2020/02/22 - 2020/02/24
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RAINDANCEさん
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福岡県西部、県庁所在地であり政令指定都市でもある福岡を訪れました。今回訪れたのは、博多区・中央区・東区にあたる博多界隈です。中でも、天神・中洲といった繁華街周辺を厚めに観光しました。一番の目的は、博多ラーメンや鉄板餃子やとり皮などの、豊かな食文化に育まれたご当地グルメです。
★天神渡辺通近くのホテルに拠点を構え、天神・中洲の界隈で福岡グルメを食べ尽くす。
★大陸との交流窓口として栄えた九州の政治・経済・文化の中心地、その歴史文化遺産を巡る。
[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎「だるま」「屋台おかもと」の、博多・長浜とんこつラーメン
◎「とりかわ粋恭」の、とり皮
◎「仙頭」の、モツ鍋
◎「屋台 武ちゃん」の、鉄鍋餃子(一口餃子)
◎「とり田」の、水炊き
◎「因幡うどん」の、博多うどん
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- ANAグループ 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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主に豊かな食文化を味わうため、羽田発AM9:00のANAで福岡へ。
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福岡空港に到着。
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地下鉄の1日乗車券を購入。
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これ1枚で、空港から博多市街まで、そして博多観光の移動の足がカバーできます。
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時間はもうお昼時、さっそく博多グルメで攻めまくりますよ!博多駅の「博多デイトス」内にある「博多めん街道」へ。有名店の支店がずらりと並んでます。こちらは「博多 一幸舎」...結構並んでますね~。
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「らーめん二男坊」。
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博多長浜ラーメン「名島亭」。
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「ラーメン海鳴」に「博多らーめん ShinShin」。ShinShinの行列はひときわ長い...
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...で、腹が減ってますので並びも少なめの「博多だるま」にしてみました。また、「だるま」は博多とんこつではクセ(臭み)が強めの部類に入るらしい...ということで、ご当地で食べるならそういうものを選んでみようということもあり。
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食券を買って店内に入ると...あの匂い(NH3臭)が充満してます。ラーメンは、脂が浮くこってりスープに大きめのバラチャーシュー、麺はもちろん細麺です。味はというと...やはりラーメンは好みがありますので(汗)...これはこれでご当地グルメを楽しめました。
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さて、腹ごしらえをご当地グルメで満たしたところで、「天神」「中洲」界隈の散策へ。
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まずは、天神エリアの「水鏡天満宮」へ。九州最大の繁華街「天神」の地名は、天神様を祀るこの神社に由来するそうです。
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この神社は、天神様こと学問の神様・菅原道真が祀られており、大宰府に飛ばされた道真が憔悴した自分の姿を川面に映したことが”水鏡”の由来なのだとか。当初はもうちょっと南の今泉というところにあったものを、初代福岡藩主・黒田長政が現在の位置に移したそうです。
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神社の横の小路「博多うまかもん通り」を抜けて次の目的地へ...と思ったら、なにやら行列が...
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”焼き鯖”の有名店「真」でした。残念ながら昼飯は食っちゃったのでパス。
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「那珂川」...道真はこの水面に映った自分の姿を見たのでしょうか...。
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那珂川沿いに建つのが「福岡市赤煉瓦文化館」。
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東京駅を設計したことでも知られる建築家・辰野金吾氏他の設計により、明治42年(1909年)に日本生命保険九州支店として竣工した建物です。
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日本生命のオフィスとして使われた後、昭和44年(1969年)に国の重文に指定され、市に譲渡されました。
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2階には大小3つの会議室があり、文化活動に利用されている模様。
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続いては、「天神中央公園」の西中洲側へ。
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ここに建つのが「旧福岡県公会堂貴賓館」。
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明治43年(1910年)に開催された、第13回九州沖縄八県連合共進会の来賓接待所として建てられたフレンチルネサンス様式の木造建築で、国の重文に指定されてます。
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貴賓館の場所から、「福博であい橋」を渡って中洲へ。
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福博であい橋から望む那珂川。左岸が中洲、右岸が西中洲。
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中洲に渡り切ったところに、三人の舞妓の銅像。博多人形師の小島与一氏が、大正14年(1925年)にパリ万国現代装飾美術工芸博覧会において銀賞を受賞した”ハカタ・ドール”がモチーフらしい。
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であい橋を渡り切ると、また別の出会いに促されます。う~ん中洲チック。
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中洲へ渡った後は、南の端にある「清流公園」へ。
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夜になると屋台が並ぶ場所です。
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公園に建つ立派な石灯籠。明治32年(1899年)に博多の金山堂という漬物商が、遊園地「向島」を建設した際の記念に建てたもので、昭和29年に現在の場所に移設されたそうです。
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中洲の南端から那珂川を望む。
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博多駅方面には複合商業施設「キャナルシティ」。
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中洲は夜にまた来るとして、博多川を渡り上川端町へ。
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博多川に沿って400mほど伸びる「川端通り商店街」、博多を代表する歴史ある商店街です。
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商店街の傍らには「櫛田神社」、博多の総氏神様としては最古の歴史を有する、博多の守り神的神社とのことです。その「神門」。
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「神馬」がお出迎え。
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「拝殿」。
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”お櫛田さん”に、旅の安全を祈っておきましょう。
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この神社には博多祇園山笠が奉納されます。見事な”飾り山笠”。
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神社の近く、博多通りにある「はかた伝統工芸館」へ。
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福岡の伝統工芸品の代表格として、職人たちの手によって継承されてきた「博多織」「博多人形」などを展示・紹介する施設です。
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入館の際にくじ引きがあり、なんと!妻が1等賞を引き当てました!!
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1等賞はこれらのセットでした!さっそく櫛田神社の御利益ですかね。
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博多人形です。
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博多織です。結構なお値段ですよ...これは手が出ません。
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続いて、櫛田神社の表参道にある「博多町家ふるさと館」。
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明治中期に博多織織元の住居兼工場として建てられた町家を、移築復元したものだそうです。
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町家の屋内。
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櫛田表参道をさらに北へ行くと「冷泉山 龍宮寺」。
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鎌倉時代に人魚が捕えられ埋葬されたという伝説が残るお寺らしい。
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大博通りを横切った先には「東長寺」。寺伝では大同元年(806年)、唐から帰国した弘法大師が海辺の地に一伽藍を建立、近世になって戦禍で焼失し二代福岡藩主黒田忠之が現在の地に再建したそうです。
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結構大きな寺です。「五重塔」が美しい。
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「六角堂」。
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ここは黒田家の墓所でもあります。こちらは「黒田忠之の墓」。
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2階の大仏殿には、木造座像では日本最大級の「福岡大仏」があります。
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大仏の台座内には”地獄・極楽めぐり”が設置されており、真っ暗な通路を手すりをたよりにを進み「仏の輪」に触れます。撮影禁止なので表の看板を。
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さて、この日の街ブラはこれくらいにして、福岡グルメ第二弾に向かいましょう。天神地下街を経て...
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...薬院にあるこちらのお店、「とりかわ粋恭(すいきょう)」にて。開店前ですがもう行列。
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思ったより座席数は多く、一巡目で着席。
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まずは生で!
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お~~~ずらりと焼かれるとりかわ。
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福岡の焼鳥屋では定番の付け合わせのキャベツ。おかわり自由です。
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名物のとりかわ、やはり最初はコレでしょう。とりあえず10本!
昭和40年代に”とりかわ”を生んだ前身の店の製法を受け継いでいるのだとか。首皮の肉を巻きタレに漬け焼く...を繰り返し、外はカリカリ、中は味が染みてジューシー! -
焼酎に切り替えて...
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砂ずり。
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とりもつ。
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ししとう。
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チーズ巻き。
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たまねぎ。
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...などなど、色々頼みましたが、やはり”最後に”とりかわ”で腹を満たしてフィニッシュです。ネットの口コミによると、福岡の他のとり皮有名店では、焼き回数を減らしてカリッとせずぶよぶよになっているところもあるらしいですが、この店はそういうことはなく、カリッ&ジューシーで美味かったです。
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夕食を済ませたところでこの日の宿にチェックイン。地下鉄の渡辺通駅から300mほどの場所にある「HOTEL Mei」へ。
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2019年11月にグランドオープンしたばかりのアーバンブティックホテル。
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客室は、スタンダードルームですが広さは充分。
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コンクリ打ちっぱなしの壁...
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...ウッディなフローリングに家具と、モダンな雰囲気。
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バスルームはややコンパクトでしょうか。
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翌朝...
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朝食は、1階ロビーラウンジにて薬膳粥を提供。20種類の薬味から好みのものをトッピング。面白い趣向ですね。
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全体としてアウトバウンドを意識している感があるホテルで、日本的なサービスを求める向きにはひょっとしたらちょっと物足りないかもしれません。私たちには満足できるステイでした。
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この日はレンタカーを借りて太宰府へ。
福岡大名の「仙頭」でのモツ鍋のランチを含め、太宰府の旅行記はよろしければこちらをご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11676627 -
大宰府から戻り、この日の夜は中洲の屋台へ。
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ずらりと並ぶ屋台の中から「武ちゃん」をチョイス。一口餃子を目当てに。開店はこれからですが既にお客さんが並んでます(川沿いに)。
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一巡目で着席。ぎっしり座って10人くらいで満席です。
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ビール中瓶。(700円)
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食べ物は、追加注文不可なので最初に食べたいものをすべてオーダーします。屋台をはしごするつもりなので、控えめに。
どて鍋。(600円) -
ドリンクは追加OK。焼酎に切り替えて。(500円)
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一口餃子。画像は二皿分です。(一皿8ヶ 600円)
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大手羽から揚げ。(2本 700円)
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個人的な感想は、屋台の割に値段はそんなに安いわけではない(むしろちょい高め?)し、感動するほど美味いわけでもないので、中州の風物詩として味わう感じでしょうか。屋台通りは多くの人で賑わってました。
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中洲を後にし、もうひとつの屋台へはしご。渡辺通の「BiVi福岡」という商業施設の前にある屋台です。あ、結構並んでる...。
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「屋台おかもと」、タクシーの運転手にラーメンが美味い屋台を聞いたら連れてってくれました。かなり有名な店の様です。
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しばらく並んで入店。
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はしごなので、いきなり芋ロック。(400円)
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豚もやし炒め。(550円)
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お店オススメの和牛サガリステーキもいっちゃいましょう。(1000円)
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ゲソとキャベツの炒め物。(750円)
ラーメンだけ頼もうとしているお客さんには、「お酒とか料理とか頼んでね~」的な促しをしてます。ラーメン専門店じゃなく飲み屋台なので理解してね...ということなのでしょう。 -
締めはもちろんラーメン。(550円) とんこつ特有の臭みが完全に排除され、見た目に反し拍子抜けするほどマイルドな、締めに最適なラーメンでした。
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福岡グルメと酒で腹いっぱい、幸せになりホテルへ戻って就寝。
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翌朝...朝食はまた薬膳粥。しこたま飲んで食った翌朝でもスルスルっと入ります。が、ランチに福岡グルメを楽しむ予定なので控えめにしておきましょう。
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この日は、前日までに行けなかった博多区・中央区・東区の見どころをできるだけ巡ります。まずは那珂川の東岸、住吉にある「住吉神社」へ。西門と表参道。
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「二の鳥居」と「神門」。この神社は千八百年以上前には存在していた記録があり、全国に2129社ある住吉神社の最初の神社と言われているそうです。
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元和九年(1623年)に、黒田長政により再建されたという「本殿」(国重文)。
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境内にあった古代の力士をかたどった像。博多人形師による作品とのこと。右手に「力」文字のシワ。
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住吉神社から博多駅へ歩き、電車で中洲川端駅に移動。
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こちらの「博多水炊き とり田」にてランチです。
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老舗が多い博多水炊き業界の中では後発だそうで、お店も新しくスタイリッシュです。
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まずは生。
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お通し。
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遅めの朝食をとったこともあり、水炊きだけを楽しみたかったので単品にしました。(2800円/人)
鍋の前に最初にスープが出ます。 -
水炊きは店員さんが仕切ってくれるので、私たちは見てるだけ。
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野菜とつみれも入ります。
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うちで食べる水炊きとは大違い、熱々の鶏白湯で泳がされた具の美味いこと...。もちろんスープもたっぷりいただきます。
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雑炊がまた最高でした。
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ごちそうさまです。
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「川端商店街」。
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前々日に寄ったのは商店街の南側でしたが、こちらは北側。
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さて続いて、中洲川端から地下鉄に乗り東区の箱崎宮へ。ここに「筥崎宮(はこざきぐう)」があります。
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延長元年(923年)創建とされる古刹です。
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拝殿では何かの催し中で、入るのがはばかられる状況でしたので、外から拝観。
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「木像亀山上皇御神像」。蒙古襲来の際に「我が身を以て国難にかわらん」と敵国降伏の祈願をし、博多の街の安寧を祈願した亀山上皇を顕彰し、明治37年(1904)完成した銅像の原型となる木彫像。福岡県出身の彫刻家・山崎朝雲によるもの。
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「湧出石」。
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触れると運が湧き出るといわれる石。
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ハトの餌。これを買えば、堂々と鳩のエサやりを楽しめます。
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しばしこやつらと戯れたのち、筥崎宮を後にします。
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続いては、また地下鉄に乗り「大濠公園」にやってきました。
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慶長年間、黒田長政が福岡城を建築する際に、博多湾の入江だったこの地を外濠として利用したのだそうです。
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その後、昭和2年(1927年)にここで開かれた東亜勧業博覧会を機に造園工事を行ない、昭和4年(1929年)に県営大濠公園として開園したという歴史ある公園。
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公園の敷地内に「福岡市美術館」がありました。ですが、今回の旅はアート鑑賞はスコープ外。
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福岡美術館の一角にある「カフェ アクアム」、ちょうどいいところにオシャレなカフェがありましたので休憩。結構混んでました。
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大濠公園の東に隣接する「舞鶴公園」へ。「福岡城跡」を中心とする公園です。
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福岡城は、黒田長政が慶長6年(1601年)から7年がかりで築城した城で、舞鶴城とも言われるそうです。だから舞鶴公園か。
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天守跡からの眺め。
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「下之橋御門(しものはしごもん)」など、部分的に復元されてます。
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そして、福岡を去る時が来てしまいました。
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が、チャンスある限り、最後までご当地グルメにはこだわります。天神にある「因幡うどん」ソラリアステージ店。
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うどん発祥の地という説もある福岡で、昭和26年(1951年)に創業した因幡うどんは、博多うどんの有名チェーンの一つ。おすすめの”肉ごぼ天うどん”に”かしわ飯にぎり”をチョイス。
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やわらかくコシのない麺、昆布とカツオと煮いりこの出汁に、ネギをたっぷり投入。讃岐もいいがこれもいい!
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やりきった感(食べきった)とともに、天神地下街を後にして福岡空港へ向かいます。
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...とは言うものの、胡麻鯖や辛子明太子など逃した獲物もありますし、博多ラーメンはもうちょっとバリエーションを試してみたい...
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...というわけで、一旦は去りますがいつか再訪することでしょう。古くから大陸との交易で栄えた文化の名残と、評判通り豊かな食文化に恵まれた町でした。
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