2013/03/05 - 2013/03/29
989位(同エリア9830件中)
tadさん
古い写真を見直すシリーズ。
大英博物館を、2013年3月滞在中に4回訪問し、デジカメで2200枚も集中撮影した時の記録を見直している。デジカメは、当時としてはできのよいRICOH CX6という型。ただし、中国製であっという間に壊れたが、動いている時の性能はそれなりに満足していた。予備電池も2個持っていたので、一日で、500枚以上撮影できたのだろう。暗いところでフラッシュなし撮影が可能な点で、博物館内では使いやすかった。ただし、接写での精度は、十分とは言えないが、なんとか文字が読める。これが一番有難い。今でも、当時の説明が読める。そうそう、ロンドンのナショナルギャラリーの説明もそうだが、行くたびに説明内容が変わることが結構あるのだ。最新の分析などがちゃんと言及されている。返還運動がマスコミを賑わした後などは、その反論がたくさん掲示されていたのも撮影した年もある。1986年に初めて入館した時とは、今は、相当異なっているし、館内展示も行く度に変化している。無尽蔵のコレクションがあるからだ。
一枚目は古代オリエントのメソポタミア文明関係の展示物では有名な,ウルのスタンダード。(2500BC) ユーフラテス河畔の王の墳墓で発見された埋葬品。一種の旗のようなもので、下から上に話が進行しているそうだ。(エクラン世界の美術参照)
この地域でとりわけ興味深いのは、楔形文字の発明と、さらに進化したアルファベット文字の発明だ。800文字から30文字へと減少し、学習が簡単になった。
(2020年12月9日記す。)
- 旅行の満足度
- 5.0
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次の説明。
ウルのスタンダード。2500BCごろ。 -
ウルのスタンダード。2500BCごろ。
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絵文字から楔形文字へ。
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楔形文字
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楔形文字は、湿った粘土板に葦で切り込みを入れる
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メソポタミアの最初の村は、6500BCから4200BCごろ、今の北イラクやシリアにできた。
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メソポタミアの古代都市は3500から3000BCにできた。
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メソポタミアの古代都市は3500から3000BCにできた。
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シリアの鉄器時代は1150BCから586BCごろ。
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フェニキア。
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楔形文字から、アルファベットへの変遷の歴史が簡潔にまとめられている。アルファベットはカナーンの言語話者の間で発達していった。子音と母音を分離させたところが大進歩。たった30以下の文字で全ての音が表現できることになった。
絵文字から進化させた楔形文字や漢字の弱点は、音節がひと固まりになり、子音と母音が分離されてなくて、文字数が増えることだろう。楔形文字は、800文字もあった。子音が複数重なる言語だと、当然文字数は増えてしまう。
日本語の仮名はたまたま、語頭も語尾も子音が単純で、「ん」の追加だけで、文字数を少なくすませているが、そのかわり、漢字かカタカナで表す文化語はほとんど輸入語に頼っている。仮名だけで表現できる「やまとことば」による文化現象はわずかだ。そのうえ、一つの漢字に多くの読み方を勝手に作り出して、その記憶力を誇る暇な人もいたりする。外国語が苦手なはずだ!
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