今になって思えば、これが最後のバックパッカー旅だったのかも　その５　イスラエル

1989/11/21 - 1989/11/26

海外旅行に関しては、当分の間、過去の日記をアップせざるを得ない状況。この「コロナ暇」を利用して過去の旅行写真を整理しながらアップしてます。年寄りの話は長いし、同じこと繰り返すし、押し付けがましいし、思い入れが強い割に忘れっぽいし・・・ネット老害をお楽しみ下さい。

今回は30年前のイスラエルです。
表紙写真は「岩のドーム」

エリア エルサレム(イスラエル)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス

さて、アンマンからバスで「あのアレンビー橋」に向かう。ヨルダンからイスラエルに入るには「ここ」しかないから分かり易い。この辺りはこの旅のハイライトでもあったので、日記に詳しく書いてあった。

朝6時半のバスで国境へ向かう。乗客は6-7人、7時40分には国境手前の出国事務所で降ろされた。「あのアレンビー橋」は長さ20mくらいの鉄橋で、ヨルダン川は「我が家の隣を流れている境川」と同じくらい。でもイスラエル側はコンクリート製のトーチカ、ヨルダン側も土嚢を高く積んであって、機関銃を据えて兵士がマジで構えている。いきなりの緊張感の中、数人で鉄橋を渡る・・・僅か1分。

イスラエルへの入国は意外と簡単で、係員は兵士だが可愛い女の子達だったりする・・・イスラエルを感じるね。昼飯用に買ってあったパンやリンゴは没収された。この頃のこういう国境って「カメラのシャッターを切ってみて」って言われることがよくあった。ただのカメラですよ・・っていう証明なのかなぁ。

ここでも女性兵士にシャッターを切れ…て言われたので彼女にレンズを向けたら、えらい怒られた！ 冗談にも写真は撮れないかな・・・と、この辺りの写真は無い。ハイライトなのに！

写真はエルサレムの城壁。

早々に解放されたものの、エルサレムまでの相乗りタクシーがなかなか出発しない。11時頃、やっと客が集まって出発、エルサレムには12時過ぎに到着した。

エルサレムでは、なんとなくイスラム地区の安ホテルに泊まった、日記では10USドルとあった。荷物をホテルにおいて散歩。新しい国に入って宿を決め、その後の散歩って「旅行中一番楽しい」。

写真は（たぶん）ホテルの周辺。

エルサレムの旧市街に入るには、城壁に４つか５つかある門をくぐる。

面倒臭いけど、ここ重要。

散歩してたら、電話局に遭遇したので妻に電話してみた…当時は国際電話（死語？）って、面倒臭かったんだよね・・・高いし。

みんな元気とのことでひと安心。その電話で、ロンドンに赴任してる親友から「こっちに来たら遊びに来いよ」ってハガキが届いたってことを知った・・・マジか、ヨーロッパの近くまで来てるぜ。ロンドンの電話番号は控えてあったので、夜になってから電話してみた。「イスラエルまで来てるから遊びに行っていいか？」　そりゃ「ヤダ」とは言わないよね。行くとしても何日になるか分からないから、予定が決まったら電話するよ」

実は帰りのフライトをマドリッドからとしたのは、やはり同級生がマドリッドにいたからなのだ。ところで、ロンドンに行って、マドリッドから帰る…ってけっこう面倒臭くない？　まぁ旅をしながら考えましょ。

とりあえずはエルサレムの全体像を把握するために「オリーブ山」に行ってみた。

世界の聖地！　
岩のドーム。

当時、内部の見学は比較的簡単に出来たが、カメラの持ち込みは厳しく禁止されていた。

こういうの好きだ！

遠藤周作を読み直して、ピアドロローサを歩いてみた。

今でも時々読み返す。

聖墳墓協会・・・かな

ピアドロローサは、十字架を背負ったイエスが歩いた道と言われていて、いくつかのモニュメントがある。

意味があって撮ったと思われるが・・

なんだっかのかは忘れた。

イエスが張り付けになった十字架を建てたところ・・・かな？

教会内

イエスが復活したとされるところだっけ？

思い出せない

その関係の教会かなぁ

夕方再びオリーブ山へ

デートスポット？

エルサレム郊外をどうやって観光するか考えたが、なんだか雰囲気的に面倒臭くなり、1dayツアーに参加してみた。

マサダ要塞。

ここを死守しようとした話は凄いよね。

興味ある方は検索してみて

死海が見える

それにしても酷い画質。

フィルム写真のコピーや、フィルムのスキャンはお早めに！

マサダ全景。
山歩きが好きな私は、当然歩いて登りたかったが、グループツアーなのでロープウェーだったのは残念。

死海浮遊体験

泥パック。

ランチは「セントピターフィッシュ」というメニューだったが、養殖テラピアね。

このツアーは大型バスだったけど、客は10人くらいで快適だった。東洋人は当然私だけ。

エルサレムは憧れの町だったので、5泊して毎日散歩してた。

適当に歩いてると、何故か「嘆きの壁」に着いてしまう。

嘆きの壁

嘆きの壁２

嘆きの壁３

嘆きの壁４

嘆きの壁５

嘆きの壁６

嘆きの壁７

何を撮ったんだ・・・？

なんか凄い！

死海文書博物館

エルサレムに幾つかある門のひとつ。

兵役制度があるから若い兵士が多い。

ラファフェルだったっけ？
イスラエル風サンドウィッチって言っていいのかな？

ランチは毎回これ…イスラエルファーストフーズ。

なんでお茶飲んでるんだろ…ホテルかなぁ？

安息日

安息日でもイスラムの乗り合いタクシーは動いてる。

これに乗って「ジェリコ」に行った・・・って日記にはあったが、記憶が定かではない。

これってジェリコ？

だとしたら、これは何？

エルサレムに憧れていたので郊外にはあまり出なかったが、ここでの5泊6日はなかなか楽しかった。

バスで国境のエイラットに向かった。

向こう岸？に見えてるのは、1週間前にいたヨルダンのアカバだと思う。
国境を感じさせるコースだね。

次回は、このままエジプトに入ります。
エジプトは行くつもりが無かったので、ガイドブックが無いぞ～・・・って、シリアやヨルダンも無かったけど。当然スマホは無いし！

脳内地図を頼りに、シナイ半島に入る・・・シナイ半島って何があったっけ？

この旅行記へのコメント （4）

• pacorinさん 2022/05/31 10:41:41

  岩のドーム

  ほいみさん、こんにちは。
  
  岩のドーム。せっかくイスラエルに行ったのに間近で見ていなかったので、ほいみさんの旅行記で改めて見せていただきました。タイルの模様が素晴らしすぎますよね。「嘆きの壁」も「ヴィアドロローサ」も人が少なくてびっくり。わたしが行ったときはすっかり観光地モードだったので、ほいみさんの行かれた時の方が聖書の世界観があるなぁと思いました。
  
  今後行けそうにもない国の様子は、ほいみさんの旅行記で楽しませてもらいますね。パルミラの旅行記も良かったです～。
  
  pacorin

  ほいみさん からの返信 2022/05/31 17:15:47

  RE: 岩のドーム

  
  こんにちは、コメントをありがとうございます。
  
  イスラエルは諸事情？によって、観光客が少なかったりする時期もあるみたいですね。この時に私が宿泊したイスラム地区は観光客が皆無で、閉まってるお店も多かったです。
  
  シリアは楽しい思い出がいっぱいで、また行きたいなぁ・・・と思ってましたが生きてる間には無理ですね・・・って死んでも行けませんが。中東は旅するには面白い地域だと思いますが、自国を先進国だと思ってる欧米のイスラムに対する印象操作で、何となく危ない国…って思われちゃってますね。お前らが危なくしてんだろ〜・・・って言いたいです。
  
  昨日四国から帰って来た、ほいみ

• 猫大好きさん 2020/07/14 16:12:10

  あちらこちらに行っておいて良かったね～

  ほいみさんには
  「あの時に行っておけば良かった～」という反省の言葉は
  無いくらい行ってませんか？
  今の　この何処にも行けない状況は
  コメントするチカラも奪っていきますが、、
  
  死海の真ん中の方でしょうか？
  
  嘆きの壁　ウィキで調べてみました
  なるほどね
  だから、みなさん正装でいらっしゃるのね～
  

  ほいみさん からの返信 2020/07/14 17:28:34

  RE: あちらこちらに行っておいて良かったね?

  いやいや、あ〜‥行っとけば良かった、あの時は平和だったのに・・・って国は幾つもあります。
  
  イラクとレバノンはこの時の旅で行くつもりだったのに、ダメになっちゃったしね。ここ数年狙ってったベネズエラはダメっぽいし、ニジェールは何回も誘われてたのに。
  
  死海はどのあたりだったのかな、マサダのついでだったから南の方でしょうね。
  
  あの辺りに行くなら、新・旧約聖書のダイジェスト？は読んでおかないとつまらないかも。誰が書いたんだっけかなぁ、漫画で読む聖書みたいなのがあって、とっても分かり易かった。