2019年9月　イランでレンタカー旅⑦ゴルガーンからテヘランへ

2019/09/20 - 2019/09/20

※新型コロナパンデミックで旅行ができないこの頃。旅の記憶に浸りながら、さぼっていた旅行記を書いています。
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2019年9月、イランでレンタカー旅をしてきました。イランでレンタカーを借りた先人の情報を見つけることができなかったので、準備は手探りで行き当たりばったりでしたが、素晴らしい旅になりました。

イラン旅行7日目

○9/13　東京→シンガポール
○9/14　シンガポール→ドーハ→テヘラン
○9/15　テヘラン→ソルタニーィエ→タブリーズ
○9/16　タブリーズ→トルコ・アゼルバイジャン国境
○9/17　タブリーズ→アルダービル→バンダレ・アンザリー
○9/18　バンダレ・アンザリー→マースレー村→ラームサル
○9/19　ゴンバデカヴース→ゴルガーン
●9/20　ゴルガーン→テヘラン
○9/21　テヘラン→ドーハ→ストックホルム
○9/22　ストックホルム→ロンドン
○9/23　ロンドン→(機中泊)
○9/24　→東京

エリア テヘラン(イラン)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

ゴルガーン郊外 Botanic Palace Hotel の朝食。宿泊客はまばら。

料理はシンプルだけど、高級ホテルなだけあって、質は良い。

こんな感じで朝食にしました。
トマトとチーズの組み合わせが最高！イランのトマトは本当に美味しい。

私は明日が帰国日。余裕をもってテヘランに戻りたいところですが、友人のリクエストでゴルガーンの街に戻り、そこから山中にあるZiaratへ。

ネットの口コミでは良さそうな町だったけど、実際に行ってみると荒廃した村でした。建設途中で放置されたようなホテルが目立ちました。
往復で2時間ほどロスしてからテヘランへ向かいます。

途中、Galugah の町から湿地帯をカスピ海に向かって延びてる道があったので、寄り道してみました。Google Map では海辺のリゾートホテルがあるはずなのだけど、海辺よりかなり手前に裏さびれた建物があるだけ。そこからさらに車で進むと、はるか先に海が見えました。

この辺りのカスピ海はかなり後退してしまい、かつての湖面は露出してしまっている様子です。

海辺のリゾートホテルだったであろう場所ははるか遠くにあって、海には近づく術がありません。

かつては湿地だったのかもしれないけど、乾燥してしまった地面。

かつては桟橋だったのだろうか。朽ち果てた杭が痛々しいかった。

再びテヘランへ向かいます。イランのガソリンスタンドはセルフが基本。料金は均一でリッター10円ほど。長距離ドライブの旅なので、安くて助かります。

カスピ海沿岸を離れ、79号線でアルボルズ山脈を縦断します。最高峰のダマーヴァンド山は標高5,610m。アジアで最も高い火山でもあります。

バイパス沿いのレストランでランチ。毎日同じようなものを食べているけど、美味しい。

途中、寺院併設のドライブインでトイレ休憩。

午後4時頃にテヘラン市内に入りました。イランの地方都市とは全く異なる、世界標準の大都市の街並み。

テヘランのホテルは Espinas Palace Hotel 。テヘランの北側の斜面に広がる高級住宅街にある五つ星ホテル。6月の安倍首相のイラン訪問の際もここに泊まったらしい。

今まで巡ってきた地方のホテルとは全く違う。宿泊客も明らかに富裕層と思われる人々か外国人。地方とは違う人々の姿を見て、イランにもこんな富裕層がいるんだなと格差社会を実感しました。

チェックインのあとで、友人が絨毯を買うのに付き合ってホテル内にある絨毯店へ。前回に続いて100万を超える高級絨毯を物色しました。

私は絨毯の趣味はないので、友人とイラン商人との丁々発止のやり取りをお茶を飲みながら見物。私も今まで友人に付き合ってだいぶ絨毯を見たので、どれがどのくらいの品質でどのくらいの価値があるのかある程度判るようになりました。

ホテルには各国要人の写真が飾られていました。6月に来たばかりの安倍首相の写真も。ゴンバデ・カーヴースでもそうだったけど、今回のイランでは安倍首相の名前を何度も聞きました。今まで海外旅行中に自国の政治家の名前など聞くことはなかったのでとても印象に残りました。ハメネイ師と会談したことはイランでも相当なニュースになったのでしょう。

絨毯を見た後で、タクシーで街に出かけました。2年前にテヘラン観光はしているので、今回は買い物目的。ホテルのコンシェルジュに教えてもらったグロッサリーでベルーガキャビアを購入。約60ドル。バンダレ・アンザリーのホテルよりも10ドルほど高かったけど、日本では3万円くらいなので激安。帰りは白タクしか捕まらず仕方なく乗ったがぼったくりだったので、戦うハメになり不愉快な思いをしました。テヘランでは白タクに注意。

ホテルの1階のラウンジでストロベリーモヒートを飲んで休憩。

夕食はホテル最上階のレストラン。地元の富裕層の姿が目立ちます。東京カレンダーで言うところの港区女子的な美女がヒジャブをギリギリまで外して髪を露出して、周りにアピールしています。レストランの入り口にはヒジャブを外さないよう注意の張り紙があったけど...。

高級レストランだけあって、ノンアルコールビールも自国製やトルコ製ではなく、ロシア製。

キャビアの乗った前菜を注文してみました。これで3,000円くらい。

中東系の前菜。

天ぷら。ここは多国籍料理のレストランでした。

食後に、レストランのテラスに出てみると、テヘランを一望できる絶景が広がっていました。

イランは経済制裁を受けていますが、それでも世界と確かに繋がっているということをテヘランでは実感できました。