2020.11 JR＆近鉄で行く三重の旅（７）美しいリアス式海岸を渡るお一人様英虞湾定期船クルーズ。

2020/11/15 - 2020/11/16

賢島からは英虞湾定期船に乗船し、船からリアス式海岸を眺めてのんびり過ごします。乗客一人だけの贅沢なクルーズで30分間あご湾を独り占めです。そして前島半島の先っぽ、御座へ。

625冊目　2021/08/29投稿

エリア 志摩市・賢島・浜島(三重)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

乗船する志摩マリンレジャーの英虞湾定期船がやってきました。

賢島 自然・景勝地

13:35発の賢島ー浜島航路です。桟橋に突っ込むようにして着岸。

あご湾定期観光船 乗り物

早速船内に乗船。

船内の前の部分。操舵室と客室が分かれていないんですね。

船内の座席は窓側に向けて少し斜めになった二人がけの座席に、グループによさそうなソファ席、あとは窓側に向いた座席とバリエーション豊か。

船内には時刻、運賃表が。この定期船の他に、賢島エスパーニャクルーズ、さらには鳥羽湾巡りも志摩マリンレジャーの運営なんですね。

この船は「おくしま」だそうです。こっちでは近鉄志摩観光汽船株式会社って書いてあるけれど、社名変わったのかな。

さらに後ろに行くとデッキがあり

階段で屋上デッキに上がることができました。

遊歩甲板というらしい。450kgまで乗れるようです。定員6人ってことは、一人90kg換算か。

遊歩甲板からの景色。

うん、いい眺め。ここで英虞湾の景色を堪能しよう。

乗り込んでからあっという間に時間になり出港時間。

船が桟橋を離れて後進し転回。

乗客は私一人だけ。いやあ、のんびりできそうです。

賢島から離れて英虞湾へと進んでいきます。

賢島には立派な宿など並びますね。

思ったよりも多いな。

海に面した部屋に泊まれば、窓の外は英虞湾。さぞかしいい眺めでしょうね。

英虞湾 自然・景勝地

英虞湾に出てくると大きな建物などは見えず、真珠の養殖筏などが並ぶ静かな海です。

リアス式の入り組んだ海岸線に

真珠の養殖筏などがあちこちに見えますね。

静かな海に、あちらこちらに岬や島が伸びており

島や岬の間を縫うように進んでいきます。

景色を眺めていて飽きません。

ミキモト真珠養殖場がありました。
観光船などはあそこに立ち寄るのかな。

乗船のお客さんが並んでいたように思うので、あちらは乗客多いのでしょうか。

お、遊覧船のエスペランサですね。

進む方角に雲が出てきました。

が、雨が降る感じではなさそう。

賢島あたりの建物が小さくなってくると

船は舵を切って陸地の方へ進んでいきます。

乗船から20分ほど、もうすぐ御座港へ到着です。

港に入りました。

小さな漁港といった趣ですね。

どうやらあの岸辺に突っ込むようです。

速度を落としながら近づきます。

停泊している漁船の横にあっという間に着眼しました。

遊歩甲板から降りて、船内を通って外に出ます。

とても楽しい船旅でした。30分間一人貸し切りで美しい英虞湾を満喫でき、最高でしたね。

階段をあがって御座港へ上陸。

こちらは乗ってきた船の撮影タイム。乗員はこちらの操舵手さん一名のみ。

船着き場の目の前には三重交通のバスが停まっていました。お、ダイヤ接続しているんだ！

乗り換えるお客さんがいないと見るや、すぐに扉を閉めて走っていきました。この路線バスに乗って戻るんですが、接続良すぎて御座を散策する時間がないので、一本お見送りです。

船も私が下船すると

あっという間に後進し

転回して

エンジン唸らせて行ってしまいました。このあと、海を渡った反対側の浜島港へ向かいます。

こちらがあご湾定期船御座港の施設。この時刻表がぽつんとあるだけ。

フェリーターミナルどころかちょっとした待合室も見当たらないし

完全に漁港の一角ですね。ちょうど古い建物の解体工事をしていました。

御座港には先程の三重交通バスも発着。

1日3本の定期船とは異なり、こちらは毎時1本程度の本数が確保されています。鵜方駅・磯部バスセンター行きが多いですが、中にはそのまま下道走って伊勢まで足を伸ばす長距離路線も。全線乗ったら結構時間かかるんじゃないですか。

また、近畿自然歩道にもなっているようです。ここから船で浜島へ渡るルートになってるのかな。

太平洋岸自転車道も整備されているんですね。

御座漁港。第二種漁港だそうです、詳しくないけど。住所は志摩市志摩町御座。

さて、バスはそれなりに本数がありますので、このあたりを気が済むまでのんびり散策してみましょう。なんならバスで途中下車の旅でもよし。

静かな漁港をのんびり散策。

きれいな公衆トイレがあるのはありがたいですね。

のんびりしているうちに、浜島まで行ったさっきの定期船が折り返して戻ってきました。

港に入ってきて

着岸。車が停まっているところをみるにお客さんいたのかな。

そしてあっという間に賢島へと戻っていきました。

最後に港をパノラマで一枚。

それじゃあちょっと移動しますかね。こちらは港併設の市場のよう。フォークリフトで少し荷物の運搬をしているようでした。

漁協の建物。

味がありますね。

では今度は集落を歩いていきますか。

いやあ、細い路地。

マップアプリ見ながらこんな路地を歩いていくと

既に自動車入れなさそうな道路だったような……。

白浜海水浴場・御座岬の入り口にやってきました。

白浜海岸に到着。

御座白浜海岸 自然・景勝地

ちょっと砂浜へ降りてみましょ。

う～ん、いいですね～。

御座岬まで行ってみようかと思ったけれど、岬ってあそこか。
……ちょっと遠いしここでのんびりするかな。

1時間ほど砂浜で海を見ながらまったり。

ひたすら18切符で乗り継いでいく修行のような旅も楽しいけれど。旅先でこうして宛もなく時間過ごすのっていいですよね。

海水浴シーズンになるとこのあたりも賑わったりするのかな。

のんびりしていたらバスの時間が近づいてきました。

向こうの方には御座岬や灯台、太平洋側は黒砂の砂浜などもあるそうですが、またいずれかな。

御座白浜バス停からバスに乗車して、鵜方駅方面へ向かおうと思います。