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2017年7月の3連休をはさんで5泊6日。極東ロシア鉄道の旅に出かけました。その直後の8月からウラジオストク限定で電子ビザが簡単に取れるようになり、翌年にはハバロフスク等にも拡大してちょっとしたブームに。2020年には成田からウラジオストクへJALとANAが就航して、日本から2時間のヨーロッパがさらに注目を集めたところで新型コロナウイルスの蔓延が来ました。<br /><br />まだ日本人が多くなく、アジア人といえば中国人かビザ免除の韓国人だった極東ロシア。個人手配かパックツアーか迷ったけど、ウラジオストクとハバロフスクを訪れる前提で計算すると、S7航空が関空-ウラジオストク便の就航で旅行会社向けに安く卸したようで、費用はほぼ同等。それなら列車のチケット等の面倒なことは旅行会社に任せることにして、エアとホテルそれに夜行列車だけの関空発着5泊6日を採用することに。<br /><br />シベリア鉄道の近郊電車や夜行寝台列車、各都市の路面電車(トラム)や路線バスで巡る旅をご覧いただきます。<br /><br />0日目<br />東京駅-夜行バス→天王寺<br /><br />1日目<br />天王寺-阪堺電軌→浜寺駅前 浜寺→南海電鉄→関西空港<br />関西KIX-S7航空570便→ウラジオストクVVO<br />レストランで夕食後、夜のウラジオストク駅へ<br />https://4travel.jp/travelogue/11623025<br /><br />2日目<br />ウラジオストク市内観光<br />https://4travel.jp/travelogue/11623164<br /><br />6番のトラムに乗車<br />路線バスでルースキー島へ<br />https://4travel.jp/travelogue/11623175<br /><br />3日目<br />ウラジオストク市内観光<br />近郊電車でフトラーヤレーチカへ<br />https://4travel.jp/travelogue/11623564<br />夜行寝台列車オケアン号でハバロフスクへ<br />https://4travel.jp/travelogue/11623632<br /><br />4日目<br />ハバロフスク市内観光<br />1番のトラムに乗車<br />https://4travel.jp/travelogue/11624531<br /><br />5日目<br />ハバロフスクの子供鉄道<br />【この旅行記です】<br />アムール川クルーズから眺める鉄橋歴史博物館<br />https://4travel.jp/travelogue/11625820<br /><br />6日目<br />ハバロフスクKHV-SU5603便→ウラジオストクVVO<br />ウラジオストクVVO-S7 569便→関西KIX<br />関西KIX-NH→羽田HND<br />https://4travel.jp/travelogue/11625836

極東ロシア鉄道の旅 ウラジオストク ハバロフスク(その7 ハバロフスクの子供鉄道)

10いいね!

2017/07/14 - 2017/07/19

100位(同エリア193件中)

モボ101

モボ101さん

2017年7月の3連休をはさんで5泊6日。極東ロシア鉄道の旅に出かけました。その直後の8月からウラジオストク限定で電子ビザが簡単に取れるようになり、翌年にはハバロフスク等にも拡大してちょっとしたブームに。2020年には成田からウラジオストクへJALとANAが就航して、日本から2時間のヨーロッパがさらに注目を集めたところで新型コロナウイルスの蔓延が来ました。

まだ日本人が多くなく、アジア人といえば中国人かビザ免除の韓国人だった極東ロシア。個人手配かパックツアーか迷ったけど、ウラジオストクとハバロフスクを訪れる前提で計算すると、S7航空が関空-ウラジオストク便の就航で旅行会社向けに安く卸したようで、費用はほぼ同等。それなら列車のチケット等の面倒なことは旅行会社に任せることにして、エアとホテルそれに夜行列車だけの関空発着5泊6日を採用することに。

シベリア鉄道の近郊電車や夜行寝台列車、各都市の路面電車(トラム)や路線バスで巡る旅をご覧いただきます。

0日目
東京駅-夜行バス→天王寺

1日目
天王寺-阪堺電軌→浜寺駅前 浜寺→南海電鉄→関西空港
関西KIX-S7航空570便→ウラジオストクVVO
レストランで夕食後、夜のウラジオストク駅へ
https://4travel.jp/travelogue/11623025

2日目
ウラジオストク市内観光
https://4travel.jp/travelogue/11623164

6番のトラムに乗車
路線バスでルースキー島へ
https://4travel.jp/travelogue/11623175

3日目
ウラジオストク市内観光
近郊電車でフトラーヤレーチカへ
https://4travel.jp/travelogue/11623564
夜行寝台列車オケアン号でハバロフスクへ
https://4travel.jp/travelogue/11623632

4日目
ハバロフスク市内観光
1番のトラムに乗車
https://4travel.jp/travelogue/11624531

5日目
ハバロフスクの子供鉄道
【この旅行記です】
アムール川クルーズから眺める鉄橋歴史博物館
https://4travel.jp/travelogue/11625820

6日目
ハバロフスクKHV-SU5603便→ウラジオストクVVO
ウラジオストクVVO-S7 569便→関西KIX
関西KIX-NH→羽田HND
https://4travel.jp/travelogue/11625836

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
交通
4.0
同行者
家族旅行
交通手段
鉄道 高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行なし)
  • 極東ロシア5日目も良い天気。朝から市の北にある子供鉄道に向かいます。まずは、1番のバスでハバロフスク駅へ。ここで13番のバスに乗り換えですが、1番と停留所が違うようで、バス停探しから。少し先で見つけた。

    極東ロシア5日目も良い天気。朝から市の北にある子供鉄道に向かいます。まずは、1番のバスでハバロフスク駅へ。ここで13番のバスに乗り換えですが、1番と停留所が違うようで、バス停探しから。少し先で見つけた。

  • 駅前に発着するバスは、大半が韓国の中古車。系統によっては、韓国現代製のマイクロバスも。

    駅前に発着するバスは、大半が韓国の中古車。系統によっては、韓国現代製のマイクロバスも。

  • ロシア製と思われる小型バスも使われています。

    ロシア製と思われる小型バスも使われています。

  • 13番のバスは大型の韓国の中古車。車掌にガイドブックの子供鉄道の写真を見せておくと、空港へ向かう幹線道路からわき道に入った最初の停留所で、ここだよと教えてくれます。バス停横のフェンスの向こうには、緑色の蒸気機関車。

    13番のバスは大型の韓国の中古車。車掌にガイドブックの子供鉄道の写真を見せておくと、空港へ向かう幹線道路からわき道に入った最初の停留所で、ここだよと教えてくれます。バス停横のフェンスの向こうには、緑色の蒸気機関車。

  • 旧ソ連をはじめ共産圏各国で、教育施設として運営されてきた子供鉄道。統一後のドイツを含む多くの国で現在まで引き継がれていて、ロシア国内には今でも20カ所以上残っているのだとか。11歳から17歳の少年少女を対象に子供鉄道として独立して敷設された本物の鉄道と同じ設備を使用して、運転だけは大人に委ねるものの、指導者の下でそれ以外の列車の運行や駅における各種鉄道業務を行い、切符を買えば一般客も乗車できます。

    旧ソ連をはじめ共産圏各国で、教育施設として運営されてきた子供鉄道。統一後のドイツを含む多くの国で現在まで引き継がれていて、ロシア国内には今でも20カ所以上残っているのだとか。11歳から17歳の少年少女を対象に子供鉄道として独立して敷設された本物の鉄道と同じ設備を使用して、運転だけは大人に委ねるものの、指導者の下でそれ以外の列車の運行や駅における各種鉄道業務を行い、切符を買えば一般客も乗車できます。

  • 旧ソ連製かロシア製のクルマがいるので見ていたら、

    旧ソ連製かロシア製のクルマがいるので見ていたら、

  • 目の前をL型のディーゼル機関車が3両の客車を牽いて、発車していってしまった。

    目の前をL型のディーゼル機関車が3両の客車を牽いて、発車していってしまった。

  • 徹車の最後尾には、運行に携わる少年の姿も。

    徹車の最後尾には、運行に携わる少年の姿も。

  • ここは子供鉄道のピオネルスカヤ駅。ハバロフスクの子供鉄道は1958年の開設で、当初は600mmゲージでレールバスでの運行であったが、その後旧ソ連の標準的な狭軌路線750mmに改軌され、2.5km離れた2駅を結ぶディーゼル機関車牽引の客車列車になっています。

    ここは子供鉄道のピオネルスカヤ駅。ハバロフスクの子供鉄道は1958年の開設で、当初は600mmゲージでレールバスでの運行であったが、その後旧ソ連の標準的な狭軌路線750mmに改軌され、2.5km離れた2駅を結ぶディーゼル機関車牽引の客車列車になっています。

  • 次の発車まで時間があるためか、切符売り場は閉まっています。

    次の発車まで時間があるためか、切符売り場は閉まっています。

  • 駅舎のドアが開いていたので、中に入ってみると、

    駅舎のドアが開いていたので、中に入ってみると、

  • 学校の教室のようが部屋が。

    学校の教室のようが部屋が。

  • ピオネルスカヤ駅には、かつて子供鉄道で使われてきたと思われる車両が保存展示されています。車両そのものは、旧ソ連や旧共産圏諸国の狭軌路線用に量産されたものと同一形式と思われます。<br /><br />軸配置BBのL型車体のディーゼル機関車ТУ7(TU7)型2612号機。現役の機関車ТУ7A(TU7A)型の1世代前の型式のようです。<br />

    ピオネルスカヤ駅には、かつて子供鉄道で使われてきたと思われる車両が保存展示されています。車両そのものは、旧ソ連や旧共産圏諸国の狭軌路線用に量産されたものと同一形式と思われます。

    軸配置BBのL型車体のディーゼル機関車ТУ7(TU7)型2612号機。現役の機関車ТУ7A(TU7A)型の1世代前の型式のようです。

  • 同じく軸配置BBの箱型車体のディーゼル機関車ТУ2(TU2)型243号機。

    同じく軸配置BBの箱型車体のディーゼル機関車ТУ2(TU2)型243号機。

  • 扉に鍵がかかっていなかったので乗ってみると、外観は綺麗に整備されているものの、使えそうな部品を取ったのか車内は荒れ放題。

    扉に鍵がかかっていなかったので乗ってみると、外観は綺麗に整備されているものの、使えそうな部品を取ったのか車内は荒れ放題。

  • ディーゼルエンジンが発電機につながっているので電気式のようです。

    ディーゼルエンジンが発電機につながっているので電気式のようです。

  • 小さいながらも車体のリブが共産圏らしさを醸し出す2両の客車。

    小さいながらも車体のリブが共産圏らしさを醸し出す2両の客車。

  • 近くの瓦屋根の下には実習用の教材でしょうか。シリンダヘッドとライナを取り外してピストンがむき出しになったディーゼルエンジンや、広軌と思われる実物の大きな台車や車輪、連結器とブレーキ用エアホースの接続器が展示されています。

    近くの瓦屋根の下には実習用の教材でしょうか。シリンダヘッドとライナを取り外してピストンがむき出しになったディーゼルエンジンや、広軌と思われる実物の大きな台車や車輪、連結器とブレーキ用エアホースの接続器が展示されています。

  • シリンダヘッドとライナを取り外してピストンがむき出しになったディーゼルエンジン、

    シリンダヘッドとライナを取り外してピストンがむき出しになったディーゼルエンジン、

  • 広軌と思われる実物の大きな台車や車輪、

    広軌と思われる実物の大きな台車や車輪、

  • 連結器とブレーキ用エアホースの接続器が展示されています。

    連結器とブレーキ用エアホースの接続器が展示されています。

  • 蒸気機関車の大型模型も。

    蒸気機関車の大型模型も。

  • 機関車の汽笛が聞こえ、フェンスのところで誘導係の少年が黄色い旗を掲げる前を、向こうからТУ7A(TU7A)型が3両の客車を牽引して戻ってきました。

    機関車の汽笛が聞こえ、フェンスのところで誘導係の少年が黄色い旗を掲げる前を、向こうからТУ7A(TU7A)型が3両の客車を牽引して戻ってきました。

  • 機関車には、大人の機関士の他に数名の少年も添乗しています。

    機関車には、大人の機関士の他に数名の少年も添乗しています。

  • ホームに停車すると、子供鉄道で学ぶ少年少女に続いて乗客が下車。

    ホームに停車すると、子供鉄道で学ぶ少年少女に続いて乗客が下車。

  • 幼稚園の課外活動なのか可愛いお客さんも大勢。何年か後には、この中から子供鉄道のスタッフが誕生するかも。

    幼稚園の課外活動なのか可愛いお客さんも大勢。何年か後には、この中から子供鉄道のスタッフが誕生するかも。

  • 子供鉄道のスタッフの少年達の手で切り離し作業が行われ、機関車が離れていきます。

    子供鉄道のスタッフの少年達の手で切り離し作業が行われ、機関車が離れていきます。

  • 駅務の少年が黄色い旗を振って誘導。

    駅務の少年が黄色い旗を振って誘導。

  • 機関車は機回りをして、反対側の客車の前へ。

    機関車は機回りをして、反対側の客車の前へ。

  • 少年達が中央のバッファの両側にチェーンをかけ、機関車と客車の間のブレーキホースと通信線を接続して連結作業が完了。

    少年達が中央のバッファの両側にチェーンをかけ、機関車と客車の間のブレーキホースと通信線を接続して連結作業が完了。

  • 出発準備ができました。

    出発準備ができました。

  • 切符売り場もオープン。シベリア鉄道と同様に、車掌の少女がデッキの前のホームに立ち、乗客を迎えます。

    切符売り場もオープン。シベリア鉄道と同様に、車掌の少女がデッキの前のホームに立ち、乗客を迎えます。

  • 切符を買って乗車します。3両の客車の連結面には貫通幌がなく、緊急時以外は隣の車両への通行は不可でしょう。

    切符を買って乗車します。3両の客車の連結面には貫通幌がなく、緊急時以外は隣の車両への通行は不可でしょう。

  • 駅舎の前で白い札を掲げる駅員の少女の合図で、列車は定刻に発車。

    駅舎の前で白い札を掲げる駅員の少女の合図で、列車は定刻に発車。

  • 指導者と思われる大人の女性もホームに出て、列車を見送ります。

    指導者と思われる大人の女性もホームに出て、列車を見送ります。

  • 4人がけのボックスシートの並ぶ車内では、早速車掌の少女の検札が始まり、手で切符に切れ目を入れていきます。

    4人がけのボックスシートの並ぶ車内では、早速車掌の少女の検札が始まり、手で切符に切れ目を入れていきます。

  • 小さな子供は車窓に夢中。

    小さな子供は車窓に夢中。

  • 子供鉄道の沿線には遮断機付きの踏切もあります。

    子供鉄道の沿線には遮断機付きの踏切もあります。

  • 列車は汽笛を鳴らしながら自転車なみの速度でゴトゴト進みます。

    列車は汽笛を鳴らしながら自転車なみの速度でゴトゴト進みます。

  • 発車してから7~8分、車掌の少女が立ち上がって案内した後、駅員の少年が赤い札を持つ小さな駅舎と広いホームのあるユビレイナカヤ駅に到着。みんな降りるので、もうここが終点らしい。

    発車してから7~8分、車掌の少女が立ち上がって案内した後、駅員の少年が赤い札を持つ小さな駅舎と広いホームのあるユビレイナカヤ駅に到着。みんな降りるので、もうここが終点らしい。

  • 子供鉄道のスタッフの少年達が切り離し作業をして、機関車は前方へ。

    子供鉄道のスタッフの少年達が切り離し作業をして、機関車は前方へ。

  • その先に車庫があるようで、ちょうど流線型のТУ10(TU10)型ディーゼル機関車をトレーラーに乗せ、搬出作業が行われています。シベリア鉄道まで運んで全般検査でも受けるのでしょうか。

    その先に車庫があるようで、ちょうど流線型のТУ10(TU10)型ディーゼル機関車をトレーラーに乗せ、搬出作業が行われています。シベリア鉄道まで運んで全般検査でも受けるのでしょうか。

  • 少年たちの誘導で機関車は機回りをして反対側に連結。

    少年たちの誘導で機関車は機回りをして反対側に連結。

  • しばし休憩の後全員が再び車内へ、今来た線路を戻ります。

    しばし休憩の後全員が再び車内へ、今来た線路を戻ります。

  • 切符は往復乗車券になっていたようです。戻ってきたピオネルスカヤ駅では、駅員の少女が赤い札を掲げて出迎えてくれました。<br /><br />※ 2017年段階でのハバロフスクの子供鉄道の運行は、6月から8月の毎週火曜から日曜日でした。<br /><br />※ ハンガリー ブダペストの子供鉄道はこちらにあります。<br />https://4travel.jp/travelogue/11292769

    切符は往復乗車券になっていたようです。戻ってきたピオネルスカヤ駅では、駅員の少女が赤い札を掲げて出迎えてくれました。

    ※ 2017年段階でのハバロフスクの子供鉄道の運行は、6月から8月の毎週火曜から日曜日でした。

    ※ ハンガリー ブダペストの子供鉄道はこちらにあります。
    https://4travel.jp/travelogue/11292769

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