2020/11/25 - 2020/11/28
54位(同エリア295件中)
つよしさん
この旅行記のスケジュール
2020/11/25
2020/11/26
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11月25日から3泊4日で北海道温泉旅行。モール温泉が湧くピリカレラホテル(白老町)に連泊後、5種類の泉質を楽しめる第一滝本館(登別市)で1泊。ピリカレラホテルは全6室に温泉が引かれた浴槽があり24時間入浴可能。第一滝本館は温泉が引き込まれていない部屋での滞在ですが、大浴場が24時間入浴可能なため、温泉入り放題の旅となっています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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◆旅程
▽11月25日(水) 1日目
[航空] 羽田 1015 - 1145 新千歳 ANA4719
[鉄道] 新千歳空港 1342 - 1345 南千歳 快速エアポート
[鉄道] 南千歳 1400 - 1430 白老 北斗14号
[宿泊] ピリカレラホテル
▽11月26日(木) 2日目
[観光] ウポポイ
[宿泊] ピリカレラホテル
▽11月27日(金) 3日目
[鉄道] 白老 1030 - 1042 登別 北斗8号
[バス] 登別駅前 1055 - 1111 第一滝本前
[宿泊] 第一滝本館
▽11月28日(土) 4日目
[バス] 登別温泉 0945 - 0957 登別駅
[鉄道] 登別 1011 - 1053 南千歳 北斗3号
[鉄道] 南千歳 1057 - 1101 新千歳空港
[航空] 新千歳 1330 - 1510 羽田 ANA064 -
◆旅行本編
▽11月25日(水) 1日目
この日は夜勤明け。職場から都営浅草線の新橋駅へ。新橋駅 (JR・地下鉄) 駅
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急行羽田行きは乗り換え無しで空港直結です。
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羽田空港第二ターミナルに到着。
羽田空港 第2旅客ターミナル 空港
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この日はクリスマスの30日前。出発ロビーには大きなツリーが飾られていました。
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手荷物検査を受けます。
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検査を終えたらラウンジへ。
ANAラウンジ 羽田空港 国内線 本館北 グルメ・レストラン
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血圧高めなので、まずはトマトジュース。
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野菜不足もあるので、青汁の牛乳割り。
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エアドゥの機体で新千歳空港へ出発。
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ボーディング・ブリッジから搭乗する機体をパシャリ。
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ドリンクサービスはリンゴジュース。
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新千歳空港へ到着。
新千歳空港 空港
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2階のセンタープラザにはクリスマスツリー。
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時間は12時。お昼を食べにラーメン道場へ。そして異変に気付きます。この時間に「えびそば一幻」に行列ができていない!
北海道ラーメン道場 名所・史跡
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まったく待つことなく、入店できてしまいました。
えびそば一幻 新千歳空港店 グルメ・レストラン
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注文は「えびしお」に豚骨スープを追加する「あじわい」。麺は「細麺」。
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5分程待って、ラーメン到着。
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えびの香りがとてもしっかりしていて食欲をそそる一方で、えび独特の臭みも気になります。以前はこの臭みは気にならなかったのですが、歳を取ったせいか気になるようになりました(そのせいか、他のラーメン道場店舗に比べて一幻のお客さんは平均年齢が若い印象)。
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とかなんとか言いながら、しっかり完食。ごちそうさま♪
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珈琲を飲むため空港内を移動。人は少なく、コロナの影響が再燃している感じです。
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白い恋人で有名な石屋製菓のイシヤCafeへ。
コーヒーには白い恋人1枚が付いてくる by つよしさんイシヤカフェ 新千歳空港店 グルメ・レストラン
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注文は、ソフトクリームとホットコーヒー。コーヒーには白い恋人1枚が付いてきます。
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あまりにも人が少ないので店員さんに話を聴くと…。3連休(11月21日~23日)前から人が減り始め、3連休で少し盛り返したもののいつもの3連休と比べればとても人は少ない状況。そして、連休が明けたらガラガラになったそうです。北海道はコロナ感染者が急増しており、11月17日に鈴木北海道知事が札幌と他地域との往来自粛を呼び掛けた影響のようです。
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北海道本舗へ移動して、宿で飲むための地ビールを購入。
北海道本舗 総合土産店 お土産屋・直売所・特産品
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地下の新千歳空港駅へ移動。天井の照明がお洒落。
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みどりの窓口で企画切符を購入。新千歳空港~登別は片道1700円なので、通常の切符で往復すると3400円。この企画切符は、6日間有効で往復2670円。単純に登別往復で利用する場合は730円お得です。
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今回私が乗車する区間は、新千歳空港~白老、白老~登別、登別~新千歳空港です。すべて片道で購入すると1310円、440円、1700円で合計額は3450円。企画切符の場合は、往路は白老下車で乗車券は使い切りとなるため、白老~登別の乗車券440円を別途購入しますが、企画切符の2670円と合わせても3110円と、個別に片道乗車券を購入するより340円お得です。言わずもがな、特急に乗車する場合は別途特急券が必要です。
新千歳空港駅 駅
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前置きが長くなりましたが…。地下2階のホームから快速エアポートに乗車。
快速エアポート 乗り物
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南千歳で下車。
南千歳駅 駅
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特急北斗へ乗り換えます。
北斗 (特急北斗) 乗り物
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樽前山を眺めながら、白老へ向かいます。
樽前山 自然・景勝地
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白老には定刻に到着。
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改札を抜けると、出迎えに来てくれたホテルのスタッフと笑顔で挨拶。
白老駅 駅
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送迎車に乗り込みます。
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5分程でホテルに到着。ピリカレラはアイヌ語で美しい(ピリカ)風(レラ)の意味。
また泊まりたい宿 by つよしさんピリカレラホテル 宿・ホテル
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ホテルは全6室のため平屋造り。
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レセプション前のソファーは先客がチェックインで使っていたためか、ラウンジへ案内されました。
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レセプション前にある飲用温泉が提供され、宿泊書類を記入。夕食と朝食の時間指定と貸切露天風呂の予約をします。
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続いては、焼き菓子と飲み物のサービス。
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ラウンジは滞在中、いつでも利用できコーヒーやお茶が飲めます。20時~23時はアルコールも提供。
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そして、宿泊する部屋へ。私の滞在先は、ノチユ(アイヌ語で"星")。
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部屋の入口は下駄箱や傘立てがないものの、なんとなくマンションの玄関のような雰囲気。
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こちらの宿は和洋室3部屋、洋室3部屋で指定はできないのですが、今回の滞在は和洋室となりました。
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アイヌ柄の羽織は好みのデザインをラウンジで選んでいます。
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マッサージチェアもあります。
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小上りになった和室。当初全6室(50m2)ともこのタイプの部屋だったようですが、3部屋は完全洋室にリフォームされたとか。段差を無くすことでバリアフリーに対応したり、段差を嫌うご高齢者への配慮でしょうね。
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宿が平屋建てなのと、周辺は住宅地のため眺望はありません。
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ドリンクコーナー。
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冷蔵庫の中はフリードリンク。ただし、アルコールは無し。
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トイレ。
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洗面所。
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浴槽は結構広め。
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洗い場もあります。
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荷物を整理したら、早速部屋のお風呂へ。
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お湯はモール温泉なので茶色です。モール温泉は植物由来の成分が含まれており、お湯はヌルっとした感触。この成分が肌に良いようで、美肌効果があるとか。
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浴槽のお湯は上側が熱く、下側がぬるくなっているため、よくかき混ぜてから入ります。なお、気温が低い季節のためか部屋風呂はぬるめで、いつまでも入っていられる温度でした(私はぬるめが好きなので快適でしたが、熱いのが好みの人は不満かも)。
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温泉上りには、新千歳空港で購入たビール。名水百選に選ばれた千歳市の水で作られたピリカワッカ(アイヌ語で"綺麗な水")。
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貸し切り露天風呂の予約は17時~17時45分。
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レセプションで鍵を借りてピリカの湯へ。
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扉を開けると脱衣所。タオルはたっぷりと置かれています。
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シンクの横にはミネラルウォーター。
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それでは、露天風呂へGO。お湯の温度は部屋風呂よりは高め。
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と言っても、長く入ってられる絶妙の温度設定。
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月を眺めながら、ゆったりとした気持ちで温泉を楽しみました。
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湯上りには、敷地を少し散歩。
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ただし気温は低いので、すぐに建物に戻ります。
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レセプション横には、小ぶりながらクリスマスツリー。
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一旦、部屋に戻り休みます。
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そして18時。レストラン「レプン」(アイヌ語で"海")へ。
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夕食はフレンチ。この日の献立です。なお、公式サイトに掲載されているシェフ(ウェスティン東京、在スペイン日本大使館、しこつ湖鶴雅水の謌などを経験)は最近交代されたようです。
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ドリンクはペアリングワインを選択。まずは、シャンパン。このフルートグラスの形状は泡が真っすぐ立つように工夫されているそうです。また、長く泡立ちが続き、見た目も綺麗でした。
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鵡川(むかわ)産ししゃものコンフィ。低温の油で長時間煮た料理です。シェフによると「フランス料理は油を食べる料理」なんだそうです。
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ただ、洋食を普段食べない私には、ししゃもの頭の部分は油がしみすぎて少々くどい感じ。他の部分はそんなに気になりませんでした。
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2杯目のワイン。
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チキンスチームコンソメ。
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3杯目のワイン。
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野菜のプレッセ。
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シェフによると、プレッセは圧搾するという意味。洞爺湖町で無農薬野菜を栽培する佐々木ファームの美味しい野菜が、ぎゅっと束ねられています。なお、この日のフレンチは私以外に1組予約があったようですが、到着が間に合わないのかテーブルの準備が片付けられ、私の貸し切りになりました。
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魚介(平目・穴子・イカ)ローストのエマルジョンソース。
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一口食べると、日本酒が合いそうだったので、久保田を追加(飲みたかった銘柄は品切れ)。シェフによると、この料理には和食で使う出汁を加えてあるそうで、シェフが仕掛けたトラップにまんまとハマったようです。
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紅茶のグラニテ。
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メイン料理用の赤ワインは2種類。
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もう1種類の赤。
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ヒレステーキ(白老牛A4ランク)。焼き加減はレアにしてもらいました。
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ガーリックライスと牛スープ。
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ガーリックライスは半分はそのままいただき、残りは牛スープでお茶漬け風にしました。
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食後酒用のワイン(発酵途中の果汁にマール=ワインの搾りかすを使ったブランデー=を加えたもの)。
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デザートはパンナコッタ(イチゴのスープ仕立て)を選択。最後まで美味しくいただきました。ごちそうさま♪
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食後はラウンジ「コタン」(アイヌ語で集落)へ。
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チェックインの際、「お酒好きならばぜひご利用を」と勧められていたので、1杯だけ飲むことにしました。
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スコッチのロックを飲んで、おやすみなさい。
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▽11月26日(木) 2日目
朝早く目覚めたので、部屋の温泉でまったり。 -
7時になったので、朝食会場の「レプン」へ。
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事前に用意された料理。この後、暖かい料理も出されるのですが、前夜飲み過ぎて胃の調子が悪いため、後出しの料理はお吸い物を除きパスさせてもらいました(朝早くから準備をしてもらったのに、すみません)。
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美味しい炊き立てご飯ですが、お茶碗には少量だけ。
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そんな私の体調をスタッフが気遣い、特別に人参ジュースを出してくれました。夕食の際に注文すると990円の品ですが、この時の請求はありませんでした。材料は人参がメインながら、リンゴとレモンが加えられており、とても飲みやすく美味しかったです。
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朝食後は部屋で休んでから、歩いて10分程のアイヌ文化施設「ウポポイ」へ。もう何度も来ていますが、年間パスポートがあるので入場料は不要ですし、11月から始まった出し物を見たかったのと、軽い運動を兼ねてます。
ウポポイ (民族共生象徴空間) 美術館・博物館
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いざないの回廊を通り、入場ゲートを目指します。
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赤外線による体温測定と手指消毒を終えたら、入場口と国立博物館が見えてきました。
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まずは、9時半からの短編アニメ「カムイ ユカラ」の整理券を受け取ります。
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アニメの開演まで時間があるので、ポロト湖の脇を通って、チセ(アイヌの家)の見学へ向かいます。
ポロト湖 自然・景勝地
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伝統的コタン(アイヌの集落)の展示エリアです。アイヌの集落は、数軒から多くても10軒余りと小規模です。
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アイヌは写真左側のポンチセ(小さい家)に家族単位で住みます。
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右側にある高床式の藁ぶき屋根の小屋はプ(食糧倉)。粟(アワ)や稗(ヒエ)などの穀物のほか干した肉や魚を保管していました。その左側は、ヘペレセツ(子熊の檻)。子熊は冬眠時期の真冬に生まれます。アイヌは冬に熊のねぐらを狙って狩りを行い、親熊はすぐに食べてしまいます。子熊は1、2年育てられ、イヨマンテ(熊の霊送り)によりカムイモシリ(神々の住む地)へ返されます。子熊の肉は食糧にしたり、毛皮は交易に使ったりします。イヨマンテに興味がある方は、以下URLの解説をご覧ください。
https://www.ff-ainu.or.jp/manual/files/2005_12.pdf -
アイヌの集落に1戸だけ作られるポロチセ(大きい家)。祭りの儀礼や集会などで使ったそうですから、現代の公民館のような位置づけでしょうね。
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チセ内部は催し物をやっていな時間は、自由に見学できます。
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囲炉裏の炭火は本物です。床はフローリング&床暖房で暖かくこの時期はとても有難いのですが、アイヌの家を忠実に再現していない、という欠点もあります。
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白老近郊の日高・胆振(いぶり)地方に住むアイヌのチセ(家)に作られるカムイプヤラ(神窓)は東側です。地域によって神窓の方角は異なり、崇拝する山側に作られます。日高・胆振地方のアイヌはチセの神窓から毎日東側にある神聖な山(日高山脈)を拝んだとか。釧路や網走のアイヌは阿寒の山側に神窓を造ったそうです。山の神(キムンカムイ)は、熊に宿ってアイヌの家にやって来ます。イヨマンテ(熊の霊送り儀礼)だけでなく、アイヌは日々の暮らしの中で、山の神を特別な存在として崇めているのです。
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神窓の横は、宝物置き場です。また、囲炉裏の神窓側が上座とされています。
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夏場に行われていた丸木舟の操船実演は、寒い時期はお休みとなっています。
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短編アニメ「カムイ ユカラ」(神謡=短いメロディーを繰り返しながら物語をのせるようにして語られる神様の話)の上演時間が近づいたので、ウエカリチセ(体験交流ホール)へ。
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この時の上演は自由席。スタッフによると、後方席がお勧めということで、最後列の中央に陣取りました。
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上演されるアニメは「カムイを射止めた男の子」と「キツネにつかまった日の神」の2本です。上演前にリーフレットに目を通しておくと、内容が理解しやすいと思います。
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1本目は「カムイを射止めた男の子」。上映中は撮影禁止のため画像は公式サイトから拝借。
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2本目は「キツネにつかまった日の神」。上映中は撮影禁止のため画像は公式サイトから拝借。
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この時の観客は私ともう1人だけ。私は最後列ですし、もう1人は私よりかなり前。スマホの液晶パネルの明かりが観覧の妨げとはならないので、ちょっとだけ撮影。
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映像や音楽は綺麗で迫力がありました。
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アニメの上演が終わると会場を一旦出て、10時半からの伝統芸能上演の整理券を受け取ります(この回は座席指定)。
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上演開始まで時間があるので、ポンチセ(小さい家)の内部見学へ。
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内部の構造はポロチセ(大きい家=集会所)と同じ。囲炉裏や神窓、宝物置き場があって、規模が小さいだけでした。
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外に出ると、小学生向けに女性職員が臨時でムックリ(口琴)の演奏実演をしていました。
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続いては工房へ。
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男性による木彫りの実演。
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そして、女性による刺繍の実演。
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伝統芸能シノッ~アイヌの歌・踊り・語り~の上演時間が近づいたので、再びウエカリチセ(アイヌ語で、多くの人が集う家)へ。
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指定された座席は、比較的前の方でした。
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演目は、最初のアイヌ語による歓迎の言葉と最後のイヨマンテ リムセ以外はその日によって変わります。事前にリーフレットに目を通す場合は、「イヨマンテ リムセ」だけに目を通しておけばよいと思います。
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開演前の挨拶はいつも2名で行われます。最後の言葉「ピリカノ ヌカラ ヤン」は、「楽しんでご覧ください」の意味です。
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そして開演。アイヌ語による歓迎の言葉が始まりました。※上演中は撮影禁止のため、この写真は公式サイトから拝借しました。
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この日は、歓迎の言葉に続いてサロルン リムセ(鶴の踊り)が披露されました。これ以降の伝統芸能写真は、暖かい時期に屋外ステージで撮影したものを掲載しています。
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サロルン リムセ(鶴の踊り)。
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女性によるムックリ(口琴)の演奏、男性によるユカラ(アイヌ民族に伝わる叙事詩)の語りが続きます。
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最後は、イヨマンテ リムセ(熊の霊送りの踊り)。
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イヨマンテ リムセ(熊の霊送りの踊り)。伝統芸能上演は、ウポポイでは一番の見所ですので、ぜひご覧ください。
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シノッチセ(遊びの家)に移動。
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11月から始まった口承文芸実演「ネウサラアン ロ」の開演を待ちます。こちらも上演中の撮影、録音は禁止されており、旅行記に掲載する写真はありません。上演内容は、ウポポイで働く道内出身アイヌ民族職員が、祖母から教わった話や歌を披露します。
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ポロチセ(大きい家)に移動。
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アイヌのくらしと文化解説「コタンの語り」の開演です。
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アイヌの子守歌の披露。
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ムックリ(口琴)の演奏。
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お昼が近づいたので、カフェリムセへ。
アイヌのお酒を再現したカムイトノトが飲めるけど料理は? by つよしさんカフェ リムセ グルメ・レストラン
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アイヌが稗(ヒエ)で作っていたお酒を再現した「カムイトノト」(神の酒)をここで飲むことができます。
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注文は、とうきび揚げ(コーンを練り込んだ揚げカマボコ)とカムイトノト。カムイトノトはドブロクに近い味ですが、ドブロクやマッコリのような酸味がなく、とても飲みやすい味でした。
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料理は、チェプオハウ(魚=鮭の汁物)。野菜はメークイン、人参、大根、ゴボウに水菜。鮭はしょっぱく、スープはかなりの薄味。メークインは芯はないものの、硬かったです。もしかすると、もう少し時間をかけて煮込むと、メークインは柔らかくなり、鮭のしょっぱさがスープに溶け出しバランスが良くなるのかも。とは言え、いまいちな状態で料理を提供するのはどうなんでしょう。ウポポイにあるレストランでは、ハルランナがお勧めです。
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昼食の後は、国立アイヌ民族博物館へ。9月、10月は修学旅行生が多く、博物館は入場予約が大変でしたが、この日は10時を除き、予約無しで入場できました。
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博物館の展示室へ入ると左側にアイヌとカムイの関係を分かりやすく解説したアニメ「カムイと暮らす世界」が繰り返し上演されています。
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国立アイヌ民族博物館が初めての方は、このアニメをご覧になると博物館内の展示品や他の上演内容について理解を深めやすいと思います。
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博物館で最も注目を集める展示品。イヨマンテ(熊の霊送り儀礼)によりカムイモシリ(神々の住む処)へ帰される子熊と熊をつなぐ太い杭です。杭は枝分かれしたトドマツやエゾマツを素材とし、枝の先端にはコケモモで着色したイナウ(カムイと人間の間を取り持つ贈り物)を結びます。儀礼の際、子熊には頭や耳、背中に飾りがつけられます。
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厚岸湖から出土した17~8世紀ごろの板綴(いたとじ)船。丸木を彫って作る丸木舟は小型であるため川や湖で利用されました。丸木舟の周囲に板を打ち付けることで、舟をひと回り大きくしたものが板綴船で、海の漁などで使われていたそうです。
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「カムイ ユカラ」(神謡=短いメロディーを繰り返しながら物語をのせるようにして語られる神様の話)や「ユカラ」(英雄叙事詩)の映像も繰り返し上演されています。
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この日の特別展示室は、展示品入れ替えのため閉鎖されていました。
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特別展示室の次回テーマは「収蔵資料展 イコロ(宝)-資料にみる素材と技-」。2020年12月1日から公開されます。
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ポロチセ(大きな家)へ移動。ウポポイのマスコットキャラクターを紹介する「"トゥレッポん"ってなあに?」を観覧します。この写真は、お客さんを待つトゥレッポん。
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暖炉に座り、あたたまるトゥレッポん。
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トゥレッポんは、ニンニク? カブ? それとも○○○○○○? ヒントは「トゥレプ」。
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余談ですが、ウポポイの隣りでは2022年1月開業予定の星野リゾートが建設工事の真っ最中。
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続いての観覧は体験学習館別館で上演される「カムイアイズ」。
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「カムイアイズ」はドーム型スクリーンを使い180°パノラマ映像が上演されます。
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上演作品は「カパッチリ(オオワシ)の旅」と「チロンヌプ(キタキツネ)の旅」の2種類。オオワシとキタキツネに宿った神の目線で捉えた北海道の雄大な自然が映し出されます。
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映像は実写を元にCG加工が行われています。映像も音楽も迫力満点で見ごたえがあります。
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実写のロケ地は知床連山や知床五湖など見覚えのある映像から知床半島ではないかと思い、職員の方に尋ねたところ「撮影地についてよく質問を受けるのですが、具体的な場所は存じておりません」との回答でした。
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この日最後の観覧は、シノッチセ(遊びの家)の「アイヌ語紙しばい」。「アイヌ語紙しばい」は11月から始まった新しい出し物です。
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紙芝居はクイズ形式になっており、職員の方がアイヌ語の動物名を言って、動物の鳴き声を真似します。
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そして、観覧者がその動物名を日本語で答える、という進行です。紙芝居をめくると、ヒントとなる動物の姿が描かれていたりします。
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予定していた出し物を一通り見たのでウポポイを出て、14時半ごろホテルへ戻ってきました。【北海道温泉旅】白老・ピリカレラホテルと登別・第一滝本館《後編》へ続く
また泊まりたい宿 by つよしさんピリカレラホテル 宿・ホテル
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旅行記グループ 《2020年11月》白老・ピリカレラホテルと登別・第一滝本館
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