた西郷どん。それまでの西郷どんはプライドが高く傲慢不遜な人間だったそうだが、心機一転島民と積極的に交流を持つことになり、言葉遣いなども劇的に丁寧になったという。島の自治に対して助言したり、頼みを受けて島の若者に教育を施したりと、厄介な流刑人から一転して島に影響を及ぼす重要な存在になる。その西郷どんの薫陶を受けた1人が操で、やがて役人となり島の発展のため活躍することになる。
西郷南洲記念館 美術館・博物館
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ランチはRICマート和泊店のおにぎりと缶コーヒー。なんだかんだで昨日といい今日といい、ランチは地産地消だった。
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奇岩が立ち並ぶウジジ浜。かつて、この沖でドイツ船が難破。救出された船員は地元の人の必死の看病も虚しく亡くなってしまうが、その交流を記念し、そばにはドイツ船のレプリカが飾られている。
ウジジ浜 自然・景勝地
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知名町出身の同級生友人に勧められた店①バースプリング324は、スナックだったかな。
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知名町出身の同級生友人に勧められた店②カフェタイフーンは、ちんすこうが名物。人気が高く製造に時間を割くため、カフェの開店時間が極端に短いらしい。しかも、日曜日は定休日とのこと。
タイフーン グルメ・レストラン
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知名町の歓楽街。
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知名町の湧泉を模した公園。
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知名町瀬利覚(じっきょ)集落の中にある湧泉・ジッキョヌホー。
ジッキョヌホー 自然・景勝地
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島の南にある屋子母(やこも)海岸。45年前に今の天皇皇后両陛下がいらした石碑がそばにある。
屋子母海岸 自然・景勝地
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島の南部、住吉集落の中心部にある住吉暗川(クラゴー)。暗川とは地下鍾乳洞に湧く水のことみたい。このエントランスがいかにも南の島。
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その住吉暗川の下からエントランスに向かって撮影。こちらはかなりインスタ映えしそう。
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知名町海岸そばの共同墓地。石積みの感じが何とも。
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沖永良部島最大の鍾乳洞である昇竜洞のエントランス。
昇竜洞 自然・景勝地
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中に入ってすぐ。
昇竜洞 自然・景勝地
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熱愛の柱。二つが結ばれるのはいつの日か。
昇竜洞 自然・景勝地
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ナイヤガラの滝。
昇竜洞 自然・景勝地
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ライトアップ①
昇竜洞 自然・景勝地
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ライトアップ②
昇竜洞 自然・景勝地
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島の南西の田皆岬。壮大に岩壁が連なり圧巻。
田皆岬 自然・景勝地
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和泊の西郷南洲記念館から真北に位置する伊延(いのべ)集落の上陸地点の碑。事の詳細は写真右を参照。
西郷隆盛上陸の地の碑 名所・史跡
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島の中部にあるワンジョビーチ。ビーチにいて唯一青空がのぞいた。
ワンジョ海水浴場 ビーチ
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15世紀に島を統治していた世之主(よのぬし)の墓は、琉球石灰岩の岩肌をくり抜き掘り込んだ琉球式のお墓。
世之主の墓 名所・史跡
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国頭小学校から少し南に下るとある笠石海浜公園は、毎年開催される島内ジョギング大会のスタート地点。最後の最後に寄る。
笠石海浜公園 キャンプ場
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さらば、沖永良部。帰るときに晴れやがって(笑)。
沖永良部空港 空港
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