９月４連休前半で回った和歌山県（南紀白浜・串本）

2020/09/18 - 2020/09/19

昨年のお盆休み、台風が近づいている中で観光した串本。

初めて上陸した和歌山県に興味を持ち、４連休を使って行ってみました。
ただ、４連休はGoToで滅茶苦茶になるとわかっていたので、休みを１日前倒して前半だけでサクッと観光して帰りました。

コロナ対策としては、関西はなんか緩いというか、いろいろ違和感はありましたね・・・

南紀白浜から入り、前年に観光した串本へ。
南紀白浜の観光は初日にするか最終日にするか迷い、初日に片付けてしまったのですが、結果的に４連休の２日目ぐらいから大混雑になったので、この判断は大正解でした。

エリア 南紀白浜(和歌山)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

７：３０発のＪＡＬ便で南紀白浜へ。
マイレージで取れました。

コロナ対策で、羽田までは自家用車での移動です。

４連休は激込みというニュース出てましたが、その前日はこんなもんです。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

交通集中も考えて朝５時に家を出たので、朝食を空港で。

福岡の某明太子屋さんの空弁です。

飛行機から白浜の景色。

高台に空港があるので、結構高いところ飛んでるなと思ってるとそのまま着陸します。

南紀白浜空港に到着。

待合室には売店もなし、空港のレストランも白浜の味とはほぼ無縁の軽食なので、帰りは注意です（笑）

そんな空港ですが、なぜかピアノはあります。

レンタカーを借りて最初に向かったのは番所山灯台。

白浜水族館のあたりに駐車場があるので、そこを使うとよいです。
また、グラスボートの手前にも町営の駐車場があります。

灯台は（当然ながら）高台にあるので、円月島や、その先の白良浜も見渡せます。

円月島 自然・景勝地

白浜の道路沿いの駐車場から、円月島をアップで。

白浜の名所を午前中にパッと巡ってみました。

まずは千畳敷。

翌日からの４連休、白浜には大阪方面などから多くの観光客が来て朝から白浜方面に大渋滞ができていました。

連休前日、この日に見てしまったのは大正解。

千畳敷 自然・景勝地

太平洋の青い海を背景に広がる大きな岩場で、波に侵食されて大きな石畳のようになっています。

一目で絶景とわかる場所です。

千畳敷の隣にある、茜千畳茶屋。

茜千畳茶屋 グルメ・レストラン

和歌山名物？アイスみかんで休憩して、次へ。

お土産も充実しています。

千畳敷のすぐ隣。

三段壁の入り口に建っている文殊堂。

この三段壁で、久々に由美様降臨を見かけました。
恋人の聖地ってやつですな。
なんで聖地なのか、イミフで読みませんでした。どっかにハートでもあるんか？

コロナだけどくっついちゃいなさい、私の仕事がなくなるのよｗ

というわけで、メインの三段壁です。

三段壁 自然・景勝地

漁師たちが通りゆく船や魚の群れを見張った場所「見壇」に名前は由来しているそうです。

南北２ｋｍにわたって続く大岩壁。

白浜という地名に似合わず、荒々しいですね。

千畳敷・三段壁に来る途中に見えた美しい砂浜の白良浜へ。

白良浜当たりの駐車場がかなりボッタクリ価格で見ようか迷ってたのですが、フィッシャーマンズワーフの駐車場が施設を使えば１時間無料とのことで。

そのフィッシャーマンズワーフの女神っぽい像。
名前は見ませんでした・・・

フィッシャーマンズワーフの足湯。

このあたりは微妙に硫化水素のにおいが漂っています。
硫化水素への反応が犬並みの自分じゃないと、気づかないレベルかもですが。

フィッシャーマンズワーフの先には、名物の崎の湯。
海と一体になったような露天風呂が楽しめます。

その白浜のフィッシャーマンズワーフ。

いったん通過して・・・

フィッシュマーケット グルメ・レストラン

白良浜の弓状で美しい砂浜。

白良浜 自然・景勝地

珪酸を９０％含む石英砂だそうで、真っ白でサラサラの砂。

ワイキキビーチが姉妹ビーチなのだそうですが、メルボルンのビーチにも雰囲気似てました。

エディ・タウンゼント氏の記念碑。白良浜にありました。

ボクシングの元世界チャンピオンの井岡弘樹さんが、２００３年１１月に白浜町に寄贈したものです。井岡さんはエディさんの弟子でした。

白良浜をこよなく愛し、試合前のキャンプは白良浜で行っていたそうです。

フィッシャーマンズワーフに戻り、海鮮丼大体１０００円。

メニューの写真ではドンブリから具が溢れてたではないか！
と言いたいとこですが、実はどんぶりが大きくて、それなりにボリューミーで美味しかったです。

なお、１万円ぐらい出す気なら、立派な回線盛りに伊勢海老がドンと乗った味噌汁とかも作ってくれますよ。

朝早く出てきたので、朝シャワーも浴びていません。

ということで、ここで温泉へ。
長生の湯。

炭酸水素塩泉、硫黄分のない肌触りのよいお湯です。

長生の湯 温泉

二階バイパス、いや、紀勢道と国道４２号線で串本までドライブ。

この辺りは二階さんの選挙区で、ポスターには「紀伊半島一周道路を作る」

いやぁ、ブレないっすねｗ

国道４２号に入ると、途中の景色も素晴らしいんですよね。
帰りも少し二階バイパスを走る距離を減らして、景色を堪能しました。

田子駅の近くです。

串本で行ってみたかったのが、まずここ。
尾鷲牛乳直売店。

駐車場が分からず立ち寄れなかったのですが、後ろに車がいなかったのでゆっくり走ったところ、お店の先に若干の砂利の駐車場がありました。

ソフトクリームを食べて、ホテルで飲むコーヒー牛乳を調達。

尾鷲牛乳 グルメ・レストラン

こちらが尾鷲牧場のカフェオレ２００円。
ビールで過ごす夜もいいですが、地元農産品で過ごす夜もいいでしょ。

昨年夏に立ち寄れなかった、串本の大島に行きました。

ここは明治時代にトルコ船が座礁した悲運の事故を契機に、トルコとの友好が生まれた場所でもあります。

イラク戦争でイランに残された日本人をトルコ軍が（頼んでもいないのに）救出に行ったのは記憶に新しいところです。

トルコ軍艦遭難慰霊碑。

悲惨な事故を現代に伝えます。

トルコ軍艦遭難慰霊碑 名所・史跡

トルコの初代大統領であるムスタファ・ケマル・アタトゥルクの像です。

ムスタファ ケマル アタテュルク騎馬像 名所・史跡

大島の先端、樫野埼灯台。

樫野埼灯台 名所・史跡

横に階段があり、上まで登ることができます。

トルコ（イスラム）風の建築のお土産屋さんもありました。

トルコ記念館です。

トルコ線座礁の記録を今に残しています。

トルコ記念館 美術館・博物館

19世紀の話ですが、非常に展示が豊富です。

座礁した場所の説明もあり・・・

実際のその場所を記念館から見ることができます。

トルコ船の座礁と串本の人の救出をテーマにした映画「海難１８９０」に関するロケの様子などの展示もありました。

続いて、トルコ記念館と入場券をセットで買った日米修交記念館。

途中の道が細くて嫌でした。

日米修交記念館 美術館・博物館

ペリーの黒船来航より62年も前、１７９１年に串本の大島に上陸した、レイディ・ワシントン号とグレイス号の2隻のアメリカ商船に関する展示や研究調査の報告があります。

江戸時代、鎖国してたと学びますが、実際には海外の様子や進んだ技術はどんどん研究していたという説もあります。
江戸時代が遅れていた、というのは、明治維新を美化するための作り話なのかもしれませんね。少し見方を変えれば、明治維新は残虐なテロリストによる倒幕運動ですし。（残虐じゃなかったら戊辰戦争とか会津の悲劇は起きてないですよね）

タカノ巣展望台からの海金剛。

朝鮮半島の名勝金剛山から名前がとられているそうです。
鋭く切り立った岩礁と、そこに当たる波が魅力的な景勝地です。

タカノ巣展望台 名所・史跡

大島と串本の本土側を結ぶくしもと大橋です。

もう少し時間があるので、潮岬にGo！

くしもと大橋 名所・史跡

昨年台風の中を訪れた潮岬へ。

潮岬観光タワー 名所・史跡

南紀熊野ジオパークセンター。

潮岬の地勢学的な展示を色々展示しています。

おまけに施設もきれいですよ。

トイレ休憩にも良いと思います。

本州最南端の地へは、芝生の公園を抜けて。

潮岬 自然・景勝地

本州最南端の碑です。

休憩所があり、潮岬に関する展示や、この地からオーストラリアに仕事を求めて渡った人たちの記録が展示されていました。

潮風の休憩所 名所・史跡

夕方、ホテルにチェックインするまでもう少しだけ時間があったので、橋杭岩を見に行きました。

道の駅 くしもと橋杭岩 道の駅

道の駅から見ると、こんな感じです。

これでも十分なのですが・・・

橋杭岩 自然・景勝地

橋杭岩の道の駅から、少しだけ勝浦方面に歩くと稲荷神社があります。

この稲荷神社に上がる階段からは、橋杭岩がほぼ一直線に見えます。

ぜひ行ってみてください。

そして、岩が海の中に浮かぶ満潮と、岩まで歩いて行かれる干潮で景色が変わるので、両方のタイミングで行ってみてください。

宿泊は大江戸温泉物語・南紀串本。

営業を終了した浦島ハーバーホテルを買い取って、リノベーションして経営しているようですね。

大江戸温泉物語 南紀串本 宿・ホテル

全室ハーバービュー、目の前には大島。

左に目を向ければ橋杭岩が見えます。

食事は、これ和歌山名物なんですかね。焼肉バイキングです。
翌日の白浜のホテルでも、これでした・・・

それほどすごいお肉はないですが、マグロなどの海産物もバイキングで豊富に置いてあり、過度の期待をしなければ満足できると思います。

ソーシャルディスタンスを謳うパンダちゃんもかわいいです。

二つ文句を言えば・・

・フリーＷｉｆｉがフロント近くしか飛んでない
・お風呂の泉質：かなり循環・加水しているのでは

ですかね。お風呂については、源泉がかなり硫黄分の強い温泉のはずで、それだと硫化水素臭苦手な私は入れないので、その時は近隣のサンゴの湯でも行こうかと思ってたんで、結果オーライですけど・・・