○●○初冬の長崎旅行 その④○●○

2020/11/28 - 2020/11/29

母と4月に予定していた長崎旅行は新型コロナウイルス感染拡大のため泣く泣くキャンセル。
今回はそのリベンジです。
私は中学校の修学旅行以来約20年振り、母は数年振り。
二人とも平和公園や原爆資料館、グラバー園、大浦天主堂といった有名観光スポットは訪れたことがあるので、そちらは外して観光してきました。

エリア 長崎市(長崎)

ランチのすぐあとですが、食べ歩きします。
歩いて桃太呂 浜の町店へ。

長崎ぶたまん 桃太呂 浜の町店 グルメ・レストラン

長崎ぶたまん　80円

長崎ぶたまん 桃太呂 浜の町店 グルメ・レストラン

店頭のベンチでいただきます。
小振りで南京町の老祥記と同じくらいかな？
厚めの皮にあっさりとした餡で空腹時なら何個でもいけちゃいそうでした。

長崎ぶたまん 桃太呂 浜の町店 グルメ・レストラン

西浜通りを抜けて…

新地中華街へ来ました。

長崎新地中華街 名所・史跡

北門

長崎新地中華街 名所・史跡

この旅で訪れた場所の中では一番賑わっていました。

長崎新地中華街 名所・史跡

南北のメインストリートは人通りが多かったものの、東西の通りはそれほどでもありませんでした。

長崎新地中華街 名所・史跡

中華菓子のお店、福建へ。
よりよりの試食があったのでいただきました。
素朴な甘さで美味しかったけど購入には至らず。

福建 グルメ・レストラン

月餅（ごま）　180円
月餅（5種ミックス）　230円

ごまのほうはごま餡かと思いきや、小倉餡のこし餡に白ごまがびっしり入っていました。
5種ミックスはくるみ・アーモンド・南瓜・ピーナッツ・ごまと具沢山。

福建 グルメ・レストラン

続いて蘇州林へ。

飲茶・ちゃんぽん 蘇州林 グルメ・レストラン

ハトシ　320円

飲茶・ちゃんぽん 蘇州林 グルメ・レストラン

注文が入ってから揚げてくれるので5分程店頭で待ちました。
熱々サクサクで美味しかったですが、えびの風味はあまり感じられず魚の練り物感が強かったな…

飲茶・ちゃんぽん 蘇州林 グルメ・レストラン

南門

これで終わり？というくらい小規模な中華街でした。
日本三大中華街といえば横浜、神戸、長崎。
神戸元町の南京町に幼いころから馴染みのある兵庫県民としては、南京町くらいの規模がちょうどいいんですよね。
横浜は大きすぎて圧倒されてしまうし、長崎は小さすぎて物足りない。
南京町のごみごみした雰囲気が好き。
まあ南京町は中高生が食べ歩きをするところという認識なので、大人になってからは滅多に行かなくなりましたが…

長崎新地中華街 名所・史跡

湊公園の中華門を眺めつつ、どんどん歩いて…

長崎新地中華街 名所・史跡

オランダ坂へ来ました。

オランダ坂 名所・史跡

オランダ坂を上がってすぐのところにある東山手甲十三番館へ。
入館無料です。

東山手甲十三番館 名所・史跡

東山手甲十三番館（国登録有形文化財）
明治中期に建造された木造二階建て寄せ棟造りの建物。
当初は賃貸住宅として建設され、旧香港上海銀行長崎支店支店長の英国人などやホーム・リンガー商会の従業員などが居住。
昭和の初めから半ばにかけてはフランス代理領事アンドレー・ブキリ氏が住み、昭和33年に亡くなるまで領事館としての役割を果たしていました。

東山手甲十三番館 名所・史跡

1階はカフェになっています。
こちらはテラス席。

東山手甲十三番館 名所・史跡

長崎一大きなハートという記念撮影スポットも。

東山手甲十三番館 名所・史跡

階段を上がって2階のお部屋を見学します。

東山手甲十三番館 名所・史跡

2階の廊下

東山手甲十三番館 名所・史跡

お部屋は三つ。
こちらは一番奥。

東山手甲十三番館 名所・史跡

真ん中のお部屋

東山手甲十三番館 名所・史跡

一番手前のお部屋

東山手甲十三番館 名所・史跡

ベランダも素敵。

東山手甲十三番館 名所・史跡

あまり知られていないのか貸し切り状態でした。

東山手甲十三番館 名所・史跡

オランダ坂をさらに上がったところにある東山手十二番館へ。
こちらも入館無料です。

東山手十二番館（国登録有形文化財）
明治元年（1868年）頃、ロシア領事館として建設されましたが、その後アメリカ領事館としても利用されてきました。
東山手地区では現存最も古い遺構です。

東山手十二番館 名所・史跡

テラスの中程に入口があります。

東山手十二番館 名所・史跡

入口から続く廊下。

東山手十二番館 名所・史跡

左手前のお部屋から見て回ります。
こちらと亀山社中記念館、出島では入るときに所定の用紙に個人情報を記載する必要がありました。
コロナ感染者が出たときの追跡ができるようしっかりと対策がとられていて安心。

東山手十二番館 名所・史跡

別の角度から。

東山手十二番館 名所・史跡

左奥のお部屋。

東山手十二番館 名所・史跡

別の角度から。

東山手十二番館 名所・史跡

現在は旧居留地私学歴史資料館として利用されています。
こちらは活水女子大の旧校舎のミニチュア。

東山手十二番館 名所・史跡

右奥のお部屋の資料展示。

東山手十二番館 名所・史跡

別の角度から。

東山手十二番館 名所・史跡

右手前のお部屋。

東山手十二番館 名所・史跡

別の角度から。

東山手十二番館 名所・史跡

こちらも貸し切り状態でした。
そもそもオランダ坂周辺にほとんど人がいませんでした。
密にならなくてよかったですが、観光名所としては少し寂しい感じでした。

東山手十二番館 名所・史跡

奥には明治後期に建てられた木造2階建の活水同窓会館事務所があります。
立ち入り禁止なので外からしか見ることができませんが、ベランダに面する居室の一方が半八角形、もう一方が円形のベイウインドウを用いるなど外観に大きな特徴があります。
現在は活水女学院の来客用宿泊施設として利用されているそう。

活水女子大学 名所・史跡

オランダ坂通りを進んでいくと東山手洋風住宅群が見えてきました。

東山手洋風住宅群 名所・史跡

東山手洋風住宅群（長崎市指定文化財）
この7棟の洋館群は明治20年代後半頃にまとめて建設されました。
敷地は東山手最下部の西面する急傾斜地を上下2段に造成しており、狭小な宅地に7棟もの建物が建つため、居留地内の他の宅地に比べて密集した形態となっています。
建物は全般的に共通する点が多く、特徴としては内外とも意匠・仕上げが質素であり擬洋風的であること、構造材料が各棟ほぼ同一であること、特に上段2棟は平面立面とも酷似していることなどがあげられます。
これらのことから、社宅または賃貸住宅等として計画的に建設されたことが推定できます。
このような用途の住宅遺構が群として残存することは全国的に類例がなく、また東山手の景観上特異な存在であり貴重です。

東山手洋風住宅群 名所・史跡

上段手前から見ていきます。

東山手 地球館
1997年6月より長崎「国際交流塾」が市より借り受け、地域の国際交流拠点として運営。
世界各国の家庭料理を味わえるワールドフーズレストランや各種講座、チャリティーなど様々な活動を実施し、地域に密着した国際交流拠点として多くの方々に活用されています。

土・日・祝日のみ日替わりで運営されているワールドフーズレストランは、この日はロシア料理でした。

東山手 地球館 グルメ・レストラン

続いて上段真ん中。

東山手地区町並み保存センター
1階は伝統的建造物群保存地区である東山手地区の町並みに関するパネル展示や情報の提供（ビデオ等）を行っています。
2階は会議室、研修室として利用できます。

管理人さんが詳しく解説して下さったので勉強になりました。

東山手地区町並み保存センター 名所・史跡

1階の展示は撮影不可でした。
2階へ続く階段。

東山手地区町並み保存センター 名所・史跡

素敵なベランダ。

東山手地区町並み保存センター 名所・史跡

ベランダからは孔子廟の屋根が見えました。

東山手地区町並み保存センター 名所・史跡

上段一番奥の建物は閉鎖中でした。

東山手洋風住宅群 名所・史跡

上段3棟を眺めて。

東山手洋風住宅群 名所・史跡

細い階段を降りて下段の建物へ。

東山手洋風住宅群 名所・史跡

下段のうち3棟が古写真資料館、1棟が埋蔵資料館として有料にて公開されています。
中には入らず外から見て回ります。
一番奥が埋蔵資料館。

古写真資料館 埋蔵資料館 美術館・博物館

手前3棟が古写真資料館。

古写真資料館 埋蔵資料館 美術館・博物館

古写真資料館

古写真資料館 埋蔵資料館 美術館・博物館

古写真資料館

古写真資料館 埋蔵資料館 美術館・博物館

古写真資料館

古写真資料館 埋蔵資料館 美術館・博物館

つい何枚も写真を撮りたくなる素敵な建物たちでした。

古写真資料館 埋蔵資料館 美術館・博物館

東山手洋風住宅群のそばにもオランダ坂の石碑が。
こちらは大浦オランダ坂というそう。

オランダ坂 名所・史跡

長崎の街を歩いていて気づいたのが、自転車がほとんど走っていないこと。
これだけ坂が多いと自転車は無理ですよね～。

オランダ坂 名所・史跡

長崎教会（長崎市指定景観重要構造物）
改革派（プロテスタント）教会の特徴である装飾を抑えた簡素でモダンなデザインで、大正14年の建設当初の姿を残す歴史的な建造物。

オランダ坂を下りた銭湯赤レンガ通りにあります。

日本キリスト教団長崎教会 寺・神社・教会

石橋電停まで歩いてきました。

石橋電停 (長崎県) 駅

路面電車で長崎駅前まで戻ってきました。

長崎駅前電停 駅

ホテルニュー長崎1階に入っているJTB長崎おみやげ品名店街と…

ホテルニュー長崎 宿・ホテル

アミュプラザ長崎1階の長崎おみやげ街道で最後のお土産を買います。

アミュプラザ長崎 ショッピングモール

桃華園　長崎ちゃんぽん（2人前）　値段失念…500円弱だったかと

長崎限定　鯛入りめんべい　650円

鯛の風味はよくわからず…

琴海堂　長崎和三盆かすてら（0.5号）　960円

琴海堂 グルメ・レストラン

生地はとてもしっとり、人によってはべちゃっとしているように感じるかも。
和三盆がしっかり効いていて、甘みの強いカステラでした。

こちら職人さんが手作りしているため数量限定とのことでしたが、長崎駅でも見かけたし、空港では結構な量が置いてあったので、それほど希少性はないような…？

琴海堂 グルメ・レストラン

榎純正堂 榎の一口香　400円+税

小麦粉と水飴の生地に、黒砂糖、水飴、蜂蜜の餡を包み、白ゴマをつけて焼き上げています。
焼く前は餡があるのですが焼き上がったら空洞になっているという不思議なお菓子です。
江戸中期に中国の禅僧により伝えられ長崎銘菓・長崎の伝統菓子として長年親しまれています。

茂木一○香本家のものと迷ってこちらに。
茂木一○香本家は榎純正堂からのれん分けした別会社だそう。

榎純正堂 グルメ・レストラン

帰るまで待ちきれず、空港で一ついただきました。

榎純正堂 グルメ・レストラン

パリッとした食感でお餅を焼いた外側のような感じ。
素朴だけど後を引く美味しさでした。

榎純正堂 グルメ・レストラン

ロッカーから荷物を引き上げ、長崎駅前バスターミナルからリムジンバスで長崎空港へ向かいます。

県営バス長崎ターミナル 乗り物

長崎空港はコンパクトな空港でしたが、お土産店は思っていたより充実していました。
時間がなければここを見るだけで事足りそう。
滑走路の向こうに植樹で形作られたNAGASAKIの文字が。

長崎空港 空港

帰りの便もほぼ満席でした。

長崎空港 空港

機内でもらったキットカット。
定刻通り発着。
帰りの道も空いていたのでスムーズに帰宅できました。

2日ともそれほど寒くなく、人混みも避けて観光できたのでよかったです。
4月のリベンジができて満足の旅となりました。

おまけ
今回購入したカステラ3つを食べ比べしてみました。
味覚は人それぞれなのでご参考まで。

【原材料】
梅寿軒：鶏卵、砂糖、小麦粉、水飴
琴海堂：卵、砂糖、小麦粉、糯米水飴、和三盆糖、ザラメ糖
匠寛堂：鶏卵、砂糖、小麦粉、米飴、蜂蜜

【甘さ】
琴海堂＞梅寿軒＞匠寛堂

【しっとり度】
琴海堂＞梅寿軒＞匠寛堂

【たまご感】
梅寿軒＞琴海堂＞匠寛堂

私は梅寿軒が一番好みでした。
同時に食べると、それぞれ全然違っていて面白かったです。
基準として福砂屋のものがあればもっとわかりやすかったな…と帰ってから思いました。