2012/10/06 - 2012/10/09
22位(同エリア41件中)
まさとしさん
9/21 東京(1900)~NZ90~ 機内
9/22 ~オークランド(900/1030)~ナンディ(1330) GATE 8
9/23 ナンディ GATE 8
9/24 ナンディ(500)~FJ231~タラワ(800) Fema Logde
9/25 タラワ Fema Logde
9/26 タラワ(1145)~ON005~ナウル(1300) Od-n Aiwo Hotel
9/27 ナウル Od-n Aiwo Hotel
9/28 ナウル(島一周) Od-n Aiwo Hotel
9/29 ナウル Od-n Aiwo Hotel
9/30 ナウル Od-n Aiwo Hotel
10/1 ナウル(815)~ON003~ナンディ(1115) Downtown BP
10/2 ナンディ(630)~スバ(700/920)~フナフティ(1140)Vailuatai Lodge
10/3 フナフティ Vailuatai Lodge
10/4 フナフティ(1225)~スバ(1445) TRAVEL INN
10/5 スバ~ナンディ Chang Motel
10/6 ナンディ(820)~IE709~ホニアラ(1020) Bulaia Backpackers
10/7 ホニアラ(戦争の記憶) Rock Heven Inn
10/8 ホニアラ Rock Heven Inn
10/9 ホニアラ(1200)~ポートビラ(1355) City Motel
10/10 ポートビラ(700)~タンナ(800) TREE TOP LODGE
10/11 タンナ TREE TOP LODGE
10/12 タンナ(1620)~ポートビラ(1700) City Lodge
10/13 ポートビラ(1330)~FJ260~ナンディ(1630) Sea Breeze Hotel
10/14 ナンディ(1445)~オークランド(1845) Traveller's International
10/15 オークランド(940)~東京(1650)
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ナンディを出発したのは1時間遅れの午前9時過ぎ。
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所要3時間でソロモン諸島のホニアラに到着した。ホニアラ・ヘンダーソン国際空港。この空港は日本軍がガダルカナル島攻略の拠点にするため建設した飛行場だ。その後アメリカによって拡張され現在に至っている。アメリカに渡すために日本が建設したというのはなんともむなしい限りだ。
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空港からホニアラの中心部まではハイエースを利用したミニバスを利用する。値段は3ソロモンドル(36円)。ソロモンは庶民レベルの物価はとても安いようだ。しかしホテルは高い。
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まずチャイナタウンにある比較的安いとされるホニアラホテルに行ってみた。
チャイナタウンといっても無機質で倉庫のような中国人商店が建ち並ぶ寂れた一角だ。 -
門構えは高級な雰囲気だ。このホニアラホテルは1泊725ソロモンドル(8700円)。疲れているとはいえこの値段はとても無理だ。
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奇跡的にホニアラホテルの向かいにバックパッカーズの宿を発見した。しかし最低限の設備しかないぼろい宿だが300ソロモンドル(3600円)もする。おそらくホニアラではこの宿が最低ランクだろう。今日は疲れたのでここに泊まることにした。
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宿の共有スペース。
周辺はチャイナタウンなので店はたくさんあり買い物や食事には困らない。とりあえず両替をしなくてはならない。現金がないことには明日ホテルの移動もできない。土曜日なので銀行は閉まっている。ATMは使わずに残りのオーストラリアドルの現金を使い切りたい。結果的にパシフィックカジノホテルで両替することができた。レートは月曜にならないとわからないがカジノのあるホテルは悪くはないと信じたい。何はともあれ空港のレートは恐ろしく悪かったのだ。
ホニアラの町は幹線道路沿いに広がっていてわかりやすい。しかし見所的なものは何もない。そんなことを考えていたら店の前でケンカがはじまった。複数が殴り合っている。パプアニューギニアでもそうだが、メラネシア系の人種はなぜ血の気が多いのだろう。一帯が騒然とするのでケンカがはじまるとすぐわかる。困ったものだ。
北野建設が建てた最高級の「キタノ・メンダナ・ホテルというのがあり、敷地に入ってみた。共有スペースは重厚な造りでくつろぐにはもってこいだ。ここだけホニアラの日常とは別世界だ。ちなみに値段は10000円ほど。ホニアラホテルに泊まるくらいならここに泊まった方がいい。
今日はすっきりしない天気で雨が降り続いている。 -
【10月7日(土)】
朝近くの中国人経営の店で軽く食事を済ませ荷物をまとめた。今滞在しているチャイナタウンではホニアラの中心部に出るのが少し不便だ。暴動で閉鎖された中華学校。中国人はこの国で暴動の対象になりやすい。なので早々に別の宿に移動することにした。一晩過ごしたこの宿は管理人と宿泊客の区別もできない宿で金を誰に払うかもわからない。管理態勢がよくわからないのも不安で居心地の悪さにつながる。 -
チャイナタウンと中心部を結ぶ橋。
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中心部に近いロックヘブンインという宿に移動することにした。この宿はかつて「クォリティイン」と呼ばれた宿だ。
ロックヘブンインは高級な雰囲気のエントランスのあるホテルだ。 -
フロントの対応もよい。値段は部屋によって様々だ。高台になって入れテラスからの見晴らしはいい。
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そんな中、最安の300ソロモンドル(3600円)の部屋に泊まるのだが、住み込み従業員なのではと思うような通気性の悪いボロ部屋だ。シャワーはホースの水を浴びることになるが共同ではないのでましだと思いたい。それにして宿に関して本当にコストパフォーマンスの悪い国だ。
今日は昨日とは一転して天気がいいので洗濯も気持ちよく干せそうだ。部屋の前に広々と干せるのがありがたい。 -
ガダルカナル島といえば戦争の慰霊碑がある。「ソロモン平和慰霊公苑」というのが丘の上にあり「NAHA」行きのミニバスで終点まで行って山を登れば自力で行けるらしい。しかし「NAHA」は案外広いエリアでどこで下りるかで迷ってしまった。警察署があったので警官に聞いたらけっこう遠いと言われパトカーに乗せていってもらうことになった。
丘を登ったところにに慰霊碑が見えてきた。少しの時間ならパトカーは待っていてあげると言われたが、入場料か何か知らないが50ソロモンドル(600円)いるらしく、すぐに帰るのはもったいないのでパトカーには礼を言って帰ってもらうことにした。 -
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見晴らしのいい丘。
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「ソロモン平和慰霊公苑」はアメリカの慰霊碑に比べれこぢんまりとしていたが1年前に新しく改装されたようだ。それに際して訪問料のようなものを取るようになったのだろうか。でもこの50ソロモンドルは強制ではなく気持ちらしい。まさかいるとは思わず細かいのがなくて100ソロモンドル札を渡したらお釣りがないのであるだけでいいと言われた。細かいのは36ソロモンドルしかなかった。相手が準備できるのは釣り銭は20ソロモンドルらしい。こんな場所でせこいことは考えない方がいい。80ソロモンドル寄付するつもりで支払うことにした。この番人を信用できるかわからないが、この慰霊碑を番しているのだから信用したい。
慰霊碑の石碑にはガダルカナルはもちろん太平洋全域で戦死した敵兵を含めて祖国に忠誠を誓ったすべての英霊を慰霊していると刻まれているのが印象的だ。 -
記帳のノートを見ると毎日ではないが、案外訪問者は多いようだ。
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帰りは自力で山を下り、ミニバスで幹線道路へ出た。
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途中の村にて。
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幹線道路に出たらそこはマーケットになっていた。日曜だがにぎやかだ。
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もう一つの見所「ヘンダーソン・フォックスフォール」いわゆる「キツネの穴」だ。わかりづらい場所にあるのかと思ったら幹線道路沿いで空港から市内へ向かう途中の大きめの橋の手前にあった。穴の横はミニバスのターミナルになっているので自力でも行きやすい。そもそも今でも行くのが大変な場所に戦時中に防空壕を掘れるわけがない。川沿いというのが当時のこの地の未開拓ぶりがよくわかる。
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通称「キツネの穴」。地下防空壕で野戦病院として使われていた穴の中はひんやりと涼しく入り口は一カ所だが、通路が四方に伸びていた。
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ちなみにこの人たちは村の周辺の人たちで単に写真に撮られたいだけなので案内したから金をくれとかいうことはない。すべて無料だ。
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案内してくれた人と穴の前にて。
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ホニアラではもう行きたい場所はなくなってしまった。日曜ということで町の中心部はほとんど店が閉まっていて物乞いも多い。ゴミも多くあまりいい雰囲気ではない。この雰囲気はアフリカに通じるものがある。
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夕食はキタノホテルへ刺身を食べに行くことにした。わざわざ日本食など行かない主義だが、南太平洋の刺身は新鮮でうまいのではと解釈して行ってみたくなった。
営業開始まで時間があったのでフロントの人と話をする機会があり、日本に留学していたというソロモン人にガダルカナル島の戦跡について聞いてみた。でもタクシーを使って島の端まで行っても戦闘機や戦車の残骸はあまり見られないとのことだ。やはり戦車を使うほどの地上戦には至らず、空中戦が中心だったこともあり大半の残骸は海中に沈んでいるとのことだ。今回はダイビングをする予定はないのでお目にかかることはなさそうだ。 -
キタノ・メンダナ・ホテルの日本食レストラン「白梅」は6時半開店と同時に満員だ。一人なのでカウンター席に案内されたが複数で来ていたらアウトだ。店内は今どこの国にいるのかわからなくなるような雰囲気だ。ただ少し騒がしくて落ち着けない。刺身の定食はなく単品で頼んでご飯とみそ汁をつけてみた。結果的にずいぶん高くなってしまった。でも刺身うまかった。
日は暮れ真っ暗だ。宿泊先の宿まで遠くないので歩いて帰るのだが日が暮れると緊張感が走る。でもホニアラのメインロードは真っ暗だが、人の往来は激しいのでそれほど心配なさそうだ。日が暮れた頃に所々でレストランがオープンしている。基本的に南の島では車で移動できない人間はレストランは行けないようになっている。
戻った宿は見た目は最悪だが、風通しもよくけっこう快適かも。 -
【10月8日(日)】
今日も天気がいいのでズボンなど乾きにくい物も洗濯することにした。高台のこの宿は風通しもよく半日で乾くので気持ちがいい。いい宿の条件として洗濯できるかは重要だ。 -
銀行レートが気になったのでANZに行ってみた。平日と言うことでメインロードは交通量も多く人が行き交っている。ANZは宿の近くの現代自動車のビルに入っている。しかし銀行の中には為替レートの表示はなく、手続きに来た現地人の長蛇の列でどこに並んでいいのかわからず大混乱だ。行員に聞いたら支払窓口に直接並ぶように言われここで30分待たされた。結果的にレートを聞いたら1豪ドル7.6ソロモンドル。一昨日両替したパシフィックカジノより悪いレートだ。しかもパスポートの提示もいるようでここで両替するのはやめた。ソロモン諸島では銀行での両替は一般的ではないようだ。このあと中国人商店に交渉に行ったら同じく7.6ドルだった(ただし100ドル札に限る)。
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政情不安なこの国ではどこでも両替できるようだ。基本的にはホテルでの両替が一般的でレートが6.7の空港での両替以外ならどこもレートは似たようなものだ。
ホニアラの中華料理はファーストフードばかりで作り置きやサンドウィッチばかりだ。しかも値段が妙に高い。ぶっかけご飯にドリンクをつけたら500円を超えてしまう。もちろんお金を出せばちゃんとした料理を作ってくれるレストランもある。ここよりも安い値段で注文してから作ってくれたナウルの中華のクオリティーがいかに高かったか痛感する。ソロモンの飯があまりにもまずくて高いので今夜も日本食に行くことを意識してしまう。倍くらいの値段で洗練された純日本食を食べられるならそっちに行った方がいい。 -
ホニアラの中心部。日曜日で交通量は多めだ。
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午後はアメリカの慰霊碑に行ってみた。こちらは宿から歩いていける距離にある。この坂の上だ。
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アメリカの慰霊碑からの眺め。チャイナタウンが見下ろせる。
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慰霊碑で遊んでいた地元の娘。
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僕が珍しいようだ。
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かすかに沖合の離島がみえる。
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アメリカの慰霊碑に向かう途中に安い宿を発見した。2000ソロモンドル(2400円)で部屋は高台にあるので風通しもよく清潔だ。チャイナタウンで泊まったバックパッカーズの系列のようだ。ただ問題は場所が不便だということ。ミニバスが前を取っているが、気軽に町へ出れない。長期滞在するならなかなかいい宿かも。
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いったん町の中心に下りた。
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日曜だった昨日は閉まっていた中央マーケットに行ってみた。
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ここでもマグロが売られている。1匹500円から200円と大きさによって違う。
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あとのどが渇いたら水を買うよりココナツを買った方が安上がりだ。
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かには生きたまま葉にくるまれて売られていた。
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両替をしないといけないのでバスでパシフィックカジノに行ってみた。バスで往復6ソロモンドル(72円)かかので近くの中国人に変えてもらってもいいのだがカジノはエアコンが効いている数少ない場所なので少し涼みに行きたいのだ。
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夜は昨日と同じくメンダナ・キタノ・ホテルで夕食だ。
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昨日は日曜で混雑していたが、月曜の今日も比較的混雑が激しく大人数の場合は予約が必要なようだ。この町ではほかにまともに食べるところがないので無理もない。ホニアラに駐在したらほぼ毎日ここに来る羽目になるだろう。今日は松花堂弁当を注文した。刺身、焼き魚、天ぷらそしてなぜかキムチ。160ソロモンドル(1900円)と値は張るが当然箸は進む。写真を撮ろうとしたがバッテリーが切れたので残念。
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【10月9日(火)】
ホニアラ出発の日。ホテルで朝食を済ませた。トーストの上にスパゲッティーが乗っていた。 -
ミニバスで空港へ向かった。空港へは直接行くミニバスは少なく、フォックスフォールのバス乗り場で一度乗り換えることになる。それでも合計5ソロモンドル(60円)だ。タクシーだと100ソロモンドル(120円)必要らしいのでかなりの違いだ。
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3時間前に空港に着いてしまったがちょうどチェックインがはじまった。一番乗りだ。とっとと荷物を預け空港周辺をうろつくことにした。
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ホニアラ・ヘンダーソン国際空港。ターミナルビルは日本の援助で建てられた。
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空港ターミナルの前には戦争で使われた銃器がオブジェとして展示されていた。
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空港の敷地の外の幹線道路沿いには露天が出ていたのでここで余ったソロモンドルと使うことにした。樹液をたくさん含んだココナツが3ソロモンドルだ。
南太平洋の旅行で久々に空港税。フィジー、ナウル以外は現金で徴収されたのでソロモン諸島はどうなのか気になっていた。
結局空港税はすべて航空券に含まれていたようで徴収されることはなかった。 -
12時ちょうどのポートビラ(バヌアツ)行きのフライト。航空券はエアバヌアツとして購入しているが、到着したのはエアパシフィックの機体だ。ポートビラ経由のナンディ行きでエアバヌアツとの共同運行便となる。ポートビラまでは2時間のフライトだ。
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