2020.11 JR＆近鉄で行く三重旅（４）津から名古屋へ近鉄特急「ひのとり」初乗車！

2020/11/14 - 2020/11/16

昨日はJRで紀伊長島までツヅラト峠をハイキングに行きましたが、本日は近鉄での旅となります。まずは宿でしっかり朝ごはん＆朝風呂を頂いたら、乗り放題切符を利用して、近鉄が誇る名阪新型特急「ひのとり」初乗車へ。

622冊目　2021/08/15投稿

エリア 津(三重)

一晩明かして翌日。

昨晩深夜にも入りましたが、

朝にももう一度温泉に入って（写真は深夜無人のときに撮影しました）

それでは朝ごはんです。

お味噌汁やご飯は入れてもらって

小鉢で小分けされた

おかず等を頂きます。

まずは一の膳。

ドーミーインの朝食には地域色が出たメニューが入っていますが、津ではこちらの右下側にある……えっとなんだったかなあ。郷土料理的なものがありました。

そして「マムシ丼」。と言っても、本当に蛇のマムシが入っているわけではなく、うなぎご飯のことだそうです。ひつまぶしからきてるのかな？朝からうなぎは豪勢ですねえ。

天然温泉　けやきの湯　ドーミーイン津 宿・ホテル

で、おかわりではサンマご飯を。う～ん、こちらも美味しいけれども鰻の方がありがたみがあるな。味噌汁も二種類あります。

他のおかずも頂いています。肉じゃがとか他にも色々。

最後にフルーツなどを中心としたデザートの三の膳。
ついご飯3杯目となるマムシ丼のおかわり頂いちゃって、お腹いっぱいになりました。鰻好物なんだもの……。

ちなみにこちらの食事スペースは２階にあり、窓に面した席からはこうして津駅前の様子をながめることができます。

それではお腹も膨れたところで部屋に戻って荷物をまとめ、チェックアウト。

ロビーのコーヒーを頂いて、出発です。

徒歩すぐの津駅へ。

津駅 駅

ホテルはJR側の改札口。自動改札もJRのタイプですが、ちゃんと近鉄の切符も通ります。発着案内は電光掲示板はJRの列車のみで、近鉄の発車時刻は時刻表から読む必要があるみたい。

それでは昨日買ったフリー切符で

改札の中に入って通路を進むと、近鉄の発車表示がありました。

ではホームにおりて

0919発の近鉄名古屋行きの急行がやってきました。って行き先表示が方向幕からLEDに改造されてるやん。

後ろ4両は2610系LCカー。ロング・クロス切替可能なシートは首都圏各社が採用しだす10年近く前から近鉄が採用している機構なのです。
……まあ、その後LCカーどころか通勤型車両の新車導入がなくなって十数年経つんですけれどね。別に昔からの車両って結構好きだし、全然いいんだけどさ。

近鉄名古屋線 乗り物

反対側にやってきたのは、大阪なんば行きの「アーバンライナー」。まだ当時は甲特急運用に入っていたんですねえ。今や甲特急は「ひのとり」のみになっちゃいましたが、名阪乙特急や名伊・阪伊・京伊特急などでまだまだ活躍してくれることでしょう。

近鉄 名阪特急 アーバンライナー 乗り物

そしてお待ちかね。

私の乗る列車がやってまいりました。

最新の近鉄特急ニューフラッグシップ。

「ひのとり」であります。

近鉄特急 ひのとり 乗り物

先頭部側面ってこういうふうになってるのね。

乗車するのはひのとり8列車。

それでは乗り込みましょう。

ああ、これが車販の代わりに載せられたというコーヒードリップマシーンか。

洗面所には近鉄特急伝統のおしぼりつき。

洗面所の乾燥機能が防がれているのはコロナ禍ならでは。

さて、それじゃあ座席へ。

さて、こちらが今回の特急券。事前にチケットレスサービスにて購入済です。津から名古屋までは特急料金９２０円に加えて、ひのとりの加算料金が入って１０２０円。４０分の乗車でちょっともったいないところもありますが、久しぶりの電車だしたまにはいいでしょう。
実は最後まで特急に乗るか急行に乗るか決めていなかったのですが、今朝7時50分にネットでエイヤと予約したのでした。

座席は５D。あ、予約席はランプがつく方式なんですね。ただ、JR東と違って近鉄特急は全車指定席ですので、車掌さんの改札業務を簡略化するためのものでしょう。

ここですね。

座席はレギュラーシートでも全席バックシェルタイプって言うんでしたっけ。いくらリクライニングしても後ろに座席が倒れてこないので、圧迫感がありません。

こういう車内なのねえ。

シートが立派なもので高さがあるので、座ってみるとこんな感じです。視界が遮られて見通しよくないけれども、逆に言えばプライベート感がある車内。

座席を色々いじりながら遊んでいると

津を出発です。JR関西本線をまたぎ、

一路名古屋へ。

テーブルは前の座席の裏側の立派な大きいものがありますね。かなり分厚いなあ。

座席を向かい合わせにした際にも使える、肘掛け収納タイプのテーブルもあります。近鉄特急の伝統ですね。

ちょっとした小物を引っ掛けることのできるフックもあって使いやすい。

沿線風景を見ながらのんびりと。

最新特急だけあって乗り心地は快適。窓の外の風景が流れるように過ぎていきます。

合流してくる線路。近鉄の支線かな。鈴鹿線あたりでしょうか。

途中駅を通過中。

田んぼはもう稲刈りしたところもあるのかな。って１１月だもんね。

沿線風景が流れていきます。

名阪特急ですので、次は名古屋。四日市や桑名あたりはノンストップで通過です。

さて、せっかくなのでちょっとは車内の散策でもしましょうかね。デッキのフリースペース。

今回見たかは忘れましたが、喫煙者にも優しい近鉄特急なので、どこかのデッキに喫煙室があるはずです。あとは、無料のロッカーがあるみたい。特急電車の大型荷物置き場って誰でも盗っていけそうで余り使う気になれないですもんね。

こちらがデッキのHINOTORIエンブレム。カッコいいですね。

近鉄特急 ひのとり 乗り物

そのうちにどこかの車庫を通過。おっと、この事業用車両は台車運ぶやつですかね。近鉄には旧支線にあたる四日市あすなろう線・養老鉄道を含めて標準軌・狭軌・ナローゲージの複数軌間が存在するため、点検の際に狭軌車両を標準軌仮台車に履き替えさせ、狭軌台車を載せて車両を工場まで運搬する電動貨車があるのですよ。

バンバン途中駅を通過していきます。

JR関西本線とも度々並走。

ところどころで跨ぎます。

お、JR線を走る快速みえを見かけました。

木曽三川を通過中。

車庫の横を通過。伊勢志摩ライナーとかアーバンライナーがみえるな。

いろんな事業用車もありますね。

あ、こっちがレールを運ぶ車両か。

ちょうど作業員さんがクレーン車？の台車のところで作業中。

アーバンライナーが停車中。

お。ひのとり編成も見えるなあ。

さて、車庫を過ぎてまもなくすると

まもなく名古屋の案内が。

名古屋駅の高層ビル群が見えてきました。

米野でしたっけ、名古屋駅に着いた特急車両が引き上げてくる

米野駅でアーバンライナーを眺めているうちに

近鉄名古屋駅に到着です。

あっという間の40分間でした。いやあ、名阪間2時間使ってのんびり満喫したい車両ですね。

さて、下車してからは車両が引き上げていくまで観察時間。

先頭車へ向かってみましょう。

乗ってきた記念にパシャリ。

近鉄名古屋駅 駅

ちょっと角度を変えて。撮る角度によって印象変わりそう。

先程乗ってきたレギュラーシートがこちらで

両先頭車はハイデッカーのプレミアムシート。＋1000円だったっけ？

これがハイデッカー構造のプレミアムシート。なるほど、たしかに快適そうだわ。先頭に座って展望見ながらとかなかなか良さそうです。

こんな感じで写真撮りながらしばらく眺めていると。

尾灯から前照灯に。

回送列車として走り去っていくところをお見送りしたのでした。

やはり正面寄りから見るか、サイド寄りから見るかで雰囲気かわりますね。

ホームにも「ひのとり」の看板が出ていますね。さて、このあとはですね……。