2018/12/01 - 2018/12/15
22位(同エリア41件中)
さいたまさん
この旅行記のスケジュール
2018/12/01
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クラ地峡横断鉄道の跡を辿るため、クラ地峡について勉強します。
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クラ地峡については、昔から東西交通の要として、いろんな交通手段が考えられていました。
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チュンポンに移動して、国道4号線沿いに、クラ地峡横断鉄道の跡を目指します。
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チュンポンに向かう前、チャトチャックの北バスターミナルに行きます。
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高速道路バスの乗車券を購入します。
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北バスターミナルの居酒屋で夕食をとります。
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チュンポンに着いた後、ソンテウを待ちます。
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ソンテウで、クラ地峡の最狭部を目指します。
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クラ地峡の最狭部を示す施設につきます。
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クラ地峡の主要地域のクラブリに着きます。
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クラ地峡横断鉄道の跡である記念施設に着きます。(前編は、ここまで)
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この旅行記スケジュールを元に
マレー半島を東西に横断するクラ地峡横断鉄道の跡をたどってきました。(前編)
クラ地峡横断鉄道の跡は、あまり残っていませんが、ラノーンの北側のカオファーチーには、第2次世界大戦の歴史を示す場所として、クラ地峡横断鉄道に係る施設があります。
その施設は、広い広場の中央に、当時、使用されていた機関車と同じ型の機関車が置かれています。
また、機関車の西側には、大きな記念館のような建物があります。
クラ地峡横断鉄道は、90kmにも及ぶ線路区間を、半年余りで完成させるという建設速度をもって、建設が進められました。
線路の経路は、ほぼ国道4号線沿いになっていました。
現在は、カオファーチーの施設を除いて、残っているものは、ありません。線路等は、シンガポールやマラッカ等の戦略的優越の支障になることを懸念する英軍により撤去されています。
わずかに、国会図書館に保管されている外邦図の地図に、クラ地峡横断鉄道の線路の跡が、残されているのみです。
国道4号線とタイとミャンマーの国境の河川は、当時と変わっていないようです。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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マレー半島の最も狭い場所が、クラ地峡です。東西の幅は、約40kmしかありません。
このクラ地峡に、東西を結ぶ鉄道か運河を作る構想は、昔からありました。
鉄道か運河で、東西の交通を、円滑にしようとする考え方です。
自然、かつまっとうな発想です。
日本軍は、クラ地峡横断鉄道として鉄道を建設しました。 -
旧日本軍が、クラ地峡横断鉄道として建設した場所は、概略、この付近になります。
建設された鉄道の総延長は、94kmとなりました。 -
国会図書館に、クラ地峡横断鉄道の経路が記載された地図が残っていました。
鉄道の始発地点は、矢印の先になっています。
見にくいので、拡大して見ます。 -
青色の線が、クラ地峡横断鉄道の跡です。
赤色の線は、国道4号線です。
概ね、国道4号線沿いと判断できます。
(もっと西側の地図は、国会図書館にも保管されていないようです。) -
国会図書館に保管されていた旧陸軍参謀本部の地図です。
国道4号線沿いの地形と、ビルマとタイの国境の河川の状況が判ります。
昭和16年作成の地図ですので、昭和19年前後の鉄道建設工事の場所は、記載されているはずがありません。 -
クラ地峡横断鉄道の跡を確認するため、クラ地峡、横断鉄道、そしてその先のラノーンの地を見に行きました。
前日、ミャンマー側の泰緬鉄道を見てきたばかりなので、やや疲労気味ですが。 -
往路は、チュンポンから、すぐ西に4号線に入りました。
帰路は、ラノーンからそのまま東進し、クラ地峡の東側海岸沿いを北上しました。
クラ地峡横断鉄道の跡の状況を確認できるのは、往路が主体となります。 -
バンコクの北バスターミナルから、チュンポンに向かいます。
チュンポンからは、ソンテウを乗り継いで、ラノーンに行く予定です。
タクシーを借り上げるのも、一案ですが、貧乏旅行者にとっては、高額になりますので、ソンテウの乗り継ぎにします。
国道4号線におけるソンテウの走行状況は、まったく判りませんが、クラ地峡横断鉄道の状況を確認するためには、途中の下車が不可欠ですので、ソンテウで、西に向かいます。 -
夜行の高速バスですので、モーチットの北ターミナルから出発です。
途中で、バスを乗り換えることになりましたが、乗車時点では、理解していませんでした。
(バス乗り換えの際、荷物と別れ別れになりそうになりましたので、注意する必要があります。) -
モーチットの北バスターミナルには、夕方につきました。
これから乗車券を購入します。 -
路線バス番号136番の市内バスから、高速バス乗車券売り場に向かいます。
乗車券は、あるでしょうか?
事前に購入しておけばよいのですが、前日、ミャンマーから帰ってきたばかりなので、事前購入はできませんでした。 -
ラノーンに行くのですが、チュンポンからは、ソンテウを利用して、国道4号線沿いに、ラノーンに向かうので、乗車券は、チュンポンまでの購入となります。
乗車券カウンターが多数ありますので、ターミナル中央の案内所にて、カウンター番号を確認の上、乗車券を購入します。 -
チュンポンまでの夜行バスの乗車券です。
朝食込みの料金で、328バーツです。日本の感覚では、格段に安いですが、バンコクでの1泊のホテル代400バーツから考えると、高価です。
下側に、朝食用のパンとヤクルトの無料世クーポン券が付いていましたが、朝食受領時に、係員へ渡した関係上、写真には、写っていません。
(朝食は、簡単なマフィンのようなものと、ヤクルトジョア1本程度です。)
チュンポンへのバス乗車券を購入できました。
出発時間は、20時です。 -
中央の広場の待合室の様子です。
とても混んでいます。
ゆっくり横になってバスを待つような余席はありません。 -
中央の待合スペースでは、ゆっくりできそうもありません。
なにしろ、人の息で、暑いものですから。 -
チュンポンへのバスの出発時間は、20時です。
時間があるので、キャリーバッグを預けて、食事をすることにしました。
キャリーバック1個の手荷物一時預かり料金は、40バーツです。
安くはない料金ですが、身軽になるためには、仕方がありません。 -
北バスターミナルの食堂に入り、夕食をとるつもりです。
右奥側と左奥側に、待合室や食堂があるようです。 -
南側の路線バスの待合室の方に移動しました。
高速バスは、夜間の利用者が多く、市内バスは、夜間の利用者は少ないものと判断したのです。 -
新宿の一杯飲み屋の感じの店を見つけました。
バスは、8時出発なので、7時半までゆっくりできればと考えました。 -
内容は、良く判りませんが、40~50、そして70という数字が記載されています。
バーツという意味だったら、値段的に安心できます。
(缶ビール1本、約30バーツですので。) -
70という数字の表示は、ビール大瓶1本70バーツの意味でした。
ちょっとした食堂では、ビール大瓶1本100~120バーツします。
スーパーでも、ビール大瓶1本70バーツは、します。
飲食店で、ビール大瓶1本70バーツは、格段に安いです。
バスに、トイレが付いているか否か判りませんので、後のことを考え、心配しましたが、ビールを飲むことにしました。 -
おつまみは、40~50バーツ、中には70バーツという感じのようです。
良く判りませんが、聞けば教えてくれますので、安心です。 -
いろいろな料理がありますが、他の客の食べている現物を確認するのが、一番、確実です。
俗にいう、指差し注文です。 -
イカのから揚げのようでした。
40バーツです。安心です。
お腹が空いているので、おいしいです。 -
バスに乗り、寝てるうちに、チュンポンに着きました。
途中、休憩間に、バスの乗り換えがありました。
バス下部のトランクスペースの荷物は、自動的に、載せ替えられていましたが、その事実を知らずに、以前のバスに戻って、元の席に座っていたところ、係員が、清掃をしながら、顎で、「あっちに行け。」と指示してきました。
何かわからなかったのですが、示されたバスの下部に、キャリバーバックが入っていることを確認したので、バス車両の交代だと気が付きました。
当初の座席指定は、ご破算のようですので、空いた席に座りました。 -
チュンポンの街並みです。
国道4号線を西に向かうソンテウを待ちます。
ソンテウがいつ来るか、いつ出発するかは、全くわかりません。 -
チュンポンの街並みです。
ソンテウの出発点と思われる場所に座って、国道4号線を西に向かうソンテウを待ちます
国道4号線を西に向かうソンテウであれば、どこまで行くかは、問いません。
国道4号線を西に向かう乗り物であれば、なんで良いです。
クラ地峡に行くことが、最大の目的です。 -
どこに行くソンテウか判りませんが、西に向かっています。
立体交差点を超える橋を渡っています。
間違いなく、西に向かっています。 -
デジタルカメラが悪いのでもなく、振動でカメラが揺れているわけでもありません。
強い雨が降ってきているのです。
チュンポンは、海岸沿いの都市なので、豪雨が降りやすいのでしょう。
強い雨です。 -
一転、強い雨がやみました。
道路は、雨で濡れています。
上空には、ところどころ切れ目がありますが、厚い雲が広がっています。 -
道路標識です。
道路を、もと来た方向に戻ると、チュンポーン
下側の矢印方向に向かうと、チュンポン北側に向かう道路のようです。
どうも、この付近が、国道4号線との交差点のようです。
(確信は、ありませんが。) -
また強い雨が降ってきました。
道路上空の空は、明るいですので、しばらくしたら、やむでしょう。
乗せてもらっているわけですので、ソンテウは西に向かっていると、信じるしかありません。 -
チュンポンから国道4号線を西に向かって走行中です。
タイは、左側通行ですので、対向車線は、東進する方向(チュンポン方向)です。 -
チュンポン市街地から西側約10kmの地点です。
カンガルーの像が立てられているガソリンスタンドです。
クラ地峡横断鉄道は、この付近の北側に建設されていたようです。 -
ラーマ5世の親族の名前が付けられているウドムサークゴルフ場です。
ミャンマー領(クラ地峡横断鉄道が南側に曲がる屈曲点まで約30kmほどあります。) -
国会図書館の地図には、クラ地峡横断鉄道が、写真の右側に建設されているように記載されていました。
国道4号線の見通し線方向に見える山は、ほぼ4号線の直線部分の中間点に当たる山です。 -
クラ地峡横断鉄道は、写真の国道4号線とほぼ並行して建設されました。
ともに平坦な平地部を利用しています。 -
国道4号線のところどころに、三角屋根の建物があります。
バス停のようです。
定期的に運行されている路線バスがあるような感じです。 -
なんとなくソンテウの速度が落ちてきました。
周りの車両も、速度を落としています。
何かあったのでしょうか?
ソンテウの中で、乗客が、お互いに話し出しました。 -
軍の検問所です。
国境が近いので、検問所が設けられているようです。
パスポートを準備しましたが、停止を命ぜられることはありませんでした。 -
乗り合いの車両は、止められていません。
自家用車が、止められています。
多人数が乗っている乗り合いのソンテウをチェックするのは、面倒くさいのでしょうか?
金銭的に困窮している不法入国者が、自家用車を所有していることは、考えづらいと思われますが。 -
ソンテウは、速度を上げながら、進みだしました。
後方を見ると、後続車が見えません。
工事中なのでしょうか、車線規制がされているようなのですが、他に車が見えません。 -
国道4号線の工事の様子です。
車線ごとの工事なのかもしれません。
中央分離帯を挟んで、上下線とも工事中です。 -
工事車両が、並走して工事を実施しています。
更に奥にも、別の工事車両が、工事を実施しています。 -
対抗車線で、ソンテウに乗車しようとしている乗客がいました。
これからチュンポンに行くのでしょうか。
バンコクで見られるようなソンテウではなく、車体長さがかなり長いソンテウです。 -
クラ地峡の最狭部に到着しました。
タイとミャンマーの国境となっている河川の東側河岸です。
チュンポンまで、直距離約47kmです。 -
旧陸軍参謀本部の地図では、近傍集落、周辺の等高線や河川との関係が明確に記載されています。
いずれも、平地部の平坦な地形となっています。 -
航空写真から見ると、国境をなす河川が、国道4号線と最も近い関係位置にあります。
白色の道路が、国道4号線です。 -
近傍には、アンダマン海へのゲートウェイとの表示が設けられています。
アンダマン海は、国境河川を南下するとすぐです。
(河口付近が、アンダマン海です。) -
国境と国道4号線の間に、クラ地峡最狭部の標識が立てられています。
写真の大きな樹木の左側です。 -
クラ地峡の最狭部の標識群です。
白色の案内板が見えます。 -
中央が、クラ地峡の最狭部の標識です。
左側に、白色の案内板が見えます。 -
国道4号線沿いの建物です。
国境をなす河川は、建物のすぐ奥にあります。(低地にあり、見えません。)
背景の山並みは、ミャンマー領の山系です。 -
国道4号線から、木の間越しに、国境の河川が見えます。
国境の河川がすぐ近くであることが、判ります。 -
国道4号線から、細い道路を、西側に少し下がると、国境の河川が、すぐ目の前に見えます。
雨が降った後ですので、水が茶色に見えます。 -
国道4号線の傍の広場の様子です。
工事用のコンクリート土管が置かれています。
ミャンマー領の山系が、すぐそばに見えます。 -
クラブリの近傍にやってきました。
クラブリの南に、ラノーンがあります。
写真は、ラノーンの観光案内の標識です。
ラノーンは、温泉と自然環境保護を表看板に、観光客を歓迎しています。
温泉が有名のようです。 -
クラブリの市場の入口です。
2ヶ所ある入口の北側の入口です。 -
クラブリの市場の周辺です。
いろいろな商店が並んでいて、この周辺の部落の中心となっています。 -
国道4号線の西側にある、クラブリの市場です。
かなり大きな市場です。
奥が広くなっています。 -
写真右側のくの字に曲がっているのが、国道4号線です。
写真左側に、国境の河川があります。
道路の状況から推測すると、ミャンマーとクラブリの間には、住民の往来がかなりあるような感じです。 -
国境の河川に通ずる道路が、信号右側に見えます。
赤い鉄塔上に広告標識が見える方向です。 -
道路上の赤白標識の方向に、国境の川があります。
すぐそばに、渡し船の渡し場があります。 -
国道4号線の両側には、建設中の建物が見えます。
将来の完成予想図も、掲げられています。
将来の発展を見越しているのでしょう。 -
この坂を上り切った場所に、クラ地峡横断鉄道の最終駅のカオファーチー駅があります。
国境の河川に、支流が合流する地点の付近です。 -
カオファーチーの標識です。
この標識の南側に、クラ地峡横断鉄道の最終駅があります。 -
クラ地峡横断鉄道の跡の記念施設にやってきました。(前編の終わりになります。)
クラ地峡横断鉄道の跡の記念施設については、ラノーン市街の様子を含めて、後篇になります。
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