2020/12/07 - 2020/12/07
92位(同エリア4468件中)
Kちゃんさん
もう10年以上も「旅」を目的として京都を訪れたことが無く、大阪近辺での所用のついでに桜の時期や紅葉の時期に駆け足で数時間立ち寄るのみでした。 そういう度に「こんどはゆっくりと訪れてみたい」と思うのでしたが、Go-Toを機会に「行ってみようか」と計画した次第です。 京都の紅葉ガイドブックには各名所の紅葉時期として11月中旬~12月初旬と書かれているものが多く、実際には11月20日~25日あたりのピーク前後1週間くらいが見頃なのでしょう。 そういう意味では11月中に訪れるべきでしたが、11月の最終週はいろいろあって12月最初の週末に決定しました。 とはいうもののGo-Toで各地の混雑が報道されるにつれ土/日の週末に訪れるのは混雑であまりにリスクが高いというもの。 といって平日に1泊2日の予定は確保出来そうになく、妥協的に日/月の予定とした次第です(お陰で土曜日宿泊より日曜日宿泊のほうが遙かに安くなりました)。 「どこへいこうか?」ということでは、存分にミーハー的なのですが2年前に訪れた八瀬では瑠璃光院へ行っていない。 昨年嵯峨付近を訪れた際にはトロッコ列車に乗っていない。 というところから「瑠璃光院」と「トロッコ列車」の2つを目玉に据え、それぞれその周辺を巡ります。
前半の 八瀬などの様子は
https://4travel.jp/travelogue/11666219
この後編はトロッコ列車、祇王時、二尊院などの様子をお届けいたします。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
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朝、ホテルの部屋からです。
二条城の向こうに嵯峨、嵐山方向の山。
明るくなる時間が首都圏と比べ20分~くらい遅いような・・ -
朝食を頂きに下へ降ります。
ロビーラウンジ。 -
ロビーに置かれた二条城のジオラマ。
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製菓学校の生徒さんが砂糖や抹茶粉で造ったそうです
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朝食はこちらで
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普段はビュッフェなのでしょうが、時節柄セットでの朝食。
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玉子の料理法とパン等を選びます。
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早速に出掛けます。
JR二条駅、ちょうど朝のラッシュ時間と重なり結構な混雑。 -
二条駅ホームの屋根はドーム状ですが、よく見ると全て木材で造られています。
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10分ほどで嵯峨嵐山駅に到着。
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隣のトロッコ嵐山駅です。
亀岡までの行きの切符は事前に予約してありましたが、来てみれば復路も予約可能なようですので早速に購入。 着いた、その列車でトンボ帰りとなります。
昨年訪れたときは、とにかく満員満席でその日分は全て売り切れ状態でしたが、あれだけ大勢居た外国人達が居なくなってしまうとこんななのですね。 -
トロッコ列車はJR西日本の子会社である嵯峨観光鉄道が運行するもの。 30年ほど前に山陰本線の経路を保津川沿いの険しいルートから橋とトンネルから成る新ルートに移したのに伴い、廃線となった旧線路を使って観光列車を走らせています。
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始発は「トロッコ嵯峨」駅。 JRの嵯峨嵐山駅に隣接しますが、こちらはただの「嵯峨」駅です。
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ディーゼル機関車に引っ張られる(亀岡行きは「押される」)5両編成です。
形式はSK200とありますが、横の標識にはJR西日本、鷹取工場 とともに「旧車号 オトキ27541」とあります。 調べれば改造前の車両は昭和42年製の無蓋(屋根のない)貨車だったことが解ります。 -
元の貨車はこれです。
(WEBページ資料より) -
駅員さん達にたいそうに見送られて出発。
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隣のトロッコ嵐山駅までは山陰本線上を走ります。
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トロッコ嵐山駅とその先のトンネルを抜けると左側に保津川が見えます。 盛りは過ぎているようですが線路沿いの紅葉も良いですね。
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保津川沿い
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保津川沿い
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鉄橋から保津川の流れです
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車内ではスタッフが記念写真の販売。
皆さんカメラ持ってますので¥1200ではなかなか買いませんよね。 -
保津川の流れは進行右側へ。
だんだんと霧が出て寒くなっていました。
貨車を改造した車体のうえ、換気確保と窓が大きく開いていますので。
(帰りは「リッチ車両を予約してしまったのを後悔しはじめます) -
進行左側に新しい山陰本線が見えてきたところで終点の「トロッコ亀岡」。
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トロッコ亀岡駅。
JR嵯峨嵐山/トロッコ嵯峨のように隣接するJRの駅はなく山陰本線の亀岡駅とはだいぶ離れています。 -
亀岡駅到着と同時に降りる人/乗る人、写真撮る人、とホームは混雑。
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トロッコ亀岡駅出札です。
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帰りは、切符を買ったときの駅員さんに勧められて(騙されて)5号車/リッチ号を予約しました。
リッチ号とは、トロッコ列車のWEBページにも但し書きがあるように「風雨を遮るものは御座いませんので悪天候時も御承知のうえ御購入ください」と安全のための手摺り以外は完全なオープン状態。 行きの半室内とは全く異なります。
何が「リッチ」なのでしょう? -
こちらのリッチ号客車は「SK300-1 JR西日本から子会社に分離したJR西日本テクノス製。 但し原型は他の車両同様に国鉄時代の貨車。
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御覧のように座席横も格子状の柵が有るのみ。 オマケに床面もスケスケです。
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トンネルに入ればこの様子。 ディズニーランドのライドのようです。
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天気が良ければ満喫出来るのでしょうが、この霧と寒さでは。
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山陰本線の新鉄橋と交差
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もう10時近いのですが、どうも亀岡に近いところでは深い山に遮られて朝の陽が谷まで届かないようです。
川の向こうに見える鉄橋が現在の山陰本線「保津川狭」駅 -
「トロッコ保津狭」駅に停車。
旧山陰本線時代からあった駅のようですが誰も乗り降りしません。
(こんな山の中で降りてしまったら行くところがない?)
狸がお出迎えです。 -
嵐山に近づきやっと陽が当たってきました。
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寒いですが、このような場面はオープンカーの特権です。
やっと「リッチ」状態ですか? -
終点一つ手前の「トロッコ嵐山」で下車。
狭いホームの横を山陰本線の電車が通り過ぎます。 -
嵯峨駅よりも嵐山周辺の観光地に近いので降りる人は多いようです。
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改札は階段を上がってトンネルの上。
山陰本線新旧のトンネルが並んでいますがトロッコ側が「亀山トンネル」、新経路側が「小倉山トンネル」です。 -
乗ってきたトロッコ列車を見送ります。
トロッコ嵯峨駅のホームは山間にあるため陽が届きません。 -
改札を抜けます。
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改札を抜けると見事な陽差しと暖かさ。
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トロッコ嵐山駅
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駅を出て左へ行くと嵯峨の竹林、右へ出ると小倉池が見えます。
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小倉池横の小径
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この小径は常寂光寺の門前に出ました。
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門前横の脾。
常寂光寺は情報ガイドによれば紅葉は「見頃終了」とのことですので
境内へは入りません。
確かに昨年来たときよりも境内は全体に色あせてしまっていました。 -
嵯峨野の風景?
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なにやらイベントの準備(撤収?)でしょうか?
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干支の人形を売るお店
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茅葺きの屋根が見えます。
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落柿舎ですね。
芭蕉門下の向井去来の暮らした庵。 -
落柿舎の庭です。
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裏からもこんな感じに
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祇王寺に向かいます。
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祇王寺は平清盛の白拍子であった祇王が清盛との別れの後に出家し住んだとされる寺。 清盛のほか尼僧の祀られる堂は本堂というよりも庵のようであり、余生を過ごす場であったことが窺えます。
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参道から境内に入ります。 拝観料は¥300と大変に良心的。
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順路に従ってお庭から
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御堂の周囲に綺麗な紅葉です。
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お庭から本堂
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地に散った葉も赤々としていて綺麗。
昨日の八瀬あたりよりは散るのが遅めのようです。 -
陽にあたって輝いています
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お寺周囲の竹の緑と真っ赤な楓
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御堂は大変に小さいもの。 外の紅葉が綺麗です。
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御堂の茅葺き屋根に積もる落ち葉
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良いお庭を拝見させて頂きました。
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近くの二尊院に向かいます。
昨年訪れたときは今回よりも紅葉真っ盛りでしたが生憎の雨中。
晴れた今日はどんな具合でしょう。 -
山門からの「馬場」と呼ばれる参道両側はほとんど散って仕舞っています。
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境内の楓
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角倉了以の像。 角倉は京都の豪商であるが各河川の改修にも尽力。 今は観光船と化しているが「保津川下り」は、元は亀岡など奥地で切り出した木材を筏を組んで保津川沿いに流したのが始まり。 その筏が上手く流れるように保津川流域難所の瀬を広げ流路を確保したとのことです。 トロッコ列車からみると川の中に人工的な堰堤が造られ船の通路とされているところが解りますが角倉の業績だったのですね。
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二尊院の名のとおり「釈迦」と「阿弥陀」2つの如来を祀る
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勅使門、昔は天皇家専用の門であったとか。
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茶室「御園亭」
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本堂裏です
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盛りは過ぎていましたが参拝客は少なく充分に堪能させていただきました。
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嵐山方向に帰り始めます。
途中で見つけた「ゴミ箱」、京都市も粋なものを造ります。 -
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玉子屋さんですね。
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竹林近くの竹細工屋さん
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御高齢の御主人に「人が少なくて御商売大変でしょう?」と聞くと、
京都弁で「いえ、昨日は人が多かったので閉めてしまったんですよ」と御商売よりも感染リスクを心配される御返事でした。 -
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野宮神社
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竹林の小径、ここは人力車が占有している区間
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といっても、いわゆる竹林の小径の人出はこの通り。 昨年までの風景が信じられません。
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天龍寺前。
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この辺りの人出もこんなものです。
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お昼はお蕎麦を
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メニューですね
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天丼が美味しそうでつい、蕎麦は二八のざるそば
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嵐電駅近くの土産物店街
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ちりめん屋さん
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おなじ「ちりめん」でもこちらは「ちりめん細工」
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店内は女の子が喜びそうなものばかり。
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だるまです。
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嵐山のお店ではこんな張り紙も
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こういうお店も以前は人だかりだったはず。
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嵐山駅
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紅葉には盛りを過ぎた遅い時期ながら、2日間天気も上々で空きの京都を満喫出来ました。
ここで切り上げて帰路につきます。
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