今になって思えば、これが最後のバックパッカー旅だったのかも　その４　ヨルダン

1989/11/14 - 1989/11/21

表紙の写真は、ご存知　ペトラ！

これは、とにかく凄い！　っていうか美しい！！
狭い渓谷を歩いて行くと、突然現れる。
写真でその感動を表現するのは難しい。

フィルム時代の1枚。

エリア ペトラ(ヨルダン)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス

この時の旅を国別にアップしていこうと思ったら、前回のシリア編で
勢いあまってヨルダンの一部をアップしてしまった上に、ヨルダン編の写真が少な過ぎるので、こちらに引っ越してきました。

デジャブ・・？　と、思った方、あなたのせいではありません。

アンマンでは行き当たりばったりで、写真の「CLIFF　HOTEL」に泊まってたんだけど、けっこう有名な安ホテルだったんだね。1000円以下。

アンマンでは事務的にやることがふたつあった。

まずは日本大使館に行って、パスポートのビザページを増やしてもらうこと。
何とか間に合うかな…と思って日本を出たが、なんだか面倒臭い国が多いので増やしておいた方が安心かな。

日の丸が見える！

続いて、ヨルダン内務省・・・外務省じゃないところに注目。

ここで「ウエストバンクへの通行許可」を取る。
もしかしたらこの写真、屋上の「東京タワー」が楽しかったから写しただけで、他の建物だったかもしれない。

これも、アンマンだったっけ？

フィルム時代、ばらばらのプリントを整理するのは大変。

途中間違ってるものもあると思うけど、ご容赦を。
こんな古い日記、なんの参考にもならないし。

アンマンから直ぐにも「あの」ペトラに行きたかったのだが、上記の様に面倒臭い用件もあった。

で、アンマンから近いジェラッシュに行ってみた

まだまだ発掘真っ盛りって感じで、そこら中に陶器の破片が落ちていた・・・ローマンガラスの破片も！

拾ったかどうかは、ナイショ！

いかにも発掘中！

石のアーチって、それぞれの石が一斉に落ちようとするから壊れないんだって・・・って話を思い出す。

で、いきなりペトラだ！

どうやって行ったのか記録してないが、バスだろうね。
今は世界で一番高い入場料とか言われてるが、日記には何も書いてないから「文句もない」料金だったんだろう。

実はこの年、私はニュージーランドのミルフォードサウンドのトレッキングの許可を申請して既にゲットしてあった。当時1日50人だったかの入域制限があった。今だったらメールで簡単だが、その時はファックスで申請して、送金はどうやったけかなぁ？　

そんな時、インディージョーンズ「最後の聖戦」を映画館で観てしまったんだよ！　もう分かるよね！　直ぐにミルフォードをキャンセルして、アテネ往きのチケットを買った・・・ってわけ。もちろん、当時は遺跡大好きな私だったので、ペトラの写真は何回も見て知っていたし、いつかは行こうと思ってたさ。

その後、ミルフォードトレッキングには行ってない。翌年、ミルフォードには行ったけどね。

で、あの衝撃の場面を再現しようと頑張ったのが、この写真・・・ってわけ。

当時は、若者？御用達のオリンパスOM2を使っていた。レンズも35～70㎜と135㎜のみ。三脚は無し。あ、24㎜も持ってた。

渓谷からエルカズネがカッコよく見えるポイントで、馬がやって来る瞬間をスローシャッターで捉えた。ブレない様にカメラごとショルダーバックを壁に押し付け、シャッターを切ったさ。

ところがこの写真、全紙に伸ばした後、ネガが行方不明に！

今回、この旅行記のために押し入れからそのプリントを出して来て、デジカメでコピーしたってわけ。

すっごいね～・・・デジカメ！

エドディル・・・だっけ？

登れるところには上ってみる。

ペトラ気に入ちゃったぜ～
ってことで、近くのホテルに泊まって明日も通うことにした。

ドイツ人のマーチンだったかなぁ・・・一人で来ていて安く上げるために部屋をシェアしたいという。

この旅では予算が余裕だったので、ひとりになりたかったが、まぁ若者を助けるのもオヤジパッカーの義務だろう・・・って、まだ36歳だったけどね。

で、翌日、再びペトラに。
この時は気分を変えてラクダに乗ってみた。

やっぱりどんなに素晴らしいものでも、2回目は感激が少ない。

この頃の私の旅は計画性が無く、無駄な時間とお金を使ってしまう。

この時もろくに調べもしないで、こんなところにに来てしまったので、とんでもなく無駄な時間を費やす。

この写真はヨルダンの紅海に面したアカバから、イスラエル側のエイラットを見たところ。2-3kmしかないが、当然国境は閉鎖されていた。

写真の右側中央の緑地帯が国境かな。

問題は、向こう側のエイラットから左に向かうとシナイ半島なのだが、私はすっかり勘違いしていて、その先のエジプト国境も閉鎖されていると勝手に決め込んでいたのだ。

なんてったって、10年前まではイスラエルとエジプトはシナイ半島で戦争してたしね。

夜のアカバとエイラット。

今だとなんてことは無いのかもしれないけど、そのころの「ヨルダン・エジプト・イスラエル」の3国が交わる国境ってどうよ？

ところが、ヨルダンからイスラエルのエイラットには行けないけど、エイラットからエジプトには問題なく入れると、旅の途中で聞いてしまったのだよ。

ヨルダンの次はイスラエルに行く予定だったから、これはいいかも！
って、私はイスラエルからヨーロッパに戻る予定でいたんだけどね。

え～・・エジプトに陸路で行けるの？
え～・・まだピラミッド見たことないし！！
ファラオが呼んでるぜ～

ただエジプトって・・・ビザが要るじゃんね。

実はダイビングもやらないのにアカバに来たのは、ここにエジプト領事館があって、半日でビザを発行してくれるって聞いたからさ。アンマンで待つよりはいいじゃんね。

なんでこんな写真を撮ったのかは忘れてしまったが、アカバはビールも豊富だった。

で、無事、エジプトのビザを取ってアンマンに戻る

どこかで乗ったバス。

多分、その運ちゃん。

多分「ネボ山」

この後イスラエルに行きます。

イスラエルまではこんな感じ。

帰りのチケットはマドリッドから・・・どうなっちゃうの？
ヨーロッパに戻るはずが、何故かエジプトに向かいます！

この旅行記へのコメント （8）

• あまいみかんさん 2021/03/17 20:38:53

  ほいみさん、すごい～～～～～～！！

  こんな旅ができるなんて、スゴイ、スゴイ、凄すぎる～～～～～。
  眼が・になって、「これが最後のバックパッカーかも」シリーズに
  惹きこまれています！！！！！
  
  あまいみかん

  ほいみさん からの返信 2021/03/17 21:23:08

  RE: ほいみさん、すごい??????！！

  こんばんは。
  
  当時は、当たり前だけどネットもスマホも無いわけで、下調べとか予約とか「余計な情報」が無かったから、かえって気楽だったのかも。
  
  この後も何回かバックパッカーの真似事はしてますが、今は「秘境パック」が一番楽しいです。
  
  ほいみ

• jamokaさん 2020/07/10 00:00:12

  ヨルダン💚です

  中東でも特に好きな国です～ペトラはもう一度、いや、何度でも行きたいです～人は変わるけど遺跡は昔のまま、人間だけタイムスリップした様なwww
  ○十年前は観光客用の馬車や土産物店等はなかったのでしょうね～

  ほいみさん からの返信 2020/07/10 09:44:44

  RE: ヨルダン💚です

  あの辺りは、なかなかややこしくて、行ける時に行っておかないと・・ですね。
  この時も、レバノンには入れませんでした。バールベックは見ておきたいところです。
  この時もすでにパルミラは超人気遺跡でしたが、流石にヨーロッパ以外からの観光客は少なかった様に思います。特にアジア人は少なかったかな。
  
  お土産物屋は少なかったけど、管理が今イチだったせいか、エルカズネの前で土産を売ってる輩はいました。
  
  ほいみ

• 猫大好きさん 2020/07/08 14:56:13

  ほいみさんのはＰＣで見直すワ

  携帯で見ていたけど
  ＰＣでみたら表紙の写真、馬の後ろに
  ブルーのスカート姿の女性が居た！
  こういう写真が好きなんです私～♪うれしい
  隅っこに反対側を見てるシマウマがいるような。。。
  
  ３年も我慢しなきゃならないの？
  生きているうちに間に合うの？と
  来週の沖縄旅行も羽田経由なので
  チキンの我が家はキャンセルしました。
  道端の神さま社のオーバーランドトラックの旅が気になるけどネ
  
  
  バックパッカー時代から
  ほいみさんは老若男女に好かれるのね
  ドイツ人のお兄さんは節約できて、旅の予定を伸ばしたりして～
  

  ほいみさん からの返信 2020/07/08 17:42:25

  RE: ほいみさんのはＰＣで見直すワ

  
  よくぞ気が付いてくれました。
  あのスカートの女性は地元民なんです。あそこで作業をしていました。最初はあの二人をシルエットにして、エルカズネを引き立たせようとしてたのですが、突然、馬が早足で
  来たのでいい写真になりました。
  
  この旅では、この後も他の旅行者と行動を共ににしたりします。この頃は人見知りしなかったんだなぁ。
  
  いろいろな制約を受け入れれば、半年後には海外旅行が出来るかもしれませんが、今までの様な自由な旅が出来るのは、本当に3年後かもしれませんね。
  
  仙台に行って来ました。そのまま北海道まで走っちゃおうかとも思ってたけど、天気が悪そうなので戻ってきてしまいました。このままいけば、国内旅行は出来る様になりそうです。
  
  ほいみ

• くろねこだりゅんさん 2020/07/08 11:43:40

  如何にも

  気ままに動き回れるところが、バックパッカー旅～♪
  意外なお言葉「もちろん、当時は遺跡大好きな私」
  
  今シリーズは私が長年行きたかった「パルミラ」と「ペトラ」が入っていてもう涙が出そうになりました。
  ペトラの「あの崖の先には！」の期待感、早く体験してみたいです。
  今は「夜のペトラ」があるのでそちらも見るぞ～（笑）
  …現在の状況だと気軽に海外旅はあと３年は見ないとダメそうですね～
  それまでにペトラも吹っ飛ばされてないと良いのですけど。
  少し前のエジプト、今とはまた違った客引きだったのかと興味津々で次回待ってます(^^)/
  
  デジタルカメラのコピーって、紙焼きを撮影した？という事でしょうか～
  実際写したような感じですね。
  

  ほいみさん からの返信 2020/07/08 14:08:03

  RE: 如何にも

  いや〜・・マジで遺跡見学も好きだったんですよ。
  今でも3日に1個くらいなら大丈夫です。
  
  そうなんですよね〜・・・帰りのチケットを持たないか、オープンにしておくのが「正しいバックパッカー」なんです！？
  
  コロナ、どうなんでしょうね？
  来年の8月のオカバンゴキャンプに予約入れといたけど・・・まぁ無理でしょうね。
  
  表紙のペトラは、たまたま全紙に伸ばしてあったので、それをデジカメで撮ってみました。プリントが小さいと、当たり前だけど画質が悪いです。
  
  他のは7-8年前に「身辺整理」のためにネガを自分でスキャンしたら、全然上手く行かなかったってヤツです。最近はネガやポジからデジカメを使って、簡単にコピー出来る装置があるみたいです。しかも安い！
  
  ほいみ