霜寒の候・羽後國　秋田藩二十五万石・久保田城跡とバーデン＆スパ・ユフォーレぶらぶら歩き旅－４

2020/11/29 - 2020/11/30

旅の最終日は羽後の國 秋田藩二十五万石のご城下として栄えた佐竹氏の居城である久保田城跡を巡ってみることにします。

ＪＲ秋田駅から北西の位置に築かれた久保田城は小高い丘陵地帯を土塁で取り囲む平山城であり、一般的な濠と石垣で築かれた本丸に天守閣も持つ城とは違い、城主である佐竹氏の意向が伺える珍しい造りに成っています。

また、城下町でありながら武家屋敷や足軽長屋などの往時の遺構は残っておらず僅かに残る旧町名だけが唯一の証しなのかも知れません。

午後からは市内に数多く有る温泉の中から秋田県健康増進交流センターユフォーレで日頃の体の疲れを癒したいと思い、無料送迎バスで約４０分の山の中の一軒家で３時頃まで湯っくりとバーデン＆スパを楽しみたいと思います。

そして、秋田空港から最終便の大阪行きでＪＡＬどこかにマイルを利用して帰ります。
３泊４日の秋田市内だけのぶらぶら旅もこれにて終了です、今回もＧＯＴＯトラベルキャンペーンを利用しての宿泊割引やクーポンでの買い物や食事に感謝をします。

撮影使用カメラ　キャノン・パワーショットＳ９０

エリア 秋田市(秋田)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 2.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 一休.com

１１/２９（日）今夜の宿は広小路沿いに建つ「コンフォートホテル秋田」は全国展開をするチェーンブランドで宿泊に特化したホテルです、

落ち着いたシックな外観で比較的に新しくコンパクトな大きさです。

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コンフォートホテル秋田 宿・ホテル

ロビー・フロントの在る２階でチェックインします～、

通りは全面ガラス張りで採光が入り明るくて好いですね！、フロントのスタッフも丁寧な応対で、気持ち好くスムーズなチェックインが出来ました。

直ぐ向いは朝食用のレストラン会場で、時間帯以外はフリースペースに成ってます、

奥のカウンターにはウエルカム珈琲が用意されているので、後でいただきましょう！。

部屋はチェーンなのでどこもほぼ同様の造りやレイアウトに成ってます、

シンプルながらも使い勝手の好いレイアウトはビジネスにも観光にも合います。

ベッドはダブルサイズの１４０ｃｍなので余裕です～、

硬めのマットレスはいつもながら腰痛持ちには有難いので気に入ってます、また、快眠の為には枕も大切なアイテムなんです。

デスク周りには必要な備品が全て揃っています～、

ドライヤーや湯沸かしポットに加湿・空気清浄器はこの季節は必須アイテムです。

トイレ＆バスルームは一般的な大きさとシャワートイレです、

但し、シャンプー類のアメニティー類が弱くて安っぽい印象を受けます？…、これを改善するだけでも随分と違うとは思うのですが？…。

窓からの眺望はパークビューでしょうか？～、千秋公園が一望、

まぁ～特別に良い眺めでもなく、普通の街並みでしょうか？。

今夜の夕食は道路を隔てた直ぐの「ミライザカ秋田駅前店」にしました、

雨も降りだし…面倒臭く成ったので近くが好いと言うことで迷わず入りました、店内はシンプルな造りで大衆酒場のような雰囲気です。

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メニューを見れば食材の拘りのうんちくが書かれてましたが、鶏料理が自慢のようで清流若鶏とありました～、

その一押しの名物が”骨付きモモ一本グローブ焼き・ガーリック”、ボリュームがあって香ばしくジューシーな肉は旨い！～、

もう一つのお奨めが”旨っ唐揚げ”で、昨夜も鶏でしたね…？、

大振りの鶏肉を秘伝のタレ？…に漬け込んでからっと香ばしく揚げたデカ唐揚げは確かに旨い！、ハイボールによく合いますよ！～。

たまには居酒屋もいいかも知れませんね～。

１１/３０（月）　今朝も天気はどんよりとした曇り空でスカット！しません？…、

２階のレストランで無料のコンフォートモーニングをいただきます～、窓側の席は対面には成らないので丁度好いかもしれませんが空いてました。

コンフォートホテル秋田 宿・ホテル

相変わらの貧祖で安っぽいメニューばかりです？…、

特に野菜のサラダは乾燥してパサパサで不味くて酷いとしか言いようがありません？…、でも、スープやゆで卵だけはそれなりに美味しくいただきました？？？…（しかし、心が消化不良を起こしてます？…）。

広小路沿いのお濠は「千秋公園」として市民のオアシス～、

穴門の堀にある噴水は寒々とする光景なのですが？…、中土橋通りから旧久保田城址へと向かいます。

千秋公園 公園・植物園

お濠の脇には「久保田城址」と石碑が建ってます、

秋田藩藩主・佐竹氏２５万石の居城ですが、一般的な高い石垣や天守閣を持たない城なんですね？～、きっとその必要性がなかったからでしょう。

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千秋公園 公園・植物園

内堀で見つけた唯一紅葉が残っていたところ～、

寒さに耐え忍んで～最後に赤く染まりました、目を楽しませくれて有難うです！。

桝形の緩い坂道を行きます～、

車が通れるようで駐車場も在りました。

二の丸跡に在る藩主・佐竹氏の「秋田市佐竹資料館」から見ていきましょう！、

入館は昨日購入した”くるりん周遊パス”でそのまま観覧できますが、大人￥１００とは本当に市の自治体努力の賜物で、他も見習って欲しいです。

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秋田市立佐竹史料館 美術館・博物館

館内はご覧の通りガラガラ状態なので静かにゆっくり観れますよ～、

掛け塾のような歴代藩主の書状などがありますが、なんて書いてあるのかは判りません？…、確かに難しい？？？。

中央には佐竹氏の幟～、家紋は扇に月（一般的には日の丸扇）です、

その奥には兜が展示され、随分と興味深い物でした…、歴史へ瞑想してしまいます。

更に階段を上がって行けば二の門へ続きます～、

城跡らしい雰囲気に成って来ましたが、他の城のように迷路には成っていません。

石垣も無く防御には適さない造りです。

小さな詰所は「御物頭御番所」と在りました、

城内二の門・長坂門の開閉の管理と、城下の警備・火災の消化などを担当していた物頭（足軽の組頭）の詰所で、場内で唯一残る藩政時代からの家屋だそうです。

城内・一の門である「表門」は本丸への玄関口として警備上から重要な門、

往時ものでは無く文献・資料などから再建したものなんですね～、木造２階建て瓦葺の櫓門は二十五万石に相応しい壮大なものです。

本丸跡には藩主「佐竹義堯公銅像」が静かに見守っているようです～、

政務所や本丸御殿などが土塁や板塀で囲まれていたとされてますが、現在は八幡秋田神社が在ります。

千秋公園 公園・植物園

土塁が盛られた手前には滝が流れる水路が引かれたました、

これは元々在った庭園を利用しているのか、それとも新しく作られたのかは判りませんが、過行く秋を感じるには趣きのある景観ですね。

見上げると高い位置に建つ「御隅櫓」までやって来ました、

一見すれば天守閣にも観えるような角櫓で、中々立派な復元です。

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久保田城御隅櫓 名所・史跡

お濠の土塁の遊歩道から眺めても天守閣にも観えますが？…、

久保田城には天守閣たるものが元から無かったとありました、がその代わりに８つの御櫓を建て並べていたと残されてます。

館内では佐竹氏の歴史などが家系図も含めて紹介されています～、

その藩主１２代の人物ががパネルによって判り易く紹介されてより身近に感じますが、やはり藩主と言えば初代・佐竹義宜でしょうか。

２階の展示室では”久保田城のジオラマ”が模型によって作られてます、

なるほど～！、城に有るべき石垣が無く、全て盛り固めた土塁で囲むように城郭が成され、天守の代わりに御書院と８つの御隅櫓で構成されているのがよく解ります。

最上階４階の”展望所”からは東西南北への眺望が可能です～、

北方向は丘陵地帯からその背後には高い山々は広がっています。

西方向へは市街地が広がっています～、

小高い丘の上には風力発電の風車がいくつも建ち並んでいます、日本海から吹く北風が強いのでしょうか？。

南東方向は直ぐ繁華街なのでビルやマンションが建ち並んでます～、

どこにも在る様な地方都市の景観ですが、これだけの高さが密集するのはやはり県庁所在地なんですね。

ぶらぶら歩いて秋田駅まで戻って来ました、

今日で３日目の西口の光景もちょっとは見慣れて来ました。

秋田駅 駅

通路からは秋田新幹線・こまちが観えます～、

ピンクのラインが入ったE３系ではなくE６系に代わったのですか？、知りませんでした…、ＪＲ東日本の新幹線には乗る機会が無いので～。

「ＪＲ秋田駅・東口」ですが、趣きが西口とは全く違ってますね？…、

９：３０発の送迎バスで県立のバーデン施設で体を癒しに向かいます～、日帰り温泉とはちょっと違った癒しです。この情報も秋田観光コンベンション協会さんで伺いました。

秋田駅 駅

送迎乗り場で待っていましたがバスが来なくて周囲を観ていたら発見！、
”ユフォーレ”と描いた送迎バスは道路脇に停車してるでは無いですか？～、危なく乗り過ごすところでした…。

定員制なので運転手さんが予約名簿を確認はしてましたが？…。

途中、客を拾いながら４５分ほどで「秋田県健康増進交流館センターユフォーレ」に着きました。
山の中の一軒家といった県立のバーデン施設＆宿泊施設です。

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秋田県健康増進交流センター　ユフォーレ 宿・ホテル

ロビーはこの通り～、公共の施設は本当にどこも立派なものです！、

産直販売はどこも同じで色々な加工品が置いてありますが、お菓子などはもう売り切れてないですね？…。

天井まで吹き抜けに成って明るくて開放感がありま～、

フロントで入場料￥１２００（バーデン＋温泉）を支払って、後は自由に管内の施設が利用出来ます。

ユフォーレのメイン施設は”バーデンゾーン”で全て温泉を利用してます、

水着着用の男女共用の温水プールには２０mプールにジャグジー・寝湯に岩盤浴まで利用出来ますが、薬湯・打たせ湯は中止でした？。

全体的に観ればかなり大きな施設です～、

平日のシーズンオフはガラガラでゆっくりと利用出来ます。

追加　Ｈ/Ｐより引用しました

その後は”温泉ゾーン”で体をゆっくりと温めて天然温泉を吸収します～、

内風呂は掛け流しでさらりとした手触りの無色無臭の泉質です。勿論、サウナも在りました。

Ｈ/Ｐより引用しました

小さいながらも露天風呂も在ります～、

囲いはありますがその向こうには山々が見え、山の香りがして来ます。

Ｈ/Ｐ　より引用しました

お昼は館内のレストラン「清樹苑」でいただきました、

郷土料理などは無く一般的なメニューばかりで、「牡蠣フライ定食」をいただきました。
期待はしていなかったのですが、大振りで美味しかったです！、￥９５０は納得。

折り返し１５：００発の送迎バスで秋田駅まで戻って来ました。

午後からはずっと小雨模様でスッキリしないお天気ですが…、体は湯ラックスして肩の張りが和らいだようで違和感がないです。

秋田駅 駅

秋田駅西口バスターミナルも陽がすっかりと暮れて来ました、

秋の釣瓶落としと言われますが、本当にあっという間ですね…、それにしても肌寒い？…。

秋田駅 駅

１６：３０発の秋田空港リムジンバスで空港へ向かいます～、

このバスはJAL便に接続するように成っています。

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途中、渋滞も無くスムーズに４５分で「秋田空港」に着きました、

やはりターミナル外にも”なまはげと秋田犬”はセットなんですね！？…。

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秋田空港 空港

入ったとこにも秋田犬がお待ちかねです～、

クリスマスバージョンに着替えて、ツリーやカードと並んで本当に可愛いです！。
足元には小さな３匹も並んで～、どれか欲しいなぁ！。

２階出発ロビーへ上がるエスカレーター脇には竿燈に用いる提燈～、

空港内の至るところに秋田をイメージさせるものが展示されてるのはあっぱれです！。

思わず振り返ったところには巨大な秋田犬の電飾ボード発見！、

２匹の子犬の表情が余りにも可愛すぎる！、あ～堪らなく欲しい！と叫びたくなる。

下りだと正面に観ながら１階へ行けるのですが？。

「秋田空港お土産広場あ・えーる」と店名が付いてます、

ゆったりとしたスペースに木の温もりを感じられるようにデザインされてます。

秋田空港ターミナルビル 売店 専門店

ここにも秋田犬が並べられてますがこれだけ大きいといくらなんでしょうか？…、買って持って帰るには大変ですよ！、

あき丸とはち丸と名前も付いてますが、足元に小さく非買品とありました？。

これはオブジェの竿燈ですがやはり大きくてインパクトがあります～、

提燈には海老が描かれていますが本物でしょうか？…。

これは漫画の”釣りキチ三平”ではありませんか？、

どうやら作者の矢口高雄氏の出身が横手市なので関連グッズのショップが有るようですが、意外に目を引きますね。

カードラウンジ「ロイヤルスカイ」が在りました？…、

小さいい空港なので無いと思ってましたが有るんですね～、今回は時間の都合でパスします。

秋田空港 ロイヤルスカイラウンジ 空港ラウンジ

３番ゲートからボーディングブリッジにての搭乗、

秋田発１８：２５　ＪＡＬ２１７６便　大阪/伊丹行き、復路もＪＡＬどこかにマイルを利用して大阪へ帰ります。

３泊４日の霜寒の候・羽後の國ぶらぶら歩き旅はこれにて終了です。