2020/10/27 - 2020/10/31
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mirilinさん
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「熊野三山御朱印巡りと温泉三昧一人旅」の3日目は、いよいよ三山目「熊野那智大社」参詣です。
自前の「旅のしおり」では、この日宿泊予定の那智勝浦に新宮からバスで行き、ホテルに荷物を預けたら、那智山に向かうことになっています。
さて、ここでまた2つのコースから一つを選ばなければなりません。
それは、熊野古道最大のハイライトと言われる「大門坂」から「熊野那智大社」への熊野古道を歩くか否か…。
約1.3km、おおよそ40分の石段の上りが続くこのコース、杉木立に囲まれた苔むした石段の続くさまは、熊野古道の雰囲気も満点とのことで、ずいぶん前から楽しみにしていたんですが、なんとこのコースを登りきってからも、さらに社殿までの長い階段が続くと聞き、このところの腰痛・膝痛が悪化してしまうのではないかと心配になってしまったのです。
前から楽しみにしていたし、昨日の熊野古道も大丈夫だったんだから、決行しちゃえ!という「前向き子ちゃん」と、ここで無理をして、明日からの行程に支障をきたしたらどうするんだ?と言う「心配性子ちゃん」が、心の中で激論を交わしています。
結局、結論が出ないままホテルをチェックアウトして、まずは紀伊勝浦へ向かうことになりました。
さてさて、どんなことになるのやら?
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朝、6:30、新宮に陽が昇ります。
今日もお天気良さそうですね~
ということで、3日目が始まりました。
今日は、紀伊勝浦のお宿に移動です。温泉ですよ~ (o^^o)ふふっ♪
そして、熊野三山、最後の一山「熊野那智大社」に参詣し、隣の「青岸渡寺」、那智の浜の近くに有る「補陀落山寺」と、世界遺産の神社仏閣を3つ制覇の予定です。
「那智大社」への熊野古道を歩くか否かは…まだ決断できません…。ホテルニューパレス 宿・ホテル
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新宮8:30発の「熊野御坊南海バス 11番」紀伊勝浦行きに乗り、37分で紀伊勝浦終点に到着です。途中、海沿いを走ったりして、なかなか快適。乗客も数人しかいませんでした。ディスタンスばっちりです。
紀伊勝浦駅は、昭和の香りが漂い、何とも言えない懐かしさを覚えます。ただ、人がほとんどいません。そんな中、駅の前に佇んでいたタクシーの運転手さんが、「観光案内所で荷物は無料で預かってくれるよ」と教えてくれたのですが、「旅のしおり」では「宿で預かってもらえるか確認する」と書いてあるので、とりあえず電話したところ、もちろんOKとのこと。駅から徒歩5分ほどのところなので、荷物転がしながら歩いて向かいました。紀伊勝浦駅 駅
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はい、到着です。駅から港は一本道を真っ直ぐで、港に出ればホテルの看板が見えるので迷うことありません。道を跨げば海という、私が愛すべき立地のホテル「くつろぎの宿 料理旅館 万清楼」です。
ホテルの支配人?がとてもにこやかに迎えて下さり、荷物はお部屋に入れておいていただけるとのこと。ラッキー!海側のお部屋だといいな…。万清楼 宿・ホテル
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那智山行きのバスの時間まで30分弱あったので、港の周りを見学しながら駅に向かうことにします。
ホテルの前では、漁師の方が網の手入れをしていました。のどかですね~ -
紀伊勝浦は温泉としても有名ですが、街の中にいくつか足湯があります。
ここは、勝浦漁港にある「海乃湯」。約25人が座れる広さがあり、手湯や更衣室も設置されています。更衣室ってありがたいですよね。せっかく足湯があっても女性はストッキングとか履いていると、入れなくて残念な思いをすることがありますが、更衣室があればストッキングを脱いでお湯に入ることができますからね。 -
「海乃湯」では漁港の風景を眺めながら、お湯につかることができます。そして、浴槽にもマグロが泳いでいます。タイル絵ですけどね。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物温泉、弱アルカリ性のお湯とのことでした。 -
そしてこちらは、「海乃湯」と道を挟んで向かい側にある「鮪の湯」です。
こちらはとてもこじんまりした足湯ですが、座る面積は広いので、十分くつろげそうです。源泉温度は40.7℃で、地元の漁師さんにも人気の源泉かけ流しだそうです。
入ってみたかったのですが、バスの時間を気にしながらというのももったいないので、また明日にでもゆっくり来てみようと思います。 -
紀伊勝浦は、勝浦温泉の中心地に位置する日本有数のマグロ基地として有名。延縄漁法による生鮮マグロの水揚げは日本一だそうです。
那智勝浦漁港内にある施設「にぎわい市場」の入口には、大きなマグロのオブジェ?がぶら下がっていました。誰です?私が釣り上げたものかと思った人は!←て、誰も思うはずないか…
ここは、地元の食材を使った飲食ブースと、地元特産品を販売する直売コーナーを兼ね備えている「道の駅」のようなところです。勝浦漁港にぎわい広場朝市 グルメ・レストラン
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磯料理などの店が並ぶ通りには、空にマグロがいっぱい泳いでいます。
今回は「料理旅館」だったので、街で食事はしませんでしたが、このあたりの食堂でも、きっと美味しいお魚が食べられるんでしょうね。また来よう~と。 -
そしてここは、駅を出てすぐ、観光センターの前にある足湯です。
ここ「滝の湯」は、 瓦葺の屋根と那智黒石をふんだんに使った湯舟が特徴的です。バスや電車を待つ人が、ひとっ風呂って感じですね。 -
9:45発の「熊野御坊南海バス 31番」で那智山に向かいます。
さぁ、決断の時です。大門坂で降りて「熊野那智大社」までの熊野古道を歩く「前向き子」VS そのままバスに乗って終点の「熊野那智大社」まで行ってしまう「心配性子」。
大門坂までの20分、どうしようどうしようと悩み続けましたが、「心配性子」が勝利し、バスの乗客全員が大門坂で降りる中、バスに乗り続けました。ひとりぼっちになると、やっぱり歩けばよかったかと「後悔する子」もでてきて…
そんな私に、神の怒りが!
那智山を登るバスはS字カーブを右に左にと、なかなか派手に揺れながら上がって行きます。と、車窓に待ちに待った「那智の滝」が顔を出しました。もちろん写真撮りたくなりますよね。で、パチリと1枚。で、カメラをバックに入れた途端、バスがまた大きく揺れ、その瞬間「ガチャーン」と大きな音が。なんと、バックに入れたはずの私愛用のミラーレス一眼が、反対側の座席下に転がっているではないですか!揺れで飛び出て行ってしまったのです。
L(>0<)」オーマイガッ!
右に左に揺れる中、必死に拾って確認したところ、レンズは割れていませんでしたが、フィルターは歪んで取れないし、ズームレンズもちゃんと回らず…。
とりあえずシャッターは降りましたが、ちゃんと撮れているのか?(泣)
歩いていれば、熊野古道を歩いていれば、カメラは元気でいられたのに!楽してお参りしようとした私への熊野権現様の戒めか!!
o( _ _ )o ショボーン -
なんて、クヨクヨしているうちに、バスは終点那智山に到着。紀伊勝浦からは45分程度で近い!
バスを降り、道標に沿って歩いていくと…出たな妖怪!…じゃない、出たな階段!
那智山参道入口(熊野那智大社へ向かうスタートライン)からの、この階段の噂を聞いて、古道歩きを断念したんです。
噂通りの長い階段に、私の決断は間違っていなかったと確信しました。
一応、今のところカメラもなんとか使えていますし…。熊野那智大社 寺・神社・教会
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ゴールまで467段にも及ぶ超ロングな階段ですから、途中に休憩用のベンチもあります。今になって思えば、このあたりはほんの序の口ですね。
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でも、後ろを振り返ってみたら、やっぱりけっこう登ってますよね。偉い!!
熊野の美しい山並みを力に、再び足を進めます。 -
結構登ったなぁ~と思ったところで、この看板が登場。
で、「現在地」の場所を見て愕然。まだ1/3ぐらいを登っただけのようです。 -
10分ほど登った階段の途中に、かつて上皇や法皇が熊野御幸の際、宿泊所として使用された「実方院跡」があります。今は大社経営の宿泊所「龍泉閣」が建っています。
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「実方院跡」から5分ほどで朱塗りの鳥居が見えてきます。あともうちょっと頑張れば…
ちなみにこの灯篭のところを右に入ると「青岸渡寺」に行けるようでした。 -
着きました~
立派な「熊野本宮大社」の石碑と朱塗りの鳥居。
と思ったら、あらら、まだ先に石段が…
これはまだ「一の鳥居」です。 -
鳥居を抜けると手水舎がありました。
ここで手と口を清めて最後の階段に挑むことになります。
残念ながらここもコロナで水無しでした。 -
さぁ、最後の階段です。既に体力を相当使っているので、目の前の石段はまるで壁のよう。頑張れ私の膝!頑張れ私の腰!頑張れ私のカメラ(泣)
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狛犬さんはこの壁…いえいえ石段の下にいます。頑張れ~と励ましてくれているのかな?
右側が阿形。タテガミ、ほおヒゲ、あごヒゲが巻き毛なので獅子だと思われます。胸に鈴をつけているのが珍しいですよね。ドラえもん?
左は吽形。やはり巻き毛ちゃんですが、こちらには角があり、歯を食いしばっています。やはり胸に鈴つけてますね。
この狛犬は岡崎古代型といい、鎌倉初期の木造狛犬を模したもので、元の木造狛犬と比べ、前脚や胸板がより筋肉質となり、威厳のある風貌になっています。威嚇型の原型だそうです。
木像を模しているので、タテガミ、足の走り毛、尾などの細かな造形が見ごたえありますね。 -
ゴールは目の前。美しい「ニの鳥居」が、まるで手を広げて迎えてくれているように見えました。
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一礼して鳥居をくぐり、無事境内に到着。
すぐ正面には大きな絵馬と宝物殿があります。
熊野信仰を全国に布教する際、「熊野山伏・比丘尼」が絵説きに用いた唱導画「熊野那智山宮曼荼羅」等の古文書絵画類・旧御神像・仏像・古鏡等の工芸類、熊野御幸・蟻の熊野詣などの名残りとして法皇・女院方の伝承品も多く保存されているそうですが、その中から何が展示されているかはわからないので、今回はスルーしました。熊野那智大社 寺・神社・教会
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鳥居右手には、美しい拝殿があります。2年前に改修されたとかで、とても綺麗です。
「那智大社」は、那智大滝に対する原始の自然崇拝を祭祀の起源とする神社で、ご祭神は「熊野夫須美大神」です。
熊野三山の一つとして「熊野十二所権現」を祀っていますが、ここは「那智の滝」を神格化した「飛瀧権現」を加え「十三所権現」とも呼ばれています。 -
拝殿の左側には、「御縣彦社(みあがたひこしゃ)」があります。「御縣彦社」では「八咫烏」がお祀りされており、導きの神様・交通安全の神様と崇敬を集めています。「御県彦社」の前には、「八咫烏の像」もあります。
なお、「那智大社」の社殿は、「本宮大社」や「速玉大社」のように一列の並ばず、折れ曲がっていて、「三所権現」をはじめとする主要五社殿は拝殿の奥で見ることができません。
間近に見られるのは「八社殿」とこの「御県彦社」のみです。 -
熊野三山最終日にして、「八咫烏の像」というのは初めて見ました。本宮大社の「八咫烏ポスト」見落としちゃったし…
ρ(・・、)イジイジ -
神様の使いの八咫烏は、鈴門などあちこちに描かれています。
ここで「八咫烏」とは何者?のおさらいです。
「八咫烏」は神武東征の際、高皇産霊尊(タカミムスビ)によって神武天皇のもとに遣わされ、熊野国から大和国への道案内をしたとされる、神の遣いの烏です。
八咫烏は太陽の化身で三本の足がありますが、この三本の足はそれぞれ天・地・人をあらわすといわれています。 _¢(0-0ヘ)メモメモ -
絵馬も八咫烏柄です。
トラディショナルな絵馬とファンシーな絵馬がありましたよ。
ご祭神が「熊野夫須美大神」=クマノムスビノオオカミなので「むすび」の宮とも称されていて、人の縁だけでなく諸々の願いを結ぶ宮として崇められているそうです。 -
頂いた御朱印と八咫烏ちゃんの2ショット!
御朱印は書き手によって字が違うので、当たり外れがあったりしますが、今回はちょっと…。書いてくださった方も、めちゃめちゃ感じ悪かった。そんなに混んでもいないし、丁重にお願いしたんだけど…。
ま、コロナ禍にあって、御朱印帳に直書きして下さっただけいいか…。 -
御朱印を頂く場所の裏手には、樹齢約850年の樟があります。平重盛のお手植えとも言われている御神木ですが、中が空洞になっていて「胎内くぐり」ができます。願い事を書いた護摩木を持って木の中をくぐれば、病気をせず、長生きができると言われています。
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御神木の奥にある門をくぐると、風格のある寺院に出ます。
これは、「青岸渡寺」。天台宗の寺院で西国三十三所第一番札所として、熊野修験道の一大本拠地だったところです。神社と寺院が隣接して建つ、熊野三山の中でもっとも神仏習合時代の名残りを残す熊野信仰の中心地です。
明治時代の廃仏毀釈で熊野三山の他の2つ、「熊野本宮大社」、「熊野速玉大社」では仏堂は全てなくなりましたが、ここ「熊野那智大社」では如意輪堂が破却を免れ、のちに「青岸渡寺」として復興したそうです。那智山青岸渡寺 寺・神社・教会
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「青岸渡寺」の本堂である如意輪堂は、織田信長南征の兵火で消失したものを、天正18年(1590)に豊臣秀吉が再建したもので、桃山時代の名残を感じさせるお堂です。南紀で最も古い建築物のひとつで、国の重要文化財に指定されています。もちろん、那智大社と共に世界遺産の一部でもあります。
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手洗鉢には、美しいお花が生けられています。ここに流れる水は那智大滝の水とのことで「延命の水 清浄水」と書かれていました。
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「青岸渡寺」の裏手には、熊野の山を背景にした「三重塔」と「那智の滝」を眺められる展望所があります。
が、ここからだと、三重塔と滝の距離があって、よくポスターで見かけるような写真にはなりませんでした。ベストフォトスポットを探さなきゃ! -
ベストフォトスポットを探してウロウロしていたら、こんな趣ある石段がありました。どこからつながっているのかな?
この石段の上からいい写真が撮れるかもと思いましたが、私の膝がSTOP出してきたので、上がるのはやめました(笑) -
で、見つけました。キョロキョロしていたら、テレビクルーみたいな人たちがロケハンしているようにみえた場所があったので、ちょっとそこにお邪魔してみたら、この景色でした。もちろん、「ちょっと失礼!」といいながら撮らせていただきましたよ。
カメラが一部破損して、ズームがあまり自由に効かせられない中、何とか美しい写真が撮れました。
鮮やかな赤色の塔は全長約25m。那智の滝を背景にしたこの写真は、熊野那智大社の定番中の定番ですよね。 -
「三重塔」は「青岸渡寺」の中でも一際目を引く建造物です。鮮やかな赤色の塔は全長約25m。1581年に戦乱により一度焼失しましたが1972年に再建。「飛滝権現本地千手観音」が安置されているそうです。
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三重塔の2階と3階部分は展望所になっていて、那智の滝の写真を撮ることができます。
転落防止の網が貼られているのですが、フォトスポットの場所だけ網がなくなっていましたよ。 -
さて、次は「那智の滝」に向かいます。遠くから眺めていたあの滝の下にGo!
って…道案内に従うと、この石段を下っていくらしいのですが、これが結構急かつ自然石で凸凹。大門坂すら泣く泣くPassした膝痛&腰痛中の私になんたる仕打ち!
「神倉山」で見た例の木の杖まで置かれてる…
が、「那智の滝」を見ないわけには行かないので、ここは頑張って下ることに! -
「神倉山」の石段にも似た不揃いの石段を足元確かめながら降りていきます。
一段一段の間隔が違う石段て、膝や腰に効きすぎですわ~ -
大門坂を歩かずして、十分熊野古道感を味わうことが出来る石段と景観じゃないですか?
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ま、なんとかたどり着きました。那智の滝「飛龍神社」の入口です。
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うぇ~~~
まだあるんか~い!!!!!
でも、ゴォーっという滝の音に誘われ、足が自然に進んでいきます。
観光バスなどが着くと、この狭い石段や滝のそばはごった返して、ムード台無しになることもあるそうですが、幸か不幸か、コロナ禍のせいであまり人はいません。 -
足はガクガクになりましたが、遂に「那智の滝」をご神体とする、「熊野那智大社」の別宮「飛瀧神社」に到着です。滝が御神体ですから、本殿も拝殿もありません。
通常の参拝はここで滝に向かって行います。那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地
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鳥居の向こうは、祈祷を行う場所になっています。
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参入料300円を納めると瀧のすぐそばの「お瀧拝所」まで行くことができます。「最強のパワースポット」の呼び声高い場所ですから、もちろん行きますよ~。
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入口を入ると、「延命長寿のお瀧水」を飲める場所があります。
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日本の名水百選にも選ばれているそうですが、「延命の水」を飲むための盃を100円で買って、その盃で水を飲むことができます。盃は記念に持って帰ることができますよ。
私もしっかり延命してきました。…年金足りるか? -
この赤い手すりの階段を上がっていくと「お瀧拝所」です。
ハハ…また、か・い・だ・ん。 -
「お瀧拝所」から見た勇壮な滝の姿です。長雨の後には水量も増えて、しぶきがかかることもあるそうですが、私が行った日は晴天続きでしたから、それほど水量はありませんでした。
でも、滝壷の深さ10m、銚子口の幅13m、落差133mの日本一の名瀑「那智の滝」。ここまで来ると、やっぱり迫力満点。マイナスイオン浴びまくりです。 -
滝の落ち口をよく見ると、岩盤の3つの切れ目から三本の筋になって流れだし、それが一本の大きな滝になって落ちていることがわかります。落ち口にも注連縄がありますが、わかりますかね。
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「お瀧拝所」から戻る途中に「祈願所」があります。
たくさんの絵馬が下がっていました。 -
滝も間近で見られたし、さぁ帰りましょう。
誰が言ったか「行きは良い良い、帰りは怖い」。最後の石段アタックです。 -
滝へ降りる階段の上には、立派な世界遺産の石碑もあります。
ここまで来れば階段は終了。お疲れでした~ -
帰りのバスの時間まで30分ほどあったので、「那智の滝前バス停」の前にあるお土産屋さん兼お食事処で、昼食をとることにしました。
注文は、またまた「めはり寿司定食」。特別美味しくもないけど、不味くもないのでね(笑) -
バス停にはトイレもあります。
トイレのマークがユニークですね。 -
バス停にも大きな八咫烏が舞い降りています。
「八咫烏ちゃん、これから残りの旅も先導してね~」
13:07発の紀伊勝浦行きバスで山を降ります。 -
バスは乗りっぱなしでお宿のある紀伊勝浦まで行くのですが、私は「旅のしおり」に従い、那智駅で途中下車。那智駅近くの「補陀落山寺」へ向かいます。
「補陀落山寺」は、南方に補陀洛浄土を目指し渡海する上人達の出発点で、世界遺産の一つです。
「那智駅」は、社殿風駅舎になっていて美しい外観ですが、無人駅です。
ちなみに、今日はいっぱいバスに乗っていますが、例の3日間乗り放題チケット「悠悠フリー3日間」を使いまくったので、今日の移動費は0円です。3日間バスに乗り倒したので、元取りまくりですわ。那智駅 駅
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那智駅前の道を渡ってすぐ、5分かからないぐらいのところにある「補陀落山寺」は、「浜の宮王子」の守護寺で、那智権現所属の七ヶ寺の本願のひとつです。本尊は「十一面千手観音」で、重要文化財に指定されていますが、平安後期の作と伝わっています。
補陀洛山寺 寺・神社・教会
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NHKのブラタモリで、ここが「補陀洛渡海」の出発点であることを知り、是非その場所に行ってみたいと思っていたのです。
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「補陀洛渡海」とは、平安時代から江戸時代にかけて、小さな船に閉じこもり30日分の脂と食糧をたずさえて、生きながらにして南海の彼方にあると信じられていた観音浄土を目指すというものです。
「補陀落山寺」の境内にある建物のなかに、補陀洛渡海船の復元されたものが展示されています。
船の上には屋形が作られ、その屋形の前後左右を4つの鳥居が囲む不思議な形の小舟です。 -
外から釘を打ちつけて航海に出たとされていますが、中で空腹に耐えながら過ごしていた僧侶は、本当に南の彼方に観音浄土があると思っていたのでしょうか?
釘をこじ開けて海の魚を食べようとは思わなかったのかなぁ?
宗教ってやっぱりちょっと怖いなぁ←無宗教の私の素直な感想。 -
町指定有形文化財の「那智曼荼羅」です。本堂の中にはいろいろな仏像もありましたが、私はこれが一番心に残りました。とても細かく描かれていて、見ていて飽きません。
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とても丁寧な対応の住職さんが御朱印をくださいました。素敵な字ですよね。
御朱印を書いていただく間、本堂に上がり、内部を見学させていただきましたが、とても穏やかな時を過ごすことができました。 -
境内の敷石には、まるで鳥の足跡のような装飾がありました。これって、八咫烏の足跡って事?って考えすぎ?
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「補陀落山寺」の隣には「熊野三所大神社」(くまのさんじょおおみわやしろ)があります。
熊野信仰は、神道や仏教や修験道が混然一体となり形作られていたということで、さきほど見てきた「熊野那智大社」の隣に「青岸渡寺」があったのと同じ、神仏習合の名残を見ることができます。
ご祭神は、社名「熊野三所大神社」が物語っています。即ち「夫須美大神」、「家津御子大神」、「速玉大神」の御三家…いえ「熊野権現三神」です。熊野三所大神社 寺・神社・教会
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熊野詣が盛んだった頃には、浜の宮王子とも渚宮王子、錦浦王子とも呼ばれ、熊野九十九王子のひとつで、ここが中辺路・大辺路・伊勢路の分岐点となっていました。那智山参拝前にはこの王子で潮垢離を行って、身を清めたといわれています。
でも今は、とてもひっそりとして、薄気味悪いぐらい誰ひとりいません。 -
神社の入口にある「浜の宮王子社跡」の石碑に、八咫烏ちゃん見つけました。
ちょっとわかりにくいので、写真にオレンジの丸をつけてみました。わかります? -
「補陀洛渡海船」が船出した浜辺を見に行かなくては!
浜辺は今では人気の海水浴場になっていて、駅の裏から線路の下を潜る地下道を通っていきます。 -
で、地下道を出ると、いきなりこの景色。素敵な浜辺に出ます。「那智海水浴場」です。
那智海水浴場 ビーチ
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この那智の浜からは25人の信者が補陀落を目指し、旧暦11月の北風の吹く日に船出したと伝えられています。
寒い日に出て行ったんですね…
「補陀落山寺」の境内にある石碑に、それらの人々の名が刻まれていました。
平安前期の貞観十年(868)の慶龍上人から江戸中期の亨保七年(1722)の宥照(ゆうしょう)上人まで25人です。 -
今日は快晴ということもあり、海の青さが眩しいほど美しく、こんな美しい海が死出の旅への出発点というのが、何か信じられません。
でも、美しいからこそ、その彼方に浄土があるように思えたのかもしれませんね。
現実は…パプアニューギニアがあるかな? -
振り返ると、モニュメントの上に八咫烏が止まっていました。
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紀伊勝浦に帰るバスは那智駅から乗ります。
JR那智駅はひっそりとしていますが、「道の駅」にもなっていて、町営の公衆浴場「丹敷(にしき)の湯」もあります。JR西日本では初の駅舎の温泉施設とのことで、那智湾を眺めながら温泉に入ることができるそうです。
駅には、コインロッカーもちょっとだけありましたが、混雑するシーズンはすぐにいっぱいになっちゃうと思われますので、アテにしないほうが良さそうです。那智駅 駅
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那智駅からはバスに乗り15分もすれば紀伊勝浦に到着です。
朝一度来ているので、今日のお宿「万清楼」まで地元っ子のように歩いて行きました(笑)万清楼 宿・ホテル
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お宿に着くと、朝預けた荷物はお部屋に入れてあるとのこと。
チェックインを済ませ、宿のお兄さんの案内でお部屋へ。宿の人に案内されて部屋まで行くのって、久しぶり。
明るい光が燦燦と降り注ぎ、白を基調とした清潔感あふれる広々としたお部屋に案内され、大感激。
アメニティもミネラルウォーターや化粧水・乳液等のボトル、姉妹ホテルの「ホテル浦島」の温泉に行く時に使う手提げかごなどが用意され、かゆいところに手の届く細やかな心遣いを感じる品揃えです。 -
そして窓を開ければ、目の前は海!
波音が聞こえる海ではないですが、やっぱり目の前に海が広がるお部屋はいいですよね~。オン・ザ・勝浦漁港のお部屋です。
\(@^o^)/ <キャッホー!! -
「万清楼」も源泉掛け流し温泉がついていますが、姉妹ホテルの「ホテル浦島」は波が打ち寄せる洞窟温泉が有名で、「万清楼」の宿泊者はその洞窟温泉に無料で入ることが出来るのです。
「ホテル浦島」は漁港を挟んだ対岸にあるので、「万清楼」の前の桟橋までお迎えの亀さんが来てくれます。
ホテルの支配人さんが、洞窟温泉は明るいうちに景色を見ながら入るのがオススメだから、今行ったほうがいいとアドバイスしてくれたので、早速亀さんに乗って竜宮城ならぬ洞窟温泉に行くことにしました。 -
紀伊勝浦の紺碧の海には、大小の島々が浮かび、ラクダ岩、ライオン島、洞窟の鶴島、その昔屋島の戦いに敗れた平維盛が入水したと伝えられる島「山成島」などがあるそうで「紀の松島」と呼ばれる南紀随一の景勝地があります。
残念ながらコロナ禍で紀の松島巡り観光船は土・日だけの運行となっていたため、乗ることができなかったのですが、お迎えの亀さんからも、美しい島々を眺めることができました。 -
5分ほどで「ホテル浦島」到着。なんと入口にも亀さんがいました。
南紀勝浦温泉 ホテル浦島 宿・ホテル
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なぜか鳥居と参拝所もあります。
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ホテル浦島は、巨大なホテルで、案内図の確認は必須です。
実は「万清楼」の支配人さんに、ホテル浦島本館からエスカレーターで上がった狼煙山の展望台からの眺めが素晴らしいから、ぜひ見て欲しいと言われていたので、温泉に入る前に行ってみることにしました。てことで、まずはエスカレーターの場所に向かいます。 -
この長いエスカレーターは「スペースウォーカー」と呼ばれているようで、これを3回乗り換えて上がっていきます。高低差77m、全長は154m、傾斜角度は30度。階段でいえばなんと、428段にもなり、所要時間は5分45秒とのことです。
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「スペースウォーカー」を降りると、狼煙山の山頂です。狼煙山は、昔漁師の見張り番が鯨を見つけたときや、幕末に熊野灘を航行する黒船を発見した時、 狼煙を上げて急を告げたことからこの名前がつけられたと言われています。
狼煙山遊園 名所・史跡
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山頂は「狼煙山遊園」となっていて、「浦島稲荷神社」があります。
神社までは、こんな通路が続いています。 -
「浦島稲荷神社」入口です。
ホテルの敷地内とは思えませんね -
「浦島稲荷神社」にはちゃんと社殿もあるのですが、無人で、おみくじなどはそこの箱にお金を入れて、自由に引くような形になっていました。
御朱印も頂けるのですが、御朱印帳を1Fのフロントに預けて翌朝引き取る形になっていました。私は翌朝それだけのためにまた海を渡るのもな…と思い、諦めました。 -
海抜約80mの展望台からは熊野の山々をバックにした紀伊勝浦の町並みや太平洋の、360度の大パノラマが広がります。
この写真は勝浦漁港方面で、その向こうには熊野の山々が連なっています。右奥にうっすらと那智の滝も見えるんですが、この写真の大きさだとわかりませんね。 -
こちらは、鯨で有名な太地湾方面です…たぶん。
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こんな味のある手書きの地図が展望台近くに掲げられています。
これを見てこの旅行記の写真の説明を書いてる次第で…。 -
案内図の絵と全く同じ景色ですわ。
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写真上の島が平維盛が入水したという伝説のある島「山成島」です。
写真下は、広い太平洋にポツンと浮かぶ灯台。おそらく「鰹島」だと思います。そしてその水平線の先はパプアニューギニア(笑) -
展望台の絶景を見たあとは、お待ちかねの洞窟温泉です。
「帰るのを忘れさせるほど」居心地の良い場所がこの洞窟温泉「忘帰洞」です。洞窟は、熊野灘の荒波に侵食されてできた天然のもので、間口約25m、奥行約50m、高さ約15mもある巨大なものです。温泉もこの洞窟から湧いているもので、今現在でも湧き続けているのですから、すごいですよね。海を見なが洞窟の中の温泉にゆったりと体を委ねれば、那智山の恐怖の階段攻めの疲れも吹っ飛びますよね。
温泉の中の写真が載せられないのが残念です。気になる方は、ホテルの公式HPで見てくださいね。
【ホテル浦島「忘帰洞」】
http://www.hotelurashima.co.jp/hotspring/boukido.php -
お風呂を出ると、ちょうど日没時間でした。
熊野の山並みに沈む夕陽が、狼煙山展望台から美しく見えると聞いたことを思い出し、大急ぎで「スペースウォーカー」を駆け上がりました。
└|∵|┐====
そして、この美しい日没を拝むことができました。
もちろん息も絶え絶え、膝もガクガクであったことは言うまでもありません(爆) -
「ホテル浦島」でのひと時を楽しんだ後は、再び亀さんに乗って我がホテル「万清楼」に戻り、お待ちかねの夕食です。
私がチョイスしたコースは「【量より質】南紀勝浦港水揚げの新鮮な生まぐろと旬の食材を使った【美味少量会席】」というものだったのですが、「料理旅館」と銘打つだけあり、豪華絢爛なお料理が並びます。席に着いた時には、既に写真右上の前菜やお刺身などのお料理が並んでいて、「うわーいっぱいある!」とビックリしていたら、その後続々と温かなお料理が出てきました。
写真左下は焼湯葉葛饅頭、右下は見ての通りアワビの陶板バター焼きですわ。万清楼 宿・ホテル
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左上はかぼちゃの揚げ出し、右上はもちろん松茸の土瓶蒸し、左下は紀州だけに梅雑炊、右下はデザートの杏仁豆腐withマンゴ。
昨夜はコンビニ飯だった私。このメリハリが大事よね~と、ひとりご満悦の食事となりました。
あ~シ・ア・ワ・セ O(≧∇≦)O
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