古き良き町並をたずねて・近江八幡

2015/04/01 - 2015/04/30

古い町並を歩いて楽しむシリーズ。
今回は滋賀県の近江八幡。

城下町でもあり、商業都市でもあり。
ある意味、美味しいトコ取りの街です♪

▽使用機材：Panasonic LUMIX DMC-FP1

エリア 近江八幡・安土(滋賀)

• 旅行の満足度: 5.0

近江八幡の名前の由来となった神社。
日牟禮八幡宮です。『ひむれ』って読みます。

お参りしようかと思ったんだけど、人混みにうんざりして。
今回は鳥居だけです・・・(*´･ω･｡)σｨﾁﾞｨﾁﾞ

ココも近江八幡の名所のひとつ。
八幡堀です。

お城を守るお堀としての機能。
琵琶湖の水運を利用する商業的役割。

この二つを兼ね備えた画期的な水路です（｀･ω･´）b

でも、この水の色・・・

昨日、雨が降ってわけでもなんでもなくって。
どうやらこれがデフォみたい。

フツーに泥水なんですが＞＜

あ、ヤバい。団体さんとかち合っちゃった・・・

人混みに紛れるのは、イヤなのでー。
時間調整してから、また来よ。

o(^◇^)/~ いったんバイバイ♪

神社とかお堀の周りは人だらけだけど。
ちょっと離れればこんなカンジ。

人っ子一人歩いてない。
なんなんだ、このギャップは( *´艸｀)

ま、私にはこーいったトコロのほうがいいかな。
静かにのんびり散策できるもん。

あんまり人が多いとね。
それだけで風情が台無しになる( *´艸｀)

あ、完全に旧市街から出ちゃった。

近江八幡の駅。
ココまで離れちゃうとさすがに見所はないかな。

でも、駅の真裏にはイオンがあるぞ！
『キツネやタヌキの出る場所に店をつくれ』はどうなったん？

ま、駅チカは観光客にも便利ではある(`・ω・´)

なんか来た！
JR西日本名物の新快速だー！(≧▽≦)ノ

あれすっごい飛ばしてくれるから便利なんだよね。
追加料金不要で、特急並みの速さでビュンビュン。
18キッパーにも大助かりの車両です(〃'▽'〃)

せっかく駅までやって来たのでー。
私鉄の風景も見ておこ♪

近江鉄道です(〃'▽'〃)

この軒先ギリギリ感が楽しい。
一応、街の真ん中なんだけど・・・

私鉄だからいいけど、新快速なんか走って来たら、フツーに屋根瓦が吹っ飛んでいっちゃいそうなカンジです( *´艸｀)

※今は解体されました。

近江鉄道の電車が来た！(≧▽≦)ノ

西武のおさがりを改造したものみたい。
オリジナルより全然カッいい！

てか、屋根にぶつかりそうなんだけど( *´艸｀)

鉄ちゃんもーどは終了して、町並探検に戻ろう。

なんかすっごいオシャレな洋館があるよ♪
松本市にある開智学校インスパイア系とか？

白雲館という昔の学校だったことが判明。
このタイプのデザインは学校建築なんだね(〃'▽'〃)

建築時期も開智学校と1年違いってゆーのも興味深い。

そしてまた八幡堀に戻ってきました。
団体さんはいなくなってます。

時間調整成功！☆‐(●≧▽)人(▽≦●)‐☆いぇい♪

ただ、相変わらずお堀の色はどんより。

ディスるわけじゃないけど・・・
ん～、もちょっとなんとかなんない？（T＾T）

ま、水の色は微妙だけれども。
雰囲気はね、すごくいいんです。

映画やドラマのロケもよく行われるそうで。
確かに時代劇とかによく出てきそう。

城下町でもあり、商都でもあった近江八幡。
この地を治めていたのは羽柴秀次。

でも、お城や街づくり。実際に音頭を取ったのは、彼ではなく。
叔父に当たる秀吉が、なんもかんもやっちゃったみたい。

織田信長がかつて安土城でやっていたこと。

軍事都市と経済都市の融合。
それをこの地でも秀吉はやろうと。

てゆっか、安土の商人・職人をそのまんま引っ張ってきただけではあるんだけど( *´艸｀)

秀吉の肝入りだけのことはあって。
八幡の町は、さすがの出来映えだなぁと。

お城は10年で廃城になっちゃったけど。
連綿と続く近江商人の歴史は、秀吉のおかげ。

もしも本能寺の変もなく、織田信長が健在だったら。
安土城下が順当に発展の道を歩んでいたとしたら。

わざわざココに城を構える理由なんてなく。
商業都市を新たに築く必要性もなかった・・・

本能寺の変の恩恵で出来あがった町。
そう考えると、信長ファンにはちょっと複雑？

お堀を後にして、次に向かったのはー。
旧伴家住宅。

この地の有力商人・伴庄右衛門の旧宅です。

この建物の面白いトコロは、その歴史。

公共の建物が、払い下げや譲渡で個人の持ち物に・・・
これは、よくある普通のパターン。

でも、ココはその真逆。
個人宅が買い上げられて、学校や役場になっちゃった。

小学校になって、役場になって、女学校になって。
幼稚園になり、寄宿舎になり、図書館にも姿を変えて。

とにかく目まぐるしい変遷ぶり。
どんだけ公共施設として人気なんだと( *´艸｀)

肩書きがありすぎて、何がなんだか ┐(￣ヘ￣)┌

表札も複数出てるから、なおわかりづらい・・・
ココってどこ？ってなる人、絶対多そう。

現在は資料館。入場料400円。
これだけが今の真実である（｀･ω･´）b

市立郷土資料館。
さっきの伴家の旧宅のお向い。

この建物の隣には歴史民族資料館もあって。
この辺りは資料館だらけで、すごい紛らわしい。

さっきの伴家もそうだけど。
近江八幡は、観光客をわざと混乱させようとしてるのか(≧ｍ≦)

だーれもいない。

アガサの小説にあったっけ。『そして誰もいなくった』。
法で裁かれない人たちが次々に消されていくアレ。

その辺からひょっこりと武士が現れて。

『表で裁けないヤツは、裏で裁いてやる』

『あなた誰？』

『八幡堀同心、中村主水』

なんてシュールな妄想＼(^o^)／

ココにもいいカンジの和風建築。
森五郎兵衛さんという商人のお家。

ま、八幡はこういった建物だらけけだから。
油断してると見逃しそうになっちゃう。

さっき見に行った豪商の伴庄右衛門さん。
五郎兵衛さんはそこででっち奉公をしてました。

マジメな忠勤振りが評価されて、見事に暖簾分け。
主家の伴庄右衛門さん同様、奉公人を篤く遇するなかなか出来た人物だったようです(〃'▽'〃)

まるで山奥の宿場町にでもいるかのようなマジック。
かなりしっとりした風情です（・∀・）ｲｲ!!

この街には中山道の旧宿場町・武佐宿もあるけどー。
風情では断然こっちのほうが上。

あっちはあっちで面白そうだから、今度行こうかなとは思うけど♪

レトロな雰囲気の洋館はっけん。

昔の診療所かな？公民館かな？

正解は郵便局でしたー♪

旧八幡郵便局。今の近江八幡郵便局の前身。
1921年竣工で1960年まで使われていました。

設計はウィリアム・メレル・ヴォーリズ。
明治から昭和にかけて多くの作品を残した名建築家。

さっき行った市立資料館。あれも実は彼の作品。
近江八幡には彼が関った建物、何気に多し。

郵便局の近くで見つけた別の建物。
何屋さんだったんだろう？

これもヴォーリズ建築なのかな？
屋根は和風なのに、窓はしっかり洋風してますね(〃'▽'〃)

最後のスポットは学校です。
近江兄弟社学園改め、ヴォーリズ学園。

先ほどのヴォーリズさんが設立した私立校。
ココの校舎も先ほどのヴォーリズ氏の手によるもの。

建築家、教育者、伝道師、実業家。
ヴォーリズさんはなんでもやるなぁ(*´ω｀*)

近江八幡はジャパネスクな建物も多いけど。
洋館も結構あったりして、意外でした。

次に来たときは本格的に洋館めぐりをしてみよう。
目指せ、コンプリート！(☆＾▽＾☆)

おしまい。