2019/09/14 - 2019/09/14
9位(同エリア73件中)
赤い彗星さん
この旅行記スケジュールを元に
ウズベキスタン内のカラカルパクスタン共和国に移動し、
アラル海沿岸の港町ムイナクに向かいます。
旧ソ連時代にアラル海沿岸の港町として、漁業と缶詰加工産業や
保養地として栄えていましたが、アラル海の消滅レベルの縮小に伴い、
かつての賑やかさを失い、急激に人口が減っているようです。
水を失い、荒野となった場所で朽ち果てる漁船を見学します。
- 旅行の満足度
- 3.5
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ウズベキスタン航空の国内線で、ウズベキスタン共和国内のカラカルパクスタン共和国にやってきました。共和国内の共和国というのもイメージが湧きませんが、高度な自治区といった感じでしょうね。
ヌクス空港 (NCU) 空港
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カラカルパクスタン共和国の首都ヌクスにある空港ターミナルは、かなり新しい建物です。
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飛行機を降りると、皆まちまちに空港ターミナルに歩いて行きます。
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頻繁に色んな地域を飛び回っている人でない限り、ターミナル以外で空港の敷地内を歩く機会はなかなかないですね。
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空港と云うより、ショッピングモールや文化施設のような建物です。
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空港を出た後は、ひたすら原野が広がっていました。
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こういう一本道は嫌いじゃない。
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左も原野。電柱と電線が敷設されていますが、どこまで続いているんだろうか。
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牛横断注意の看板。日本のように黄色の方が目立っていいかも。
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ウズベキスタンは、道中ドライブインなどが無いようで、基本的にガイドさんの判断で、隠れる事の出来る藪などがある場所でトイレ休憩が入ります。(青空トイレ)これは以前と変わってなかったですね。
見慣れない人種がいることに気づいた子供たちが、珍しそうに眺めていました。 -
空港から、アラル海沿岸の"元"港町ムイナクまで、3時間同じような風景が続きます。
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船の墓場近くのレストラン(小さな食堂レベル)兼展望台。
まさかこんなところで、Iラブシリーズを見るとは。 -
レストランは、たくさんのハエが飛び交っていたため、本日の昼食は、ゲルの中で頂く事になりました。
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天井も綺麗な装飾が施されています。
外はかなりの日差しですが、さすがに陰に入ると涼しく感じます。 -
かつて巨大なアラル海だった場所も、現在は荒野になっています。
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ここもかつてはアラル海の波打ち際で、このような船が係留されていた場所と思われます。今は船の墓場となっています。
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船の墓場近くに建つアラル海歴史博物館。
アラル海が縮小していく様子や、かつてのムイナクの賑わいを記録した白黒映像を見せて貰いました。レストランも歴史博物館もまだ新しい建物なので、観光資源として整備の最中なんでしょうね。 -
アラル海が縮小していく様子を記録した、アラル海消滅のモニュメント。
この面は、世界で4番目に広い湖だった1960年のアラル海。
日本の東北地方とほぼ同面積の巨大な湖でした。 -
これは1980年のアラル海。
1960年と比べて、20年で3~4割ぐらい面積が縮小しています。 -
説明版の方が、横に並んでいて比較できるので分かりやすいですね。
アラル海が広大な湖だった頃、ムイナクは内陸国で海に面していないウズベキスタンにとって、唯一の港町でした。まだ当時は、ソビエト連邦に属す共和国の一つで、独立前だとは思いますが。 -
アラル海に流れ込む2本の川からの灌漑による、大規模な綿花農園造成などにより、アラル海は急速に縮小し、2000年代には面積が半分以下になっています。
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元々アラル海は塩湖であったことから、折角作った農園も塩害で土壌が荒れてしまい、場所によっては放棄せざるを得なくなるなど、無計画な開発の影響でアラル海は消滅の危機を迎えています。
但し、近年は湖の回復に向けて活動しているようで、多少湖の面積が増えてきているようです。 -
現在のアラル海。
塩を含んだ乾いた湖面から巻き上がる砂が、周辺地域の住民に呼吸器障害などの健康被害を及ぼしているそうです。 -
漁船で使用されていた錨が、モニュメントとして展示されています。
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なぜかこの場所で牛を放牧中。
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ロンドン、モスクワ、ニューデリー等の、世界の主要都市の方角と距離が書かれた看板です。
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眼下には、朽ち果てた漁船が並んでいます。
もう少し漁船の数が多い方が、より観光客を呼べそうな気がします。船の墓場 史跡・遺跡
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漁船の風景①
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漁船の風景②
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巨大な湖とは云え、外海の様に激しい潮流や大波などがない環境でしょうから、沿岸用の小さな漁船ばかりですね。
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もしかしたら、安価な小さな船を優先的に廃棄したのかもしれませんが。
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漁船の風景③
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子供たちが、崖を登り降りして遊んでいます。逞しい。
日本だと、すぐに止められてしまうでしょうね。
まあ落ちたら、間違いなく大けがになりますからね。 -
漁船の風景④
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漁船の風景⑤
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漁船の風景⑥
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アラル海消滅のモニュメントの向こうに、先ほど昼食を頂いた場所にあった展望台が見えています。
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ムイナク歴史博物館。この博物館も新しい建物ですね。
ムイナクの歴史に関連するものや周辺の動物などの剥製が展示されています。
立派な建物なのに、展示物も少なく、活かし切れていないのが勿体なく感じました。 -
博物館横には、ラクダの模型群が。
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船の墓場として整備されている場所以外にも、所々に放置された漁船が残されています。
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ムイナクに来る際にも通った一本道を通って、首都ヌスクに戻ります。
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