日帰り栃木＜後編＞小江戸・栃木「蔵の街」散策

2020/06/27 - 2020/06/27

桜やアジサイ・紅葉の名所として知られハイキングコースとして人気がある栃木県栃木市の太平山（標高341m）と小江戸・栃木「蔵の街」を回る日帰り旅。

後編は江戸時代より例幣使街道の宿場町として、また巴波川の舟運により江戸との交易地として発展し今も往時を偲ばせる街並みが残る小江戸・栃木をのんびりと散策してきた。

==今回の旅の条件==
◆自宅から普通列車で片道２時間以内
◆名物・ご当地グルメが食べられる
◆梅雨の風情を感じられる場所

エリア 栃木・壬生・都賀(栃木)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

太平山をハイキングして満開の紫陽花と太平山三大名物を堪能したら

栃木駅行き路線バスで移動し「蔵の街」を散策してみることに。

終点/栃木駅の手前「幸来橋」バス停で下車。

バスで蔵の街に来るならココが便利かと。

12:20 バスを降りると「小江戸・栃木」を代表する景観が目の前に。

栃木駅方面は向こう側（巴波川の下流側）なので最後に行くとして・・・

巴波川沿いの「蔵の街遊歩道」を上流側にテクテクと
（栃木駅から離れていく感じ）
嘉右衛門町～蔵の町大通りを回ってみようかと。

鯉が泳ぐ巴波川（うずまがわ）

最初に訪れたのは横山郷土館。（入館料300円）

横山家は店舗の右半分で麻問屋、左半分が銀行を営んでいた明治の豪商。向かって右が麻蔵、左が文庫蔵。後で紹介する洋館と合わせ国の登録有形文化財に指定されている。

店舗兼住居には当時を偲ばせる帳場などが再現されていて、右側の麻蔵（観光情報コーナー）でビデオを観てから見学する流れ。

左半分の銀行跡は大好きなレトロ空間。(￣▽￣)

横山家は麻問屋で成した財を元手に明治41年（1908）に栃木共立銀行を設立。設立時の資本金は10万円(現在の価値で3億円)で昭和7年（1932）に廃業するまで栃木市の地域金融を担ってきたそうだ。

そーそー、銀行跡に上がるときは靴を脱いで。

ゴクリ。(*‘ω‘ *)

堪りませんな。(*^^*)

ここにも金庫。

住居部分には入れないんだけど裏の庭園から和室を撮ることは可能。

当時のお金

左側の文庫蔵には年代物の音響設備が・・・(≧▽≦)

庭園に建てられた洋館も国登録有形文化財。

いわゆる「離れ」ですな。

雰囲気あるでしょ。

神社もあるよ。

庭園から和室を撮影

個人的には300円で存分に楽しめたかな。(^O^)

横山郷土館脇の水路に沿って歩いてチョットだけ遠回り。。

次にやってきたのは嘉右衛門町。ここは日光例幣使街道に沿って歴史的な建物が並び、国の伝統的建造物群保存地区に指定されている。

いきなり素通りしてしまうところだったが、この建物「舘野家住宅店舗」は国登録有形文化財。（ひとつ上の画像と見比べてみて）

【館髪理】の看板で足が止まる。

外観だけで中は見れないか・・残念・・と思っていたら

「岡田記念館」から見学出来るみたい。岡田家は550年以上の歴史を持つ旧家で江戸時代には畠山家の陣屋だったそうで、当主の名を取ってこの地を嘉右衛門町と称するほど。（http://www.cc9.ne.jp/~kauemon/）

翁島別邸は改装工事中だったので入館料は800円→500円に。

土蔵に展示してある岡田家伝来の宝物はここでは省略し、気になっていた「栃木で最も古い床屋」は中には入れず外から覗きながら撮影。
昭和初期はどこもかんか感じだったのだそう。

こりゃあ堪らん。(*^▽^*)

栃木で一番古い自販機（ウヒョッ）

見どころのひとつ、代官屋敷も見てみよう。

畠山陣屋

一時期、代官職をここで代行してたのだとか。

もう一枚。

平澤商事（見学不可）は撮影だけ。

「油伝味噌」は創業天明年間の味噌屋で国登録有形文化財。

併殺の店舗「田楽あぶでん」でおやつタイムにしよう。

食べログ:https://tabelog.com/tochigi/A0902/A090201/9002756/

趣のある店内

焼いてるところをパチリ

田楽盛り合わせ（530円）は食べ応えあってヘルシー。

手前から（豆腐、里芋、こんにゃく）順番に食べていくと味噌の深い味わいの変化が楽しめた。

一旦、栃木駅へと続く蔵の街大通りに出て信号待ち中に見つけた洋館は「旧足利銀行栃木支店」で国登録有形文化財。
現在はレストランとして営業中。

下野新聞社栃木支局（旧毛塚肥料店）も国登録有形文化財。

「山本有三ふるさと記念館」も国登録有形文化財。

蔵の街大通りの向かい側にも重厚な見世蔵が今も残っているので、効率的に蔵巡りをするなら栃木市散策ガイドアプリ「蔵ミュゼ」がいいかも。

幸来橋に戻ってくると・・おっ、遊覧船がきたぞ。シャッターチャンス！

偶然だったけど、この風景を撮りたかったのでラッキー。

紫陽花も入れてパチリ☆

遊覧船の発着所はこの先。ここ幸来橋で折り返すみたい。

（左の塚田歴史伝説館は見学せず）

散策でやりたい事はあとひとつ。巴波川沿いを栃木駅方向に進んで、観光案内所で教えてもらった「じゃがいも入りやきそば」が食べられる店へ。

うずま公園の隣にある「こうしんの店」がココ。
店主の名前が”こうしん”さん？っていう疑問はさておき、店内で駄菓子を売ってるなど公園利用の子供や家族連れにも人気があるみたい。

食べログ:https://tabelog.com/tochigi/A0902/A090201/9001005/

「じゃがいも入りやきそば」は栃木市のご当地グルメ。

店員さんに聞いたら、大は並の1.5倍だそう。

もちろん、食べ盛りの50代オッサンは・・・

じゃがいも入りやきそば/大（500円）を注文。

かさを増すためにジャガイモを入れたといわれてるそうで、W炭水化物で腹いっぱい！もう一軒行くのに反射的に大盛を頼んじゃうんだよねぇ。

栃木駅はJRと東武鉄道が乗り入れていて、日光や鬼怒川温泉方面に向かう特急列車の停車駅。

16:22 東武鉄道を乗り継いでいけば自宅に着くんだけど

途中下車して、もう１か所・・・栃木・群馬・埼玉の「三県境」に寄ってみたのでよかったら覗いてやってください。
https://4travel.jp/travelogue/11631155