2021/03/05 - 2021/03/05
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Tokyo 634さん
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ご覧いただきありがとうございます。
今回からは、新シリーズ「東京湾ぐるり旅」をお届け。青春18きっぷを使って東京湾を一周します。
初回は、2021年の3月のダイヤ改正で消滅する朝の通勤ライナー「湘南ライナー」への乗車の様子をお届けします。
※注意※
今回乗車した湘南ライナーは2021年3月12日で運転を終了します。
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おはようございます。
2021年3月5日、時刻は朝の5:40です
初っ端からやらかしました(汗)
起きたのが乗車列車発車の20分前。前日は友人と遊んでいたので疲れがたまっていたのでしょう。案の定寝坊しました・・・
急いで支度をして、駅までダッシュでやってきた目の前を乗車列車が発車していきました(泣)吉原駅 駅
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おとなしく青春18きっぷを購入し、三島駅へ。
三島までは青春18きっぷで移動します。三島駅 駅
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ヤッパシンカンセンダッタンジャナイスカネーということで、新幹線に課金します(泣)
新幹線に乗らないと本日の工程がすべて白紙に。それならばしょうがないということで課金しました・・・
2駅で2500円。青春18きっぷ1回分のお金を消費してしまいました(泣) -
乗車したのは三島始発のこだま802号。
三島以東からの新幹線通勤需要の高まりから、平日のみに運行している列車です。
三島駅に車両基地が隣接しているため、朝晩は東京駅から回送されてきますが、朝晩の一部列車に三島始発・終着の列車が設定されています。 -
15分で小田原駅に到着。
あっという間でした。小田原駅 駅
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小田原駅の新幹線・在来線連絡通路ですが、全然人が歩いていないので秘密の通路を通っているような感覚でした・・・
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在来線コンコースに移動し、これから乗る列車を確認。
今回は湘南ライナー6号に乗車します。
湘南ライナーは踊り子号で運用されている185系と、オール2階建て車両の215系がありますが、185系には踊り子号で乗車したので、215系に乗ってみます。
185系踊り子号の旅行記はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11676462 -
今回乗る215系を撮影。
運用終了1週間前ということで写真に収める人の姿はいましたが、それでもまばらでした。
小田原6:58発という朝の早さから関東近郊に住んでいても、新幹線を使ったり前泊しないと間に合わないような時間であり、鉄道ファンの姿はあまりありませんでした。
ここで、湘南ライナーと充当車両の215系について少し詳しくご紹介します。 -
湘南ライナーとは??
湘南ライナーとは、東海道線の東京ー小田原間で運転されるホームライナー。一部列車は「おはようライナー新宿」「ホームライナー小田原」として新宿駅まで乗り入れる。
普通車への乗車には乗車券のほかにライナー券が必要であり、発車前に駅ホーム上の券売機で購入する必要がある。
1986年11月から通勤客の着席需要に対するサービスとして登場し、多くの通勤客に人気を博している列車であり、他路線の着席サービスの先駆けになった列車。
2021年3月より、使用列車をE257系に変更するのに伴い、湘南ライナーを特急列車に格上げし特急「湘南」として運転される。これにより、JR東日本から快速の着席保証列車いわゆる「ホームライナー」が消滅する。 -
215系について・・・
215系は、1992年に登場したオール2階建ての直流電車。10両編成が4本製造された車両で1992年にグッドデザイン賞を受賞。
全2階建てであり、従来通り床下にモーターや制御機器を搭載するスペースを確保するのが困難であった。そのため両先頭車の1階を機器室とし、モーターや制御機器を搭載。電車では珍しい動力集中方式を採用している。
215系は湘南ライナーのほか、東海道線の快速アクティーとしての運用を予定していた。しかしながら、2ドアとドア数が少なく、快速運用時に乗客の乗降に時間を要し遅延をが度々生じていた。そのため2001年には快速運用を外れ、2004年には湘南新宿ラインの運用からも外れたことで定期運用は湘南ライナーのみに。
平日の朝夕しか走行しておらず、日中や休日は車庫で留置されているため、界隈では「ニートレイン」や「車庫警備員」などの俗称がついている。
多客期には波動編成として活躍し、中央線を走るホリデー快速ビューやまなしでの運用が続いていた。
しかしながら、2021年3月現在、ホリデー快速ビューやまなし号の運転の予定はなく、湘南ライナーとしての活躍の場を失った215系の今後の去就が注目されている。 -
215系とE231系の並びをパシャリ。
この時間帯の小田原駅は、E231系、E233系、185系、215系がひっきりなしに発着する忙しい駅です。 -
今回は湘南ライナー6号東京行に乗車します。
湘南ライナー6号は、小田原を出発すると茅ヶ崎、藤沢、品川、新橋、東京の順に停車。終点東京には8:13に着きます。
東京駅到着がちょうどいい時間からか、この時間の湘南ライナーは軒並み満席でした。東海道線の通勤需要の高さがうかがえますね・・・ -
今回はグリーン車に乗車します。
湘南ライナーのグリーン券は、普通列車グリーン車と同様にSuicaグリーン券を利用することが可能です。
今回は普通車が満席だったこととJREポイントがたまっていたので、グリーン車に乗ります。 -
グリーン車の座席はこんな感じ。
2階建てですが、グリーン車らしい重厚なつくりの座席です
E231系のグリーン車よりも211系のグリーン車に近い感じです。 -
送風口と読書灯を完備。
E231系以降のグリーン車には搭載されていない機能です。 -
小田原駅の時点で車内はガラガラ。
このうち8割が通勤客、残りの2割が鉄道ファンといった感じでした。
終点東京まで、グリーン車の窓側がすべて埋まる程度で混雑はあまりありませんでした。
停車駅が都心から遠い駅に絞られているので、普通列車のグリーン車よりも全然乗客がいなくて、快適です。
この時間帯の普通列車のグリーン車は、東京到着時に座れない人が出るほどなので...
ラッシュ時間帯の普通列車グリーン車への乗車記はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11553348 -
朝、猛ダッシュをしておなかが空いたので、小田原駅を出発する前に朝食を・・・(笑)
小田原駅の新幹線改札内の売店で買ったサンドイッチです。 -
6:58
定刻通りに小田原駅を発車しました。
今回乗車する湘南ライナー6号は、小田原から東海道貨物線を通ります。
小田原以東の東海道線は複々線で、普通列車や特急列車が通る旅客線と貨物列車の通る貨物線があり、平日のラッシュ時間帯は貨物線を利用したライナー輸送が行われていました。 -
国府津駅手前で、国府津車両センターからやってきた185系が回送されていました。
恐らくその後小田原駅まで回送されて、後続の湘南ライナーとして運用されます。
185系も定期運用から離脱してしまいますね。寂しくなるものです・・・ -
大磯駅と平塚駅の間にある相模貨物駅を通過。
東海道貨物線に隣接して設置されています。 -
貨物線はあまり列車密度が高くないようで、朝ラッシュ時間帯でも100km/hほどで走行していました。
215系はモーターが両先頭車のみで、モーターから一番遠いところにあるグリーン車は相当静かでした。30km/hくらいで走っているときのような走行音で、速度計で速度を測らないとスピードが出ていることが分からない気がします・・・ -
茅ヶ崎駅に停車。
茅ヶ崎駅には平日の朝のみ使用される湘南ライナー用のホームに到着します。
このホームは貨物線上にあり、日中は普通列車などが使用しないため閉鎖されています。茅ケ崎駅 駅
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茅ヶ崎駅を発車。
茅ヶ崎駅には東海道線の列車を留める電留線があり、E231系が停車していました。
この電留線に日中、215系が止まっているのをよく目にします・・・ -
藤沢駅に停車。
藤沢も茅ヶ崎同様、貨物線上に専用ホームがあります。
向こうの旅客ホームには大勢の通勤客の姿が・・・藤沢駅 駅
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大船駅を過ぎると、列車は長いトンネルに。
いつも東海道線に乗っているとこんなにも長いトンネルを通らないのですが... -
地図を見てみると、なんと線路のないところを走っていました(汗)
これにはある訳が・・・ -
湘南ライナー6号の通るルートを赤い線で示してみました。
今回乗車した湘南ライナー6号は貨物線を通るルートです。貨物線は旅客線に沿うように走っていますが、大船(横須賀線の東戸塚)を過ぎると、図のように旅客線と別れていきます。
貨物線は旅客線と別れると横浜駅を通らず、貨物専用の横浜羽沢駅を通り、鶴見駅付近で合流するルートをとっています。
貨物線には基本的には旅客列車が通らないため、このルートは路線図には記載されていません。
今回乗車した湘南ライナーや一部の臨時列車でのみ通過できるこの貨物線は普段は味わえないのでレアなルートです。
RailRider (talk) - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=6886046による -
トンネルを抜けるとすぐに横浜羽沢駅を通過します。
向こうに見えるのは現在使われていない旧ホーム。現在ではE&S(着発線荷役方式)というフォークリフトを線路に横付けして貨物の積み込みを行う方式を採用しています。 -
横浜羽沢駅には、JR相鉄直通線の羽沢横浜国大駅も隣接。
2019年11月30日に開業した新駅で、JR埼京線と相鉄線が直通しています。
駅前にタワーマンションが建つらしいですが、本当でしょうか・・?
羽沢横浜国大駅には、以前訪れています。その時の旅行記はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11586229羽沢横浜国大駅 駅
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鶴見駅付近で、東海道旅客線と再び合流します。
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鶴見駅を発車した京浜東北線と並走。
京浜東北線は日本有数の混雑路線ですが、そこまで混んでいる雰囲気ではありませんでした。 -
東海道旅客線と再び別れて、武蔵小杉方面へ。
東海道貨物線は武蔵小杉駅の手前で横須賀線(品鶴線)と合流します。
湘南ライナー6号は、武蔵小杉から横須賀線の線路を走行し、東京駅は横須賀線のホーム(総武地下ホーム)に到着します。 -
武蔵小杉駅を通過。
ラッシュ時間帯の駅を優雅に座りながら通過するのは気持ちが良いものです(笑)武蔵小杉駅 駅
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多摩川を渡り東京都へ。
もうここまでくれば東京駅まであと少しです。 -
西大井駅を通過。
この先の蛇窪信号場で品川方面と大崎方面に線路が分岐します。西大井駅 駅
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武蔵小杉駅から蛇窪信号場まではこの時間帯、横須賀線・湘南新宿ライン・JR相鉄直通線・湘南ライナーと多くの列車が走ります。
そのため、時速40km/h前後のノロノロ運転が続きました。 -
蛇窪信号場を過ぎると湘南新宿ラインの線路をまたぎ品川方面へ。
奥には大崎駅が見えます。この付近は線路が複雑に入り組み、カーブしているので見ているのも楽しい区間・・・ -
品川駅手前では、京浜東北線と東海道線の列車との並走が。
大都市圏の並走はとても見応えがありますね~~ -
品川駅に到着。
横須賀線の線路を通っているので、品川を出るとすぐに地下に潜ります。品川駅 駅
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8:13、定刻通りに終点の東京駅に到着。
東京駅・総武地下ホームに着きました。東京駅 駅
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乗客が下りた後の普通車もパパっと見学。
普通車はすべて向かい合わせのボックスシートでした。
ボックスシートですが、座れないよりは快適ですね・・・ -
ホームに降りたらすでに回送幕になっていました。
湘南ライナー6号は、東京駅到着後、10分ほど停車後、錦糸町駅の電留線に回送されます。 -
東京駅の駅名標と215系をパシャリ。
地下ホームにオール2階建て車両は圧巻ですね。
これが見られるのももう残り僅かです。
最後に215系が錦糸町へ回送される様子を撮影して今回は終了です。
https://www.youtube.com/watch?v=bG8KO6i8Dp4 -
ご覧いただきありがとうございました。
湘南ライナーへは初めての乗車でしたが、普段は通れないようなルートを通るので鉄分もほどほどにあり、貨物線を利用した通勤時間帯に快適に移動できる手段としては面白いと思いました。
185系・215系によるライナー運用は終了してしまいますが、湘南ライナーは着席ニーズに合わせた素晴らしい列車だったと思います。
今後は、特急「湘南」として走るE257系の様子も記録していきたいですね。
今回乗車した215系、185系はダイヤ改正で定期運用を失います。廃車の可能性が高そうですが、今後波動用として残るのか、はたまた他路線で通勤ライナーとして活躍するのか、今後の去就に注目したいところです。
次回は「東京湾ぐるり旅」の第2編をお届けします。
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青春18きっぷで行く 東京湾ぐるり旅
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