2020/05/17 - 2020/05/17
417位(同エリア911件中)
くまねこさん
奈良県に発出していた緊急事態宣言が解除されたので、近所の長谷寺にサイクリングがてら行って来ました。
前半は最寄り駅から参道の様子なので、
長谷寺だけでいいねん! という方は、お使いのブラウザを使い、
いいところまで飛ばしていただけたらと思います。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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-
近鉄桜井駅まで自転車で行き、そこから近鉄電車で2駅の長谷寺駅へ。
長谷寺駅 駅
-
頭上注意と赤パイロンに書かれてあったので、
何かと思って上を見上げると、
ツバメでしょうか。鳥が巣を作ってありました。 -
駅を出たところには、總本山長谷寺の石碑が。
長谷寺駅 駅
-
駅を出たすぐには、長谷寺に向かう近道。
大きな門と歓迎の文字が目を引きます。
この先は、石造りの階段になっています。 -
階段はこんな感じ。
-
写真中央。遠くかすかに見えるのが、長谷寺の本堂でしょうか。
結構遠いなと思いました。
(実際歩いてみると、それほど距離は感じなかったです) -
石造りの階段が続く参道。
まさに行きはよいよい帰りは怖い……でした。
帰り用の体力を温存しておいたほうが良いかもしれません。 -
階段の途中、
いい感じに寂れた小さな公園が。 -
階段を降りきると、
アホな私でも分かるぐらい、これでもかというぐらい
長谷寺の行き方を案内してくれました。
これで迷いませんね。 -
車も通れる橋を渡ります。
右の欄干近くに、この先の橋が紅葉が綺麗で絶好のフォトスポットだと
案内が出ていました。 -
その橋を撮ってみました。
紅葉の季節ではないので、青々とした風景ですが、
これもまたいいものです。 -
紅葉が綺麗だという橋(名前忘れた……)に行ってみました。
長谷山口坐神社(はせ やまぐち います じんじゃ)の入り口でした。
傍らにある由緒記には、
長谷山の鎮めの神として大山祇(おおやまつみ)の神を祭神としている。
第十一代垂仁天皇の時代に、天照大神を祀った時、
随神として、天之手力男神(あめのたぢからおのかみ)を祀った。
その際、北の山の中腹に豊秋津姫も随神として祀っていたが、
明治42年(西暦1909年)に合祀。
第45代聖武天皇の時代、天平2年(西暦730年)に発行された大倭国正税帳(いわば、中央政府に報告した決算報告書)に、
長谷山口神社の名が見られる由緒深い神社で、
五穀豊穣、商売繁盛の神として氏子里人の守り神として信仰を集めている。
と、書かれていました。
中までお邪魔しようかと思ったのですが、
結構急な石階段が続いていたので、断念しました。 -
気を取り直して、長谷寺へ向かっていると、
先程の長谷山口坐神社の遥拝所がありました。
断念してしまったので、ここから拝むことにしました。 -
遥拝所の看板の下に、
<神社本殿へは>2軒先の少路より参拝できます>
と、書かれていたのがここです。
うっかり見落としそうになりました。
小さな看板が立っていますが、もう少し大きいと良いと思います。 -
少路を進みます。
ここだけ昭和のままな感じ。
いい雰囲気です。 -
長谷山口坐神社の何とか橋。
紅葉だったらさぞキレイでしょうね。
私的には、青々としたこういう風景も好きです。 -
イチオシ
橋とは反対側の川面。
おそらく、昭和の時代から同じ風景なのでしょう。
ひょっとしたら、大正とか明治の人が見たのと同じ景色を見ているのかもしれません。
令和の時代、またその先の時代の人にも同じ景色を見て欲しいなと思いました。 -
参道の途中にある神社? 何かをお祀りしているところのようです。
詳細不明ですが、苔むしているところを見ると、けっこう古い物かもしれません。 -
参道の様子。
結構疲れてきました……。 -
やっと着きました、長谷寺。
中に入ってからあった略縁起や公式サイト他によると、
正式には、豊山(ぶさん)神楽院長谷寺といい、
山号のみだけではなく、院号も付いていますね。
長谷観音、初瀬観音という名でも有名です。
西国三十三所観音霊場の第八番札所であり、
末寺3,000余、檀信徒300万を有する真言宗豊山派の総本山です。
飛鳥時代、大化の改新で有名な大化から数えること2つめの元号、
朱鳥(すちょう)元年(西暦686年)、
第40代天武天皇が道明上人に命じて創らせ、
それから約50年後に、徳道上人が天皇の勅願を受け、
楠の霊木を使い、本尊・十一面観世音菩薩を建立。
ここから長谷観音の信仰は全国に広まっていき、
全国に百数十ヶ寺ある長谷寺(鎌倉が有名だとか)は、長谷観音の分身を奉祀しているそうです。長谷寺 寺・神社・教会
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<総本山 長谷寺>の石碑。
雨水の跡が歴史を示していい感じですね。長谷寺 寺・神社・教会
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仁王門の直前から入口付近。
境内は非常に広く、ソーシャルディスタンスが充分に取れる大きさです。
奥に参道のお店が見えています。長谷寺 寺・神社・教会
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藤棚でしょうか?
シーズンではないので、青々とした葉だけだと分かりませんでした。
葛井寺と小房観音を思い出しました。長谷寺 寺・神社・教会
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仁王門の途中にある手水舎。
下の石には、
<明治十一年 長 谷 寺 八尾 吉川彦□>
と彫られているので、個人が寄贈したものなのかもしれません。
コロナウイルス感染を防止するため、柄杓は撤去されておりました。長谷寺 寺・神社・教会
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手水舎#2。
小さなかわいいかめさんの口から水が出てくるようです。長谷寺 寺・神社・教会
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仁王門。
重要文化財に指定されています。
三間一戸入母屋造本瓦葺の楼門で、両脇には仁王像が安置。
楼上にも釈迦三尊十六羅漢像が安置されているようですが、見れませんでした。
平安時代、第66代天皇一条天皇時代の創建とされますが、
度重なる火災で消失。現在の仁王門は、
明治になってから再建されたものです。
大額(中央上にある「長谷寺」の額)は、第107代後陽成天皇の文字です。長谷寺 寺・神社・教会
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299段続く、本堂への登廊(のぼりろう)です。
けっこう体力を使うので、
体力の自信がなかったり、足の不自由な方は、送迎車があるのでそちらを利用しましょう。長谷寺 寺・神社・教会
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途中、
五重塔や六角堂(写経殿)へと続く石階段。
石のグレーと苔の緑、葉の緑のコントラストが見事です。長谷寺 寺・神社・教会
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石階段途中#2。
名前はわかりませんが、きれいな花が咲いていました。長谷寺 寺・神社・教会
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石階段途中#3。
手水場その2。
こちらでは、かっこいい龍がお迎えしてくれましたが、
こちらでも、コロナの感染を防止するため、
柄杓は撤去されており、水も流れていませんでした。長谷寺 寺・神社・教会
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手水場その2、別角度から。
ガバっと身を乗り出したかっこいい龍の、
ぐわっと開かれた口から水が出てくるようです。
目が光りそうだなと思いました。長谷寺 寺・神社・教会
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どこかへと続く階段。
右側には、大きなお地蔵様がいらっしゃいました。
真ん中の常燈明がいい味出してます。 -
登って来た登廊。
意外と傾斜が有りましたね。
息も切れるはずだ……。 -
本堂の横にあった大黒堂。
大黒さんの愛称で親しまれている大黒天を祀っていて、
福袋(右)と打ち出の小槌(左)が置かれていて、
本来触って、幸運を授かれるようになっているのですが、
コロナウイルス感染を防止するため、お触り禁止になっていました。 -
本堂手前にある燈明と、
<西国第8番 長谷寺>の石碑。 -
本堂左手前にあった、線香をお供えする場所です。
名前はあるのでしょうが、分かりませんでした。 -
足元では、餓鬼でしょうか。
かわいい鬼さんががんばって支えたはりました。
キリッと凛々しいお顔で、
何が何でも支えるぞ! という気概が感じられます。 -
かわいい鬼さんが支えるお線香の場所の奥には、
小さな手水場が有りました。
こちらも、龍の口から水が出るようです。 -
こちらの龍の口には、樋が有りますね。
赤い色の前掛け(?)もあって、
なんだか、こっちの龍はかわいい印象です。 -
この木が、ウィキペディアにあった天狗杉でしょうか。
一本だけ、グンと立っているのでかなり目立ちました。 -
いよいよ本堂の中に入ります。
本堂の中、御本尊様は撮影禁止なので、
向かい側の大舞台手前にあった、大きいもの。
鈴でしょうか?
もしそうなら、大きさ的にも我々人間のものではなく、
御本尊様がお使いになるものかもしれません。 -
春季特別拝観中で、観音様のすぐ足元まで行かせて頂き、
(コロナの関係で薄紙一枚隔てて)
直接御御足に触れさせて頂き、ご縁を結ばせて頂きました。
間近から見上げた観音様はとても大きなお姿で、感動しました。
撮影禁止なので、画像はありませんが、
長谷寺の公式サイトに画像等がありましたので、
よかったらそちらをご覧ください。
上の写真は特別拝観中のみ頂ける限定の御朱印です。
お顔の上の中央には、こういう風(お釈迦様)になりたいな~という願望が現れていて、
右上の笑っているお顔は、「大笑面(だいしょうめん)」といい、
悪いことは全てお見通しだよ! と、悪への怒りのあまり衆生の悪行を大口を開けて笑い滅する、笑顔。
だそうです。
嬉しくてにっこにこではないようです。 -
大舞台。
地上から木の枠組みだけで支えられており、
ちょっと怖かったです。
(別にグラグラ揺れるとかではありません) -
大舞台から見える五重塔。
1954年(昭和29年)、雷火で焼失した三重塔跡北側に建立されました。 -
大舞台から見える本坊。
-
大舞台から見た擬宝珠と本坊。
落語にこの擬宝珠(ぎぼし)が主人公(?)の噺があり、
この擬宝珠を舐めるのが趣味という一家が出てきて、
若旦那が浅草・浅草寺五重塔てっぺんにある舐めたいと願い、
願いが叶った後、味を聞かれて、
「ろくしょう(色の緑青と、当時作られていたタクアンの塩加減の六升をかけている)」の味がしたと答えるという噺がありますね。 -
大舞台に吊るされている照明。
-
ひぃひぃ、はぁはぁ言いながら、登廊を降りて、仁王門辺りまで下ってきました。
小さな池が有り、鯉が数匹泳いでいました。 -
池の別角度。
苔むした、ありのままの自然とった風情が良いですね。
(もちろん、ちゃんと管理されているとは思いますが……) -
帰り道。
ふと見上げると、本堂がかすかに見えていました。
今日のご縁をありがたく思い、帰途につくことにしました。 -
このまま帰ろうと歩き出したのですが、
時刻は既に昼過ぎ。
おなかが空いてきたので、見かけたお食事処に入ってみました。
こういう急な予定変更も、
一人旅の気楽なところでもあります。 -
頂いたのは、にゅうめんセット(税込1,000円)
にゅうめんと、ご飯とお漬物、それと山くらげの梅あえというメニューです。
どれも優しい味で、親戚のおばさん家の晩ごはんのような懐かしさと優しさに溢れたお味でした。 -
まだ少しおなかが物足りない気分だったので、
名物という草もちと鹿サイダーなるものを購入しました。 -
草餅と一緒に買った鹿サイダー。
210円で、
ほんのり酸っぱい。
柿酢風味甘泡水。
と、書かれています。どんな味なんでしょうか。気になります。
草餅も美味しく、ぺろりと食べてしまいました。
うっかりして写真はありません。 -
ちょうどすべて埋まってしまったので、
新しい御朱印帳を頂きました。
右下に朱い印で、おきよめ済と書かれています。安心ですね。 -
新しく買った御朱印帳。
右下に小さく
<大和国 長谷寺>
と書いています。
濃い紺色の落ち着いた色合いです。 -
今回頂いた御朱印#1
江戸期の復刻御朱印(期間限定) -
御朱印#2
西国三十三番札所、長谷寺代表の御朱印。
中央には、
<大悲閣>と書かれていて、本堂の別名です。 -
御朱印#3
大和七福八宝霊場の御朱印。
中央には大黒天と書かれています。
令和二年の「二」が、
二匹のねずみになっていることに今気づきました。
こいういう遊び心も素晴らしいですね。
境内は清々しい雰囲気に満ち満ちていて、スッキリと心が洗われる気分でした。
今回やっと訪れることが出来ました。行ってよかったです。
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