5・7歳連れ夏休み9泊10日、九州の島めぐり：上五島編

2020/08/09 - 2020/08/11

今年の夏休みはノルウェー帰省のはずだったけど、もちろん行けず。学校の夏休みも短くなってしまったけれど、どこか国内でも行きにくいところに行きたい、ということで九州の島めぐりをすることにしました。メインは五島列島、天草、種子島。

移動が多い旅行はQPがNGなので、母子のみで10日間。国内で10日間も旅行するなんて初めての経験。公共交通機関オンリーなのでプラニングがなかなか大変だったけれど、思い出に残る貴重な夏休みになりました。

8月7日 東京ー福岡ー五島（福江）
8月8日 五島（福江）
8月9日 五島（下五島から上五島へキリシタンクルーズ）
8月10日 五島（青方）
8月11日 五島（奈良尾）ー長崎ー下天草
8月12日 下天草
8月13日 下天草ー鹿児島
8月14日 鹿児島ー種子島（西之表）
8月15日 種子島（南種子）
8月16日 種子島ー鹿児島ー東京

エリア 五島列島(長崎)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 2.5

今日は午後からキリシタンクルーズに参加。早めに港へ行き、台風接近のため明日の長崎行きジェットフォイルの様子を聞いてみると、なんと欠航がもう終日決まっているという。ひえー！急遽明日の雲仙の宿をキャンセルし、上五島の宿の延泊手続きをする。ゆったり目の日程にしておいてよかった。雲仙はいけないけれど、あとは修復可能。

さて、気を取り直してキリシタンクルーズに出発。船とバスで下五島から上五島まで教会を訪れる半日ツアー。大人12,000円、小学生10,000円と結構なお値段。でもすごく詳しいガイドさんにチャーター船＆バスで至れり尽くせりだった。初めに船で訪れたのは旧五輪教会堂。台風のせいでかなり海が荒れていて、めちゃくちゃゆれ、げろげろだった。そんなこともあり、たどり着いたときの秘境感といったら！

現在はミサは行われていなということで、コロナ禍で内部見学が可能な貴重な教会堂。

シンプルなつくりで、それがまたいい雰囲気を醸し出していた。そこで聞くガイドさんのお話も臨場感があり、迫害の様子がリアルに想像できて、恐ろしかった。

こちらは新しい教会堂。

車でのアクセスができず、まさに陸の孤島。

続いて、船で奈留港へ行き、そこからバスで江上天主堂へ。高床式になっているのが面白い。

再び船に揺られ、あまりに気持ち悪いのでひたすら寝ていたのだけど、気持ち悪いながらもなんとか写真に収めたキリシタン洞窟。迫害をのがれ、数か月潜伏していたけれど、焚火の煙で見つかり、処刑されてしまったそう。

やっとの思いで若松港に到着。ここからは手配されたバスでホテルまで。ここは単なる移動のはずだったけど、サービス精神旺盛なドライバーさんが、途中いろいろ観光案内をしてくれ、教会にも立ち寄ってくれた。中ノ浦教会。もちろん中には入れないけれど、開いていたドアから内部をのぞき見できた。ここはつばきの絵が描かれた内装が有名。

あと水面に映る姿もきれいらしいのだけど、残念ながら雨で見られず。

五島にも石油備蓄基地があるんだね。

跡次教会。

夕方、ホテルアオカに到着。昔からある観光ホテルをリノベしたモダンなホテル。ダブルルーム大人一人朝食付きで1万2千円。すごく新しくて、きれいで、おしゃれだけど、部屋は狭く、バスルームもユニットで残念。部屋の割に料金も高いけれど共用部分が素晴らしい。

アメニティも充実。タオルはビジホのものではなく、高級ホテル並みにフカフカのタオルが、ちゃんと3人分。

ユニットバス。せめて大浴場があれば、と思うけれど、それもない。

おしゃれな寝間着。

ランドリーは有料だけど、全自動。洗剤付きで少量400円、レギュラー500円。

ホテルのダイニングはこじんまりとしていて、今夜は予約でいっぱい。でも延泊になったおかげで、明日の夜の予約が取れた。

ロビーラウンジ。

ライブラリー。

外観。

近くにエレナ（スーパー）があったので、晩御飯はそこで買い出し。

お寿司や刺身、総菜を色々と。魚三昧。

台風は今日の午前中がピークらしい。ということで午前中おこもり決定。幸いこのホテルは部屋のTVでYou TubeもNetflixも見られるので困らない。

朝食はゆっくりホテルで。ビュッフェではなく決まったメニュー。ドリンクもセルフではなく頼んで持ってきてもらう方式。

子供の分はついてなかったので別途パンケーキを注文。一人1500円。さすが、いいお値段・・すごくおしゃれだけど、これで1500円！？と思ったら、あとからもう一枚パンケーキが来た。いや、それでも1500円とは。

私は鯛茶漬け。しまった身でとてもおいしい鯛。お茶漬けにしてしまうより、別に食べたほうが私は好きだった。でもこのあごだしもまたとてもおいしく、それだけでご飯流し込めちゃう感じ。もちろんあごだしはお替り。

おいしいけれど、ボリュームは品数は見劣りする。一度でいいかな。明日は朝食はつけなかった。

ホテルロビーの素敵な教会の絵。

お昼ごろエレナで買い物。サザエもこうして売っているのが五島らしい。子供たちにとってはエンターテイメント。

雨もやんでいたのでエレナ向かいにある公園で遊ぶ。

五島つばき。

午後からは周遊バスに乗ることに。一日乗り放題で1000円。といっても、午前中に1本、午後に1本しかないので、計画して乗らないといけない。しかも基本要予約で、今朝電話して乗れるか聞いたら、予約優先だけど、空きがあれば乗れるとのこと。バス停に行ってみると、貸し切りだったｗまず訪れたのは頭ケ島天主堂。結構遠かったので、ここに来るだけでも元取ったかも。普段は上五島の空港からシャトルバスに乗り換えてくるらしいけれど、今は来訪者も少ないためバスで直接来れる。ただし見学は要予約。

石造りの天主堂。ここで帰りのバスまで1時間あるのだけど、内部も見れなので、すぐに観光終了。

どうしようかと思ったら、目の前にめっちゃきれいなビーチが！

よし、ここでピクニックだ。エレナで買っておいたお弁当を広げ、食べ始めると、雨が降り始めた。しかも結構な雨。しょうがなく屋内に避難。海で遊びたかったなあ。

高齢化が進み、この教会の信者は残すところ10名のみ。

次にバスで寄った蛤浜で泳ごうと勇んできたものの台風で遊泳禁止でした。

晴れていたらきれいだったんだろうなあ。

しょうがない、もういっこ教会見ておくか、ということでバスに乗り続け、青砂ヶ裏天主堂。ここも外観だけサクッとみて終了。

結局結構な距離を貸し切りで走り、1000円とは安い。子供たちは2人で1000円。

またお部屋でまったりして、6時からホテルのレストランで楽しみにしていた五島イタリアンディナー。こんな田舎とは思えない洗練されたお料理でした。山形のアルケッチャーノのシェフプロデュース、料理長は赤坂のフレンチ出身らしい。私は5000円のコースをいただいた。サザエのマリネに白ワインでスタート。サルサとアボカドがさわやか。

子供たちはキッズプレート。これにジュースがついて1500円。おいしそうだったけど、ちょっとボリューム少なそう。

じゃがいものヴィシソワーズ。涼しげ。

フォカッチャとオリーブオイル。

Ventouxの白がおいしかったので、おかわり。

しらすのペペロンチーノ。キノコも入っていて、大葉がさわやか。

魚料理はクロ(メジナ)。赤いのはビーツ。素材もうまいが調理もうまい。

お肉は五島牛！なかなかワイルドな味わいでおいしかった。子供たちも気に入り、だいぶとられた。

ここはやはり赤でしょう。同じVentouxのものを。

仕上げに紅さつま焼酎の五島灘を。デザートにも合う、といわれ。たしかに食後酒にもいいかんじ。店員さんはソムリエなのかな。いろいろ詳しく説明してくれてよかった。

デザートのココナッツのムース、パッションフルーツソース、アールグレイソルベ。堪能！！

食後のドリンクはあるけっ茶というオリジナルの発酵茶を。合計1万円越えだけど、とても価値あるディナーだった。大満足。おやすみなさい。明日は無事島を脱出できますように。

台風が去った翌朝。朝2便目で長崎に戻る船に変更したわけだけど、1便目が時化で欠航と聞いたので、2便目が出るかどうか不安で仕方なかった。朝早く起きて、気象状況と不船会社HPをちょこちょこチェック。とりあえず出そうだということで、9時頃無料シャトルバスでホテル近くから奈良尾港へ。30分くらいかかってなかなか遠い。

ホテル最寄りの港は有川なのだけど、ジェットフォイルはなく、ジェットフォイルは奈良尾まで行かないとないということで、奈良尾発。大人1、子供1で9,950円。娘は最悪抱っこでいいやと席を取らなかったけれど（未就学児無料）、ガラガラで余裕ですわれた。

ジェットフォイルは揺れも少なくとても快適。まったく酔わずに1時間ちょっとであっという間に長崎に到着。久々の大都会。造船所萌え。

港から駅までは1㎞くらい。ケチって歩く。

しかし駅前再開発でなんだかすごいことになっており、駅ビルからホームまでが無茶苦茶遠かった。幸い時間は50分くらいあったので、余裕だったけど。長崎は2回来てるはずだけど、駅前は全然記憶にないなあ。

長崎からJRで諫早（いさはや）という駅まで行く。約30分。初めて聞く駅だったけれど、長崎第3の都市らしい。ちょうどお昼だったので、駅から歩いて数分のところにある竹野鮮魚へ。魚屋さんのやっている食堂で、地元の人たちでにぎわっていた。

https://tabelog.com/nagasaki/A4204/A420401/42008055/

テイクアウトもあったので、テイクアウトで。海鮮丼とかもテイクアウトできてびっくり。ちゃんと魚とご飯は別々に包んでくれる。PayPayが使えた。

立派な（大きいという意味で）バスターミナルがあり、すごく昭和な感じなんだけど、なんとも海外ぽい感じもした。

諫早から口之津まで島原半島を1時間半ほどかけて南下する。所要時間的にてっきり大型バス的なのが来るのかと思っていたら、普通の路線バスでびっくり。これじゃご飯食べれない…でもほかにお客さんもいなかったし、こっそり食べたｗ飲食禁止とは書いてなかったし。アジフライ、エビフライなど。

海鮮丼の具。これに別途ご飯がつき、3人でシェア。揚げ物は揚げたて、エビは大きく、海鮮も具沢山で豪華でおいしかった。店で食べるとあら汁がつくので、そうしたかったけど、このバス逃すと次が2時間後なのよね。第3の都市とはいえ、2時間も時間つぶせなそうだった。

口之津には時間通り到着したけど、時間通りでもフェリー出発まで5分ちょっとしかないので、あわただしく乗船。カーフェリーでほとんどの人はマイカーで来ているようだった。歩いて上下船してる人は珍しかった。なかなかきれいな船内。これで島原から天草の鬼池まで渡る。所要時間30分ほど。

フェリーなんで多少揺れたけど、短いので無問題。ここはイルカが見えることもあるそう。