2018/10/19 - 2018/10/22
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2018年10月の東北三県の旅二日目です。
仙台からレンタカーで北上し、岩手県一関市、平泉を観光した上に、さらに盛岡まで進みました。
移動手段をレンタカーにして良かった~と思えた二日目でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス レンタカー JALグループ JRローカル AIR DO
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 楽天トラベル
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-
2018年10月20日(土)、朝8時、仙台でレンタカーを借りて北へ向かいます。
前日の山寺上りと仙台の街中散策で、ふくらはぎはもうパンパン。
この日の移動手段をレンタカーにして、ほんと良かったぁと思いました。
実はレンタカーを借りるのは、旅行の数日前に決めたことでした。
計画は仙台から一関の猊鼻渓(げいびけい)に行き、その後平泉へ。
そして盛岡泊で、その間の移動はJRやバスを利用する予定でした。
そんなとき、オットの東北通の友人から、レンタカーでの移動を勧められ、
「そっか、そうだよねぇ。。」
仙台でレンタカー借りて盛岡で返すっていう手があったんだ。
さて当日、一路東北自動車道を北上し、まずは一関市の猊鼻渓へ。
天気予報は雨の確率が高い東北地方です。
晴れ男のオット効果で、天気回復するのを祈りながら、猊鼻渓に着きました。猊鼻渓 自然・景勝地
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この渓谷の名物は舟下り。
往復2キロの深山幽谷の中を、一時間半かけてゆっくり進む舟下りは有名です。
四季を通じての渓谷美が素晴らしいということで、雨の日も雪の日もお正月も、365日強風以外は船を出しているそう。
船頭さんが長い竿をひとりで操り、船を進ませます。
この竿、7メートルもあるんですよ。
舟下りが生憎の雨模様なら楽しさも半減するところですが、あ~ら、空が明るくなってきましたよ。猊鼻渓舟下り 乗り物
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船に乗り込みます。
今日は悪天候を見越して、船頭さん達、数隻の船にビニールの屋根をかけたそうです。
わたしたち、ちょうどそのビニール屋根付きの船に当たってしまいました。
雨は降らなさそうなので、ビニールは取り除かれたものの、鉄骨部分が残ってます。
写真に鉄骨写ってますね。
撮影には邪魔になりますが、これを組み立てるのは大変らしいです。
小声でブツブツ言ってるのが聞こえたらしく、船頭さん弁解しております。
そうですよね、こちらこそゴメンナサイ、でした。
船頭さんは10人以上いらっしゃって、それぞれ個性があるようです。
この舟の船頭さんは、ちょっとオネエ系?(笑)
自虐ネタでお笑いを取るのがお得意のようです。 -
さぁさ、船がゆっくり出まして、そのあとをカモが必死について来る。
もちろんエサ目当てに。
エサは50円。
同じ舟に乗船した会社の慰安旅行と思われるご一行様が、エサを大人買いして、カモに大判振る舞いしてました。 -
毘沙門屈とか鏡明岩とか凌雲岩とか、いろいろ見所ありますが、写真ではどれがどれだか見分けがつかず…。
ただただマイナスイオンたっぷりの渓谷を、船頭さんのゆるゆるギャグを聴きながら進んでいくのが心地よいのです。 -
折り返し地点の船着き場で、いったん下りて休憩です。
-
ここに猊鼻渓の名の由来となった岩、獅子ヶ鼻があります。
獅子ヶ鼻の岩は、気持ち悪いほど「鼻」でした。
その岩の辺りに草木が生えていて、鼻毛のようにも見え、ちょっと気味悪かったので写真は撮りませんでした。 -
ここでは運玉投げができます。
「愛」「絆」「福」などと書いた粘土玉を投げて、岩穴に入ると願いが叶うというもの。
わたしたちはこういうのに消極的。
せっかくだから、運試し、やってみようという気が起きない。
ほかの人たちが投げているのを見て、楽しむくらいで充分な感じ。 -
さてまた舟に乗り復路へと。。
舟と舟が交差する場所では、手を振り合ったり。 -
うしろ姿でわからないけれど、女性の船頭さんもいます。
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船頭さんがここで突然「げいび追分」を唄いだします。
「げいび追分」は、”清き流れの砂鉄の川にぃ~”という唄い出し。
渓谷の谷間なので、天然のエコーがかかって、そりゃもう素晴らしい歌声。
よくエコーがかかる場所を心得てるんだな、って思いました。 -
猊鼻渓は北上川の支流で、北上山地から砂金・砂鉄が流れてきます。
「ブラタモリ」で、タモリさん、ここの舟下りをしながら辺りを観察してましたよね。
花崗岩が多い、とか言ってたのを思い出しました。 -
舟下りが終わって、無料で二時間も駐車場を貸してくれたお土産屋さんで、ずんだアイスを食べました。
アイス、かすかに「ずんだ」の味がした。
さーて予報を覆し、お天気は上々です。
この調子で平泉に向かいますよ。 -
猊鼻渓をお昼ごろ発ち、平泉に向かいます。
くねくねした田舎道をずんずん走ると、稲刈り後のわらを干している風景が、そこかしこに。
こういう風景、あまり見なくなりましたよね。
日本の原風景だと思います。 -
平泉に着きました。
白いるんるんバスが見えますが、当初はこの観光循環バスで、平泉を回ろうと計画していました。
それはそれで楽しかったでしょうにね。
では毛越寺へ行きましょうか。平泉駅 駅
-
毛越寺(もうつうじ)、お邪魔します。
平泉は文化遺産といえば中尊寺金色堂があまりにも有名ですが、中尊寺に加えて、毛越寺やその周辺が「世界文化遺産」に登録されてから、毛越寺にも人の波が押し寄せるようになったみたいです。毛越寺 寺・神社・教会
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毛越寺は、平安後期に奥州藤原氏が建立した寺院で、中尊寺を上回る規模だったようですが、度重なる焼失で、今現在ある本堂は、平成元年に再建したものだそうです。
わたし、中三の修学旅行で平泉を訪れていますが、毛越寺の記憶がまったく無いんです。
そうか、その時にはここは無かったんだ!
すとんと腑に落ちました。(笑) -
長い歴史を引きずる毛越寺。
しかし建物が新しいせいか、風格とか威厳とか、心に響くものが今一つのような気がしたのでした。
(あくまでも個人的感想です) -
毛越寺の見どころは、やはりこの浄土庭園でしょう。
仏の世界、すなわち浄土を表現した庭園を浄土庭園といいます。
宇治の平等院の庭園も、浄土庭園ですね。 -
東北は、紅葉には少し早かったのですが、ここの紅葉は美しかった。
広い庭園を一周すると、急激にお腹が空いてきました。
時間はもう14時になります。
いかんいかん、お腹が空くと、我らの機嫌が悪くなり、突発性言い争いなどしてしまう。(笑) -
車で偶然通りかかって入ったお蕎麦屋さんが、とっても美味しかった~。
しかし待ち時間が長かった~。(笑)
泉そば屋さん、創業100年越えの老舗なのでした。 -
わたしは山菜とろろそばを。
お蕎麦は田舎そば風で、優しいお出汁。
おいなりさんも美味しかったな。
わたし的にかなりポイント高いお蕎麦屋さんでした。
ここのお蕎麦、機会があればまた食べに行きたいです。
お蕎麦屋さんを出たあたりから、ザーッと雨が降り出してきました。
とうとう雨来たー!
しかし、中尊寺の駐車場に着くころには小降りになり、そのうちパタリと止みました。
オットの”晴れ男伝説”健在です。(笑) -
老杉が生い茂る中尊寺までの長い参道、月見坂。
この坂道は奥州藤原氏の時代から、あまり変わってないということ。中尊寺 寺・神社・教会
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行かれたかたはお判りでしょうが、とにかく急こう配できつい坂です。
長~い、きつ~い、と交互に言いながら歩きます。
きのうの山寺上りからの、今日の月見坂。
脚が相当ダメージ受けて、なんのこれしきと思うけれど、一歩一歩が重いです。 -
坂の途中、景色が開けた場所で一休み。
わたしたちが猊鼻渓から車で走ってきた道路が見えました。
月見坂、すごく長く感じられたけれど、800mしかないんですって。 -
中尊寺本堂です。
中尊寺 寺・神社・教会
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金色堂があまりにも有名ですが、ここが本堂です。
-
境内いくつかのお堂を経て、金色堂に到着。
金色堂の中には、黄金の御堂があり、奥州藤原氏三代の棺が納められています。
極楽浄土を表現したという金色堂は、奥州藤原氏の黄金文化や平安仏教文化の最高峰といわれます。
ここは百聞は一見に如かず、ですね。
「五月雨の ふり残してや 光堂」 松尾芭蕉
(訳 年々降り続いて、すべてのものを朽ちさせてきた五月雨も、この光堂だけは降り残したのだろうか。その名の様に数百年経った今も光り輝いているよ。)
金色堂や放物館を鑑賞し、、月見坂を下りるころには、日が傾きそうな時間となりました。
また東北自動車道で、一気に北上、盛岡へ走ります
~つづく~中尊寺 寺・神社・教会
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2018/10月 東北(宮城・山形・岩手)の旅
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