2014/03/05 - 2014/03/29
957位(同エリア10318件中)
tadさん
古い写真を見直すシリーズ。
ウォレス・コレクションの紹介の続編、というか、中心篇。ロンドンではお気に入りの美術展示のひとつだ。ウォレスという名前についての説明は貴族という以上の話はあまり聞いていなかったが、今回、ホームページを見ると、次のような紹介文があった。
In 2018, the Wallace Collection celebrated the 200th birthday of our founder, Sir Richard Wallace.
The supposed illegitimate son of the Fourth Marquess of Hertford, Sir Richard Wallace unexpectedly inherited the Marquess’s dazzling collection of art, an act which was to change the direction of his own life and that of the masterpieces in his care.
こういう5千点を越えるコレクションを建物と一緒に、一貴族がイギリス政府に寄贈し、訪問者は無料で鑑賞できるというのは、有難い。ノブレス・オブリージュということばを思い出す。
今回は、階上の絵画コレクション、それも、ブーシェとフラゴナールの耽美的な作品集を2014年の写真撮影順に並べていきたい。
なお、この時期のフランス絵画については、既に二回旅行記を書いている:
ロンドンのナショナル・ギャラリー(NO.10) ―フランス・ロココ美術(フラゴナール)-https://4travel.jp/travelogue/11273423
ウォレス・コレクションの魅惑的なフランスの絵画(追加版)
https://4travel.jp/travelogue/11374381
今回は、2014年の撮影で、色調が悪いがたくさん撮影している利点もあるので、敢えて、また取り上げた。
一枚目は、フラゴナールのブランコの絵の部分撮影。(デジカメは安いRICOH CX6。この頃、このメーカーを3台購入してお気に入りカメラだったが、中国での組み立てで、すぐ壊れた。。暗い室内撮影が得意だった。)
(2021年3月2日記す。)
- 旅行の満足度
- 5.0
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ウォレス・コレクションを収める館。
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一階の武具、甲冑類を見た後、階上にあがる。私の好きな絵画展示は、この階段途中から始まる。
階段周辺と続く階上の部屋は、ブーシェの絵が集中している。本館の絵画コレクションの趣味を代表するような一連のブーシェの絵だ。
今回は、ブーシェとフラゴナールだけで、旅行記をまとめたい。 -
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フランソワ・ブーシェ François Boucherの並ぶ階上の部屋に入っていく。
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フランソワ・ブーシェ(仏: François Boucher, 1703年9月29日 パリ - 1770年5月30日 パリ)
フランス・バロック・ロココ美術の代表的画家。音楽だと、ラモーやクープランの優美な音楽、さらにはパリ様式に影響されたモーツァルトの音楽、例えば、名曲「フルートとハープの協奏曲」などを思い浮かべる。いずれも、優美さと甘美さの限りを尽くした音楽や美の世界は、例えば、ベートーヴェンのような厳しい現実と立ち向かいながらも心に平安と喜びを求めた劇的な芸術性とは真反対な表現様式だが、それぞれ、どちらも必要な時が、人生にはある。。。
どちらかしか愛さないというのは、最高の喜びをうる方法ではない。夕食の最高のメイン・コースのパートナーには、ボルドーの一級シャトーものの赤ワインだけに限定されるのではなく、食後の快楽感持続のためには、ソーテルヌの貴腐ワインがあれば、もっといいのだが、、というのと同じだ。
以下はブーシェとフラゴナールの写真をまとめる。その他の画家は次回にしたい。 -
フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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ジャン・オノレ・フラゴナール(Jean Honoré Fragonard、1732年4月5日 - 1806年8月22日)は、ロココ期のフランスの画家
ブーシェの弟子で、師と同様、ローマ留学している。フラゴナールもブーシェ以上にルイ王朝で、高い地位に就いた。しばらく前のオークションで、フラゴナールの絵は、史上最高額で取引されている。フランス近代もののようには簡単に買えない。フランス革命以後の大衆化したフランス絵画は、もはや昔日のような地位にはつけないだろう。 -
ジャン・オノレ・フラゴナールJean Honoré Fragonard
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ジャン・オノレ・フラゴナールJean Honoré Fragonard
このブランコの絵は、値が付けられないレベルの一枚だろう。この時代のまともなフランス絵画は、日本では見たこともない。。。よく見るのは安く買える印象派以後ばかりだ。。 -
ジャン・オノレ・フラゴナールJean Honoré Fragonard
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ジャン・オノレ・フラゴナールJean Honoré Fragonard
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ジャン・オノレ・フラゴナールJean Honoré Fragonard
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ここからは再び
フランソワ・ブーシェ François Boucher -
フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
次は、ポンパドゥール夫人の絵。 -
フランソワ・ブーシェ François Boucher
ブーシェは若い時にはローマ留学もした。ポンパドゥール夫人のお気に入り画家になり、さらにはルイ15世王にも認められ、1765年、ルイ15世の「国王の筆頭画家」という肩書を受けている。ルイ王朝の筆頭に立つ画家となったのだ。
ただ、フランス革命以後は、あまり教養も訓練もつまない大衆的な画家が台頭してくる。。。 -
フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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フランソワ・ブーシェ François Boucher
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