【１】Matterhornは待つ！人類が新型コロナウィルスに勝利するその日を＊2020/5

2020/05/08 - 2020/05/10

（5月8日撮影）マスクをつけてるマーモットが悲しい＊Zermatt

Gruyère旅行記の途中ですが、隔離政策中の有名観光地の様子を伝えたくて、この旅行記を先に書きました。

（5月17日記載）
スイスで3月16日から始まった、新型コロナウィルスの隔離政策ですが、少しず解除が進み、5月11日から全てのお店とレストランの営業が条件付きで認められました。（レストランでは座席を離すなど）スイスでは多人数での集まり等の制限は有りますが、個人の移動制限は特に無く、スイス国内であればどこに行ってもOK、国境は未だ封鎖されてるます。

そんな中、店舗の営業際会直前の週末、夫が仕事でZermattに行くことになり（泊まり）、私も一緒に行くことにしました。実は3月以来、自宅とお庭、買い物以外散歩にすら行かない、家族以外と話さず、完全引き篭もりの私の精神状態を夫はかなり心配していました。はっきり言ってプチ鬱状態でした。

2週間前にも仕事でZermatに行っていた夫いわく、お店はもちろん、ホテルもゴンドラも全て閉鎖されてるので、村には全く人はいない。自宅にいるのと全く変わらないし、気分転換に来ないか、とのこと。私は、コロナウィルス感染等より子供達だけでの留守番の方が心配。（よく考えれば19歳と16歳/過保護ですね）。最初は渋っていたけど、お天気も良さそうだし、と重い腰をあげて、夫に同行してZermatに向かったのでした。

参考までに。
●５月１５日０８：００時点、スイス及びリヒテンシュタインにおける感染者数等
●スイス各州の感染者数

　５月１５日０８：００時点（スイス連邦内務省保健庁発表）、スイス及びリヒテンシュタインにおける感染者数等は以下のとおりです。
※括弧内数字は10万人あたりの感染者数(単位：人)
(1)スイス
・累計感染者数：30,431人(前日比＋51)(356.1(当館試算))
・累計死亡者数：1,594人(前日比＋6)
(2)リヒテンシュタイン
・累計感染者数：83人(前日比±0)(216.3)
・累計死亡者数：1人(前日比±0)

燐国、イタリアに比べてかなり頑張ってる感じです。

エリア ツェルマット(スイス)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

2020年5月8日（金）早朝

朝5時に家を出て、Kanderstegのトンネルを通り、Zermattに向かう途中、顔面に綺麗な雪山が見えてきた。わ～。早起きで眠かったけど、素敵な景色にうっとり。

夫の運転は、私の感じる車間距離とは違うので、かなり怖い。途中、ヒヤヒヤしながら進む。やっぱり普段より車の数も少ない感じ。

道の反対側はこんな感じ。

Zermatの村の中は、電子自動車のみの運行で、一般車両の乗り入れは禁止されています。でも、仕事などの特別な理由がある場合、警察に許可書を発行してもらうと、車でアクセスできます。今回、夫はその許可書を取ったので、村まで車で行きます。

この辺りはまだ道路が広いけど～。めちゃめちゃ細い道が有り、ドキドキ。

細い道をガンガン進む。怖いよ～。

許可書が合ったとしても、村の中はガソリン車の走行は禁止。
村の中心地手前の決められた駐車場に車を止めて、仕事先の方のお迎えを待ちます。

程なくして来てくれた電気自動車に乗り、宿泊先に早速向かいます。

へ～。昔のゴンドラかな？

今回の仕事先の方は、ホリディアパートも経営していて、その一室に泊まらせて頂くことに。こちらがそのアパート。もちろん今は営業休止中。赤い車が送迎車。

ココが入り口。忘れない様に、と写真に撮っったのに、後で迷ってしまうと言う。

お部屋は広々してて、リビングの壁にベットが仕込まれてて、4名まで泊まれますね。

壁には素敵な柄があって。

キッチンはこちら。必要なものは全部揃ってました。

バスルーム。歯ブラシやシャンプーは持参、と案内を受けていました。

バスタブつき。

ベットルームも凄く大きい。

ちょっと逆光ですが、バルコニーももちろんあり。

Matterhornビューだ～。
夫の仕事関連とは言え、こんな素敵なアパートに無料で泊まらせて頂けるなんて。来るまでの憂鬱な気分はどこへやら。素敵な週末になりそうな予感。

夫はすぐに仕事に取り掛かったので、私は一人でランチまで散歩する事に。
アパート前の坂をどんどん上に登ってみよう。

ずっと右手にMatterhornが見えてる～。

不思議なもので、自宅では全く外に出る気にならなかったのに、Matterhornマジックか？不思議と歩きたくなる。

両側には沢山のアパートがあって、早めの休業に入ったので、リノベーションなど工事中の所が多かった。中には秋まで休業の看板のホテルもあり、今年は休業帰還が長いので、思い切って工事する感じでしょうか。

ゴンドラステーションもし～ん。寂しい。

今年は雪も多かったので、かなり良いスキーシーズンだったのに。まだまだシーズン中の３月に強制終了とは。経済的に今後が心配。

あ～。でも人類の歴史は、ウィルスや最近との戦いの歴史でもある。
きっとこの神聖なる山は、その戦いを見守ってきたんでしょうね。この新型コロナウィルスに勝利した経験は、次なる未知のウィルスに遭遇した時にはきっと役に立つはず。。人間は学習する動物だ！

川まで来て、川沿いを上に向かって歩いていたら、夫からランチコール。
レストランはやっていないので、食事は仕事先の奥様が用意して下さり、感謝。感謝。

ランチの後、少し休憩してコープにお買い物に出ることに。

あちこちに黄色い看板があるので、¨方向音痴の私でも大丈夫。

ちょっと遠回りして川沿いを歩いて。

いつも立ち寄る天然石のアクセサリーショップはこちら。もちろん休業中。

Zermattぶらぶら＆Leukerbadぶらぶら＊2019/8-2
https://4travel.jp/travelogue/11612299

ミュージアムも閉鎖。前回の訪問から1年もたたないのに、こんな事になるなんて誰が想像したでしょう。

山羊と一緒にMatterhornを見る＊ヘタレハイキング紀行@Zermatt＊2019/8-1
https://4travel.jp/travelogue/11612054

噴水のマーモットは何時もどおり？じゃない？
ちょっとアップしてみると。

マスクしてるマーモットが悲しすぎ。
Stay Home。うん．うん。皆頑張ってるよ。成果も出てる。

全く人がいない。国境閉鎖の上、飛行機も殆ど飛んでない。この村がいかに観光業で成り立っていたかがわかりますね。

メインストリートもこの通り。

時々、散歩してる人や、自転車の人に会うぐらい。もちろん、2メートルの距離を取ってるから安心。

インフォもやってるけど、人はおらず。

こんな古い馬車の展示を見つけた。

振り返るとやつがいる（笑）

又川沿いを歩きます。

お天気が最高に良くて、気持いい。

こんなに一日中、Matterhornの頭が見えてる日って貴重だと思う。

川沿いをテクテク。。。

Gorrnergrat鉄道の乗り場。
いつもは大賑わいなのにね。

コープでチーズを沢山買って、リュックに詰めてさて、又歩きましょう。

アパートに戻り、バルコニーに座り、デザートのケーキを食べながら、読書。最高の気分。後ろの青いのは水筒です。このタイガーの水筒、軽くて呑口の辺りが柔らかくて、お薦め。絶賛愛用中です。

目の前にはMatterhorn。手には愛読書。美味しいケーキとお茶。本当に贅沢なひととき。こんなのんびりした気分は久しぶり。来て良かった。

閉鎖中のホテルの修理の機材の運搬か、時々ヘリコブターがブンブン言って、かなり近くを飛んでいる。のんびりすごして一日目は終了。夕食も仕事先の奥様にご馳走になる。

続く

この旅行記へのコメント （2）

• 164-165さん 2020/06/10 07:11:04

  マッターホルンがきれいですね

  今時期にスイスへ行けたなんて最高ですね。マッターホルンも奇麗で、気持ちが解ります。一度だけ行った場所ですが、何枚かの写真は見た景色で懐かしく思いました。
  私もどこかへ行きたいです。
  
  　　　　　　　　　　　　【164-165】

  ユリアさん からの返信 2020/06/12 06:26:29

  RE: マッターホルンがきれいですね

  
  164-165さん。書き込み、ありがとうございます。
  
  本当にこのコロナにはしてやられましたね。
  でも、スイスは随分隔離政策は緩和されましたよ。
  
  日帰りですが、明日仕事に行く夫にくっついて又ツェルマットに行きます。
  マッターホルンが見えるといいなぁ、と思っています。
  
  早く皆が自由に動ける日が来ますように。
  
  ユリア