2020/09/08 - 2020/09/12
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xiaomaiさん
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毎夏一時帰国をしているけれど、2020年は新型コロナウィルス蔓延のため、それは断念。海外旅行をすることもできず、結局、台湾各地を旅する夏となった。2020年夏の旅の締めは高雄(+半日台南)。
1日目:鳳山
2日目:台南、橋頭、中央公園周辺
3日目:左營、西子湾
4日目:林園
5日目:鹽埕、衛武營、西子湾、旗津
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台南、台中、嘉義への旅に続く、今夏4度目の台湾鉄道プユマ号の利用。
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平日なのに満席。
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高雄駅に到着。前回訪れたのは2003年。当時はまだ日本時代の駅舎が使われていて、動線は複雑でなかった。今回は、高雄駅のホームが地下化していることに気づかず、しばらく彷徨った。
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駅からタクシーで宿泊する漢来ホテルへ。雲林からやってきた60代のタクシー運転手は話好き。行政への不満をいろいろ聞かされた(というより、地元情報として参考になった)。
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台湾では名の知れたホテル。
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荷物を預け、昼食に出かけた。向かったのは「高雄牛乳大王」。
また行きたい昭和チックな名店 by xiaomaiさん高雄牛乳大王 (中華三路店) スイーツ
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中華路三段にある本店の営業時間は朝7時から深夜2時まで。
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1966年の創業で、最盛期は26もの店舗を構えていたけれど、現在は本店と九如店の2つになってしまっている。
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店内には、日本の昭和と同じような、ノスタルジックな香りが濃く漂っている。
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牛のお尻を見ながらの窓際の席へ。フライドポテトとチキンナゲットがついたミックスサンド、そしてパパイヤ牛乳。
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MRT中央公園駅へ向かうべく、中央公園へ。台湾文学作家である葉石濤(1925-2008)の像。台南出身で臺南州立第二中学校卒業。戦前は、西川滿の「文藝台灣」の編集助手、戦後は小学校教師をしていた。1999年に成功大学から名誉文学博士号を受けるとともに、2000年8月に成立した同大学院台湾文学研究科の非常勤教授に就任した。台湾文学のシンポジウム会場でお会いしたことがあり、穏やかなおじいさんというイメージを持ったけれど、それもだいぶ前の話。晩年を高雄で過ごしていたため、公園内に像が建てられたのだろう。
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中央公園内の池
高雄中心部にある緑のオアシス by xiaomaiさん高雄中央公園 広場・公園
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ヤシ並木
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MRT中央公園駅
中央公園駅 駅
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米国旅行サイト「BootsnAll」が2012年に初めて選出した全世界でもっとも美しい地下鉄駅15の1つとして選ばれ、4位にランキングされた。
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高雄地下鉄レッドラインとオレンジラインを利用して、鳳山国中駅で下車。
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まず訪れたのは鳳山代天府。
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1983年に落成した鳳山代天府は、唐朝36人の進士、五府千歳(李、温、呉、田、侯府)を祀る。霊験あらたからしく、参拝客は絶えないとの情報を得ていたけれど、訪れたときは誰もいなかった。行ったのがとても日差しの強く暑い平日だったからかな。
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李府千歳がもっとも早い時期である1963年に、台南の北門郷三光村東隆宮から分霊され、そのほかの王爺香火は台南南鯤○(魚+身)代天府と屏東縣東港鎮東隆宮から分霊された。
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ここも霊験あらたからしく、多くの信者から篤く崇拝されているようだ。旧暦正月9日には玉皇上帝の祝壽記念法会を行っている。
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鳳山代天府のすぐ隣にある萬姓公媽祠
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あまりの暑さに汗をだらだら流しながら、次に訪れたのは日本海軍鳳山無線電信所跡。
最先端の無線電信技術を有していた日本時代の軍事施設 by xiaomaiさん日本海軍鳳山無線電信所 建造物
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19世紀末、日本海軍艦艇の行動範囲が中国や南洋まで広がり、長距離無線通信が必要となって、1917年から1919年にかけて建設された施設。当時、最先端の無線電信技術を有していた。
画像は事務所として使用された建物。戦後は中華民国海軍の落第兵を訓練する施設となり、教室がこの棟にあった。 -
浴室棟
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大要塞の内部。もともとここにあったのは電信所(第一送信所)。
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第一送信所外部
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トイレ。個室は上部が開いているものとそうでないものがある。後者は上官が使用したものだと思われる。
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毒物に手を出した兵士や感染症を患った兵士を隔離し、指導や治療をした勒戒室。
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見張り台
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病院
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運動、集会のための草地
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中華民国海軍落第兵教育棟
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集会台座
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小要塞
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樹木が小要塞の入り口に根を広げている。
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十字形ラジオ放送局
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厚みのある鉄扉
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入り口に海軍のマーク
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放送局内部
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放送機器
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哨舎
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哨舎のすぐ隣に繋がれていた犬。ここは人がほとんど通らないから、さぞ寂しい思いをしているのではないかと思った。
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炎天下、10分ほど歩いて鳳山国中駅へ。カードを置く位置が台北のMRTと異なる。
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次の駅である大東で下車し、1798年創建の鳳山天公廟へ。
鳳山天公廟 寺院・教会
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玉皇上帝を主神として祀る道教寺院。
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廟の前には神に見せるために芝居をする舞台。
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次に向かったのは鳳山雙慈殿。天上聖母と観世音菩薩を主神として祀る、明朝時代に創建された道教寺院。主神以外にも祀る神が多い。
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1800年創建の鳳邑城隍廟。鳳山縣城隍顯佑伯を主神として祀り、武判官、陰陽司、廿四司、范謝将軍なども祀る。
220年の歴史を有する鳳山の道教寺院 by xiaomaiさん鳳山城隍廟 寺院・教会
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「その方、来たな」
死後、城隍爺のもとに連れて行かれ裁かれる。 -
人が生前にした善事と悪事を計算するための算盤。
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中央に城隍爺、前方には七爺と八爺。
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城隍爺の部下で言わば事務局長を務める陰陽司。
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虎爺(地虎)
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廟の前に神様にお見せするための芝居の舞台はこの廟にも。
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廟の右手にある老木を祀る祠
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日本統治時代の初期、鳳邑城隍廟は総督府に徴用され、陸軍病院となった。1908年になり、鳳山庁参事林靜観などが発起して再建。その後、1967年に修築された。
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鳳邑城隍廟のすぐ隣に位置する鳳儀書院。入場料66元。
鳳儀書院 建造物
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台湾で現存する最大規模の書院(科挙受験のための教育機関)。創設されたのは1814年と古い。日本時代には劣化が進み、一般人が居住するようになってしまった。高雄県(当時)政府文化局は2005年に修築計画を立案し、土地を買収して、2007年から修築を始め、2011年に完成。2014年10月には台南孔子廟から分霊し、文昌祠を復活させ、同年11月に一般公開するに至った。
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牛市場の様子
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学問に勤しむ子供たち。文科専攻と武科専攻があった。
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文昌祠
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文昌帝君
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以前の鳳山の様子。
17世紀のオランダ統治時代、高雄には原住民が暮らしていたが、オランダ支配から逃げるように海岸部から山間部へ移住した。その後、鄭成功がオランダから統治権を奪い返し、漢人により、左営、右昌、前鎮、燕巣などの開墾が進められた。のちに、日本人が多く住むようになった鹽埕も鄭政権が開拓した塩田の1つだった。清朝時代になると、左営(旧城)に政府機関が置かれたが、民衆からの攻撃を頻繁に受けるようになり、鳳山(新城)へと移った。言うなれば、高雄発展史上、鳳山は非常に重要な場所。実際に、書院設立早期(1684-1723)、首府である台南に集中して書院が設立されていたけれど、唯一の例外として、鳳山にも設立された。 -
科挙に関する展示物
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科挙受験小屋
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鳳明街にあった味のある建物
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もともと鳳儀書院内にあり、日本時代に現在の場所に移った曹公廟。
曹公廟 史跡・遺跡
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鳳山の人々の生活向上に多大な貢献をした清朝臺灣鳳山県知県の曹謹を祀る廟。曹謹の代表的な功績は、1837年に干ばつ対策のために高屏渓から灌漑用水を引いたことで、今でも鳳山一帯に豊かな収穫をもたらす大きな力となっている。
1900年に台湾総督児玉源一郎が鳳山を視察に来た際、曹謹の功績を讃え、500円を寄贈した。それを用いて、廟を改築し、途絶えていた祭事を復活させた。現在の祠が完成したのは1911年で、その2年後には台湾総督佐久間左馬太から「曹公祠」の額が授けられた。いわば、総督府公認の廟。 -
鳳山城の守りを固くするために、1838年に建てられた鳳山縣新城平成砲台。当時あった6つの砲台のうちの1つで、現存するのはこれを含め3つのみ。
鳳山平成砲台 史跡・遺跡
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上ってみると、中学生カップルが楽しそうに過ごしていたから、さっさと下りた。楽しい青春の思い出作りを中年男子が邪魔してはいけない。
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鳳山エリアの観光を終え、ホテルへ戻ることにした。最寄りの中央公園駅で下車(最寄りといっても、徒歩の場合、10分以上かかる)。
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チェックインするべく、漢来ホテルへ戻った。
眺望がよい高級感のあるホテル by xiaomaiさんグランド ハイ-ライ ホテル ホテル
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29階でエレベーターを降り、廊下を進み......
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一番奥の2926号室へ。
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ルームカードには、魔除、蓄財の神である貔貅(たぶん)。
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シックな感じの客室
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浴衣(らしきもの)が用意されていた。
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バスルーム
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東北東側の景観
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北北西側の景観
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陽が沈んだ後の東北東側の景観
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この地域の開発は戦後に進んだため、道路が碁盤のようになっていて、まっすぐ伸びている。
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客室はシティビュー。エレベーターホールで港側の景観が望める。
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1階エレベーターホール
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レセプション。丁寧な日本語で対応するスタッフもいる。
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エントランス
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漢来ホテルは、公共交通機関を使った場合、だいぶ歩かなくてはならず、ほとんどの宿泊客は自家用車かタクシーを利用しているようだった。徒歩の場合はこの細い階段を下りて一般道へ出るが、利用者は少ない。
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夕食を求め、苓雅夜市へ。
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一通り見て歩き、急に食べたくなって炒飯に決定。でも、店内は非常に混んでいたから、テイクアウトしてホテルで食べることにした。
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そして、高雄名物の「紅茶氷」。
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さらに、デザートとして白糖粿。
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10分ほど歩いてホテルに帰着。
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カレー海鮮炒飯、紅茶氷、白糖粿。
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大盛りにしても料金は同じ。量も味も大満足。
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白糖粿。ゴマとピーナッツから1種選べる。炒飯でお腹いっぱいだったけれど、こちらも完食。苓雅夜市で50年営業している歴史ある露店。親子三代でファンの家庭もあることだろう。
台北の自宅にはないバスタブにゆったり浸かって眠りについた。
(続)
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