2020/12/05 - 2020/12/07
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nanochanさん
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近場を巡る旅「Petit Voyage! 東海道53次ぶらり旅2020」第5弾は、袋井宿にある「遠州三山」へのナイトトリップ。
法多山尊永寺、萬松山可睡斉、医王山薬王院油山寺は、いずれも奈良時代から室町時代にかけて創建された歴史ある寺で「遠州三山」とよばれています。
紅葉が美しくなる11月末から12月初めにかけて三つの寺のライトアップと夜間公開が行われていましたので行ってきました。もちろん、あの有名な「和風スイーツ」もゲットしましたよ。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
PR
-
1<法多山参道>
日没時刻16:40に合わせ、まず1番目の寺「法多山 尊永寺」へ。 -
2<紅葉>
参道を進むと、見事な紅葉が・・・。 -
3<心臓破りの階段>
この階段は、いわゆる「男坂」。右手に緩やかな「女坂」があるが、かなりの距離になるためこちらを選ぶ人が多い。心臓は「バクバク」。 -
4<灯籠>
あっという間に日が落ち、灯籠の明かりがまぶしくなった。 -
5<鐘楼>
鐘楼の近くの木々も、きれいに紅葉。 -
6<竹灯籠>
参道には竹をくりぬいた色々な灯籠があり、目を楽しませてくれる。
※画面をクリックして、拡大してみてください。 -
7<弁財天堂>
弁財天堂の池には、きれいな逆さ紅葉が。 -
8<法多山尊永寺 本堂>
山の上にある本堂にやっと到着。
ここは、奈良時代に行基が開いた歴史あるお寺。
暗闇に浮かび上がる本堂が、より荘厳に見える。法多山尊永寺 寺・神社・教会
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9<尊永寺 限定御朱印>
今日のお目当ての一つが、この秋限定の「御朱印」。
中央には、聖観音を表す梵字の「サ」と聖観音を祀るお堂を表す「大悲殿」の金泥文字。そして、秋らしい紅葉と銀杏の印。 -
10<厄除け団子>
そうそう、定番の「厄除け団子」も忘れず3箱購入。
「噂のケンミンショー」で、もうすっかり全国区になった。
五本の串と団子は身体の「五体」を表し、厄除けのためには五本を一度に食べないといけない。でも、楽勝だ!!法多山名物だんご企業組合 グルメ・レストラン
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11<法多山 山門>
山門を出る頃には、もう真っ暗になった。
とは言いっても、まだ17時30分。2つ目のお寺に向かおう。 -
12<萬松山 可睡斉>
法多山から車で約30分。2つ目のお寺「萬松山 可睡斉」に到着。
この寺の住職は、かつて徳川家康(竹千代)の教育係で、その後も深い関わりがあった。石碑には「徳川家康公深きゆかりの禅寺」の文字。秋葉総本殿可睡齋 寺・神社・教会
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13<新しい総門>
堂々たる総門は、禅宗寺院では珍しい高麗門。
2018年9月の台風により先の総門が倒壊したため、曹洞宗の名刹、総持寺(横浜市)の総門を模して2019年11月に再建された。 -
14<ピンク色のハート>
参道にコロナ終息を祈念したハート形のライトアップがあった。
本当に、早く元の世界に戻ってほしい。 -
イチオシ
15<階段のライトアップ>
階段の半分には、ガラス瓶に入ったろうそくのライトアップが・・・。
風で炎がユラユラ揺れ、とても美しい。 -
16<仁王門>
階段上の仁王門は、建築界の鬼才「伊東忠太」によるもの。
伊東忠太は明治生まれの建築家で、築地本願寺や平安神宮、靖国神社などの名建築に携わった。 -
17<金剛力士像 阿形像>
ライトアップされた金剛力士像は、昼よりもはるかに迫力がある。 -
18<金剛力士像 吽形像>
吽形像も筋肉隆々で、今にも動き出しそう。 -
19<境内ライトアップ1>
仁王門をくぐると境内。
参道両側にLEDのライトが敷き詰められ、淡く輝いていた。
光量が抑えられ、お寺のライトアップにふさわしい。 -
20<境内ライトアップ2>
向こうの八画形のお堂は、経を納めた「輪蔵堂」。
ここから見ると、無数のろうそくが灯されているようだ。
-
21<可睡齋 本堂>
可睡齋の本堂は、重厚な入母屋造り。向拝の軒下や梁の上に美しい装飾彫刻がなされている。
手を合わせ、一年間の無病息災を感謝する。(まあ、いくつかの悲しい出来事があったが・・・。) -
22<可睡齋 御朱印>
このお寺には三種類の通常御朱印があり、まだ頂いていなかった「聖観音」の御朱印を寺務所でいただいた。
その後500円を払い、あるものを見に館内へ・・・。 -
23<雛人形供養の寺>
可睡斉は、「雛人形供養の寺」としても有名。
役目を終えた雛人形がたくさんこの寺に持ち込まれる。 -
24<可睡斎瑞龍閣 大広間>
国登録有形文化財である「瑞龍閣 大広間」には、こんな光景が!! -
25<圧巻!!>
瑞龍閣の大広間には、天井まで届きそうな日本最大級の32段1,200体の雛人形が並ぶ。可睡斉では、1月1日から3月31日まで「可睡斎ひなまつり」が開催され、巨大雛壇のもとで伝統芸能である尺八や箏、三味線、日舞、落語などが行われる。 -
26<大東司(だいとうす)>
巨大雛壇を見た後、訪れたのがここ。
これは、昭和12年に完成した日本一の水洗便所「大東司」。
国の登録有形文化財だが、現役のトイレとして使われている。 -
27<トイレの仏様>
大東司の中央におわすのが「トイレの神様」ならぬ「トイレの仏様」。
上部には陰影が美しい網代天井と天蓋のような円形の換気口が設けられ、モダンな照明も下がっていて、とてもトイレとは思えない。 -
28<烏蒭沙摩明王(うすさまみょうおう)像>
これは、禅宗で東司の仏様として祀られる「烏蒭沙摩明王像」。
左手は髑髏を持って天を指し、右手は宝棒と独銛を持ち、右足で磐石の上に立って左足で歓喜天を踏む。迫力あふれるこの像は、彫刻家「高村青雲」の傑作。 -
29<セルフサービス>
この御朱印は、烏蒭沙摩明王をお参りした人だけが頂ける。
自分で烏蒭沙摩明王の御真影と梵字を押印し、あとで100円を払って参拝日と寺院名をお坊様に書いて頂くシステム。 -
30<ほっと一息>
最後に、白玉ぜんざいのサービスあり。
お寺の中はけっこう寒かったので、お茶と甘いものは嬉しかった。 -
31<医王山 油山寺>
ほっと一息ついたあと、3つ目のお寺へ。
ここは、可睡斉から車で10分足らずの「医王山 油山寺」。医王山油山寺 寺・神社・教会
-
32<珍しい山門>
とても寺のものとは見えないこの山門。かつては、近くにある「掛川城」の大手門だった。
明治の廃城令の際、打ち壊しを免れこの寺に移築された。よかったネ。 -
33<朱の世界>
山門をくぐると、そこは一面「朱の世界」。
今年は暖かくて紅葉が進まなかったためか赤色照明がしてあった。ちょっと毒々しい感じなので、普通に白色照明のほうがよかったと思う。 -
34<翠の世界>
境内の「天狗谷」は、谷川のせせらぎや野鳥の声が聞こえる自然林。
見事な竹林なのだから、ここも白色照明で十分美しいと思う。 -
イチオシ
35<三重の塔>
暗闇に浮かび上がる三重の塔。
これは、源頼朝より眼病平癒のお礼として薬師本堂と共に寄進された安土桃山期の三名塔の一つ(国の重要文化財)。 -
36<礼拝門>
まるで、京都のお寺のような風景。
階段の先にあるのは「礼拝門」。屋根の大棟を飾る双龍と十六大菩薩は、陶芸家「大橋貞華」の作。 -
37<宝生殿>
礼拝門をくぐると、不動明王を祀った「宝生殿」。
ちなみに、ここ油山寺は山号「医王山」が示すとおり「薬師如来」がご本尊。境内にある「るりの滝」の聖水が眼病によく効くということで「目の仏様」として有名。 -
38<油山寺 秋限定御朱印>
以前参拝したときにご本尊の御朱印をいただいたので、今日は「愛染明王」の御朱印を。
愛染明王のご利益「心願成就と良縁・息災」が、どうかうちの家族・子どもたちにありますように・・・。
Petit Voyage!2020⑤「遠州三山へのナイトトリップ」は、以上です。
最後までごらんいただき、ありがとうございました。
コロナは、終息に向かうどころか拡大の一途。GoToトラベル、GoToイートは我慢して、しばらくは近場巡りをしたいと思います。では、また。
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