箕面の紅葉を楽しむ　みのお山荘風の杜～勝尾寺

2020/11/27 - 2020/11/29

紅葉シーズン到来。実家のある大阪府箕面市は大阪１の紅葉の名所。
11月の3連休は避けて、母を近くの温泉旅館に連れて行こうと計画。

これもGOTOトラベルの恩恵と思いきや、11月中旬からコロナ陽性者が急増、札幌、大阪、東京と連日記録更新悪化状態。
遂には札幌市、大阪市に宿泊施設はGOTO適応が3週間中止になってしまいました。
箕面市は大阪府なので適応されましたが、正直こんな状態で２年前ならキャンセルしていたなあ。
コロナ禍なので自宅から車で15分の温泉ホテルを選んだものの・・・・今回は母をがっかりさせたくないと帰省しました。

エリア 箕面(大阪)

• 旅行の満足度: 4.0

• 交通手段: ANAグループ 私鉄 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

羽田空港、さすがに三連休よりは空いているでしょうが、普通に混んでいるような…
このところ仕事が忙しく、疲れているのかカメラを忘れてしまった。
今回はスマホだけで撮影するか・・・

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

国内線はJALに乗る事が多いのですが、スカイコインの戻りがあって今回はANAにしました。
７月に入れなかったエアポートラウンジ、今回は開いていました。
でもパンなどの持ち込み禁止です、コロナ禍じゃ仕方ないよね。

羽田空港 エアポートラウンジ (第2旅客ターミナル2F　ゲートラウンジ) 空港ラウンジ

伊丹空港でおりて自宅まで電車を利用しました。
空港は高齢のツアー客が目立ち、電車は人身事故の影響がありました。東京はしょっちゅうだけど、大阪ではあまりない印象だったのに…
ガラガラだった6月から比べると変化もあります。

箕面駅は静かな場所ですが、紅葉シーズンだけは人通りが多い…はずだけれど、平日でコロナ騒動で人もまばらですね。
今回の宿泊ホテル『風の杜』は駅から1時間に1度、送迎バスが出ています。
勿論、送迎バスにて向かいます。

箕面駅 駅

箕面の山への長い坂を登り、みのお山荘『風の杜』に到着。
自宅から車で１５分ほどの温泉ホテル、コロナ禍でなければ来ることもなかったです。
箕面が大阪一の紅葉の名所なので、地元にホテルがあってよかった。

みのお山荘 風の杜 宿・ホテル

チェックインは15時からです、部屋の準備が出来たらお呼びしますとの事。
ロビーの大きな窓からは大阪平野の景色が一望出来ます。

部屋の準備が出来るまで、カフェにてランチします。
一見、素敵なカフェですが、忙しいのかスタッフがイライラしているのが伝わってゲンナリです。

案内の方曰くテラスだと先に会計だそうで、会計に出向くとテラスに行っても席がないと責任持てませんよ・・・だって、連携がなってないなあ。
日頃そういうことが多いのかな。

カフェ 山帰来 グルメ・レストラン

テラス席からはこの通り、ダイナミックな景色が広がっています。
ランチなどで利用することは多くても、箕面は大阪中心部から30分ぐらいなので、わざわざ泊まる人は少ないと思います。

カフェ 山帰来 グルメ・レストラン

ハンバーグ定食をいただきました、テーブルを拭いてくれない、ウエットティッシュもいただけない。

カフェ 山帰来 グルメ・レストラン

ちょっと霞んでいるけれど、大阪平野の景色が感動的です。
テラス席での食事はお勧めですが、従業員はちょっと怖くてテラス席はほったらかしだし、コロナ対策もずさんなのでもう二度とこないかな((+_+))

ホテル従業員の方が部屋まで案内してくれました。
『すみれ』という名の部屋をアサイン、45平米の和洋室で大きな窓から夜景が期待できそう。
HPからの写真も借りてきました。

みのお山荘 風の杜 宿・ホテル

ベットルームの隣には琉球畳の和室、コロナ感染対策のために2人でも広めの部屋をチョイスしました。

みのお山荘 風の杜 宿・ホテル

この通り解放感もあるからリラックスできます。
部屋のグレードとしては上から2番目、同じレベルの部屋が他に2部屋ありますが、全て内装が違います。
GOTOトラベル適用で朝夕付きで2人で計35000円でした。

みのお山荘 風の杜 宿・ホテル

大浴場も３つあります。
それぞれに露天もついていて、ここは『杜の湯』黄昏時の風景。

みのお山荘 風の杜 宿・ホテル

夜のカフェ『山帰来』からの展望。

『杜の湯』からの夜景。以上HPの写真でした。

食事が１８時からなので早速、温泉に入ります。
娘と2人だとハイキングに出かけるんですが、高齢者と一緒だと基本滞在型です。
ここは大浴場の１つ『こもれびの湯』、貸し切り状態だったので写真は撮りまくりでした。

夕食はお食事処『山ぎ和』、ソーシャルディスタンスを保つためか、時間予約制で人数制限制、各テーブル間には衝立で個室化されていました。
ホテルの宴会場や部屋食の人もいて、それぞれ密にならないよう工夫されていました。

みのお山荘 風の杜 宿・ホテル

今日の献立お品書き、中吸の真丈(しんじょう)は読めるけれど、零余子ってなんですか？
それにしても大阪の人はやっぱり声が大きい。
ランチでも感じたけれど、隣の席の話の詳細まで分かる。
東京だとここまで鮮明に聞こえないもん(;^_^A

料理は少しづつ手の込んだものが出てきました。
配膳も丁寧だし、料理も美味しかったです。
お食事処の窓からは美しい夜景が臨めました。

スマホだとどうしても夜景に限界がありますね。
目に見えるものより美しい写真は、私のような素人には撮れません。

ロビー隣のお土産物屋さん、箕面焼きという赤い焼き物や、ゆるキャラゆずる君グッズ、もみじの天ぷらなどが売られていました。

もみじの天ぷらは葉にてんぷら粉を付けて揚げたもので、かりんとうに近い味ですがコロナ禍では衛生的ではないし、一度食べたらいいかなあ・・・
地元民的にはそう美味しいとは思っていません。

寝室からの眺め、母は通帳がないとかでここ2日間ほど探していて寝ていなく、本日見つかりほっとしたのか爆睡しています。
自分が出したり入れたりしているので、結局は見つかるのですが、これが認知症の症状で周りが振り回されます。

朝です、高齢者は朝早いので朝日が拝めました。

朝食は昨夜の『山ぎ和』にて朝ごはん。
ドリンクは珈琲、紅茶、オレンジジュース、牛乳、ゆずジュースと飲み放題ですが、ビュッフェだった朝食は定食で提供されています。

朝食の後は最後の大浴場にて温まります。
今度は『杜の湯』、ここも貸し切り状態でした。
おばあさんの入浴姿、ご満悦ですがお目汚し失礼いたしました。

ロケーションや食事は美味しくて、紅葉の際に家族で利用するのは最適の場所です。
落ち着いていて温泉好きや高齢者連れは喜ばれるのではないでしょうか？
でも周りには何もありません、山の中です。

みのお山荘 風の杜 宿・ホテル

チェックアウト後に弟が迎えに来てくれました。
たまには親子3人でランチするのも、母が喜ぶでしょう。

箕面の大滝は大混雑なので、勝ち運達磨で有名な勝尾寺にやってきました。
箕面のドライブコースは曲がりくねっていて、弟の荒い運転は久しぶりながらキツイわ~((+_+))

勝尾寺は小学校の遠足以来です。当時は今ほど整備されていないハイキングコースでかなりキツイ体験でした。入山料400円は年中なのかしら？
３連休後なので空いていて検温はされましたが、すんなり入れました。

勝尾寺 寺・神社・教会

立派な山門、こんなに大きな寺だった？と弟と顔を見合わせました。
敷地は広大やし、京都に行かなくてもこんな立派なお寺が地元にあるやん？

勝尾寺 寺・神社・教会

橋の下からミストが出ていて、幻想的な雰囲気を出しています。
読経の音がスピーカーで境内一帯に流れています。

いたるところに置かれた達磨はおみくじです。
おみくじを結ぶのと同じ、入れ物の達磨を置いています。

そう手書きなので一体、一体顔が違う。
こんな風に寺の中のどこでも見かける、だから達磨の寺なんです。

山の斜面を利用して建っているから階段も長い、母は頭はボケてきていますが長年の犬の散歩や、社交ダンスで足腰はまだまだ強い。
この階段も難なく登れてしまうのです。

樹木の枝にもおみくじ達磨、癒されますね。
SNSに投稿したいシチュエーション、勝尾寺やるねえぇ～！

願いが叶ったので奉納された達磨棚、階段横に設置されて登りながら眺められます。

様々な勝負ごとに勝ち運をつける、叶ったら目を入れて奉納する、圧巻の景色です。

階段を上がりきった場所にある鎮守堂、おみくじ達磨売れてますなあ・・・
山だから土地もあるだろうし、どこまで大きくなるのだろう。

お守りだけでもこれだけ種類があるんですね。
ついお土産に買ってしまう、飛んで火にいる夏の虫になりましょう。

天気も良くなってきた、赤い本堂が空に映えます。
中を覗くとお坊さんが生で読経していました。
スピーカーから流れていたのは、録音じゃなかったのね。

隣に四国八十八ヶ所のお砂踏みもありましたが、こういうの日本中にありますね。
川越でやったから割愛です。
ここにもおみくじ達磨が幅を利かせています。

御朱印はまだ空いていました、書置きではなくその場でサラサラ書いていただきました。

これもお土産なんですが、達筆すぎて何書いているかよくわかりません。

多宝堂、ここから更に法然上人霊場まで行けますが、十分に堪能したので下山します。
帰りは緩やかなスロープになっていて楽でした。

今年はずっと暖かかったので、紅葉も木によってまちまちです。
見頃ですが例年に比べると、地味な感じがします。

コロナ禍で空いてるときに来れて良かったです。

何故か若い人々に外国語が飛び交っていました。
弟は外資系企業にいるので、帰国できなかった連中だよと言っていましたが、10月からビジネス客も入ってきているので、一概には言えませんね。
中国語でも韓国語でもない、ベトナム系かな？

山門周りの池まで下りてきて弁天様にもお祈りします。

池には錦鯉がいます、餌まで売っていました。
儲かってまんなあと言ってしまう不謹慎な私。

最後にあったお土産屋さん『花の茶屋』、キレイなカフェもあって今日も午後からは大混雑でしょう。
お土産も手ごろなものが多く、つい買っちゃいますね。

勝ちグミと勝ちだるま飴、手ごろなんでつい買いました。
味覚糖とのコラボでした。女性の気持ちがよく分かっています。

地域共通クーポンもあるので、ランチもしていこう。
ここにぎり長次郎は、高級回転寿司として関西では有名です。

にぎり長次郎 石丸店 グルメ・レストラン

この石丸店は、関西芸人界の重鎮、西〇きよしさん宅の隣にあると有名です。
ミーハーの私はついお宅の写真を撮ってしまいましたが、個人情報なのでここには公開出来ません。
母曰く『家と変わらんねえ』、そりゃ門とガレージは同じですが妄想ですわ。
三人で8844円、地域共通クーポン使い切りました。

料理の写真？弟と話し込んでいてつい撮り忘れちゃった(;^_^A

にぎり長次郎 石丸店 グルメ・レストラン

母が弱ってきたのでコロナ禍でもマメに帰省、弟も単身赴任ながら週末ごとに帰宅し頑張ってきましたが、家族で紅葉を楽しんでいる間にもコロナ陽性者は増えに増え、大阪府は外出自粛制限も発令されました。

これからは暫く弟に頼るしかありません。
次回はいつ帰省できるかな・・・

大阪国際空港 (伊丹空港) 空港

夏にグランドオープンした伊丹空港、今回は第二ターミナルで浪芳庵さんを覗いてみました。

浪芳庵 大阪国際空港(伊丹空港)店 グルメ・レストラン

ここのわらび餅も美味しいですが、有名わらび餅は増えに増え、結構いい値段もします。
庶民の味わらび餅は安いのが魅力なんですけれどね。

浪芳庵 大阪国際空港(伊丹空港)店 グルメ・レストラン

飛行機だと乗れば羽田まであっという間、明日からまた日常が始まります。
疲れたので家族の分もお弁当を買って帰りましょう。

空弁工房 T2店 グルメ・レストラン

すき焼き弁当など心躍るものが多かったけれど、食べると物足りない感じでした。
旅好きだから飛行機に乗って帰省するのも苦でもないけれど、高齢の親をホテルなどに連れ出した方が非日常で気分転換にもなります。

１週間過ぎて幸い母は元気ですが、年と共にどうしても知的好奇心や理論的思考が低下して、同じ話の無限ループになってしまう。
自分もやがてそうなった行くのだろうと思うと、人間ってどう生きていくのがいいのかなと考えたりします。

11月27日15719、28日8693、29日11436歩。そんなに歩かず楽な帰省でした。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

空弁工房 T2店 グルメ・レストラン

この旅行記へのコメント （4）

• クサポンさん 2023/09/14 08:38:41

  これから行きます！勝尾寺

  オカンカンさん
  クサポンです
  
  今、大阪に帰省のための新幹線の中。
  旦那と一緒なのでホテルに宿泊して、実家には少しだけ顔見せをします。
  
  今回も親を小旅行に誘いましたが自信がないようで(-｡-;
  本人は、どんどん弱っていっているそうです。お口は達者なのに。
  
  本日は初めての勝尾寺に行きます。バスだと千里中央から一日3本！秘境です。
  
  もみじの天ぷら、好きですよ～子供の頃食べてました。甘い衣を(^◇^;)
  
  そろそろ海外でしょうか？お守り代わりに常備薬たくさん持って行って下さい(o^^o)
  
  

  オカンカンさん からの返信 2023/09/14 20:21:15

  Re: これから行きます！勝尾寺

  クサポンさん　　　オカンカンです。
  
  勝尾寺行かれたんですね、千里中央からバスだと交通の便が悪かったでしょう？　
  私も箕面が実家じゃなければ行っていないでしょう(笑)
  まさに達磨だらけでしたけど、外国人の方は本当によく調べていますよね。
  もみじの天ぷらも日本中にある気がするんですが、箕面が発祥なのかしら？
  
  ブダペストとウィーンから8日に無事、帰国しました。
  その節は色々とお世話になりました。
  ドーハも心配していたよりずっと分かりやすく、以前無かったモノレールや森に驚きました。
  モノレール、これからもっともっと伸びるのでしょうね。
  

• mistralさん 2020/12/05 15:02:31

  羨ましい親孝行の旅。

  オカンカンさん
  
  お久しぶりです。
  お元気でお過ごしのご様子を、旅行記から拝見していました。
  
  ご実家に帰省されてお母さまと一緒の旅に。
  と言っても、ご実家からは車ですぐのお宿のようでしたが
  それでもお母さまにとっては非日常の世界で、娘さんと過ごされるひと時、
  楽しまれた事と思います。
  
  私の母は、80歳前には認知症が進んで、出歩くことも億劫になってしまい
  揃っての旅行も出来なくなってしまいましたので、オカンカンさんのように
  旅される事はとても羨ましいことです。
  
  萁面は大阪では紅葉どころとして有名なんですね。
  そして弟さんも合流されて一緒に行かれた勝尾寺、
  石段さえ難なく上られたお母さまの脚力にも脱帽です。
  
  表紙の写真にもありましたが、達磨さんがぎっしりと積み上げられて、
  御祈願が成就されると奉納されるんでしょうね。
  境内のあちこちに置かれたミニ達磨さんも可愛らしいこと。
  
  離れて暮らしておられると、このコロナ禍の折にはご心配だったことでしょう。
  束の間のひと時とはいえ、お元気なご様子を間近に感じられた時でしたね。
  
  mistral
  

  オカンカンさん からの返信 2020/12/05 19:05:12

  RE: 羨ましい親孝行の旅。

  
  　　　mistralさま　　　こんばんは、オカンカンです。
  
  海外旅行のイメージの強いmistralさまですが、コロナ禍の中、日本の美しい風景も楽しまれているご様子。
  何でも細かな所に目の届く、日本のサービスも良いものですね。
  
  母はこの2年、認知症が進行してきまして、まだまだ足腰は元気ですが出かけられるうちに楽しい思い出を作ろうと思っています。
  家にいると同じ話の無限ループ、でも否定せず何十回も同じ話を聞いています。
  
  老後は今後の我々も無視できない問題ですが、出かけられるうち予防しつつ旅を楽しみたいですね。
  海外に行けるのはいつでしょうか？それまで元気でいたいものです。
  
  ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。