2020/09/09 - 2020/09/09
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xiaomaiさん
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毎夏一時帰国をしているけれど、2020年は新型コロナウィルス蔓延のため、それは断念。海外旅行をすることもできず、結局、台湾各地を旅する夏となった。2020年夏の旅の締めは高雄(+半日台南)。
1日目:鳳山
2日目:台南、橋頭、中央公園周辺
3日目:左營、西子湾
4日目:林園
5日目:鹽埕、衛武營、西子湾、旗津
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高雄漢来ホテルの客室から見えた6時41分の景色。
グランド ハイ-ライ ホテル ホテル
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角部屋で窓が2つあり、こちらは北北西。7時半前にホテルを出発。
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中央公園内にあるカフェレストラン「JCAFE」。
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そのカフェの前に滅多にお目にかからない車。これは台湾出身で、アジア全域で活躍する人気歌手(作曲家、俳優、プロデューサー)である周杰倫が所有するもの。天才的アーティストの周杰倫は、東日本大震災の直後に金額非公開で義援金を寄せてくれた。名曲は数多いが、『菊花台』(2006年)は特に好きな1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=PdjbRvvJAzg -
この日は、思い立って台南へ行くことにした。特急自強号に乗れば、35分で到着してしまう。7月初めに17年ぶりに台南へ行き、また近いうちに行きたいと思っていた。それが2ヶ月後になるとは思ってはいなかったけれど、自分ならやりかねないという気持ちもあった。
我が愛しき府城(1)
https://4travel.jp/travelogue/11633813 -
まずは朝食をとりに。台南在住期によく行った「勝利朝夜食店」。
勝利早點 地元の料理
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この日はオーナーはいなかった。
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この様子、20年以上変わっていない。
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葱餅2つと豆乳
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ネギがこんなにたっぷり入っている。食べ終わるころ、名門成功大学の学生と思しき女子と相席に。ぜひ多くを学んで世の中に貢献してほしい。
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お腹が満たされた後は、7月に行こうと思っていたのに、暑さに負けて行かなかったところへ。
画像は台湾鉄道の踏切。この先に台南駅がある。立ち止まらずに歩きながらササっと撮影したから、あまりうまく撮れていない。 -
行きたかったのは臺灣府城隍廟。
台湾府城隍廟 寺院・教会
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1669年に鄭成功の長男である鄭経が官廟として創建。
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三川門の木彫り「八仙過海」
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三川門の木彫り「水淹金山寺」(白蛇伝の一節)
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「爾来了」の扁額。死んで城隍爺の前に連れてこられた魂に「汝、ついに来たか。おとなしく裁きを受けよ」。いつか自分もこの言葉をかけられる。
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以前、台湾は福建省台湾府と称されていたため、「臺灣府城隍廟」とされ、主神は「府城隍」「威霊公」と呼ばれる。
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八爺
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七爺
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八爺と差役
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七爺と差役
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中庭にある石彫刻。反対側には龍のものがあった。
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主神である「府城隍」「威霊公」。「福佑善良」と書かれた額は同治元年(1862)に知臺灣府事洪毓琛の筆。
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右手に並ぶ二十四司
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左手に並ぶ二十四司。試験の時期になると、学生の試験の運勢を司る学政司にお参りに来る信者が多い。また、役人の評価を司る考功司にお参りする公務員も少なくない。
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虎爺。石台は乾隆年間のもの。
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後殿
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後殿に祀られる観世音菩薩。
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観世音菩薩の右に城隍爺と夫人
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観世音菩薩の左に、子供の生育を守られる註生娘娘を中心に聖母天后と臨水夫人。
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右手に並ぶ十八羅漢
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左手に並ぶ十八羅漢
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後殿の右に地蔵王菩薩。
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後殿の左に土地公神。
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台湾で広く信仰されている土地公。
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金爐
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財運を願う供物
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開運のお守りを授けていただいた。
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東嶽殿は1673年の創建で、過去に何度も修築がなされている。1942年に道路を設置するため、鐘鼓樓と三川門が取り壊され、門前にあった石獅座が他所に移されるだけでなく、廟自体も大幅に改変された。さらに、1979年に廟の前の建国路を拡張するために拝殿が除去され、正殿が道に面するという結果になってしまっている。日本時代から戦後にかけて、創建当時の立派な様子は徐々に失われていった。
東嶽殿 史跡・遺跡
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陰陽十殿明王の首席である東嶽大帝を祀る東嶽殿。東泰山天齊仁聖大帝、東嶽泰山神、泰山府君とも称される東嶽大帝(仁聖大帝)は、地獄の入り口とされる泰山(中国五大名山の1つ、他に華山、恒山、衡山、嵩山がある)を管理される神であると同時に人間界の福、祿、壽を掌握され、悪を懲らしめ、奸に罰を下される。この世の悪事、悪人は必ず罰を受ける。
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功徳司爺
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謝大神(七爺)と牛将軍
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長寿の仙人である彭祖。南極老人の化身とされ、800歳まで生きたという伝説がある。
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速報司爺
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馬将軍
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范大神(八爺)
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甘羅太子。中国戦国時代の秦の政治家で、12歳のときに秦の丞相であった呂不韋の賓客となり、秦の上卿に叙された。
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虎爺(天虎)
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地府(あの世)を統治する○(入力しても?となってしまう。東嶽殿HP参照)都大帝は、生きる人々に福をもたらし、死んだ人々の安寧を維持する神。
あの世を所轄する神の地位は、地蔵王菩薩(東嶽殿中殿)、東嶽大帝(主殿)、○都大帝(後殿)、十殿閻羅王(中殿)、城隍爺(後殿)。 -
霞海城隍爺
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註生娘娘
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神威顕明
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観世音菩薩の前で擲○(入力しても?となってしまう。画像に写っている赤い三日月状のものを投げて神にご意向をうかがう行為)される信徒。
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正殿の参拝客。台湾の廟は多くの老若男女が訪れる。
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高雄旅行なのに、わざわざ台南へ行った理由の一つが鱔魚麵を食すこと。
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府前路にある進福炒鱔魚專家。甘い餡掛け状のが台南鱔魚麵の特色。
進福炒鱔魚専家 (本店) 地元の料理
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食後、タクシーで向かったのは開基玉皇宮(天公廟)。旅では歩くことを厭わないんだけれど、暑さで体力が奪われるのを防ぐための対策。運賃は100元ほどだった。
オランダ統治時代に安奉尖山の山頂にあった「天壇」を起源とし、1760年に現在の地に廟が建てられ、王皇上帝、王皇四殿下、玉皇三公主娘を主神とする。旧暦正月9日の玉皇大帝の誕辰には天公壇が設けられる。 -
王皇上帝、王皇四殿下、玉皇三公主娘が祀られる2階の凌霄寶殿。
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開基玉皇宮の規模は大きく、非常に多くの神々を副祀している。
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虎爺(地虎)
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凌霄寶殿外部
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立派な結網藻井
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訪れたのは平日であったけれど、参拝客は多かった。
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祀られている神様が多く、お参りの全行程を終えるのに長い時間がかかった。
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成功路220巷にある市場。道の中央にスクーターが並んで停められている。
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1711年に臺灣県知縣だった張宏が私財を投じて創建した全臺首邑縣城隍廟。清朝が治めていた時期に臺灣県の官祀城隍廟として建てられ、当時は「臺灣縣城隍廟」と呼ばれていた。日本統治時代には軍により占拠され、陸軍衛戍病院宿舍となった時期もあった。
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主神は城隍勅封顯祐伯で、現在の廟宇は1980年に信徒の募金により再建されたもの。
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正殿には「顯祐伯城隍尊神」をお祀りし、その両脇に文武判官と七爺八爺、さらに正殿の両側に二十四司を配置している。廟宇の左側には地藏王殿がある。
品のあるお年寄りがお参りをされていた。長年の感で日本語を流暢に話される方であろうと感じ、声をおかけしようと思ったけれど、長い時間丁寧にお参りされたのち、多くのお仲間と歓談されていたから邪魔することを避けた。でも、このようなお年寄りはだんだん希少になってきているから、やはりご挨拶だけでもしておけばよかったと後悔。 -
玉皇宮の門が廟から少し離れた忠義路にあった。
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徒歩で向かったのは、7月に台南公園南入口の近くでに偶然見つけて立ち寄ったスイーツ店。
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東區焦糖煉乳包心粉圓
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今回も前回と同じ席に。
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注文したのも同じ。でも、今回は「半糖」ではなく、「正常」の甘さにしてみた。想像していたような、くどい甘さではなく、むしろ体に滲み入る程よい甘さだった。
台南東區焦糖煉乳包心粉圓 スイーツ
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2階席
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2階の大きい窓からも台南公園の木々が眺められる。ただ、早い時間に行くと、空調が効いていない。
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高雄に戻るべく、台南駅へ。台南に4年住んでいた自分には特別な意味を持つこの駅。
台南駅 駅
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地下化が進められる予定だけれど、建物自体は古跡であるため残される。そして、2階には以前あったレストランが復活。
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旅館も改めて営業を開始するようだ。中途半端な価格設定にせず、ノスタルジックな雰囲気のラグジュアリーホテルにするとよいと思う。
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次に来る(戻ってくる)のはいつだろうと思いながら、台南をあとにした。
https://www.youtube.com/watch?v=RYiC_I4wh90
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