2013/03/05 - 2013/03/29
755位(同エリア9830件中)
tadさん
古い写真を見直すシリーズ。
引き続き、大英博物館で、2013年3月に4日間に渡って撮影した2200枚の写真から、テーマ別に取り上げている。
今回は人気のエジプト文明関係の部屋にある目立つ展示の説明版と展示品の写真を中心に出したい。
大英帝国の繁栄時期には、帝国内に日が沈まないほどの威勢を誇ったが、それら旧植民地との外交関係は総じて未だに良好だ。英語も押し付けたことはないのに、自然に受け入れられていることが多い。それに旧植民地から英国の大学に行って学ぶことに抵抗が低かったようだ。旧植民地のコインや切手に英国女王の顔が出るという習慣や、大英連邦の交流も、いまだに続いているのも驚きだ。
そういった強力な大英帝国や連合王国との付き合いをうまくやった明治時代の日本外交は今思い返してもすばらしい。日英同盟を結べたことも当時としてはすばらしい外交の成果だったと思う。まがりなりに、日清戦争、日露戦争が勝利できた理由だ。もっとも、日本外交はその後、軍人タイプの無教養な連中に握られ、最悪の三国同盟を結びながら坂道を転げ落ちていった。
大英博物館のエジプト展示品関係は、主要なものはナポレオン軍を破った大英帝国にフランスから戦利品として移譲されたもので、ロゼッタ・ストーンも、英国に移った後で、フランス人が解読した。アテネの神殿の彫刻品などは、当時トルコ領だったアテネにあったものを、ちゃんと英国側が交渉して入手したものだ。時々、大英帝国が分捕ったなどという話が出回ったりするが、そんなに簡単に強奪できるわけではない。(どこかの国みたいに、仏像を盗んで持ち帰っても、歓迎されるなんてのは普通ではない。)ただし安く買いたたく術は凄いのだが。。。日本の浮世絵なども、恐らく二束三文に売り渡してしまった。安く売る方が悪い。今、買い戻すと、北斎なども何千倍も払わないといけないのだ。英国人のコレクションは個人レベルのものも凄まじい。税金対策で、受け継ぐのが大変になり、しばしば国立博物館などに寄贈されていき、今のような巨大なコレクションが揃ってきたという側面もある。
一枚目は、エジプト、第18王朝のアメンホテップ3世王の像(BC1350年頃)
(2020年12月6日記す。)
- 旅行の満足度
- 5.0
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以下は、同様に先に説明文、次の展示品の順序で写真を出す。
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大英博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ロゼッタ・ストーンは、紀元前196年の行政命令で、上に二種類のエジプトの文字、下にギリシャ文字で書かれている。
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