黒部⑤　黒部峡谷の帰りにちょっと寄り道「富山城」「富山市役所展望塔」「とやま方舟」

2020/11/04 - 2020/11/06

紅葉の黒部峡谷トロッコ列車で行く鐘釣温泉「美山荘」＆「黒薙温泉」２泊３日の旅も最終日です。
黒薙温泉をチェックアウトした後、折角富山県まで来たのにこのまま大宮に戻るのでは如何にも勿体ない。
なので、新幹線で逆走12分、富山市内に寄り道をしました。
山に籠っていたので海のものも是非食べたかったしね・・

【最終日　2020/11/6（金）全日程】晴れ
　06：00 黒薙温泉で大露天風呂に入浴　
　09：52 黒薙駅発トロッコ列車　
　10：15 宇奈月駅着　
　10：58 宇奈月温泉駅発 富山地方鉄道　
　11：21 新黒部駅着　
　11：54 黒部宇奈月温泉駅発はくたか557号
　12：06 富山駅着　
　12：45 池田屋安兵衛商店健康膳薬都で昼食
★14：30 富山市ガラス美術館　
★14：50 富山城址公園
★15：15 富山市役所展望塔　
★16：00 とやま方舟で海鮮定食で夕食　
★17：13 はくたか572号乗車 → 帰宅

★がこの旅行記の範囲です

エリア 富山市(富山)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

12：45 池田屋安兵衛商店「健康膳 薬都」で

池田屋安兵衛商店 専門店

「富山」ならではの薬膳料理のランチ。
今まで何回も富山市に来ているのに何故かタイミングが合わなくて食べる機会がなかったお膳ですがやっと念願達成。
今回、富山市内まで戻ったのはここに来たかったからでもあります。　

近くの「西町大喜 本店」は「富山ブラックラーメン」の元祖・発祥のお店です。
数年前に立山からの帰りにわざわざ来たことがありましたが、正直、こんなに不味い、もとい、私の口には合わない食べ物に出会った事ないな～っという代物でした。

兎に角しょっぱくて塩分過多、生活習慣病の元凶としか思えない　(-"-)
でも、支店もあちこち有ってお店がこうして存続しているんだから、この味を求めている人も居るって事ですよね。
高血圧になっても知らないよ・・

西町大喜 西町本店 グルメ・レストラン

直ぐ近くの「富山市ガラス美術館」は市立図書館と同じ建物にあります

富山市ガラス美術館 名所・史跡

吹き抜けの開放的空間です

この旅で１泊目に泊まった「鐘釣温泉 美山荘」の女将さんが、
「ガラス美術館で志水哲也氏の ”黒部と剱” の写真展が開催されているから都合が付いたら見てみて」と言っていたので覗いてみました。
５階のギャラリーで約70点の写真パネルが無料で展示されていました。

ここに来て「富山城」に御挨拶しないでは帰れませんね

富山城 名所・史跡

お城の石垣には5ヶ所、こういった巨石が使われています。
「鏡石」と言って藩主の権威を象徴する意味合いがあったそうです。

もう何回もお城には来ているので「郷土博物館」になっている内部には入城はしませんでした。

復原のコンクリートのお城でもやっぱり「城址公園」には天守閣が有った方がいいですよね。
県都のシンボルです。

江戸城の天守閣も是非復原してほしいというのは無理な望み？

富山城址公園内の「前田正甫公像」。
正甫（まさとし）は病弱であったが故に薬学に興味を持ち、「江戸城腹痛事件」で名をあげたとされる「反魂丹」などで越中売薬の基礎を作った富山藩第２代藩主です。

和風庭園の池

茶室「本丸亭」

一般公開はされていません

「和風庭園」は近年整備されたお庭だそうです

庭園越しのお城遠景

立派な屋根でお城みたいな建物は「佐藤記念美術館」。
１階で「お城の見えるカフェ」も暫定的に（令和3年3月31日（水）まで）開設されています。
営業時間 10：30～16：30

砺波市出身の実業家であり茶人でもあった、故 佐藤助九郎氏が中心となり昭和3年に「(財)佐藤美術館」として開館しました。
館内には展示室のほかに、佐藤家より「助庵」「柳汀庵」の2席の茶室とともに、総桧造りの書院座敷が移築されているそうです。

佐藤記念美術館 美術館・博物館

「千歳御門」は富山城唯一の創建当初の建造物で、1849年（嘉永2年）に10代藩主・前田利保の隠居所として建てられた「千歳御殿」の正門でした。
「三間薬医門」といわれる格式の高い城門建築で、現存する同形式の門は東大の赤門だけという貴重な遺構です。

15：15 　富山市役所展望塔に行ってみます。
以前上ったこともあったのですが、今日もとても良いお天気だし、何せ無料なので時間潰しにはお誂え向きです。　

富山市役所展望塔 名所・史跡

市庁舎の壁面を飾るお花は生花です。
富山は街中の街灯も生花の籠で飾られているんですよね。

エレベーターで最上階まで上がります

360度一周できる広い展望室

立山連峰が見渡せます

高い山は11月初めで既に冠雪しているんですね。

トロッコ列車の辺りは紅葉真っ盛りでしたが・・

城址公園を見下ろします

良い眺めです。
21：00まで上れるので夜景も綺麗だと思います。　　　　　　

市民ホールから見上げた展望塔行きのエレベーターの側面です。
マイナンバーカードの交付を待つ市民で住民課は100人待ちの表示が出ていました。

15：45　富山駅ビル「きときと市場 とやマルシェ」に戻って来ました。
買うともなくお土産売り場をひとわたり見てから、

きときと市場とやマルシェ スーパー・コンビニ・量販店

16：00　１階奥の「とやま方舟」へ。
中休み無しの通し営業でこんな中途半端な時間でも営業しています。

とやま方舟 富山駅店 グルメ・レストラン

昼飲み大歓迎でランチメニュータイムですね。
このお店は「日本酒スローフード」を謳っているだけあって、富山の地酒をはじめ北信越250の蔵元の銘酒を取り揃えています。

昨年（2019年）9月には同じ「とやマルシェ」内の「白えび亭」で

「白えび丼」を食べているので、今回は予めこちらのお店にしようと決めていました

間口はそんなに広くはないのですが奥には広いテーブル席もあるようです。
入って直ぐのカウンター席はＬ字型になっていて、私は目立たない奥の方に追いやられてしまいました。
正面の日本酒瓶がたくさん冷蔵ケースに陳列されている方では、カップルが男性スタッフとカウンター越しに大盛り上がり。
おひとり様の私は何だか「アンタはそっちで飲んでろ」と言わんばかりの空気感。
ひがみかな　u_u)。まあ、その方が気楽でいいけれど・・
でも、年配のこの板さんだけはとても親切に構ってくれたのが救いでした。

コロナ禍の昨今、飲食店を救うのは私達「おひとり様」だと思うんです。
飲食店の営業自体が悪いんじゃない。
20：00以降の営業が問題なんじゃない。
5人以上がどうのこうのというのでもない。
お酒が入ればどうしてもマスク無しで大声で談笑してしまう ”お客” が問題なんです。
でも、アルコールが入れば気持ちも大きくなるし、自制心は外れてしまうのは当然の成り行きで仕方のない人間の性。
だからこそ、黙々とお料理を楽しむ私たち
☆ おひとり様に、もっと愛の手を ☆彡

今日から「香箱蟹」の解禁日だとネットで見ていたのですが、実際に店に入荷するのは未だ数日先だとのこと。
なので「はこぶね海鮮定食」税別1,870円にしました。
２泊とも黒部峡谷の山の宿だったので最後に海の幸も頂いて帰りたい。

地酒のお店だし、地域共通クーポンもあるのでいつもは頼まない「飲み比べ」セット（税別2,100円）も注文。
日本酒はまるで分からないのでお任せです。
林酒造の純米吟醸　美山錦・出羽燦々・出羽の里

値段もいいけれど、100㏄も入る大ぶりのグラスです。

お酒を頼んだのでお通し（税別350円）も付いてきてしまうんですよね。
ただし、小さなグラスの「林」もお通しとして一緒に出てきます。

刺身の盛り合わせ、茶碗蒸し、サラダ、とろろ昆布ご飯、味噌汁、漬け物

板さんが優しく丁寧に説明してくれました。
フクラギ（イナダ）　サゴシ（サワラ）　スズキ・カマス・マタマ？の昆布〆　甘海老　ホタルイカの沖漬け　富山名物:昆布巻きかまぼこ・・

お会計は
・お通し　　　　　　　350円
・飲み比べセット　　2,100円
・はこぶね海鮮定食　1,870円
地域共通クーポン　▲2,000円
外税消費税　　　　　　240円
支払合計　　　　　　2,560円

分かりもしないお酒にメインの食事よりもお金を掛けるなら、郷土料理の単品を数皿頼めば良かったとチョッと後悔もしました。

※メモった昆布〆の「マタマ」ってどうしても何だか判明しません。
どなたか間違いを指摘して頂ければ幸いです。

17：13 「はくたか572号」に乗って２泊3日のこの旅を終えます。


　【旅の全行程】
初日　2020/11/4（水）曇り時々小雨
8：58黒部宇奈月温泉駅着　宇奈月温泉「味処河鹿」でランチ　鐘釣駅着　美山荘泊

２日目　11/5（木）快晴
鐘釣河原野天風呂入浴　欅平駅着　奥鐘橋　人喰岩　河原展望台　猿飛峡　12：20黒薙温泉着　宿にてランチ　黒薙温泉旅館泊

最終日　11/6（金）晴れ
6：00混浴の大露天風呂に女性専用タイム入浴　黒薙駅発　宇奈月駅着　新黒部駅着　11：54黒部宇奈月温泉駅発　富山駅着　池田屋安兵衛商店「健康膳薬都」でランチ　富山城　富山市役所展望塔　とやマルシェ内「とやま方舟」にて海鮮定食　17：13はくたか572号乗車