東方正教の世界へ＃32ー2019年7月19日（金）美術館都市コプリフシティツァ村

2019/07/11 - 2019/07/21

舌を噛みそうな名前ですが、かわいいのどかな村でした。しかしその内には抵抗の力が秘められていました

エリア ソフィア(ブルガリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

ソフィアから東へ移動

山を越える途中のモニュメント？

走るバスの中からなのでとりあえず写真だけ撮って後で調べたら、ブルガリアの革命家でヴァシル・レフスキ（1837－1873）という人物の記念碑だった

最初の写真と似ているが時間的に40分の開きがある

13時40分、休憩したドライブイン

ドライブインの周りはとても緑豊か

スレドナ・ゴラ山地にあるコプリフシティツァ村は標高1000ｍ、約3000人が住む

美術館都市 コプリフシティツァ 旧市街・古い町並み

4月20日広場にある、小さな村にしては団体客を当て込んだか大きめのレストラン
店の名前は「２０アプリール」

コンソメスープ

山の幸キノコたっぷり鶏の炒め煮

ババロアとアイス 水玉模様が素朴でかわいい

4月蜂起記念碑が建つ「4月20日広場」　落ち着いた静かな場所だが抵抗の歴史の現場

カラフルにペイントされたおもちゃのような家　　ここは歴史建築保護区であり文化、歴史、美術、民族に関わるものが388もあるという

14世紀にオスマントルコに追われて隠れ住んだという歴史がある村がこんなに派手であるはずがないな　土産物店だから目立つ色に塗ったと思われる

まず1856年に造られた豪商「オスレコフの家」にやってきた

オスレコフの家 建造物

玄関支柱の間の絵は主人が商いで訪れた「アレキサンドリア」「イスタンブール」「カイロ」だという

庭にカウベルが並んでいる

半地下室にある井戸

農耕道具

ワインを作っていたようだ

倉庫を兼ねている

階段を上がって入り口方向を見ている

個室がいくつもあり当時の裕福な暮らしぶりがわかる　右手はベビーベッド

豪華な部屋は客間か

家族写真

この部屋で煮炊き？お茶を飲む部屋か？

上の部屋とは別　かまどにカーテンが掛けてある　水パイプや窓際にはゲーム盤がおいてある

機織り機のある部屋　絨毯の縞模様が素敵

糸くり　織りあがった布など

トルコ人の軍人用に服を作っていた様子

洋裁道具や布など

当時のアイロン

チロリアンテープ模様のベルト

天井まで各部屋違っていてお金をかけているのがわかる

台所用品の並ぶ一角

オスレコフの家を出て、緩やかな坂を上がって散策を始める

ほぼ一番上に出た

鮮やかな青色の建物は1817年に造られた聖母マリア教会

窓も戸も閉まっていた　正教会なのでイコンがあるらしい

敷地内にある、4月蜂起の指導者トドール・カブレシュコフの墓

教会近くの村の高台に1845年に建てられた立派な屋敷がある

この屋敷で生まれたのが上の墓の人物、カブレシュコフである

手にピストルを持った銅像が屋敷の塀沿いに建っている　1876年4月蜂起の指導者で、捕えられ25歳で自決した

ここカラチェフ橋で四月蜂起の口火が切られたという

ドポルニツァ川が下の方を流れ、草間に山羊が遊んでいる　今では生活音がなく静かすぎるくらいだ

4月蜂起ではオスマン帝国に鎮圧されるが、露土戦争の発端になった　それが500年のオスマン帝国支配からの解放につながっていくのだから小さな村といえどすごい

無人になった家屋はこれから建て替えだろうか

店の前に立つこの辺りの民族衣装を着たマネキン

なにか懐かしさを覚える木造の2階建て