八重山諸島ぶらぶら独り旅②（浦内川から徒歩で白浜港、そして船浮へ～前編）

2020/10/20 - 2020/10/20

天気が良いのはやはり19、20日だけの予報。浦内川と白浜港間の移動手段を調べても明確な解が見つからず、出発前から悩んだままになっていたが、イダの浜やトレッキングには晴れた日の方が良いので、今日は西表島に行くことに決定。
晴れてはいるものの海は荒れてて上原便は欠航、大原港から代替バスでアプローチします。

エリア 西表島(沖縄)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 自転車 徒歩 Peach
• 旅行の手配内容: 個別手配

予報は晴れだけど空はややどんより。
第12あんえい号は定員の半分くらいの乗客を乗せて7時10分に大原港へ向け出航。大原港からは白浜港行きの連絡バスに乗り換え。

バスであれこれ考えを巡らしたが、トレッキングするなら今日しかないと思い、9時少し前に浦内川で下車。「タクシーはもっぱら大原に居るので浦内川まではきてくれないと思うが…」とバスの運転手は言ってたけれど、白浜港までうまく接続できなければ、船浮へは明日以降で出直すことにしよう。船が出るまであと30分なので、その間にタクシー会社には聞いてみて…と思っていたら、今日から船の運行スケジュールが変わるとの貼り紙が…HPには載っていないけど、新しい時間は一便が9時、2便が10時…ということは…一便まであと3分しか無い！！ダッシュで船に飛び乗る。浦内橋を見ながら出発。

浦内川観光 乗り物

両岸にマングローブを見ながら進む。船長が色々解説してくれるが、エンジン音が大きく殆ど聞き取れず。それにしても乗客は約10人ほどと空いてる。

浦内川 自然・景勝地

天気は曇り模様のままでちょっと肌寒い。

岸に近づきます。

と言ってるうちに軍艦岩に到着。ここから先はトレッキングでカンビレーの滝を目指します。
帰りの船は2時間後ですよ～との船長の声を聞きながら出発。

舗装道路からすぐに山道に入ります。

鬱蒼と生い茂る木々。

…にしても、結構ぬかるんでる。雨の日だと奥まで行くの多分無理なのでは？…と、思うと、やはり今日来といて良かった。

展望台からマリユドゥの滝。

マリユドゥの滝 自然・景勝地

近くから見るとこんな感じ。先に続く階段が破損していたので近づけるのはここまで。

一息ついて再び出発。

小川を越えて…

突然視界がひらけたかと思うと、

カンビレーの滝に到着！
足早に歩いてきたのでやや時間に余裕がありそう。ちょっとゆっくり。

滝の上部から。

滝の直前までは穏やかな感じです。

滝横から。

岩に座って少し佇む。滝の音がとても心地いい。もっとゆっくりしたいけど、そろそろ戻らないと。

もう一度マリユドゥの滝展望台へ。改めて見ると右上にちょっとだけカンビレーの滝が見える。

遠目に軍艦岩が見えるところまで戻ってきました。

川辺に佇んでると、

迎えの船が到着。乗ってる人はやや増えたかな。

この辺りから晴れ間が見え始めた。やはり晴れたほうが景色は綺麗。

行きは両岸に寄りながら色々解説してくれてたけど、帰りは一気に帰ります。

気持ち良い風。

…に吹かれながら到着。

さてここから白浜港までどう移動するか。路線バスを利用するにも、次の時間はまだまだ先。
タクシー会社にはまだ電話してないけど、朝、上原港でバスの中から見えた看板には確か、「白浜港まで7km」と出ていて、ガイドブックの地図上の目算では、ここからだと4kmくらい（多分）で、歩こうと思えば歩ける距離。
幸い、一便が早めに出てくれたおかげで、次の船浮便まではやや時間がある。「車だと10分だけど、歩くと、うーん、1時間は厳しそうだが1時間半あれば、といったところ。」というスタッフの話を聞き、徒歩移動を決断。

ということで、張り切って出発！
いま11時55分、次の船浮便は13時20分と、時間的には丁度いい感じ。ますますいい天気になってきたし、ワクワクしながら浦内橋を渡る。

浦内橋から。左側が船着場。

橋からマングローブを眺める。

琉球政府時代の橋、ということは、竣工して50年にはなるということでしょうか。

橋を渡ってすぐの浦内川展望台からマングローブを一望。

浦内川河口方面。

橋を渡ると緩やかな登りが続く。周りはとても静か。真夏だったら日差しがきつく、歩くの厳しいかも。たまに車がくるけど、恐らくは珍しいであろう歩行者には目もくれず通り過ぎていく。

ひたすら登ること20分、遠くに案内板が見えてきた。「白浜港まであと3km」とかだろうか。

え？白浜港までまだ5kmも？
この時点で12時20分前。まずい、のんびり写真撮りながら歩いてる場合ではない。早歩きでギリギリといったところか？…と、相当焦る。

坂を登りきった後に与那田橋を渡ると、子午線モニュメントが。東経123度45分6.789秒の位置らしい。車だと気付かず通り過ぎてるかも。

子午線モニュメント (祖納) 名所・史跡

西表小中学校。ぱっと写真撮って先を急ぐ。

西表島郵便局。この時点で12時30分過ぎ。

西表島郵便局 名所・史跡

海に出て西表漁港を過ぎると、外離島が間近に見えてきた。

海岸線をひたすら歩く。この後海岸から離れてトンネルに入るはずだけど、まだその気配なし。

外離島と内離島。

美田良橋から。時間に余裕があれば砂浜に降りてみたいところ。地図的にはここから登り坂に。

登って行くけど、なかなかトンネルが見えず。焦っているので、通常以上に時間が長く感じるのかも。とか思いながら歩いていると、漸くトンネルが見えてきて…

漸く西表トンネルにたどり着いた。西表島では唯一のトンネルらしい。

長さは675メートル、通り抜けるのに10分程度か。今13時前なのでなんとか間に合いそう。

トンネルを下っていく。途中で自転車とすれ違う。こんなところですれ違うとは思っていなかったのか、ややびっくりした様子。

出口が見えてきた。

白浜港はすぐそこ！

トンネル出てすぐの所に船浮海運の事務所が。

船浮海運 乗り物

警察の駐在所。

時刻は13時15分と出航5分前にギリギリ到着!!
これを逃すと、今日はこのまま石垣に戻るしかないので、良かった…
ということで、浦内川から白浜港までは、途中で多少写真撮りながらの中年男性の早足で1時間20分、やや景色楽しみながらで2時間、というところでしょうか。

②に続く。

白浜港 乗り物