千秋公園

秋田藩藩主・佐竹氏二十五万石の城　～　久保田城跡

3.0
旅行時期：2020/11（約4年前）

秋田市クチコミ：26件

ＪＲ秋田駅・西口から徒歩で１５分、広小路に面した大手門濠に架かる中土橋通りから入城する「久保田城跡」は旧秋田藩・二十五万石の藩主・佐竹氏の居城。

濠の脇には久保田城跡を今に伝える石碑が建ち、この地がご城下であったことの証明です。
一般的に現在では”千秋公園”と言うのですが、どうも重みが無いのでやはり○○城址とだけにして欲しいという願望はありますね。

城内は神明山（標高４０ｍ）に築かれた平山城で、一般的な城に観られる石垣が無く土塁が盛られ二の丸や本丸を形成してます。
また、天守閣を持たずに塁上に御出書院という櫓座敷をを建てて代わりとし、他に８つの櫓を建て固めた他の城とは異なった造りが特徴的ですね？～。

これには諸説色々とありますが、極論を言えばこの地に合った気候風土に適した城造りでは無かったのかと思います。
また、往時の物が殆ど残ってないのは明治１３年の大火で消失した不幸な経緯も生じてるからなんですね？…、唯一、御物頭御番所だけが現存するものだそうです。

それでも、復元や修復によってこの時代に観て・触り・知ることは感慨深いものがありますし、後世に残して行かないといけない責任だと思います。

今回初めて知りましたが”秋田城”というのは別の所に築かれてた城なんですね？、それも奈良時代から平安時代にかけての城柵としての機能だったとは、勉強に成りました。